5/7 お昼の『株価材料』

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■株価材料

△北海道中央バス<9085>　自己株式の取得に関するお知らせ
（TOKYO IPO）

▼テーオーシー<8841>、ダヴィンチ<4314>のＴＯＢ提案拒否
ビル賃貸のテーオーシーは7日、経営陣による1株800円でのＴＯＢ（株式公開買い付け）への賛同を続けると発表した。不動産ファンドで同社株の約 10％を保有するダヴィンチ・アドバイザーズが提案していた1株1100円でのＴＯＢを事実上拒否した。1株1100円でのＴＯＢは上場廃止後の財務負担が重くなりすぎると判断した。ダヴィンチはＴＯＢ価格の引き上げとともに共同での不動産投資などを求めていた。テーオーシーは、ダヴィンチ系の不動産投資信託（ＲＥＩＴ）が行政処分を受けたことを理由に、同社の法令順守体制についても書面での回答を求めた。テーオーシーの株価は4月25日のダヴィンチの提案後、1100円近くまで急騰。1株800円で実施中の経営陣によるＴＯＢは11日に応募期限を迎えるが、「成立は難しいのではないか」（野村証券の福島大輔シニアアナリスト）との見方が出ている。
（NIKKEI NET）

△日本セラテック<5345>が大幅高、東証1部で値上がり率第3位
日本セラテックが大幅高となっている。１０時２５分現在、同社株は東証１部で値上がり率第３位。とりわけ目新しい材料は見当たらないものの、４月２３日の年初来安値２０万３０００円で長く続いた下降トレンドにピリオドを打ったとの見方が広がり、リバウンド狙いの買いを誘っているという。

□トヨタ<7203>決算がレンジ上抜けのカギ握る＝ＳＭＢＣフレンド　中西氏
日経平均は４月１７日の戻り高値１万７７８２円に接近したことで上値が重くなっている。１万７８００円を超えなければ三角もちあいのレンジを上抜いた形にはならず、正念場の水準だ。全般相場のカギを握るのは９日に予定しているトヨタ自動車の決算発表だろう。トヨタが今期減益予想を出すようであれば、市場全体に失望感が広がる。逆に好業績の継続を予想すれば、日経平均がレンジを上放れるきっかけになり得る。

△石油資源<1662>が堅調、ＭＳＣＩに新規採用
石油資源開発が堅調な値動き。ＭＳＣＩの定期銘柄入れ替え（５月３日発表）で新たに同社株が採用されたことを材料視している。ＭＳＣＩスタンダードインデックスに新規採用された日本株は、石油資源開発のほか、トヨタ紡織<3116>、野村不動産ホールディングス<3231>、ジュピターテレコム<4817>、出光興産<5019>、八十二銀行<8359>、広島銀行<8379>、三菱ＵＦＪリース<8593>、イオンモール<8905>の計９銘柄。
削除されたのは、加ト吉<2873>、科研製薬<4521>、インデックス・ホールディングス<4835>、アマノ<6436>、ユニデン<6815>、ネットワンシステムズ<7518>、アーク<7873>、東京スタイル<8112>、ＳＦＣＧ<8597>の計９銘柄となっている。
いずれも５月３１日の引け値から指数に反映される。

▼トラスト<3347>が売られる、マザーズ市場で値下がり率トップ
トラストが売られ、１０時４５分現在、東証マザーズ市場で値下がり率トップとなっている。２日に発表した業績予想の下方修正が嫌気されているという。２００７年３月期連結経常利益予想は、従来の８億５２００万円から６億５２００万円に引き下げられた。２００６年３月期実績の６億９２００万円に対しては増益を見込んでいたが、減益予想に転じた。
　
■クレディア<8567>が軟調、07年3月期業績予想を下方修正
クレディアが軟調。同社が２日に発表した２００７年３月期連結業績予想で、当期純利益の赤字幅がこれまでの１５１億２３００万円から２１１億１３００万円に拡大したこと等が嫌気されている。クレディアでは、個別決算で保守的に利息返還損失引当金を計上することにした結果、当該引当金を積み増し計上する見込みとなったため、それを受けて連結業績予想も下方修正になったと説明している。

▼ジーエルサイ<7705>が売り先行、07年3月期予想の下方修正を嫌気
ジーエルサイエンスが売り先行となっている。２日に発表した２００７年３月期業績予想の下方修正を嫌気した。連結経常利益は従来予想の１４億６５００万円から１３億８３００万円、連結純利益は８億４５００万円から５億９２００万円に減額した。ＬＣ装置や固相抽出装置の不振に加え、海外子会社の一部も計画を下回る業績となった。また、国内子会社のテクノクオーツ(5217.Q: 株価, ニュース , レポート)で特損を計上することも純利益の圧迫要因となる。

△大和工<5444>が連日の上場来高値更新、好業績と増配を評価
（ロイター）

△新日鉄<5401> 続伸。
株式市場全面高のなか、非鉄市況の上昇もあって本日は素材株の強い動きが目立っている。あらためて相場の牽引役としての存在感が強まる格好へ。なお、本日「新日鉄トップの決断」と題するＴＶ番組などが放映予定されており、買い材料の一つとしても捉えられているもようだ。

△国際航<9231>---ダブルトップを拒否し、一段高
5営業日続伸で年初来高値更新。直近の上昇で570円処のダブルトップを拒否し、一段高。07/3期連結業績の内容を引き続き手掛かりにしている。オフィスビルの資産査定など不動産事業が好調。

△アルバック<6728>---野村では有機ＥＬ関連として変身に期待と
野村では有機ＥＬ製造装置関連のレポートをリリースしている。各パネルメーカーにおいて、有機ＥＬの製品発表が相次いでおり、有機ＥＬ製造装置メーカーは長い目で期待が持てるとしているもよう。外販メーカーでシェアの高い同社やトッキ<9813>などに対しては、有機ＥＬ市場の本格的な立ち上がりなど今後の進展に注目する価値はあると判断している。

