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2009 06,16 20:00 |
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6/16 株式クロージングコメント ■指数の調整を横目で睨みながら材料株での回転売買 日経平均は後場に入ってもじり安基調が続いており、286.79円安の9752.88円(出来高概算26億4000万株)と本日の安値で取引を終えている。 海外株安や為替の円高傾向を受けて、先行していたセクターを中心に利益確定の流れが強まっている。日経平均の1万円回復で、目先的な達成感も強まりやすかったことも影響している。 東証1部の騰落銘柄は、値下がりが1500を超え全体の9割を占めるほぼ全面安に。証券、不動産、その他金融、保険、銀行など上昇が目立っていた金融関連のほか、鉄鋼、非鉄、石油・石炭、鉱業、卸売といった資源・素材関連の下げが目立っている。 そのため、物色は兼松日産など仕手系色の強い低位材料株に集中している。また、GSユアサが切り返しをみせ上場来高値を更新するなど、次世代エネルギー関連の中核的な銘柄への押し目買い意欲も強い。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
若干のイレギュラーを考慮すればここからの反転は十分考えられるが、テクニカルではボリンジャーバンドのプラス1σ割れ、一目均衡表の転換線割れ、パラボリックは売り転換し、新値3本足は陰転している。 上昇トレンドのなかでの調整となるが、心理的にはサポートを確かめる流れから25日線などを意識しやすいであろう。また、為替相場が円高傾向を強めてきているが、三井住友FGが月内に実施する公募増資に伴い、海外投資家からの円買いが発生しているとの見方もある。再び1ドル95円を割り込むようだと、輸出関連への業績懸念が強まりやすく、注意が必要であろう。 一方、GSユアサが上場来高値を更新し、その後全体の地合い悪化を受けながらも強含みで推移する辺りは、需給の良さが感じられる。また、質の程度は別にしても兼松日産などもストップ高から剥がれても失速することなく、結局はストップ高で取引を終えるなど、個人の資金回転は利いている状況であろう。指数の調整を横目で睨みながら、テーマ銘柄や需給妙味の大きい材料株での回転売買が続きそうである。 日本銀行は、金融政策決定会合を開き、景気の現状認識を「景気は悪化を続けている」から、「大幅に悪化した後、下げ止まりつつある」に上方修正した。また、政府は、明日発表する6月の月例経済報告で、景気の基調判断から「悪化」という表現を削除する方針を固めている。目先調整が意識されるものの、景気底打ち感から利益確定は出せても、下げを取りに行くショートポジションは避けたいところである。 PR |
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