5/11 お昼の『株価材料』

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■株価材料

□東京スター<8384>、健全な経営につながる買収に＝山本金融担当相
山本有二金融担当相は１１日の閣議後の記者会見で、米投資ファンドのローンスターが進めている東京スター銀行の株式売却で、国内ファンドのアドバンテッジ・パートナーズが買い手の最終候補に残ったことについて「健全な経営につながる買収であって欲しい」との考えを示した。山本金融担当相は会見で、投資ファンドの売却先が投資ファンドになり、いずれ再度のエグジット（投資回収）が予測されることを指摘されたのに対して「短期的な投資家の行動が投機性を帯びているかの判断は難しい。もう少しこうした動きの様子をみないと軽々な判断はできない」と述べた。また、アドバンテッジについては、ＴＯＢ（株式公開買い付け）で東京スター株式を取得するとも伝えられ、取得株数によっては東京証券取引所の上場基準に抵触する可能性があることについては「ＴＯＢをかけてまで買収しようとする意図は、報告を受けているものではない。だから、あくまで想像するしかないので、もう少し事実関係を把握してからコメントしたい」と述べた。そのうえで、山本金融担当相は「一般論では、魅力がある銀行にＴＯＢをかけることで、さらに効率化を進めて収益を上げられるという予測もあるかもしれない。そうしたことを通じて、銀行のビジネスモデルが発展して、健全な銀行経営に資するような段階であってほしいと望んでいる」と繰り返した。

△トヨタ<7203>株が反発、突っ込み警戒感から押し目買い
午前の株式市場で、トヨタ自動車が反発している。１０時２５分現在、同社株は東証１部で売買代金第２位。市場コンセンサスを下回る０８年３月期見通しが嫌気され、前日に続いて年初来安値を更新したものの、これまで慎重な予想になるとの見方から下げトレンドにあったほか、心理的な支持線となる７０００円割れ寸前まで売られたことで突っ込み警戒感も台頭、押し目買いを誘っている。依然として１０００万株を超す信用買い残の重さが気にされているが、一方では中長期狙いの個人の押し目買いも活発化しているという。

△石川島<7013>が高い、愛知造船所再開で収益寄与に期待
石川島播磨重工業が高い。拡大している船舶需要に応えるため、愛知県にある造船所の操業を１０月から再開する方針で、市場関係者の間では収益寄与への期待が広がっている。石川島は、１０月から２年間で５隻を建造。生産能力は現在の約１１０万総トンに対して２０％程度上積みになるとみられる。既存設備を利用するため新規投資は３０億円程度に収まる見通し。

△東邦薬品<8129>が反発、08年3月期も増収増益見通し
東邦薬品が反発。１０日に発表した決算を好感している。２００８年３月期連結業績見通しは売上高が前年比３．４％増の８０００億円、営業利益は同１．８％増の９５億円、純利益は同１０．８％増の８０億円と前期に続き増収増益見通し。主力の医療用医薬品がＭ＆Ａ効果もあり伸びているという。

△武富士<8564.T>が買われる、08年3月期当期損益は黒字転換見込む
武富士が買われている。１０日に２００８年３月期連結当期損益について、ロイターエスティメーツによる主要アナリスト１１人の予測平均（２０４億円）を上回る５３６億円の黒字になると発表したことが好感されているという。２００７年３月期は４８１２億円の赤字だった。貸し倒れリスクが高い顧客の融資を絞り込むことから、営業貸付金残高は減少するが、前期に積んだ借り手からの利息返還金請求に伴う引当金が減少する。

▼横河電機<6841>が売り気配、前日発表の決算を嫌気

△昭和シェル石油<5002>が堅調、07年6月中間期予想で経常減益幅が縮小
昭和シェル石油が堅調。同社が１０日発表した２００７年６月中間期の連結経常利益予想が前年同期比４０％減の３００億円となり、これまでの予想を９０億円上回り、減益幅が縮小する見通しとなったことなどが好感されている。同社では、原油価格の上昇で期初の安値在庫による在庫評価益が生じると見込んでいる。

▼三井化学<4183>が大幅安、08年3月期減益予想を嫌気する動き
三井化学が大幅安となっている。１０日後場に２００８年３月期の決算見通しを発表、減益見通しとなったことから売りを誘ったが、引き続き嫌気する動きとなった。同社は１０日、０８年３月期の連結営業利益を前年比１．８％減の９００億円とする通期業績見通しを発表した。ロイターエスティメーツがまとめた主要アナリスト１３人による事前予測値９０６億円とほぼ同水準になった。

▼カシオ<6952>が売り気配下げる、決算受けた格下げで

△アイシン精機<7259>がしっかり、大和は「2」に引き上げ
アイシン精機がしっかり。大和総研がレーティングを「３」から「２」に引き上げ、今後１年程度の目標株価を４８００円に設定したことを材料視した。同総研では、長らく続いた先行投資が回収期に移行してきていると評価。２００８年３月期の業績増額期待が早期に高まると予想している。

△プラザクリエイト<7502>が堅調、07年3月期予想を上方修正
プラザクリエイトが堅調に推移している。２００７年３月期連結決算予想について、経常利益を４億５０００万円から４億８２００万円に上方修正したことが手がかりにされた。

▼シチズンＨＤ<7762>が売られる、07年3月期純利益予想を下方修正
シチズンホールディングスが売られている。同社が１０日に発表した２００７年３月期の連結純利益予想が前期比６２％減の７１億円となり、これまでの予想から３９億円下方修正となったことなどが嫌気されている。同社では、電子デバイス事業の不振、生産設備の減損処理に伴い特別損失を計上したことが響いたと説明している。