△三井不<8801>---既存オフィス賃料上昇、公的資金の運用多様化
続伸で2/23以来の高値を更新している。東京の既存ビルの募集賃料は2年連続上昇と、都心部で需給が引き締まり始めたと。また、公的年金資金の運用多様化で不動産証券化商品などを検討と報じられており、材料視。

△ポイント<2685>---強い動き、4月の月次動向受けて買い安心感
強い動きが目立つ。先週末に発表した月次売上動向を好材料視している。4月の既存店売上高は前年同月比で3.5％増とプラスに転換している。3月は同1.4％減と11カ月ぶりにマイナスに転じていたこともあって、買い安心感が強まる形となっているもようだ。

△広島銀<8379> 続伸で25日線および均衡表の雲下限を突破。
ＭＳＣＩバーラは定例の指数構成銘柄の見直しを発表しており、新規に組み入れられている。インデックス連動資金流入に期待した買いのほか、銀行業界の再編思惑も手掛かりに。直近戻り高値を捉えると、均衡表の雲上限を捉える。現在遅行スパンは上方転換シグナルを発生。

▼リスクモンスタ<3768> 大幅反落。
決算内容が失望売りにつながっているようだ。07年3月期実績は経常利益並びに最終利益が計画未達、最終利益については前期比8.6％減の0.98億円と一転減益となった。また、08年3月期については会社見通しが四季報予想を下回っている。

△コロワイド<7616>---上昇率トップ、今期大幅増益見通しを好感
上昇率トップ。先週末に決算発表、今期の大幅増益見通しが好感されている。経常利益は40.3億円で前期比2.5倍の見通し。前期は先に下方修正が行われていたこともあって、業績動向への警戒感は強まっていたようだ。

△ＴＤＫ<6762>---4営業日ぶり反発も25日線は超えられず
4営業日ぶり反発も25日線は超えられず。500億円を投じ、高性能電子部品の新工場を建設すると報じられている。ナスダックは2001年2月7日以来の高値となっていることも追い風に。ただ、25日線手前で膠着。

△清水建<1803>---大幅続伸で25日線を突破
大幅続伸で25日線を突破。5日、25日線との短期ゴールデンクロスも視野に。4/27時点の信用倍率は0.75倍と4週連続で1倍を下回っている。なお、振り子の復元力を応用した免震構造を開発したと報じられている。

△大平洋金属<5541>---連日の高値更新、ニッケル市況の上昇好感
続伸で連日の高値更新。ニッケル市況の上昇を背景に上値追いの展開、ロンドンのニッケル市況は連休中に約1ヶ月ぶりの高値更新となっている。冶金工や住友鉱などニッケル関連銘柄は軒並み高の展開に。

△フューチャー<4722>---買い優勢、野村では「２」に格上げ
買い優勢。野村が投資判断を「３」から「２」に格上げしている。ＩＴコンサルティング事業で新規案件の獲得が想定以上に進んでいることを格上げの背景としている模様。09.12期まで連続２ケタ増益の予想、成長力と比べて株価水準には割安感が強いとの判断。

△信号<6741> 4営業日ぶりに反発。
大量に重ねたＩＣタグを短時間で確実に認識できるシステムを製品化したと報じられている。2008年3月期に200万枚の受注を目指すと。買い先行で始まったが、均衡表の先行スパン（雲）下限が頭を抑える格好。

△新日鉄<5401>---トレンド転換正念場
3営業日続伸で直近戻り高値突破。5日、25日線との短期ゴールデンクロス発生。均衡表では先行スパン（雲）上限（843円）に接近しているほか、遅行スパンは上方転換シグナル発生間近。トレンド転換正念場。

▼Ｕアローズ<7606>---下落率トップ、業績下方修正嫌気で
下落率トップ。連休前に発表した業績予想の下方修正が嫌気される。営業利益は従来予想の79.6億円から73.5億円に減額へ。在庫の評価方法変更が下方修正の主因となっているが、増益予想から一転して減益決算になることで、ネガティブな印象が強いようだ。なお、4月の既存店売上高は前年比3.8％増とプラス基調をキープへ。

△ゼンショー<7550>---3期連続で過去最高を更新との観測
大幅反発。下降する5日線に沿った調整トレンドを拒否。08/3期連結経常益は前期推定比3割増と、3期連続で過去最高を更新する見通しとの観測が報じられている。

△みずほ<8411>---続伸で25日線レベルに接近
続伸で25日線レベルに接近。4/27時点の信用倍率は19.49倍と前週の34.02倍から改善。世界的なＭ＆Ａ機運の高まりなども手掛かり材料に。抵抗線として意識されている25日線レベルの攻防に。

△ヤフー<4689>---買い気配、世界的なＭ＆Ａ進展期待を受けて
買い気配。米マイクロソフトが米ヤフーと提携交渉と伝わっている。米ヤフーは同報道を受けて約10％の上昇となっている。国内ネット関連の最大手企業である同社にも、世界的なＭ＆Ａの動き波及が思惑視される状況ともなっている格好。

△日東紡<3110>---今期連結経常益22％増との観測報じられ
買い気配スタート。08/3期連結経常益は前期推定比22％増の120億円前後になりそうとの観測が報じられている。主力のグラスファイバーが好調。また、09/3期までの中期計画は1-2年程度前倒しで達成する可能性もあると。

△三井鉱山<3315>---買い先行、炭素繊維リサイクル事業に期待で
買い気配。東レ<3402>、東邦テナックス<3403>、三菱レイヨン<3404>の3社が同社と組んで炭素繊維のリサイクル事業を開始すると報じられている。同社は再生炭素繊維の生産が委託される。業績への寄与度などは定かでないものの、炭素繊維では世界7割のシェアを占める3社との連携となるため、期待感は先行しやすい状況だ。

