5/7 午後の『株価材料』

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■株価材料

▼ブリヂストン<5108>と浜ゴム<5101>、価格カルテルで公取委が立ち入り検査
公正取引委員会は７日、ブリヂストンと横浜ゴムに対して立ち入り検査した。両社広報担当者が明らかにした。関係者によれば、２社は石油の海上搬送などに用いる「マリンホース」をめぐる価格カルテルに関与した疑いが持たれている。マリンホースをめぐるカルテル事件では、ブリヂストンの部長などが米司法省に逮捕・釈放されている。

△富士製薬<4554>株が後場買われる、07年9月期予想を上方修正
午後の株式市場では、富士製薬工業株が買われている。昼休みに発表した２００７年９月期と同中間決算予想の上方修正を好感している。通期の売上高は従来予想の１２６億８０００万円から１３３億円、経常利益は同１７億２０００万円から２０億３０００万円、純利益は同１０億６０００万円から１１億９０００万円にそれぞれ引き上げた。主力の診断用薬やホルモン剤の売り上げが伸びているという。

△富士通<6702>が堅調、仏ＩＴサービス会社を買収
富士通が堅調。同社が２日、子会社の英国富士通サービスがフランスのＩＴサービス会社のＴＯＢ（株式公開買い付け）を実施すると発表したことなどが材料となっている。富士通によると、富士通サービスが買収を目指すのは、フランスのＧＦＩアンフォルマティック社で、主にＳＩ、アプリケーション開発、アウトソーシングサービスを行っている。フランスを中心にスペイン、ポルトガル、イタリアほか、欧州域内でビジネスを展開している。

△広島銀行<8379>が堅調、ＭＳＣＩに新規採用
広島銀行が堅調。モルガン・スタンレー・インターナショナル・バーラ（ＭＳＣＩバーラ）が３日に発表したＭＳＣＩスタンダードインデックスの四半期毎の銘柄見直しで、同行が新規採用銘柄となったことなどが好感されている。

△新日本科学<2395>が後場買い気配、07年3月期予想を上方修正
（ロイター）

△佐世保<7007> 1993年5月以来の600円回復。
鉄鋼、造船など昨年後半からのリード役のセクターが強い動きをみせている。好業績、需給妙味を手掛かりに。連休明けによる短期資金も積極的に参加。

▼三井金<5706>---調整トレンド脱せず
一時600円回復も調整トレンド脱せず。なお、コスモ証券では投資判断を「Ｂ+」から「Ｂ」に引き下げたようだ。中間素材事業は、液晶関連素材の需要低迷と競争激化で、今後も厳しい事業環境が継続すると。

△伊藤忠<8001>---1990年高値の1310円が視野に
年初来高値更新。1990年高値の1310円が視野に入ってきている。年初来高値を更新していない三菱商などの出遅れを指摘する声も聞かれるが、一方でＰＥＲで割安である同社に資金が向かっているとも。

△イオンモール<8905>---高値更新、ＭＳＣＩ新規組み入れなどで
4月23日の年初来高値を更新。ＭＳＣＩへの新規組み入れによる需給妙味、積極的な設備投資計画による業容拡大期待が背景となっているようだ。三菱ＵＦＪの試算では、ＭＳＣＩ新規組み入れにより2.3日分の買いインパクトが発生とされている。また、週末の報道では、今後2年間で約2400億円の設備投資を実施すると伝わっている。

△八十二銀<8359>---上値抵抗線レベルで強弱感対立
昨年6月以来の900円回復も、過去1年の上値抵抗線レベルで強弱感対立。ＭＳＣＩによる定期見直しにより新規組み入れとなった。これを手掛かりに900円に乗せてきたが、これまでの抵抗線レベルであり、強弱感も。組み入れが行われる月末接近で蒸し返しか。

△日セラテック<5345>---大幅高、配当利回り水準などに割安感と
大幅高。特段の材料は観測されないものの、本日は寄り付きから買い気配スタートとなっていた。今3月期の大幅下方修正など足元の業績は不振であるが、2.5％の配当利回り水準など株価の割安感を指摘する声も挙がってはいるようだ。

△川重<7012>---新光証券では2ケタ増益は可能と
08/3期会社側の8％経常増益予想に対して、新光証券では39％増を予想しているようだ。船舶事業、プラント・環境などの黒字回復もあり、2ケタ増益は可能と。直近の調整で割り込んだ均衡表の雲下限を捉えてきている。

△三菱重工<7011> 4営業日ぶり反発。
直近の調整で均衡表の先行スパン（雲）上限を捉え、形状としてはこれをサポートとする格好で切り返しをみせている。まずは基準線、転換線が位置する744円突破、その後25日線（758円）を意識。