△三菱ケミカル<4188>が小じっかり、市場予測上回る今期見通しを好感
三菱ケミカルホールディングスが小じっかり。今期の見通しが増益で、市場予測を上回ったことが好感されている。同社は１０日、２００８年３月期の連結営業利益を前年比１５．１％増の１４８０億円とする見通しを発表した。ロイターエスティメーツがまとめた主要アナリスト１６人による事前予測値１３９２億円を上回った。田辺製薬<4508>と三菱ウェルファーマの統合効果が寄与する。

△ウィーヴ<2360>が買い気配、07年12月期見通しを上方修正

△アエリア<3758>が買い気配、6月中間期予想の上方修正を好感

▼リアルビジョン<6786>が気配下げる、07年3月期予想の当期損益を赤字に修正

△日本マクドナルド<2702>が堅調、12月期予想を上方修正
日本マクドナルドホールディングスが堅調な動き。１０日に発表した２００７年１２月期業績予想の上方修正を好感した。連結経常利益は従来予想の６５―８５億円から９０―１３０億円、連結純利益は３０―４５億円から４０―６５億円に増額した。２００７年１月に投入した新レギュラー朝食メニュー「マックグリドル」のヒットや、期間限定商品「メガマック」のヒットが寄与したほか、ドライブスルー店舗を中心とした２４時間営業の拡大なども顧客層拡大につながったとしている。

▼船井電機<6839>が売り気配、07年3月期は最終赤字

▼古河スカイ<5741>が売り気配、08年3月期微増益予想に失望感

△アクロディア<3823>が買い気配、07年3月期業績予想を上方修正

△東京一番フーズ<3067>が買い気配、1対5の株式分割を好感

△東急コミュニティー<4711>が買い気配、08年3月期も2ケタ増益見通し

△寄り前の板状況、武田薬品工業<4502>が買い優勢
市場関係者によると、寄り前の板状況は、好決算を発表した武田薬品工業が買い優勢となっている。
（ロイター）

▼コニカミノルタ<4902>---3/8安値を起点とした上昇トレンドを下振れた格好
大幅下落。07/3期業績は会社計画を上回ったものの、メリルリンチでは08/3期ガイダンスは弱気な印象と。この下げにより3/8安値を起点とした上昇トレンドを下振れた格好。均衡表では雲（1540円レベル）までの調整はありそうだが、遅行スパンは下方転換シグナルを発生させつつあり、現状水準からの反転に期待したいところ。

▼メディアＧＬ<6659> ストップ安売り気配。
今期の赤字見通しが嫌気されているようだ。07年3月期の決算を発表、08年3月期については中間期並びに通期ともに営業損益段階から赤字となる見通し。通期の経常利益については四季報では10.5億円の黒字を予想していたが、会社見通しでは7.49億円の赤字となっている。

△丸一管<5463> 直近戻り高値レベルでの膠着。
5日線レベルをサポート。6月から鋼管製品を約5％値上げすると伝えられている。また、一部の自動車向けについては約8％の値上げとするようだ。

■カシオ<6952>---リバウンド狙いも慎重スタンスか
ストップ安。決算がネガティブサプライズに。ＪＰモルガンでは「OVERWEIGHT」から「NEUTRAL」へ引き下げ、フォーカスリストからも削除。メリルリンチでは「中立」継続もやや警戒感高いと。リバウンド狙いも慎重スタンスか。

△山武<6845>---大幅続伸、みずほの格上げが追加の買い材料に
大幅続伸、2月21日の年初来高値を一気に更新している。前日の取引時間中に決算発表、前期業績の上ブレや今期の2ケタ営業増益見通しなどが好感されて、発表後の株価は急伸していた。本日は好決算を映したみずほの投資判断「２」から「１」格上げが追加の支援材料、今期の強気見通しはポジティブサプライズと評価。

△石川島<7013> 3/30以来の500円を回復。
世界の船舶需要が急拡大していることなどを背景に、愛知の造船所の操業を年内に再開すると報じられた。これを好感する格好から500円を回復。全体相場が落ち着きを戻せば、2/27高値は通過点となりそうだが。

△ミクシィ<2121> 伸び悩む。
株式市場の軟化に加え、分割比率の物足りなさが上値を抑えているようだ。07年3月期実績は計画線、経常利益で前期比2.4倍の21.47億円となった。08年3月期については、経常利益で同49.0％増の32億円と四季報予想の30億円を上回る見通し。また、併せて1：2の株式分割を発表している。なお、ＵＢＳでは投資判断「Buy2」並びに目標株価250万円を継続、大和ではノーレーティングながら好決算との評価。

△東セロ<3971> 続伸。
前日は急伸後に上げ幅を縮めていたが、前日高値レベルを捉えてきている。なお、三菱ＵＦＪ証券ではレーティング「1」を継続。今期計画は慎重と判断、中期的な成長力が引き続き高いと。

△ソーテック<6829> 一時ストップ高。
ヤマダ電との提携が材料視されているようだ。前日は15時にヤマダ電との業務提携を発表、大引けにかけて急騰しており、2万4600円の買い気配のまま取引を終了していた。

△石川島<7013>---出来高トップと人気化、生産能力増強報道で
出来高トップと人気化。愛知の造船所の操業を年内に再開すると報じられている。96年以降同工場での生産は停止していたが、需要増加に伴う生産能力引き上げの必要性が高まったことによる。愛知工場再開で生産能力は10％程度拡大、造船事業のさらなる拡大が期待される状況になっている。