△東エレク<8035>---2期連続で過去最高を更新する見通しとの観測
買い気配スタート。08/3期連結業績は純利益は前期推定比9％増と、2期連続で過去最高を更新する見通しとの観測が伝えられている。ビスタの浸透を背景に、主力の半導体製造装置の販売が拡大と。

△ソフトバンク<9984>---ネット関連のＭ＆Ａ機運の高まり
米マイクロソフトとヤフーによる合併交渉観測が報じられているが、合併協議は動きがないとも伝えられているほか、提携策についての協議は継続とも報じられているようだ。いずれにせよネット関連のＭ＆Ａ機運の高まりを背景に思惑的な動きとなりそうだ。

△Ｔリナックス<3777> 買い気配。
有力ＩＴ企業がリナックスの本格販売で連合との一部報道を受け、リナックス関連銘柄の一角として物色されているようだ。新興市場ではぷらっとＨ<6836> やサイオス <3744> など、他のリナックス関連も人気化している。

△ワンダーＣｏ.<3344> 買い気配から。
三菱ＵＦＪ証券では投資判断を「2」から「1」に引き上げており、材料視されているようだ。08年2月期予想ＰＥＲは10倍と割安な水準にあるほか、今期会社計画は保守的で増額修正の可能性が高いと。
（フィスコ）

□ＪＡＬ<9205>は業績減額で赤字転落も悪材料出尽くし感から反発
日本航空は、８円高の２２６円と４営業日ぶりに反発している。連休中の２日に２００７年３月期純利益の下方修正を発表、黒字転換予想が大幅赤字となったが、悪材料出尽くし感から売り方の買い戻しも交え下げ渋る動きとなっている。同社の３月期業績は、売り上げが２月６日の下方修正値を３３９億円、経常利益は期初予想を２００億円それぞれ上回るが、純利益は１９２億円下回る１６２億円の赤字（前々期は４７２億円の赤字）と大幅下方修正した。航空運送事業を中心に収益が回復基調となり売り上げ、経常利益は上ぶれたが、繰延税金資産の取り扱いについて、監査法人の指摘を受けて将来の課税所得をより慎重に見積もり、代行返上などによる９７億円とともに４７７億円を取り崩すことが影響した。あわせて「再生中期プラン」の人件費削減施策として部長級社員の特別早期退職を第１四半期に実施、特別退職金など特別損失６０億円を計上したことも加わり純利益は赤字転落する。株価は、再生プランの実効性への懸念などから昨年実施の公募増資価額２１１円を試す超低空飛行が続いている。当面は、強弱感が対立する需給優先で底固めが続くことになりそうだ。

△佐世保重<7007>は５期ぶり最高純益への業績再々増額を見直し反発
佐世保重工業は、１４円高の５８５円と反発し４月２６日につけた昨年来高値５９４円に窺っている。５月１８日の決算発表に先立って４月２７日に発表された２００７年３月期業績の３回目の上方修正、５期ぶりの過去最高純益更新が見直されており、売り方の買い戻しも下値押し上げ効果を発揮している。同社の３月期業績は、昨年１０月、今年１月と上方修正されてきたが、その１月修正値を再々増額した。売り上げは前回予想を据え置いたが、経常利益は８億５０００万円、純利益は５億円それぞれ上回り、純利益は２６億円（前々期比３．１倍）と増益率を伸ばし過去最高を更新する。修正要因は、前回までの新造船工事の高進捗率に加え、機械部門の生産性向上、修繕船部門の売り上げ増加、設備投資計画見直しによる減価償却費と修繕費の減少などが寄与した。株価は、前回修正時からほぼ２００円高と急伸し、強弱感の対立から信用売り残が積み上がり売り長、逆日歩がつく好需給となっている。強弱感の拮抗から往年の大仕手株相場復活の目も出てきそうだ。

△エイチアイ<3846>が続伸、４月ＩＰＯの平均初値倍率は今年最低
エイチアイは、２万９０００円高の４６万７０００円と３営業日続伸となっている。前週末２日に新規上場時に予想した２００７年３月期業績の上方修正を発表、直近ＩＰＯ（新規株式公開）株人気が高まっている。業績修正は、同社のミドルウエアを搭載した携帯電話台数の出荷台数が予想を上回り、利益率の高い海外市場からのライセンス収入が増加したことが要因となったもので、売り上げは下方修正されたが、純利益は１５００万円増額され１億６６００万円（前々期比４１％増）とした。４月のＩＰＯは、同社を含め１３社に達し、同社の初値倍率が２．０倍と最高になったが、２銘柄が公開価格を割る（負け）１１勝２敗となり、平均初値倍率も３６・５％と２月の４２．８％、３月の３９．５％を下回る今年最低と不調が続いた。初値後のセカンダリーでも公開価格割れが一時、５銘柄に及び、月末値でもなお３銘柄が浮上できずにいた。連休前後の中断を経て５月２２日から再開されるＩＰＯは、なお厳しい選別物色が避けられない。

△インフォクリエ<4769>は業績上方修正でＭＭ人気再燃し急反発
インフォメーションクリエーティブは、連休を挟んで２営業日ぶりに商いが成立し１日終値に対して３９円高の７６０円と急反発している。前週末２日に今２００７年３月中間期・９月通期業績の上方修正を発表、割安拡大としてマーケットメーク（ＭＭ）銘柄人気が再燃している。上方修正のうち９月通期業績は、売り上げが期初予想を１３００万円、経常利益が３２００万円、純利益が３５００万円それぞれ上回り、純利益は２億５４００万円（前期比４７％増）と前期の過去最高を大幅に更新する。ソフトウエア開発、システム運用で金融・証券向けなど各業界からの受注が堅調に推移し、受注条件の改善と生産性の向上が、４月以降の人員採用増や処遇改善などの人件費負担増をカバーする。同社は、前期も５月の連休中に業績を修正、中間期は増額、通期は本社移転費用負担で減額とし、株価は調整局面入りとなったが結局、増益を維持して着地した。現在はこの調整安値水準からほぼ２００円持ち直しているが、ＰＥＲは１１倍台と割安となる。２段上げ発進を支援しよう。