△モック<2363> ストップ高。
債務不履行に対する懸念が後退しているようだ。社債権者の繰上償還権行使による40.1億円の繰上償還のうち、34億円を支払った発表している。なお、4月28日の発表では償還期日はスイス時間で4月26日、引受証券会社が債務不履行宣言を行うことができる権利は同5月4日以降に発生するとしていた。

△日製鋼<5631>---上場来高値視界に、原発関連の人気化目立つ
反発で3月30日以来の高値を更新。1989年2月の上場来高値1550円が視界に入る展開へ。本日は原子力関連銘柄の人気化が目立っている。「気候変動に関する政府間パネル」の第三作業部会において、温室効果ガス排出量削減のコストを盛り込んだ第4次評価報告書がまとめられたことなどを受けて、ＣＳでは「加速する原子力への流れ」と題するレポートなどをリリースへ。

△佐世保<7007>---後場上げ幅を広げ4/26高値に接近
後場上げ幅を広げ4/26高値に接近。新日鉄が強い動きをみせてきており、造船株などへ波及をみせてきている。4/27時点の信用倍率は0.80倍と2週連続で1倍を下回っており、需給妙味は大きい。

△新日科<2395> 後場は買い気配から。
業績の上振れが好感されているようだ。前引け後に07年3月期の上方修正を発表しており、経常利益については従来予想の8.3億円に対して10.29億円となる見通し。

△新日鉄<5401>---短期値幅取り資金が集中しやすい状況に
均衡表の先行スパン（雲）上限を捉えてきている。2ヶ月間の調整トレンドを経て出直り基調が強まるかが注目される。短期値幅取り資金が集中しやすい状況に。

△ピジョン<7956>---積極的には上値を追いづらいところか
3営業日続伸で25日線、均衡表の基準線を突破。ＵＢＳでは「Buy2」、目標株価2900円でカバレッジを開始しており、材料視されている。ただ、抵抗線として意識されている均衡表の雲が上方に位置しているため、積極的には上値を追いづらいところか。

□アドテスト<6857>---反発も直近安値水準での膠着
反発も直近安値水準での膠着。均衡表では厚い雲が上方に位置しており、手掛けづらい状況。なお、大和では注目銘柄として取り上げているもよう。会社側の08/3期業績予想は保守的とし、今後は業績モメンタム改善を評価する局面へ。

△フューチャー<4722>---大幅上昇も25日線レベルで頭抑えられる
大幅上昇も25日線レベルで頭抑えられる。野村証券では中期の成長力を考慮すれば現在の株価水準は割安とし、レーティングを「3」から「2」に引き上げている。ただ、25日線を突破できず。
（フィスコ）

△ヤフー<4689>が高い、米ヤフーと米マイクロソフトの提携交渉が手掛かり
米ヤフーと米マイクロソフトが業務提携などを行う方向で交渉を進めていると報じられたことが手掛かりとなったようだ。前日７日の米ナスダック市場で米ヤフーの株価は、この報道を受けて前日比2.8ドル（9.94％）高の30.98ドルと大幅高ともなっていた。
（テクノバーン）

△新日科<2395>が反発、前期業績推定の上方修正を好感
新日本科学が反発。後場、７６円高の１９０５円まで買われている。７日午前１１時３０分に前０７年３月期連結業績推定値の上方修正を発表、好感されている。経常利益は８億３０００万円→１０億２９００万円（前々期７億２５００万円）、純利益は４億円→５億７９００万円（同２億６７００万円）で着地したもよう。米国において、前臨床事業の来期に計上予定だった大型試験が前倒しとなったほか、不急経費の圧縮や研究開発費の厳選などにも努めた。

▼扶桑薬<4538>が新安値、訴訟発生などで前期業績推定を下方修正
扶桑薬品工業が軟調。一時１０円安の３２８円まで下げ、４月１９日の年初来安値３３３円を更新した。同社は２日、前０７年３月期連結業績推定値の修正を発表、黒字見通しだった最終損益が赤字拡大に修正されたことで失望売りが出ている。経常利益は３億５０００万円→３億９５００万円（前々期６億８５００万円）に上方修正したものの、最終損益は３億２０００万円の黒字→２０億３５００万円の赤字（同１９億２９００万円の赤字）に拡大したもよう。販売管理費の圧縮などに努めたものの、日本ケミカルリサーチ <4552> との訴訟で発生した損失や有価証券評価損などの計上が赤字幅の拡大につながった。