▼コニカミノルタ<4902>---大幅安、今期経常減益見通しなど嫌気
大幅安。前日に決算発表、営業利益は1040億円で24％増益、会社計画を75億円程度上ぶれた格好。ただ、今期は1050億円とほぼ横ばいの予想、増益率の鈍化を嫌気する動きが先行へ。また、みずほでは目標株価達成のため投資判断を「２」から「３」へ格下げしている模様。一方、前期実績の上ブレはポジティブとして、目標株価を引き上げる動きもいくつか散見されている。

▼横河電機<6841>---売り気配、前期業績の未達に失望感も
売り気配。昨日発表の決算内容がネガティブ視される。前期営業利益は会社計画比で未達、今期は約2割増益の見通しとなっているが、コンセンサスはやや下回る水準とみられる。直近ではアナリストの格上げで上昇した経緯もあり、失望感はより強まる状況へ。

△日産<7201>---堅調、野村の投資判断格上げを材料視
堅調。野村が投資判断を「３」から「２」へ格上げしていることが好材料視されている。新型車投入効果などを背景に、米国販売台数の先行き回復が見込めるようになったことなどを評価のもよう。相対的なＰＥＲ水準の割安感、高い配当利回り水準などバリュエーション面でも魅力としているようだ。

▼カシオ<6952>---売り気配、決算受けて格下げの動きが相次ぐ
売り気配。前日の決算発表銘柄の中では、ネガティブなイメージが強まった銘柄の一つ。携帯電話事業のコスト負担増を背景として、目先的に収益成長ペースは鈍化するとの見方に。ＪＰＭが「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に格下げしているほか、野村とみずほがそれぞれ「２」から「３」に格下げへ。

△山武<6845>---みずほ証券は「1」に引き上げ
買い気配スタート。なお、みずほ証券は投資判断を「2」から「1」に引き上げたようだ。目標株価は3500円。今期は17年ぶりの過去最高益更新が視野。ポジティブに評価している。

▼ＮＥＴＡＧＥ<2497> 売り気配。
今期の大幅減益見通しを受け、失望売りがかさんでいるようだ。07年3月期実績は従来予想から上振れ、経常利益で前期比6.7倍の24.28億円となった。一方、08年3月期については経常利益で10億円にとどまる見通し。なお、四季報予想では28億円となっていた。

■古河スカイ<5741>---ＣＳでは今期計画は保守的と
売り気配スタート。昨日決算が発表された。今期計画は四季報予想を下回っており嫌気売りに。なお、クレディ・スイスでは当初予想を下回る計画は保守的とみているようだ。投資評価「OUTPERFORM」、目標株価840円は説明会後に見直すと。

△インフォＭＴ<2492> 買い先行。
大和総研では10日付で投資判断を新規に「2」、目標株価を39.1万円としており、買い材料視されているようだ。フード業界では食材の受発注など日常業務のＩＴ化が遅れており、インフォマートがそのＢ２Ｂプラットフォームを担う最右翼と評している。
（フィスコ）

□ハーモニック<6324>は業績再増額、再増配も全般相場続落に押され反落
ハーモニック・ドライブ・システムズは、７０００円安の６５万５０００円と反落している。前日に２００７年３月期業績の２回目の上方修正と配当の再増配を発表したが、全般相場急続落を受け利益確定売りが先行している。同社の３月期業績は、昨年１０月に上方修正済みだが、その修正値をさらに再増額した。売り上げは６億６０００万円、経常利益は１億１０００万円、純利益は４０００万円それぞれアップされ、純利益は２８億１０００万円（前々期比３２％増）と前々期の過去最高を大幅に更新する。北米市場で減速装置などの半導体製造装置の売り上げが拡大し、米国子会社の業績が拡大したことが再上方修正要因となった。配当も、昨年１０月に中間期配当を増幅したが、今度は期末配当を３２００円から３４００円へ引き上げ年間配当を７４００円へ実質増配する。株価は、２月に昨年３月末割り当ての株式分割落ち後高値７０万円をつけており、マーケットメーク銘柄人気の再燃は目先調整一巡後となろう。

□アサヒプリテク<5855>は連続最高業績も利益確定売り先行し続落
アサヒプリテックは、２００円安の３１５０円まで売られ急続落している。ただ安値後はやや下げ渋る動きを強めている。前日に３月期決算を発表、前期は３回の上方修正通りに大幅増収増益となり、今期も連続最高純利益と続伸を予想したが、米国株急反落をきっかけにした全般相場の波乱から、反応は限定的で利益確定売りが先行している。同社の前期業績は、昨年７月、今年１月、４月と相次いで上方修正され、修正通りに前々期比５６％増収、７２％経常増益、７４％純益増益で着地した。貴金属リサイクル事業で、原材料回収量が前々期を上回り貴金属平均販売単価も金、銀、パラジウム、プラチナなどが高水準に推移、環境保全事業の規模拡大と相乗効果を高め大幅増収益となった。今期も、売り上げ１１２０億円（前期比１４％増）、経常利益１０２億円（同６％増）、純利益６０億円（同４％増）と続伸を見込み連続して最高純益を更新する。株価は、昨年９月末割り当ての１対１．５の株式分割の権利を落とし、落ち後安値から１２００円高しており利益確定売りが出る場面である。調整一巡後の素材・環境関連株人気再燃は、想定範囲内となる。