△ベルーナ<9997>は連続最高純益を信用好需給がフォローし急続伸
ベルーナは、１０５円高の１６３７円と急続伸している。前週末に３月期決算を発表、前期はほぼ今年１月の下方修正通りの着地となったが、今期は２ケタ増益で連続過去最高更新を予想、売り買いが拮抗する信用好需給も支援し割安株買いが拡大している。同社の前期業績は、小幅ながら増収益を維持し連続して過去最高純利益を更新した。通販業界に新規参入が相次ぐ厳しい競争環境下、ファイナンス事業やネット通販を強化するポートフォリオ経営を進め、カタログ事業で衣料品が堅調に推移しポイント引当金繰入を新たに費用計上したことを補って増益をキープした。今期は単品通販事業の拡大や子会社の良質貸出の増加を背景に売り上げ１３５０億円（前期比３％増）、経常利益１４４億円（同１４％増）、純利益８５億４０００万円（同１９％増）と再加速を予想している。株価は１月の前期業績減額や３月発行の新株予約権付社債（転換価額２２７８円）を嫌い昨年来安値１４９９円まで売られ、信用取組も１倍台と厚みを増し逆日歩もつく展開となっている。ＰＥＲ１０倍台の割安修正からもリバウンド幅を拡大しよう。

△日配飼<2056>は今度は業績増額で経常減益率を縮小し急続伸
日本配合飼料は、１３円高の１８３円と３営業日続伸し、東証１部値上がり率ランキングの第３位にランクインしている。前週末に２００７年３月期業績の２回目の業績修正を発表、今度は昨年１０月の下方修正とは異なり上方修正となり、経常利益が減益から増益にプラス転換することが低位材料株人気につながっている。同社は、昨年１０月の中間期・通期業績の減額で通期経常利益が、期初の前々期比３％減益予想から３７％減益に悪化し、株価は１５４円安値まで突っ込んだ。今回は、この修正値を再修正した。売り上げは２５億円、経常利益は６億５０００万円、純利益は１億円それぞれ引き上げ、経常利益は１％減益へ減益率を縮小し、純利益は６億５０００万円（同２．１倍）と高変化する。飼料販売数量の増加と価格改定が寄与し、関係会社事業損失引当金の特別損失も有価証券売却益や貸倒引当金戻入益でカバーした。株価は、今年１月発表の第３四半期業績の大幅増益・高進捗率やクロマグロ養殖の再挑戦の思惑材料などで持ち直し昨年１０月以来の２００円台奪回に動いている。やや積み上がった信用買い残の上値での整理展開が続こう。

△イオンモール<8905>は高値更新、ＭＳＣＩ指数採用銘柄が軒並み高
イオンモールは、１００円高の４１７０円と続伸し４月２３日につけた２月２０日割り当ての株式分割権利落ち後高値４１３０円を更新している。世界の機関投資家の国際分散投資でベンチマーク（運用指標）となっている株価指数を開発・算出するモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル・バーラ（ＭＳＣＩバーラ）が、３日に四半期定例の指数構成銘柄の見直しを発表、同社株が新たに組み入れたことから関連ファンドの買い増しを先取りして買い先行となっている。新規採用は、同社株のほか八十二銀行、広島銀行、出光興産、石油資源開発、ジュピターテレコム、三菱ＵＦＪリース、野村不動産ホールディングス、トヨタ紡織など合計９銘柄で、軒並み高となっている。一方、削除銘柄もアマノ、アーク、インデックス、科研製薬、加ト吉、ネットワンシステムズ、ＳＦＣＧ、東京スタイル、ユニデンの９銘柄に達し、ＳＦＣＧが反落、ユニデンが小幅続落しているほかは小幅高のスタートで反応は限定的となっている。実際の指数組み入れは３１日の取引終了後となるが、強弱感が分かれる展開が続くことになりそうだ。

△タムロン<7740>は１Ｑの大幅増益・高進捗率を評価し高値更新
タムロンは、２１５円高の３０３０円と７営業日続伸し５月１日につけた１部上場以来の高値２８４５円を一気に更新している。前週末に発表した今１２月期第１四半期（１Ｑ）業績が、大幅増益で着地し期初の６月中間期予想に対して高進捗率となったことがハイテク関連の出遅れ株買いを増幅している。同社の１Ｑ業績は、前年同期比６％増収、６６％経常増益、５７％純益増益となり、経常利益は中間期予想に対し８１％、純利益は８０％の進捗率となった。デジタル一眼レフカメラ市場が拡大を続ける環境下、２月発売の超高倍率ズームレンズなどの一眼レフ用の交換レンズの販売が好調に推移し、コンパクトデジタルカメラ用のレンズユニットの単価下落の影響を吸収した。中間期・通期業績は、原油動向、米国景気懸念、為替変動などリスク要因があるとして期初予想を据え置いた。株価は、昨年１１月の東証１部上場後、今年２月発表の前期業績が予想を上ぶれて着地し今期続伸を見込んだことから右肩上がりトレンドを継続している。値動きの良さがさらにに買い物を呼ぶ展開が続きそうだ。