△キヤノン<7751>が新高値、米ナノとのＳＥＤ関連訴訟の公判審理終了
キヤノンが堅調、一時２２０円高の７０３０円まで買われ、４月２７日に付けた年初来高値６８５０円を更新した。同社は４日、開発を進めているＳＥＤ（表面電界ディスプレー）テレビに関し、米ナノ・プロプライアタリーが提起した訴訟の公判審理が３日に終了したと発表、材料視されている。米ナノは同社に対する詐欺の主張、およびキヤノンＵＳＡに対するすべての主張を取り下げた。
（株式新聞ダイジェスト）

△住友電設<1949>、前期の連結経常益を３８％増額修正
住友電設は７日午後、０７年３月期の連結業績予想を修正した。売上高を１３６８億１２００万円（前回予想比６８億１２００万円増）、経常利益を３１億７９００万円（同８億７９００万円増）、純利益を１３億９５００万円（同３億９５００万円増）にそれぞれ増額した。売上高が増加し、工事採算も向上した。同社株は後場に急伸し、年初来高値を更新している。
（ラジオNIKKEI）

△常盤薬品<7644>、化粧品ブランド「サナ」から「舞妓はんの練り香水」２品を発売

△アンリツ<6754>、マイクロ波スペクトラムアナライザＭＳ２７１ｘＢシリーズを開発

△サッポロ<2501>飲料、炭酸飲料「がぶ飲みマンゴークリームソーダ」を発売

△ペンタックス<7750>、内視鏡処置具「送水機能付ホットバイオプシー鉗子」と「高周波ナイフ」を発売

△カプコン<9697>、オンラインゲーム事業のアジア展開加速で韓国に子会社を設立

△ＮＥＣ<6701>とＮＥＣソフト、操作負担や管理コスト軽減の「メール自動暗号化システム」を販売

△日本ＰＧＰ、ＮＥＣ<6701>とメール暗号化ソリューションバンドルで提携

△三協立山<3432>アルミ、シャープなデザインの店舗・中低層用フロントサッシを発売

△エーザイ<4523>、ＦＤＡから血液凝固阻止剤「フラグミン」の効能・効果追加承認を取得

△エーザイ<4523>、ビタミンＢ２配合の１００ｍＬドリンク剤「チョコラＢＢライト２」を発売

△ＴＩＳ<9751>、内部統制支援ソリューション「ＩＣ－Ｖｉｓｉｏｎ　Ｓｕｉｔｅ」からナレッジコンテンツ集など提供

△三菱地所<8802>とＮＴＴ都市開発<8933>、５５１戸の分譲マンション「パークハウスつくば研究学園」を着工

△ヤクルト<2267>、乳酸菌飲料「ヤクルト」マルチパックのパッケージデザインを刷新

（日経プレスリリース）

△ネットマークス<3713>、ベトナムに現法を設立－日系企業向けサポート事業強化
ネットマークスは７日、海外進出する日系企業向けサポート事業を強化するため、ベトナムに現地法人「ネットマークスベトナム」（ハノイ市、マイ・ハオ・ニエン社長）を設立したと発表した。海外での現地法人設立は７カ国目。近年、二輪車製造業を中心に日系企業の進出が著しいベトナムでは、ネットワーク構築事業に加えてアプリケーション（応用ソフト）の受託開発も行い、２０１０年度に約２億円の売り上げを見込む。
（日刊工業新聞）

△京都銀<8369>が高値に迫る、任天堂の大株主
京都銀行が続伸。４月１日に付けた１４４１円に迫ってきた。最高値を更新している任天堂<7974>のほか、村田製作所<6981>など京都地盤の優良企業の大株主で、株式含み益の増大や地銀再編観測が手掛かり材料になっている。

△大和工業<5444>が連日の最高値更新
大和工業が連日の最高値更新となっている。０７年３月期の連結経常利益が４３４億円（前の期比３５％増）と好調だったほか、６円の増配を発表したことから買いが先行している。

△ＴＤＫ<6762>がしっかり
ＴＤＫがしっかり。５００億円を投じて秋田に電子部品工場を新設すると報じられたことが手掛かり材料になっている。

△強含みの三菱電線<5804>
７日付け本紙１面で推奨の三菱電線工業が強含み。攻めの経営に転じるなど材料は豊富で、出直りの機を狙う動きとしている。

△三菱商事<8058>など大手商社株にぎわう
三菱商事が２７３５円は１０５円高まで買われるなど、大手商社株がにぎわっている。特に三菱商事の場合、今三月期業績見通しの為替や非鉄市況などの前提条件が、極めて堅めになっており、今期業績の上ぶれ観測が早くも出ている。 今期連結１３％経常減益予想だが、一転、増益となる可能性がある。
（株式市場新聞）