■ニコン<7731>は業績上ぶれ着地・続伸予想も利益確定売りで反落
ニコンは、６０円安の２９６０円と６営業日ぶりに反落している。前日に発表した前２００７年３月期業績が、期中の２回目の上方修正値ばかりか今年３月の増額観測値も超え大幅増益で着地するとともに、今期予想も市場コンセンサスを上回ったが、前日の米国ＮＹダウが１４７ドル７４セント安と急反落したことから利益確定売りが先行している。同社の前期業績は、前々期比１２％増収、２．０倍経常増益、８９％純益増益と伸び前々期の過去最高純益を大幅に更新した。精機事業では最先端の液浸露光装置の出荷を開始し、映像事業では相次いで開発したデジタル一眼レフカメラがヒット、インスツルメンツ事業でも工業用顕微鏡や細胞培養装置などの販売体制を強化したことが寄与し、為替の円安効果も上乗せとなった。今期も、主力事業の競争力強化をさらに推進、売り上げは９０００億円（前期比９％増）、経常利益は９００億円（同０．５％増）、純利益は５５０億円（同０．３％増）と続伸を見込んでいる。増益率は小幅だが、純利益は市場コンセンサスを約５億円上回る。株価は、前日ザラ場の昨年来高値３０３０円まで水準を切り上げてきただけに当然のスピード調整場面とみられている。

▼コニカミノルタ<4902>は業績再々増額着地も今期減益を嫌い急反落
コニカミノルタは、１２１円安の１５８３円まで売られ３日ぶりに急反落している。前日に発表した２００７年３月期業績が、３回目の上方修正で着地し黒字転換幅を大幅に拡大したが、その反動で今期純利益が３４％の大幅減益を予想したことが市場コンセンサスを大きく下回るとして利益確定売りが先行している。同社の３月期業績は、昨年８月、１１月と相次いで上方修正されたが、実績はこの修正値を大きく上回った。売り上げは２１６億３０００万円、経常利益は８０億９９００万円、純利益は２６５億４２００万円それぞれ上回り、純利益は７２５億４２００万円（前々期は５４３億５００万円の赤字）と４期ぶり過去最高更新の更新幅を拡大する。情報機器事業を中心に売り上げが計画以上となり、フォトイメージング事業終了で税金費用が減少したことが純利益の大幅増額要因となった。続く今２００８年３月期業績は、売り上げは前期比１％の微増としたが、フォトイメージング事業終了に伴う固定資産・投資有価証券売却益約１２０億円や税金費用減少の一巡で経常利益は５％、純利益３４％の各減益を予想している。純利益４７５億円は、市場コンセンサスを約９７億円下回る。前日の米国株価急落を加わり、下値模索が続くことになる。

△マクドナルド<2702>は業績増額でブランド人気復活し反発
日本マクドナルドホールディングスは、２７円高の１９４８円と４日ぶりに反発し今年１月につけた昨年来高値２１０５円を射程圏に捉えている。前日の今１２月期第１四半期（１Ｑ）決算とともに発表した６月中間期・１２月通期業績の上方修正が、ブランド人気復活買いにつながなっている。同社の１Ｑ業績は、前年同期比１２％増収、２．３倍経常増益と伸び、純利益は２８億７５００万円（前年同期は２２００万円の黒字）と高変化し、利益は中間期予想業績の上限値を大きく上回った。今年１月投入の新朝食メニューや期間限定商品「メガマック」のヒット、ドライブスルー店舗を中心とした２４時間営業の拡大などが寄与した。第２四半期以降も、不採算店舗の閉鎖数を当初の５０－８０店舗から約１００店舗追加する収益構造強化を進めるため中間期・通期業績を上方修正した。このうち通期純利益は、当初予想の３０－４５億円から４０－６５億円（前期実績１５億４９００万円）に引き上げ、３期ぶりに過去最高を更新する。株価は、今年１月に「メガマック」のヒットや昨年の全店売り上げが５年ぶりに過去最高となったことを手掛かりに高値をつけ２００円幅の調整となった。投資採算はなお割高だが、マーケットメーク銘柄特性も発揮し消費関連人気を高めよう。

△昭シェル<5002>は減益率縮小の中間業績増額を受け反発
昭和シェル石油は、２７円高の１４４８円と反発しこの１年半来の上値フシを上抜く動きを強めている。前日に今１２月期第１四半期（１Ｑ）の決算開示に合わせて、６月中間期業績と通期売り上げの上方修正を発表、中間期減益率が縮小することが割安訂正期待を高め買い物を呼んでいる。前日の米国原油先物（ＷＴＩ）価格が、ナイジェリアの政情悪化から１バーレル＝６１．８１ドルと０．２６ドル反発したことも支援材料となっている。同社の中間期業績は、売り上げが期初予想を５００億円、経常利益が９０億円、純利益が５０億円それぞれ上回り、純利益は１７０億円（前年同期比６７％減）と小幅だが減益率を縮小する。原油価格（ドバイ石油）が一時、１バーレル＝４８ドルまで下落したが、１Ｑ期末に６０ドルを突破、第２四半期も同水準を予想していることや石油製品市況も強含みで推移していることが上方修正要因となった。同社は、前期も１Ｑ段階で上方修正したあと中間期、第３四半期と決算発表のたびに上ぶれ修正を繰り返しており、この再現も見込まれる。ただ株価は、業績増額で動意付くものの１４００円台の上値フシで再三の撃退となった。再度の挑戦であり、原油価格動向次第ではＰＥＲ１５倍台の割安修正から２００５年９月高値１６２５円が意識されよう。