△アドアーズ<4712>は業績上方修正で低位値ごろ株妙味拡大し続伸
アドアーズは、１３円高の２５７円と続伸している。前週末２日に発表した２００７年３月期業績の上方修正が、低位値ごろ株妙を拡大し買い先行となっている。同社の３月期業績は、昨年１１月に中間期経常利益を下方修正、純利益を上方修正し、その後の第３四半期業績も経常利益は減益、純利益は大幅増益と方向感が定まらない展開となっていた。今回は、すべてを上方修正、売り上げは期初予想を８０００万円、経常利益は１億６０００万円、純利益は９０００万円それぞれ上回り、経常利益は増益率を拡大するとともに純利益は３億４０００万円（前々期比７８％増）とＶ字回復する。アミューズメント施設運営事業での積極的な機器投資や社員教育の徹底により既存店舗が回復し、年間５店舗の新規出店計画の達成や各種施設開発・設計・施行工事の受注増が寄与した。株価は、方向感の定まらない業績推移や親会社のアルゼ関連のパチスロ不振が響き底もみが長引き、ようやく１株純資産水準を上回ってきた。一段の底上げを支援しよう。

△アルインコ<5933>は今期純益転換を買い手掛かりに続伸
アルインコは、１９円高の５７５円と３営業日続伸し４月１６日につけた昨年来安値５０１円から出直る動きを強めている。前週末に発表した３月期決算で、今期純利益の増益転換を予想したことから素材関連の出遅れ株買いが増勢となっており、タワー投資顧問関連の思惑も刺激している。同社の前期業績は、前々期比１２％増収、１３％経常増益、１１％純益減益で着地した。設備投資拡大で建設機材の需要が拡大し、新発売したフィットネス関連の乗馬型運動器具のヒットも重なり、アルミ材料の高騰を吸収したが、純利益は法人税の繰越欠損金控除が一巡し税金費用が発生し減益となった。今期は売り上げ、経常利益とも続伸、純利益は１０億６０００万円（前期比７％増）と増益転換を見込んでいる。アルミ製品部門では原材料上昇分について価格転嫁交渉を進める方針で、純利益は２００６年３月期の過去最高にあと５０００万円強と迫る。株価は、ＰＥＲ１０倍台、ＰＢＲ０．８倍と割り負けており、連休の谷間で出直ってきた新日鉄などの鉄鋼株とともに割安素材株買いが続こう。
（東洋経済新報社）

△福山通<9075>が新高値、幹線輸送部門の効率化などで前期利益推定を上方修正
福山通運が３日ぶりに反発、一時２１円高の５１９円まで買われている。同社は２日、前０７年３月期連結利益推定値の上方修正を発表。最終の赤字幅縮小が好感され、４月２７日の年初来高値５１４円を更新した。経常利益は４１億円→６１億円（前々期３６億１８００万円）、最終赤字は３４億円→２４億円（同６１億１５００万円の赤字）に縮小したもよう。適正運賃の収受や不採算業務の改善に注力したほか、幹線輸送部門の効率化や人件費などのコスト削減努力も奏功した。なお、決算発表は１１日を予定している。

△タムロン<7740>が上場来高値――足元業績順調、第１四半期連結利益の中間期予想進ちょく率は８０％台に
タムロンが活況裏に７日続伸。２１５円高の３０３０円まで買われ、１日に付けた上場来高値２８４５円を更新している。足元業績の順調な推移を好感しているもので、今０７年１２月期第１四半期連結利益の６月中間期予想に対する進ちょく率は８０％台に達しているだけに強気姿勢で対処できよう。同社の第１四半期連結決算は前年同期比６．１％の増収に対して、６４．２％の営業増益、６６．３％の経常増益、５７．０％の最終増益を確保した。デジタル一眼レフカメラ市場が拡大を続け、２月に新発売した超高倍率ズームレンズ「ＡＦ１８―２５０ｍｍＦ／３．５―６．３Ｄｉ２」をはじめ、その他デジタル一眼レフ用交換カメラが好調に推移した。同社は今後について「全般的には順調な成長が予想されるものの、原油価格の動向や米国経済の減速、為替変動などリスク要因を抱えており、楽観はできない」（会社側）と慎重姿勢を崩していない。このため中間期並びに通期予想については期初予想を据え置いている。しかし、中間期予想に対する進ちょく率をみると、売上高では５０．６％だが、経常利益では８１．１％、純利益でも８０．２％に達している。
（株式新聞ダイジェスト）

△不動産株が買われる、三井不<8801>は２月来の最高値
三井不動産や三菱地所<8802>、東京建物<8804>、東急不動産<8815>、住友不動産<8830>など大手を中心に不動産株が買われている。三井不は２月２３日以来の上場来高値更新。東京都心部でのオフィスビル賃料の上昇傾向がさらに鮮明化しており、この動きは徐々に大阪などにも波及。日本経済新聞が４月に実施した調査では東京の既存ビルの募集賃料が上期としては２年連続で上昇しており、「都心部ではでまともな空室がほとんどない状況」（三井不動産の曽田立夫副社長）となっている。これを受けて賃料を引き上げる動きが増加し、これが今期以降の各社の収益を押し上げると期待する投資家が増えているようだ。最近開業した「東京ミッドタウン」や「新丸の内ビルディング」などには大型連休中も多くの人が訪れたもようで、これも開発主体である三井不や菱地所の株価を刺激している面もある。信用取引でカラ売りしていた投資家が株価上昇に伴って損失確定のために買い戻す動きも見られているという。

△ポイント<2685>が大幅高、４月既存店３．５％増
ポイントが大幅高となっている。同社が２日に発表した４月の月次売上高は既存店が前年同月比３．５％増、全店が３０．５％増となった。前月の３月は既存店が１．４％減、全店が２５．６％増だった。４月が３月を上回る成績を収めたことが好感されている。４月は上旬と下旬の高温な期間において春物や初夏物が順調に推移した。

△ソニー<6758>が高い、「スパイダーマン３」記録更新
ソニーが高い。同社が制作した「スパイダーマン３」は日本公開初日の１日に「スパイダーマン１・２」の興行成績を上回る成績を挙げた。また、一部報道によると、前週末（４－６日）の北米映画興行収入で過去最高の興行収入を記録した。
（ラジオNIKKEI）

