今日の株式見通し＝もみあい、材料不足で様子見続く
ロイターNEWS　2009年 07月 6日 08:08 JST
http://jp.reuters.com/article/stocksNews/idJPnTK027742520090705

　きょうの東京株式市場で日経平均はもみあいとなる見通し。

　上値を買う材料がなく、３連休明けの米国では今晩６月米ＩＳＭ非製造業景気指数の発表を控えていることから様子見姿勢が続きそうだ。半面、売り材料もなく、狭いレンジでの展開が予想されている。市場では「引き続き、先物での短期筋による売買に振らされそうだ」（国内証券）との声が出ている。

　日経平均の予想レンジは９７００円─９９００円。

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　日経平均は３日、２５日移動平均線水準で大引け、きょうも２５日線近辺での動きとなるとみられている。きょうは午後に５月景気動向指数速報が発表されるが「先行、一致指数ともにすでに改善基調は確認されており、市場の注目度は低い」（国内投信）という。

海外投資家の売買が細っており、個人投資家の材料株、テーマ株への物色が継続するかが鍵とみられている。

　静岡県知事選挙が５日に投開票され、民主党など３党が推薦した川勝平太氏が初当選した。与野党ともに、次期衆議院選挙の前哨戦と位置づけていた選挙だが、大和証券ＳＭＢＣグローバル・プロダクト部次長の西村由美氏は「自民党、民主党のどちらが勝利するかも含めて総選挙が終わるまで、株式市場での手控え感は続く可能性がある」とみている。
（ロイター日本語ニュース　石渡亜紀子記者）