△東邦薬<8129>は連続最高純益でディフェンシブ株人気高まり急反発
東邦薬品は、１０１円高の２０６５円と４日ぶりに急反発しＮＹダウ急反落で全般相場が売り先行となっているなかで逆行高している。前日発表した３月期決算が買い手掛かりで、前期が期中の上方修正値を上回り大幅増益となり、今期も連続最高益更新を予想したことが、ディフェンシブ関連の割安株買いを刺激している。同社の前期業績は、昨年１１月の上方修正値を上回り前年同期比９％増収、４７％経常増益、９９％純益増益と高変化し、純利益は３期ぶりに過去最高を大幅に更新した。ジェネリック（後発）医薬品使用促進策が展開される環境下、提案型営業による非価格競争力の強化や収益重視の価格交渉、不採算先・不採算品目の見直しなどを進め、持分法適用会社の株式売却益も重なり寄与した。今期も続伸を見込んでおり、純利益は８０億円（前期比１０％増）と連続過去最高となる。株価は、ＰＥＲ１５倍台と一段と割安となり、全般相場が調整色を強めているなかでよりディフェンシブ人気を高めよう。

▼ローム<6963>は増益転換も市場予想下回りＮＹダウ急反落も響き続急落
ロームは、２３０円安の１万２９０円と続急落して始まっている。前日に３月期決算を発表したが、前期が期中の小幅増額値を下回り減益で着地し、今期も増益転換を予想したものの市場コンセンサスを下回るとして売り先行となっている。１０日の米国ＮＹダウが、１４７ドル７４セント安の１万３２１５ドル１３セントと急反落したのも、ハイテク株忌避として追い討ちとなっている。同社の前期業績は、昨年１１月に増額されて増益転換を見込んだが、実績は前々期比１％増収、１％経常減益、１％純益減益と予想未達となった。デジタルカメラ向けドライバＬＳＩやゲーム機関連ＬＳＩなどは好調に推移したが、トランジスタ、ダイオードが夏以降に調整局面となり、為替の影響も前々期の差益が差損に転じたことも響いた。今期は、引き続き高機能・高性能ＬＳＩや小型・高信頼性・パワー系ディスクリード製品などの高付加価値製品に注力し増益転換を予想している。売り上げ４０００億円（前期比１％増）、経常利益８３０億円（同７％増）、純利益５３０億円（同１１％増）としたが、純利益は市場コンセンサスを約３０億円下回っている。前日のトヨタ自動車で明らかなように、主力株の決算発表では市場予想未達銘柄はまず利益確定売り先行となるだけに、今年３月以来の１万円大台攻防が続きそうだ。
（東洋経済新報社）

△エルミックＷ<4770>が５日ぶり反発、前期業績推定の上方修正で過去最高益へ
エルミック・ウェスコムが５日ぶりに反発。３１円高の６００円まで上昇している。１０日発表の前０７年３月期連結業績推定値の上方修正が好感されている。経常利益は５０００万円 →８１００万円（前々期４２００万円）、最終損益は６４００万円の黒字→２億１１００万円の黒字（同４５００万円の赤字）で着地したもよう。最終損益は０４年３月期の過去最高益１億４２００万円を更新する。粗利益の改善および経費削減などの施策が奏功した。また、特別利益として貸倒引当金戻入額などが発生した。
（株式新聞ダイジェスト）

△シークス<7613>は新高値、通期増額でＰＥＲ１４倍に
シークスは３日続伸の動きで４月１０日に付けた年初来高値を約１ヶ月ぶりに更新している。同社は電子・機械部品の専門商社だが、前日後場の取引時間中に今０７年１２月期の第１四半期業績を開示。これが大幅な増収増益となり、６月中間期および通期予想を上方修正したことが好感されている。デジタルカメラを中心にした家庭電気機器用部材や通信関連機器部材の出荷が増えているとし、中間期の売上高は従来予想の６５０億円から７２８億円に、経常利益も１１億円から１４億２０００万円にそれぞれ増額。通期予想についても同額幅ずつ上方修正した。これを受け１３１．９８円に増えた予想一株利益を基にしたＰＥＲは昨日終値で１４．１倍に低下し、割安感が強まった。

▼秀英予備校<4678>は連日の安値、今期利益半減予想で
秀英予備校は値幅制限いっぱいの３００円ストップ安で取引を終えていた前日に続き、この日も売り注文が継続。連日で年初来安値を更新している。９日の引け後に発表した前０７年３月期決算が予想を下回ったうえ、今０８年３月期について売上高が１３９億７７００万円（前期比１．８％増）と小幅増加するものの、経常利益１０億４４００万円（同５０．３％減）、純利益は３２００万円（同９７．２％減）という大幅減益の予想を公表しており、これを嫌気した売り注文が増えている。今期の経常利益半減はオンラインによる映像動画配信事業や仙台エリアへの１５校舎前後の新設などに伴う投資負担の増大が理由だが、「それらがどの程度の成果を生むか見極めないと積極的には買いにくい」（中堅証券）といった声も聞かれている。