■オリコ<8585>の第三者割当増資引き受け＝米KKR―PEI〔BW〕
投資ファンド大手の米コールバーグ・クラビス・ロバーツ（KKR）傘下の非公開株投資専門ファンド、KKRプライベート・エクイティ・インベスターズLP（KKR―PEI、ユーロネクスト・アムステルダム証取：KPE）は、　オリエント・コーポレーションが行った転換権付き優先株式第三者割当発行の引き受けに応じ、200億円の払い込み手続きを行った。この優先株式は、2010年11月1日以降オリコ株式普通株式に転換可能で、完全希薄化後ベースでは4．5％の持ち株比率に相当する。今回の出資については親会社のKKRが交渉を行ってまとめたもので、KPEは今後このようなエクイティ投資を社内的に「ネゴシエーテッド・エクイティ投資」と分類する。
（時事通信）

□急速に普及する在宅勤務制度 松下<6752>が今春、3万人対象に実施
会社に出勤せずに自宅で働く「在宅勤務」が急速に普及している。1999年に導入した日本IBMなど、当初は外資系のＩＴ（情報技術）企業が中心だったが、07年4月から松下電器産業が、目的に関係なく希望する社員は家で働ける新制度をスタートさせた。日産自動車<7201>も06年7月から育児・介護目的限定ながら在宅勤務制度を始めるなど、国内企業にも導入の動きが広がってきた。少子高齢化に伴う労働力人口の減少を見据え、柔軟な働き方を認めることで優秀な人材を確保し、厳しい国際競争を乗り切るのが狙いだ。
（J-CASTニュース）

△ネットマークス<3713>、東南アジアなど日系企業進出サーポートでベトナムに現地法人を設立

△ネットエイジ<2497>とフィードパス、ユーザーアカウント統合による戦略的提携で基本合意

△大日本印刷<7912>、「おサイフケータイ」向け情報配信システムを開発
（日経プレスリリース）

△ソニー<6758>が続伸
ソニーが続伸。ＮＹダウが４日連続で最高値更新となっており、日本を代表するハイテク株である同社への注目度が増している。また、公開された映画「スパーダーマン３」のスタートが絶好調で大ヒットとなりそうなことも好感されている。

△リケンテクノス<4220>　三菱商事<8058>と共同で、米国に自動車の内装などに使う軽量の高機能樹脂コンパウンドの新工場建設。稼働開始は７月の予定。

△ダイイチ<7643>　北海道・帯広地盤の食品スーパー。４月の既存店売り上げ、前年同月比１．９％増、１３か月連続プラス。

△フォトニクス<7708>　下値抵抗線に近づき、底入れ観測。自律反発に期待。ステッパー用など超精密計測センサーやウエハー検査装置を展開。

△日立建機<6305>が急反発
７日付け本紙１面で取り上げた日立建機が急反発で４０００円台回復、最高値更新となっている。中国、中東など海外での建機需要が高まりをみせ、世界を相手とする輸出産業としての構造大変革を背景に建機関連株はなお上値を窺うとしている。
（株式市場新聞）

△ダマシのない新日本製鐵<5401>の３０日線抜け
新日本製鐵は、５月２日に３０日線を上抜いた勢いで続伸。３月３０日に同線を切って以降、１ヶ月超ぶりの浮上である。振り返って、昨年１１月２８日に５００円どころで３０日線を抜いてからは、一度もダマシがなく、３月の９００円まで上昇しているだけに、同社株と３０日線の関係は信頼に足りるものだ。高値９００円を抜くことができるかどうかは、まったくの見通し難だが、高値に挑戦する可能性はある。

△コロワイド<7616>が急騰、今期の大幅増益見込みを好感
居酒屋中心の直営飲食店チェーンのコロワイドが、７６円高の５９２円と急騰している。２日に２００７年３月期決算と０８年３月期の業績予想を併せて発表した。前２００７年３月期連結当期利益は前々期比４２．９％減の大幅減益となったが、今０８年３月期連結業績予想はリストラクチャリング効果により売上高が前年比８．８％増の１２７３億４３００万円、経常利益が同２．４７倍の４０億３６００万円、純利益が同６．１８倍の１４億３５００万円と大幅増益を見込むことを受け買いが優勢になっている。

△ジーダット<3841>は続伸。１部市場の大型株「過熱」で、新興市場の優良株物色
ジーダットは続伸。４０００円高の２６万１０００円で始まり、前場は２８万７０００円台まで買われた。前引け時ジャスダック市場値上がり率６位となっている。　とくに何か材料が出たというわけではないが、ここのところ、東証１部の大型株・有名企業銘柄が上げており、銘柄によっては過熱ぎみになっている。そのため、同社が上場しているジャスダックやヘラクレス、東証マザーズなどの新興市場で、優良銘柄の個別物色が始まっているもようだ。この３市場とも、ここ数日は指数を上げている。（これまでが下げすぎたという考え方もあるが）　ジーダットは、ＬＳＩ液晶パネルの設計用の、電子系ＣＡＤソフトの開発・販売・保守事業を行なっている。筆頭株主はアルゴグラフィックス<7595>だが、凸版印刷<7911>、大日本印刷<7912>といった優良企業も株主となっている。今年３月に上場した。日足チャートを見ると、４月には「上場来高値」４８万９０００円をつけたが、以降は続落、ここ３～４営業日で底を打ち、上放れしたところ。まずは２５日移動平均線の３０万８１２０円ラインへの戻しが目標だ。

△「止め足」で１２２０円台が堅い住友林業<1911>
住友林業は、日足「止め足」でみると、１２２０円台が底堅くなっている。４月１３日、４月２５日に続いて５月１日は３度目の１２２０円台である。上値は１２８０円前後でカベができているので、簡単には上に行けないだろうが、今後、１２５０円まで下値を切り上げてモミ合うようなら、６月頃にかけて期待の持てる動きとなるだろう。

