8/10 決算発表予定銘柄コメント

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今回は2009年8月10～14日の決算発表銘柄を見ていきます（以下特に断らない限り10/3期1Q決算）。10/3期1Q決算も終盤です。
まず8月10日には、三井住友海上グループホールディングスがあります。11日には東京海上ホールディングスもあります。両社とも09/3期は資産運用損失や、有価証券評価損などで赤字でしたが、10/3期は黒字転換を見込んでいます。
11日は大平洋金属、大日本スクリーン製造、東京海上ホールディングスなどがあります。大平洋金属は8月5日付けで10/3期の上期、通期について業績見通しを上方修正しました。製品であるフェロニッケル市況が堅調という理由です。13日には同じ合金鉄メーカーである日本電工の09/12期2Q決算もありますので、両社の決算に気をつけたいものです。大日本スクリーンは半導体向け、液晶向けの製造装置メーカーですが、半導体向けの減少で09/3期は赤字でした。10/3期見通しは会社側は示していません。希望退職の実施などリストラも行っています。決算が注目されます。
12日は日本風力開発などです。日本風力開発は新エネルギー関連の人気銘柄です。業績見通しは上期赤字で通期では二桁増益となっています。足元の動きに注目したいものです。
13日は日本電工、井関農機、ブイ・テクノロジーなどがあります。日本電工は8月4日付けで09/12期業績見通しを下方修正しました。これは粗鋼生産の大幅減少によるものです。井関農機は、国内の農業関連予算の増加を背景に今期も業績好調が続きそうです。ブイ・テクノロジーは液晶製造装置メーカーです。前期に続き今期も業績好調が予想されています。足元を確認したいと思います。
14日はリサ・パートナーズの09/12期2Q決算があります。投資ファンド、投資銀行事業ともに1Qは厳しい結果でした。2Qの結果が注目されます。
各セクターの大手企業の1Q決算発表が一巡しました。今後は中堅以下の企業の決算が発表されます。お盆前後まで証券会社、運用会社のアナリストが、主要企業の決算の詳細を分析して当面の結論を出す作業が続きますので、決算発表直後に続き株価変動も起きやすくなると思われます。注目企業の決算資料を読み直したり、ストリーミングを聞いてみてはいかがでしょうが。

※上記コメントは、8月6日（木）作成時点におけるもので将来の市場環境等の変動等を保証するものではありません。

※この資料は、ブルームバーグ社からの情報提供をもとに掲載しております。実際には、この資料に掲載されていない会社が決算等の発表を行うことがあること、また、この資料に掲載されている会社についても、その後の予定の変更等により、この資料とは異なる日程で決算等の発表を行うことがあることにご注意ください。

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