▼コニカミノルタ<4902>が大幅反落、今期予想を嫌気か
コニカミノルタＨＬＤが３日ぶりに大幅反落している。前日発表の今３月期連結業績予想は売上高、営業利益が１％増と横這いの見込みだが、経常利益は５％減益の見通しで、これが嫌気されているようだ。前期連結決算は、売上高が前期比３．８％減の１兆２７６億円、営業利益が２４％増の１０４０億円、経常利益が２７％増の９８０億円で、最終損益は７２５億円の黒字に転換した。昨年１月にカメラおよびフィルム事業から撤退し、売上高は減収となったが、情報機器事業で特にヨーロッパ向けのカラーコピー機が好調だったため、円安がプラスに働き、大幅増益だった。売上高～最終利益はいずれも会社予想を上回る着地、利益は全て過去最高で、営業利益は初めての１０００億円台となった。前期の営業利益のうち１３９億円は為替によるもの。前期のコニカミノルタの海外売上高比率は実に７２％まで上昇している。今期の想定為替レートは１ドル＝１１５円、１ユーロ＝１５０円と他社並みの水準で、今期は為替次第とも言える。

△三菱ケミＨＤ<4188>が上伸、今期増益見通し受け
三菱ケミカルホールディングスが商いを伴って上伸している。同社が前日に発表した０７年３月期連結決算で、０８年３月期の営業利益が前期比１５．１％増の１４８０億円になる見通しであることを好感している。前期は１２８５億円（前の期に比べて３．８％減）だった。総合化学株では前日に住友化学工業　<4005>　が今期の減益見通しを受けて売られるなど警戒感が高まっていただけに、買い安心感が出たようだ。今期は田辺薬と三菱ウェルファーマの統合効果が寄与するという。

△大和総研がインフォマート<2492>を新規「２」評価
大和総研はインフォマートの投資判断を新規に「２」（強気）としている。目標株価は３９万１０００円。リポートでは「フード業界では、食材の受発注など日常業務のＩＴ化が遅れている。同社がそのＢ２Ｂプラットフォームを担う最右翼として注目している」などとしていた。
（ラジオNIKKEI）

▼福岡銀（ふくおかフィナンシャルグループ<8354>）で投信の一任勘定取引＝証取法が禁止、監視委処分へ
福岡銀行の行員が投資信託の一任勘定取引を行っていたことが11日、明らかになった。顧客から資金運用を任される「一任勘定取引」は、金融商品の販売実績向上を目的に、損失補てんが行われやすい。このため、正式な手続きを経て認可された場合を除き証券取引法で禁じられている。証券取引等監視委員会は同日午後にも、福岡銀や該当する行員への処分を公表する見通し。投資信託は、株式や債券などを組み合わせた金融商品で、これに関する一任勘定取引が銀行で発覚したのは異例。関係者によると、昨年10月下旬に実施された金融当局の検査で発覚。これまでに数十回にわたって投資信託の取引が行われていたという。福岡銀も詳しい事実関係を確認次第、発表するとしている。
（時事通信）

△チムニー<3362>　０７年１２月期業績予想上方修正
チムニーの０７年１２月期業績予想は、売上高３４０億円(前回発表３４０億円)、経常利益２７億円(同２６億円)、純利益１３億５０００万円（同１３億円）と上方修正した。組織改定による各店舗の経費コントロールが徹底されたことに加え、販売計画の見直しや各費用の削減が見込まれることによる。

△鳥羽洋行<7472>　今期はロボット関連機器に注力し、最高粗利益率１６．５％目指す。

△コメリ<8218>　抵抗ラインまで下げ、底入れ観測。新潟県発祥の大手ホームセンター。

△横浜ゴム<5101>が年初来高値更新
横浜ゴムが３連騰、２月１４日の年初来高値７９０円を更新してきた。日本とタイでの自動車用タイヤ生産増強が好感されている。
（株式市場新聞）

▼横河電機<6841>がストップ安、２２５採用銘柄の値下がり率ランキング上位に
横河電機が、３００円安の１６０２円ストップ安し２２５採用銘柄の値下がり率ランキング上位に入っている。前日、２００７年３月期連結決算と併せて０８年３月期の業績予想を発表、今期予想に対する失望売りが先行している。今期も海外の石油プラント向け制御装置が伸び、連結営業利益は前期比２０％増の３５０億円と大幅増益を見込むものの、アナリスト関係者の予想である４２３億円を大きく下回ったという。　四季報予想に対しては２０億円下回っただけとなっており、株価は海外市場の落ちつきとともにある程度のリバウンドも見込めるのでは。

△東京一番フーズ<3067>は株式分割発表で反発。「顧客＝株主」のファンづくり施策、奏功へ
東京一番フーズは反発。４万円高で、ストップ高ラインの２８万６０００円で寄り付いた。きのう大引け後に、株式分割を発表したことが、買い材料となった。分割は、６月末営業日（今年は６月２９日）を基準日とし、１→５株の割合。昨年１２月２２日の上場からのチャートを見ると、上場時につけた５８万１０００円が「上場来高値」となり、以降は続落。４月２４日に２３万円で底を打った。こんなに続落しているのに、何ゆえ分割？と思いきや、よく見ると、公開価格は２９万円。現在の株価が、「適正水準」なのだった。現在の株価水準で、ＰＢＲは６倍台と高いが、ＰＥＲは約１７倍と、割安。また、同社の事業は、格安フグ専門店『とらふぐ亭』の展開。今年３月には、食事券の株主優待スタートも発表している。１株単位で買えるとはいえ、分割して、さらに買いやすくし、「店舗顧客＝個人投資家・株主」の自社ファンを増やそうという狙いなのだろう。業績も堅調に右肩上がりで来ており、今後も、業績・株価ともジリ高と見た。