△トライアイズ<4840>は事業集約化と業績好転で続伸
トライアイズ（旧　ドリームテクノロジーズ）は５００円高の４４９０円と、続伸。前営業日２日のストップ高に続き、今朝もストップ高ライン４４９０円にタッチした。その後は、４２００～４４００円台で動いている。２日大引け後に発表した、第１四半期（２００７年１～３月）連結決算は、売上高が前年同期比８６．５％減の５億９０００万円、経常利益が同４２．６％増の２７００万円、純利益が３０００万円（前年同期は３００万円の損失）。同社は前年度に、通信サービス事業から撤退し、創業時からのコア事業であるＩＴソリューション事業に集約したため、売上高は大幅に減少した。が、利益は好転。前年通期は、経常・純利損益とも、損失計上だったが、今期は１Ｑで純利益が黒字転換となった。２００７年１２月通期業績予想も、経常・純利益とも黒字転換を見込んでいる。短期日足チャートを見ると、昨年１２月につけた直近高値１万１９５０円から続落。なので、オシレーター的にも「買い時」となっている。信用買い残が気になるところではある。株価が少し好転したところで、上値の重しになるかもしれない。が、業績の好転を信じるなら、中期ではやはり「買い時」といえよう。

△双日<2768>が続伸し騰勢を強める
双日ホールディングスが、１４円高の４７９円と続伸し騰勢を強めている。原油価格の上昇をテコに下値確認から再騰局面入りとなりそうだ。４月２８日に発表された今期の業績は、売上高が前期比６．９％増の５兆５８００億円、営業利益は同１０．４％増の８６０億円と好調見通し。これを受け、外資系証券では、投資判断「Ｈｏｌｄ」継続としている。４月２６日に４３７円をつけ２月２７日高値５７７円からの調整に一巡感もある。下値確認から本格再騰局面となってきた。

△三井不動産<8801>は地合い好況でギャップアップ。この勢いがホンモノかの試金石に？
三井不動産はギャップアップ９０円高の３６００円で始まり、３６５０円まで値を飛ばしている。とくに何か材料が出たというわけではないが、今朝は、連休明けであり、前営業日４日の米国ニューヨーク株式市場が好況であったため、日経平均株価が一時、１万７７１３円２６銭をつけるなど、地合いの良い状態。東証１部業種別株価指数は、全業種が上がっているが、とくに不動産業セクターは、値上がり率トップとなっている。三井不動産のチャートを見ると、中期週足、短期日足とも、右肩上がりで来ている。移動平均線からローソク足が上方乖離。ＰＥＲは４０倍台、ＰＢＲは３倍台。と、どう見ても買われすぎの過熱水準だ。目先、今年２月高値３６５０円をハッキリと上抜けるようなら、まだまだ上値追いができよう。一方で、地合いの堅さはどこまで続くか、気になるところではある。最近の日経平均は、「朝高だが、その後ショボい」という状況になりがちだ。

△日東紡<3110>が急反発し年初来高値を更新、上値追いの展開を予想
日東紡が、２９円高の４８７円と急反発し４月１８日につけた年初来高値４７３円を更新している。同社の２００８年３月期の連結経常利益は前期推定比２２％増の１２０億円前後になりそうだとの日本経済新聞社の観測報道を好感している。主力のグラスファイバーが電子部品のプリント配線基板向けに伸び、繊維強化プラスチック（ＦＲＰ）は自動車や家電など向けに拡大。建材部門の工場集約など生産体制の効率化も経常増益に貢献するとしている。昨年５月につけた高値４８３円を抜いており、取組倍率０．８１倍の売り長の好需給を支えに上値追いの展開が続きそうだ。

△昭和シェル<5002>は石油セクター軟調も続伸。今朝は日経平均１万７７００円台乗せの好地合い
昭和シェル石油は続伸。５円高の１４５１円で始まり、その後、１４５９円まで買われている。米ニューヨーク市場の前営業日４日の原油先物相場が５日続落となったことから、今朝の日本市場「石油・石炭製品」セクターは軟調。東証１部業種別株価指数では、同セクターは値上がり率下位となっている。しかし今朝の日経平均株価は、ギャップアップ→続伸。一時、１万７７００円台に乗せており、勢いのある状態。連休明けであり、また、前営業日４日の米ニューヨーク株式市場は、ダウ工業株３０種平均株価が４日連続で最高値を更新するなど、好況であることも好影響となっているもようだ。東証１部業種別株価指数は、全業種が「値上がり」となっている。

▼グリーンランドリゾート<9656>は、大阪のジェットコースター事故関連で？小幅続落
グリーンランドリゾートは小幅続落。３円安の３８５円で始まり、寄り後は３８１円まで売られた。５日に大阪府吹田市の万博記念公園『エキスポランド』で、ジェットコースターの脱線事故が起き、１人脂肪、１９人が重軽傷となった。事故機は『風神雷神Ⅱ』だが、グリーンランドリゾートの遊園地『三井グリーンランド』に同型の『風神雷神』があることが、売り材料となっているもようだ。今朝の遊園地関連銘柄を見ると、東京ドーム<9681>は小幅続伸、オリエンタルランド<4661>は小幅反発、などとなっている。

△モリ工業<5464>は前期業績の上方修正を発表し割安感が顕著
モリ工業が、１９円高の６１８円と６日連騰し騰勢を一段と強めている。モリ工業は、前期業績の上方修正を発表し割安感が顕著になった。前０７年３月期連結業績推定値、純利益は前回予想を７億円上回る２６億円（前期比１．８５倍）で着地したもよう。ニッケル価格の高騰に加え、ステンレス鋼の原材料などの在庫評価額が安価となったことで売上原価が引き下がり、増益幅の拡大につながったとしている。ＰＥＲでは１０倍台と割安水準。４月９日安値５１２円、２４日安値５２１円と二番底をつけ調整一巡。２月２２日につけた６６９円の高値奪回の期待も高まった。

