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2009 07,11 08:54 |
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為替や米企業決算にらみの展開、調整局面入りで上値は限定的 来週の東京株式市場は、為替や米企業決算にらみの相場展開になりそうだ。8日続落の日経平均株価.N225は反発のきっかけを模索しているが、なお売り圧力が観測されるほか、外為市場で円高基調が強まれば主力株を中心に売られやすい地合いが予想される。米国では大手金融機関の決算発表が予定されており、内容が良ければ米株価の上昇につながり、日本株も買われるとの見方が出ている。ただ、3月以降の株高に関し修正局面に入ったとの見方から、ショートカバーなどで上昇しても上値は限定的とみられている。 日経平均株価の予想レンジは9000─9500円。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
バンク・オブ・アメリカ・セキュリティーズ・メリルリンチは、ゴールドマン・サックス・グループ(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)の投資判断を「バイ」に引き上げるとともに、第2・四半期の業績予想も上方修正した。第2・四半期にトレーディング環境がよかったことで決算が予想を上回る可能性があるためという。このほか、同社の収益力が強化され、保有資産の評価額が再び急速に上がっているとして、同社の目標株価を144ドルから175ドルに引き上げた。 これを受け、日本株に自律反発の可能性はあるが、上値の重い展開が予想される。武内氏は「急速な相場の下落で短期のテクニカル指標は反発水準に入りつつあり、一段の米株安や円高進行がなければ、値を戻す局面もあろう」と述べている。ただ「日経平均1万円で上値が抑えられたことで目先の上昇期待は後退しており、今月下旬から本格化する国内企業の4―6月期決算発表に対する警戒感もあることから、上値は限定的となろう。また、米企業決算の内容次第では、一段の調整リスクも残存する」との見方を示す。 7月6日―10日の週は、外為市場でドル/円、クロス円とも円高が進み、株価を押し下げた。ドル/円は企業の想定レート95円を割り込んだものの日経平均は9200台で下げ渋った。ただ「一段の円高が進めば株価に影響する」(株式トレーダー)と下げ余地が指摘される。ロイヤルバンク・オブ・スコットランド・ヘッドオブFXストラテジーの山本雅文氏は、今後の方向性を探るうえで経済指標や米企業決算、株価の反応が重要とみている。 経済指標に関しては7月独景気期待指数(14日)、中国第・四半期国内総生産(16日)、6月米住宅着工(17日)などで改善傾向が確認される場合には、リスク許容度が上がって株価や商品市況、クロス円などは堅調だが、「リスク資産全体として6月中の高値を更新するのは困難」と山本氏はみている。また、為替市場では「足元のクロス円の大幅下落後の戻りの重さを再確認する展開となりやすい」としたうえで、「ドル/円もクロス円の重さの影響を受け、再び91円台を試す展開もあり得る」との見方だ。 8日続落となった日経平均は13日―17日の週でいったんリバウンドの余地があるとみられている。その場合、当面の上値は9500円の心理的な抵抗線と25日線がメドになる。ただ、12日には東京都議会選が実施されるが、市場では「結果次第では総選挙が先送りになり、株価の停滞が長引くことが懸念されている」(大手証券エクイティ部)と不安視する向きが多い。10日の取引では、大手証券の株式トレーダーによると、機関投資家の大きな売りがみられ、週明けも続くと予想する。 6月米雇用統計をきっかけに景気楽観論が後退、3月からの上昇を修正する局面を迎えているとの見方が広がっている。米新規失業保険週間申請件数(7月4日終了)や米アルコア(AA.N: 株価, 企業情報, レポート)の決算など市場予想よりも悪くない指標・決算も出ているが、市場では「依然として水面下の水準。景気刺激策の息切れが心配だ」(国内証券)と弱気な受け止め方をしている。先物の売り残を増やしている一部の短期筋などはいずれショートカバーに動くとみられているが、「買い手は乏しく上値は限られるだろう」(同)とみられている。 一方で、下値は堅いとの見方は根強い。邦銀系の株式トレーダーは「6月までの楽観論の揺り戻しでセンチメントは悪化しているが、ファーストリテイリング(9983.T: 株価, ニュース, レポート)が好業績を見込むなど景気のベクトルは上向き」としたうえで「市場は回復のきっかけを待っている」と述べている。 PR |
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