△日本和装ＨＤ<2499>は反発。ファンダメンタルもテクニカルも、よく見ると優良株の買い時
日本和装ホールディングスは反発。３５００円高の６万２５００円で始まり、その後、６万４０００円まで買われている。昨年９月の上場からのチャートを見ると、上場時につけた１８万９０００円が「上場来高値」で、以降は続落してきた。加えて、今月１日には、２００７年４月通期業績予想の下方修正を発表した。理由は、昨年の一部企業による過量販売による社会問題化で、きもの業界に対する消費者の不信が売上高に影響した。また、広告宣伝費などの先行予算、株式上場関連費用などを一括計上したため。とはいえ、下方修正後の数字は、前年実績比で、純利益は減益となるものの、売上高と経常利益は増収増益。また、株主構成を見ると、筆頭株主は吉田重久社長だが、ほかは、信託や、ゴールドマン・サックス系、フィデリティ系、メリルリンチ系、ステート・ストリート系など、優良外資が並んでいる。無借金の好財務体質でもある。現在の株価で、ＰＢＲは約２．６倍と割高だが、ＰＢＲは約９倍と割安水準。続落してきているので、オシレーター的にも、「買い時」となっていた。自律反発と見直し買いで反発後は、まずは先月高値の８万円台奪回を目指したい。

△新日本石油<5001>が３日ぶりに反発、三菱商事と共同で原油・ガス田権益取得
新日本石油が、２円高の９７５円と３日ぶりに反発、一時１２円高の９８５円まで買われている。同社と三菱商事<8058>が共同で、米国メキシコ湾で生産中の原油・ガス田権益を１２億ドル（１４００億円強）かけて取得すると日本経済新聞社が報じた。日本企業の北米の油田投資で最大級。原油の海外依存引き下げを目指す米国では同湾の開発が活発化し、今回の対象鉱区も増産を計画。両社は合計１日約１万１０００バレルを引き取り米国で販売し、安定収益を確保するとしている。株価は８日、昨年４月高値９８４円を抜き９９５円まで上昇し、利食い売りをこなす場面となっている。引き続き、押し目買い方針。

△ＨＯＹＡ<7741>は反発。ＴＯＢ先のペンタックス<7750>の本社売却案見送りで
ＨＯＹＡは反発。５０円高の３７６０円で始まり、寄り後は３８００円に乗せた。きのう１０日、同社のＴＯＢへの対応策として、ペンタックスが本社売却を含めた、「企業価値向上策」を１１日に発表すると報道された。が、その後、同方策は、「従業員の反発が予想以上に大きく、配慮せざるをえなくなり、本社売却案などを見送ることになった」と報道された。そのため、ＨＯＹＡのペンタックスへのＴＯＢが再浮上し、買いが入っているもようだ。ＨＯＹＡのチャートを見ると、現在は、中期では安値圏。１月につけた年初来高値４７５０円から、続落傾向で来ている。ＰＢＲは約５倍と割高だが、ＰＥＲは約１９倍と、割安水準。優良銘柄の買い時といえそうだ。信用残が買い長で、倍率は６．３４倍なのは気になるが、テクニカル的には、３０００円台央の下値は堅いようだ。ＴＯＢの行方はともかく、ここ数日の日足を見ると、底打ち→上放れの局面に入ったと見たい。まずは４０００円台央奪回が目標だ。

△ローランドディー．ジー．<6789>が年初来高値を更新、２ケタ増益の高い利益成長を評価
ローランドの子会社で業務用プリンタなどの製造のローランドディー．ジー．が、１９０円高の４３９０円と急騰し７日につけた年初来高値４３３０円を更新している。前日に、２００７年３月期の連結決算に併せて０８年３月期業績予想を発表、営業利益が前期２７．５％増、今期も２６．７％増と２ケタ増益と高い利益成長が続くことを評価した買いが入っている。

△宇部興産<4208>が、しっかり。地合い悪いなか、好決算・老舗企業の割安株に買いが入る
宇部興産が、しっかり。２円安の３８０円で始まったが、その後、３９１円まで買われている。きのう、後場中に発表した、２００７年３月期連結決算は、前年比増収増益。売上高は１割増、経常・純利益はそれぞれ、約３～４割増の、大幅な増収増益だった。２００８年３月期連結業績予想は、売上高は前年実績比で微増収を確保するものの、経常・純利益は同減益としている。が、株価はしっかり。好決算でも、今期予想が減収減益だと、売りを浴びがちな相場となっているが、同社は売りが集中することなく、３８０円の下値は頑強だ。現在の株価で、ＰＢＲは約２．５倍と割高だが、ＰＥＲは約２０倍と割安。今朝のように地合いの悪い場合、同社のような老舗優良企業の割安株に買いが集まっているもようだ。まずは今年３月と昨年４月の高値４００円台乗せが目安となる。

△日本電工<5563>が３日続伸し連日の年初来高値更新
日本電工が、２１円高の８０５円と３日続伸し連日の年初来高値更新、全体相場がニューーヨーク安を受け軟調に推移するなか、逆行高となっている。８日に発表した２００７年１２月期業績予想の上方修正を好感した買いが継続。主力のフェロマンガンが国際市況の上昇をフォローとして株価の上昇が続いている。株価はチャート上、８９年高値１３７０円高値までフシはなく、青空天井相場となっている。