△東洋紡<3101>が続伸、モミ合い放れの動きに
東洋紡が、１１円高の３７３円と続伸し直近４月１３日の高値３７２円を抜きモミ合い放れの動きになっている。日東紡＜３１１０＞（東１）が好業績観測報道を買い手掛かりに買われる動きとなり、他の綿紡株を刺激する好循環になっている。また、東洋紡は化成品事業を強化すると報じられたことも株価を刺激している。２００９年をめどに敦賀工場に光学、自動車部材など向けの新型フィルム製造設備を導入するなど、フィルム関連に１２０億円程度を投じる。情報電子材料向け樹脂にも同時期までに約３０億円を投資する。東洋紡は繊維から化成品へと事業の軸足を移しつつあり、積極投資で競争力を高めるとしている。足元の業績について四季報では、フィルムや溶剤回収装置等が順調。原材料高を売価アップ等で吸収。株売却益出るが、構造改革特損で相殺。０８年３月期はフィルムや超高強力ポリエチレン繊維等が拡大。原料高一巡、増産効果や繊維の不採算事業縮小が効いて利益続伸として当期利益は前年推定比２３．０％増の１６０億円を予想している。株価は２月２７日につけた年初来高値４０２円奪回の動きとなりそうだ。

△日立電線<5812>が続伸し騰勢を強める、外資系証券の投資判断格上げが買い手掛かり
日立電線が、２６円高の７２４円と続伸し直近１日高値７１６円を抜き騰勢を強めている。銀行系証券が投資判断を「４」→「３」に格上げたことが買い手掛かり。２６日に発表された前期決算と今期業績の予想を受け、外資系証券では投資判断を「買い」継続としている。今期減収・減益が予想されているが、会社側の計画は保守的として増額期待が高まっている。取組倍率０．５０倍の売り長の好需給をテコに２月２７日につけた年初来高値７５２円奪回の動きが期待できよう。

△ソフトバンク<9984>が反発、上値追いの展開を予想
ソフトバンクが、９０円高の２７４５円と反発している。米国株式の大幅高に加え、米マイクロソフトとヤフーによる合併交渉との観測報道が株価を押し上げている。取組倍率は１．４２倍の好取組は変わっていない。株価は２５日移動平均線を抜く動きになっており、上値追いの展開が続きそうだ。
（証券日刊新聞）

▼シノブフーズ<2903> 前3月期下方修正
シノブフーズは、2007年3月通期連結予想を発表した。原材料高や人件費高騰、繰り延べ税金資産の取り崩しなどで下方修正となった。売上高357億円（前予想360億円）、経常利益8.41億円（同10億円）、当期純利益3.51億円（同5.7億円）。

□ニチアス<5393> 今期増益予想 市場予想は下回る
ニチアスは、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高1680億円（前年同期比2％増）、経常利益153億円（同7.9％増）、当期純利益88億円（同15.4％増）。市場予想は、クイックコンセンサスで経常利益157億円、当期純利益90億円。

■国際チャート<3956> 前3月期の赤字微減
国際チャートは、2007年3月通期連結予想を発表した。売上高36.87億円（前予想36.9億円）、経常利益0.05億円赤字（同0円）、当期純利益8.02億円赤字（同8.05億円赤字）。

△住友電設<1949> 前3月期上方修正
住友電設は、2007年3月通期連結予想を発表した。売上高の増加に加え、前回予想と比較して、工事採算が向上したことと経費削減が進んだことで上方修正となった。売上高1368億円（前予想1300億円）、経常利益31億円（同23億円）、当期純利益13.95億円（同10億億円）。

▼マクニカ<7631> 今期減益
マクニカは、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高1640億円（前年同期比0.2％増）、経常利益55億円（同12.2％減）、当期純利益33.4億円（同6.8％減）。市場予想は、クイックコンセンサスで経常利益70億円、当期純利益40億円。

△富士製薬<4554> 上方修正
富士製薬は、2007年3月通期単体予想を発表した。売上高133億円（前予想126億円）、経常利益20.3億円（同17.2億円）、当期純利益11.9億円（同10.6億円）。

△新日本科学<2395> 前3月期上方修正
新日本科学は、2007年3月通期連結予想を発表した。、米国前臨床事業において来期に計上を予定していた大型試験の売上が前倒しになり、また合理化努力もあり、上方修正となった。売上高172億円（前予想170億円）、経常利益10.29億円（同8.3億円）、当期純利益5.79億円（同4億円）。

△帝人<3401> 今期増益予想 市場予想上回る
帝人は、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高1兆300億円（前年同期比2％増）、経常利益690億円（同14.1％増）、当期純利益390億円（同14.3％増）、年間配当10円。市場予想は、クイックコンセンサスで経常利益697億円、当期純利益365億円。
（証券新報）