△ファーストリテイリング<9983>はギャップアップ。４月売上速報は単月・通期とも前年比増
ファーストリテイリングはギャップアップ。３００円高の８５２０円で始まり、寄り後は８５７０円まで買われている。前営業日５月２日大引け後に発表した、４月度売上速報が、前年比増となったことが買い材料となっているもようだ。４月単月、下期計（３～４月の２ヵ月）、通期（２００６年９月～２００７年４月の８ヵ月）とも、既存店・直営店とも、売上高・客数・客単価とも、前年比増となっている。短期日足チャートを見ると、この１ヵ月ほどは９０００円台央から、８０００円台前半まで、続落傾向で来たため、移動平均線から下方乖離していた。なので、テクニカル的には、まずは２５日移動平均線の８７３５円まで戻したいところ。さらに、週足チャートの、１３週移動平均線の８９９５円がもうひとつの戻り目標となりそうだ。

△新日本石油<5001>が年初来高値を窺う動き
新日本石油が、４円高の９６０円と３日続伸し４月２日につけた年初来高値９６４円を窺う動きになっている。新日本石油など石油元売り各社は２００７年度、石油製品の海外販売を大幅に拡大すると報じている。新日石が前年度比で５割、コスモ石油＜５００７＞（東１）は同４割増やす。太陽石油など中堅元売りも海外に製品を出荷する港湾設備を整備する。石油製品市場は縮小傾向が鮮明になっており、海外への販路拡大で国内製油所の稼働を維持するという。新日本石油の足元の業績は２６日発表した２００７年３月期連結決算は経常利益が前の期に比べ４０％減の１８６６億円となった。原油の在庫評価で９２億円の損失計上が響いた。在庫評価の影響を除いた実質経常利益は３７％増の１９５８億円。石油化学製品や石油開発部門の利益が伸びたことが寄与したとしている。原油価格の上昇と取組倍率１．２６倍の好取組を支えに、高値奪回から一段高へ進む可能性が高い。

△福山通運<9075>は２００７年３月期業績予想の一部上方修正で反発
福山通運は反発。１１円高の５０９円で始まり、寄り後は５１３円まで買われた。前営業日５月２日の大引け後に、２００７年３月期業績予想の、一部上方修正を発表したことが買い材料となっているもようだ。修正は、連結で、売上高は２０００万円の下方修正で、２５５８億円とした。選別輸送の影響から、計画値に若干届かない見通しとしている。経常利益は上方修正となった。純損益は、損失計上ではあるが、赤字幅が前回予想より縮小する見込み。適正運賃の収受、不採算業務の改善、幹線輸送部門の効率化、コスト削減効果などによる。

△３段上げの可能性を残す「上場インデックスファンド２２５<1330>」、決算発表が行方を左右
上場インデックスファンド２２５は、３月にザラ場で、瞬間１万７０００円割れまで下げたが、１３週線は割っていなかった。以後、１３週線に沿って、下値は切り上がっている。昨年６月を起点とした週足チャートは、やや見方の分かれるところｆｒはあるが、「３段上げ」を残した形となっているので、今年３月につけた高値１万８５６０円（ザラ場高値）を抜く可能性はある。３月期決算の数字が、相場の行方を握っているといえるだろう。

□日本航空<9205>は２０５円への突込み狙い
日本航空は、４月最終週に２６週線を割り込み、５月第１週は続落した。２６週線を割り込んだことは、基調が「下げ」に転じたことを意味するが、ただ、２００円どころには、かなり厚い下値のカベがあり、時価の２２０円台からは、大きな下値リスクはない。

△四国電力<9507>はＬＮＧ初導入報道で反発
四国電力は反発。１５円高の２８９５円で始まっている。きのう６日付けの日経新聞等で「電力各社、ＬＮＧ（液化天然ガス）発電所を相次ぎ新設」と報道されたなかで、四国電力は、沖縄電力<9511>とともに、初めて導入すると報道されたことが材料となっているもようだ。ＬＮＧは、石炭・石油に比べ、ＣＯ２（二酸化炭素排出量）が大幅に少ないため、注目されている。電力各社は今後５年間で、計８ヵ所のＬＮＧ火力が稼動する見通しで、これにより、ＣＯ２排出量が１割近く減少する計算になると報道されている。
（証券日刊新聞）

△日神不動産<8881> 前3月期上方修正
日神不動産は、2007年3月通期連結予想を発表した。管理㈱、日神建設㈱、日神住宅流通㈱などの業績が好調で、上方修正となった。売上高575億円（前予想563億円）、経常利益66.6億円（同63億円）、当期純利益37.8億円（同36.6億円）。

△ニチイ学館<9792> 前3月期上方修正
ニチイ学館は、2007年3月通期連結予想を発表した。医療関連事業が業務効率の向上や1 病院あたり売上高の拡大戦略による人件費抑制等の効果により、利益改善が進んだことから、上方修正となった。売上高2025億円（前予想2078億円）、経常利益27億円(同21億円）、当期純利益7.7億円（同6.4億円）。

□田谷<4679> 今期増益予想
田谷は、2008年3月通期非連結予想を発表した。売上高140億円（前年同月比2.9％増）、経常利益6.9億円（同11％増）、当期純利益2.6億円（同3.6％減）。市場予想は、四季報で、当期純利益2.8億円。

□青山商事<8219> 4月売上速報
青山商事は、4月の売上速報を発表した。スーツ事業は、既存店売上高が前年同月比0.5％増・全店2.6％増、キランジャ事業は既存店9.7％減、全店35.1％減。
（証券新報）

■注視銘柄

9085北海道中央バス
5401新日鉄
5541大平洋金属
7007佐世保重
6305日立建機
8881日神不動産
9792ニチイ学館
4751サイバーエージェント
3105日清紡績
5738住友軽金属工業
9399新華ファイナンスリミテッド

■免責事項
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