今日の株式見通し＝続伸、朝高後は為替にらみの展開
ロイターNEWS　2009年 07月 21日 08:01 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-10127420090720

　きょうの東京株式市場で日経平均は続伸となる見通し。２０日の米株高を受けて、３連休明けの東京市場は買い先行で始まりそうだ。ただ、国内材料に乏しいため、買い一巡後は為替にらみでもみあいとなる展開も予想されている。

　市場では「２０日のシカゴ日経平均先物終値の９６５０円水準をトライするかもしれない。その後は高値もちあいになるとみている」（みずほ証券エクイティ調査部シニアテクニカルアナリストの三浦豊氏）との声が出ている。

　日経平均の予想レンジは９４５０円─９７００円。

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　２０日の米株式市場は上昇し、Ｓ＆Ｐは８カ月ぶりの高値で引けた。金融サービス大手ＣＩＴグループの破たんが回避されるとの見方に加え、今週発表される企業決算に対する期待が相場を押し上げた。日興コーディアル証券エクイティ部部長の西広市氏は、ＣＩＴ問題に一応のメドがついたことで、金融不安が後退し投資家のリスク許容度が再び高まっていると指摘した。　

　国内ではきょうの午後、衆議院が解散する予定。麻生太郎首相は、解散後に開く臨時閣議で「８月１８日公示・３０日投開票」の衆院選日程を決定する。その後、午後６時から首相官邸で記者会見を行い、衆院選に向けて決意を表明する。市場では「解散自体は市場の材料にはならない」（みずほ証券の三浦豊氏）とみられている。
（ロイター日本語ニュース　石渡亜紀子記者）