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フェラーリより速い高級ハイブリッド車
サンフランシスコ発――純粋な電気自動車『X1』の試作車がスピード競争で フェラーリを完全に打ち負かしたというニュースが報じられてから1年が経ったが、 X1の開発元である新興企業、米Wrightspeed社は今、このデモ車を ハイブリッド式の超高速な一般向け市販車に変身させるための計画に 投資家の関心を集めようとしている。
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Wrightspeed社の創設者で最高経営責任者(CEO)を務めるIan Wright氏は、 3月29日夜(米国時間)にクラブ・スポルティーバで開催された イタリア・アメリカ・ビジネス協会の集会でX1を披露した。 クラブ・スポルティーバは、自動車愛好家たちの社交クラブのような場所だ。
「われわれのビジョンは、高級車、高速車の市場に、1ガロン(約3.78リットル)で 112〜160キロメートル走れるくらい燃料効率の優れた車を提供することにある。 一般向け市販車は、エネルギー源に特殊なバッテリーを積んだハイブリッド車に なるだろう」と、Wrightspeed社のMarv Bush最高業務責任者(CBO)は語る。
しかも驚いたことに、コンセントにプラグを差し込むだけで充電できるようにする 計画だという。おまけにこの車はX1よりさらにパワフルで、最大1000馬力だと Bush CBOは言う。価格は12万ドルほどになる予定のこの車は、 各車輪にモーターが搭載され、生産工程では溶接を使わない―― 英Lotus Cars社の製造モデルのようなコンポジット式の組み立てパーツを 使うことで、わずか52人の作業員で年間5000台を生産できる。
このプロジェクトが電気自動車に対する関心を再び高め、環境にはよいが 実用性に欠けるというイメージを払拭するかもしれない。 この車は、これまでの電気自動車より数百キロも長く走れ、何にもないところで 突然バッテリーが切れて動かなくなる心配もないと、Bush CBOは説明する。
Wrightspeed社は現在、第1回目の資金調達を通じて900万ドルを集めようと している最中だ。ニュージーランド出身でベイエリアで起業したWright CEOが、 誰もが口をポカンと開けて見とれるX1――ハイブリッド型一般向け市販車の コンセプト実証モデル――を披露した理由もここにある。
人々は、天窓からの光で明るく風通しのいいショールームの中をゆっくりと 歩き回り、話に花を咲かせていた。 そこには、オレンジ色の『Lotus Elise』(ロータス・エリーゼ)に始まり 1990年型の『Bentley Turbo R』(ベントレー・ターボR)セダンまで、 細心の注意を払って保存された車が並んでいる。雑誌の表紙を飾る これらの車は、最高のSUV車と同じくらいのガソリンを消費する。
なかでも顕著な例が、価格31万ドルで1ガロンあたり約14キロしか走らない、 幅広ボディの2004年型『Lamborghini Murcielago』(ランボルギーニ・ムルシエラゴ) だ。Wrightspeed社のイベントでは、この車もX1の前でかすんで見える。 X1の時速0−60マイル加速は3.07秒、ムルシエラゴは3.80秒だ。
Wrightspeed社の戦略は、大きな利潤が見込める高級大型車の分野に、 効率性を持ち込むところにある。20分間のプレゼンテーションでWright氏は、 すでに燃料効率がよくなっているクラスのガソリン車をすべて電気自動車に 変えるより、高級大型車市場の10%を転換させたほうが多くの燃料を節約 できる、と話した。
Wright CEOは、Wrightspeed社は特定の企業と敵対するつもりはないと言い、 希望があれば誰にでも、ドライブ・トレイン技術のライセンスを提供すると述べた。
Wright氏は、第1回目の資金調達完了のあかつきには、現在Wright CEO自身 も含めて2人しかいないWrightspeed社の従業員を50人程度にまで増やす つもりで、特に必要な従業員のリストもすでに準備しているそうだ。
しかし投資家の中には、創設から日の浅い自動車メーカーに投資することに 不安を覚える向きもある。
米スタンフォード大学テクノロジー・ベンチャーズ・プログラムの責任者である Paul Mahal氏は、「Wrightspeed社には特許がない。これは投資家にとって 嬉しくない情報だ」と語る。特許について聞かれたWright CEOは、 Wrightspeed社は一般向け市販車について9つほど特許を申請する予定だ、 と答えた。
もう1つ問題なのは、このプロジェクトの実現に必要な資金の合計額だ。 Wright CEOは2000万ドルから始めると言うが、Mahal氏は、それでは足りない だろうと話す。
Wrightspeed社の資金調達に協力する米o2 Venture Partners社の Hon Luu副社長は、調達金額は2000万ドルにとどまるのではなく、 今後さらに多くの資金を集めることになるだろうと語る。
ともあれ、クラブ・スポルティーバのメンバーたちは、Wrightspeed社の車を見て 胸を躍らせた。その中の1人、Randy Bunkleyさんは次のように話した。 「われわれは車が大好きだ。より大きく、より高性能で、より速い車を作るための 技術開発につながるものなら何にでも、われわれは興味を持つ」 [日本語版:ガリレオ-藤原聡美/福岡洋一] WIRED より転載 http://wiredvision.jp/news/200705/2007051023.html
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