△阪急百貨店<8242>はギャップアップで寄り付き。好決算と、阪神百貨店との統合概要発表で
阪急百貨店はギャップアップ。４０円高の１１３０円で始まり、寄り後は１１３８円まで買われた。きのう大引け後に、２００７年３月期決算と、１０月１日に発足する、阪神百貨店との持株会社などについて発表・説明を行なった。連結決算は、売上高が前年比３．８％増の３９５９億５０００万円、経常利益が同０．３％増の１６１億円、純利益が同２．２％増の８０億９９００万円。２００８年３月期も、阪神百貨店と経営統合効果を含め、前年比増収増益を見込んでいる。売上高は前年実績比２０．５％増の４７７０億円、経常利益は同９．９％増の１７７億円、純利益は同１２．３％増の９１億円としている。新たに発足する持株会社は、『エイチ・ツー・オー　リテイリング株式会社』とする。

▼伊勢丹<8238>が連日の年初来安値更新、今期減益を嫌気した売り続く
伊勢丹が、５０円安の１８３１円と続落し連日の年初来安値更新となっている。前日の午後に２００７年３月期の連結決算に併せて発表した０８年３月期の連結営業利益が前期比７％減に落ち込む見通しを嫌気した失望売り・処分売りが続いている。伊勢丹は国内の店舗改装費用や中国での出店費用がかさみ、前期と比べ投資関連費用が９１億円程度増えることが響くとしている。株価は昨年７月安値１６６７円に対する二番底をつけにいく動きか注目されよう。

△石川島播磨重工業<7013>は小幅続伸。国内造船所の再開、増強報道で
石川島播磨重工業は小幅続伸。８円高の４８８円で始まり、寄り後は４９０円まで買われた。今朝の日経新聞等で「石播、愛知の造船所再開」「国内造船大手　３０年ぶり増強」と報道されたことが買い材料となっている。報道によると、同社は、愛知県にある造船所の操業を年内に再開する。また、三菱重工業<7011>も２０１０年までに既存造船所に４００億円の大型投資を実施する。中国などの経済成長で世界の造船需要が急拡大し、生産が追いつかない状態。為替環境の変化や生産性向上などで、コスト競争力もライバルの韓国勢と対等になったと判断したと報道されている。

△国際石油開発帝石ホールディングス<1605>は反発。地合い悪いなかで健闘
国際石油開発帝石ホールディングスは反発。２万円高の１０７万円。今朝は日経平均株価が１２０円９４銭安の１万７６１６円０２銭で始まり、１万７５００円台に下げている。セクター別でも、東証１部業種別株価指数では、値上がりセクターが数セクターのみとなっている。米株式市場への警戒感などから、売りが先行しているもようだ。そうしたなかで、同社は、数少ない値上がりセクター「鉱業」のなかで上げている。きのう、１０５万円で安値引けしていた。
（証券日刊新聞）

□トクヤマ<4043> 今期増益予想 市場予想下回る
トクヤマは、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高3090億円（前年同期比5.5％増）、経常利益320億円（同1％増）、当期純利益200億円（同8.3％増）、一株利益72.88円、年配当6円。市場予想は、クイックコンセンサスで経常利益394億円、当期純利益245億円。

△雪印乳業<2262> 今期増益予想 市場予想通り
雪印乳業は、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高2800億円（前年同期比1％増）、経常利益107億円（同0.4％増）、当期純利益80億円（同8.4％増）、一株利益28.83円、年間配当3円。市場予想は、経常利益114億円、当期純利益80億円。

△富士紡ＨＤ<3104> 今期増益予想 市場予想上回る
富士紡ＨＤは、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高440億円（前年同期比12.4％減）、経常利益32億円（同3.6％減）、当期純利益17億円（同255.9％増）、一株利益15.76円、配当未定。市場予想は、クイックコンセンサスで、経常利益29.5億円、当期純利益5.7億円。

□ユニチカ<3103> 今期増益予想 市場予想下回る
ユニチカは、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高2400億円（前年同期比8.8％増）、経常利益90億円（同6.4％増）、当期純利益40億円（同56.1％増）、一株利益8.41円、年間配当2～3円。市場予想は、クイックコンセンサスで、経常利益94億円、当期純利益46億円。

□大和ハウス<1925> 今期増益予想 市場予想下回る
大和ハウスは、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高1兆7000億円（前年同期比5％増）、経常利益1000億円（同11.9％増）、当期純利益580億円（同25％）、一株利益98.78円。市場予想は、クイックコンセンサスで、経常利益1051億円、当期純利益610億円。

△日清食品<2897> 今期増益予想 市場予想上回る
日清食品は、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高4070億円（前年同期比13.6％増）、経常利益350億円（同7.5％増）、当期純利益215億円（同13.3％増）。市場予想は、クイックコンセンサス経常利益365億円、当期純利益210億円。
（証券新報）

△キリン<2503>　“ニッポンの焼き鳥祭り”
キリンビールは１１日まで、東京・大手町の東京サンケイビルのオープンスペースで全国２８カ所のご当地焼き鳥を集めた「ニッポンの焼き鳥祭り」を開催している。「キリン一番搾り生ビール」と「食」の相性を訴求するＣＭの一環で、ＣＭ連動イベントとしては同社初。

△大型施設が連携　千葉印西活性化　官民で懇話会
連携する大型商業施設は、同駅周辺の国道４６４号沿いに立地する牧の原モア、ジョイフル本田、サンキ、カワチ薬品<2664>、アルペン<3028>スポーツデポ・ゴルフ５、ケーズ<8282>デンキ、メガマックスに加え、９月にオープンする印西牧の原ビッグホップ（仮称）の８施設。
（FujiSankei Business i）

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