2024 11,24 09:46 |
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2009 05,30 08:00 |
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引き続き重い上値、米GM織り込み済みでも一巡感で売り 来週の東京株式市場は引き続き上値が重そうだ。上昇一巡感で買い材料に決め手が乏しく、日経平均株価.N2259000円台前半でもみあう展開が続くと予想される。最終局面を迎えた米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の救済問題は、連邦破産法11条の適用を申請させるとのシナリオが市場に織り込まれたとされ、大きな売り手掛かりにはなりにくいとの見方が出ている。 日経平均株価の予想レンジは9100─9700円。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
みずほ総研シニアエコノミストの武内浩二氏は、「相場では織り込み済みとの見方が強い」とみている。ただし、「雇用など今後の景気に与える影響を考えれば、相場にとっては上値を抑制する要因となろう」と述べている。大和証券SMBCグローバル・プロダクト企画部情報課次長の西村由美氏も「織り込み済み」とし、金融不安の懸念が強まれば米国市場で金融株が売られ、東京市場でも同様の動きとの見方を示す。 29日の東京市場は3日続伸。海外ファンドからとみられる月末のドレッシング的な買いが大引け間際に入り高値引け。ザラ場、終値ともに5月11日に付けた年初来高値を更新した。先物の厚い売りに上値を押さえられていたが、米株高に加え、29日朝に発表された4月鉱工業生産指数速報が市場予想を上回ったことで景気回復期待が強まり、終日底堅い展開が続いた。コスモ証券エクイティ部次長の中島肇氏は、「これまでの修正が終わりつつある」とし、一段上値を追っていく展開には否定的な見方を示す。 6月1日から始まる週は、5月米ISM製造業景気指数(ISM、1日)、4月米耐久財受注改定値(3日)、5月米ISM非製造業景気指数(ISM、3日)、英中銀金融政策委員会(4日)、欧州中銀理事会(4日)、5月米雇用統計(5日)などの経済指標が発表される。みずほ総研の武内氏は、「改善が見込まれる米製造業・非製造業ISM指数などは相場の下支え要因だが、サプライズがない限り相場の一段高につながるほどの材料にはならない」との見方を示す。 また「最終需要の回復には時間を要するとの見方は根強い。売上高の改善が見込みづらい中で企業業績への見方も慎重にならざるを得ない。足元の原油高や円高も業績にとってはマイナス要因」と指摘する。そのうえで一段の上値を追っていくには、一段のマインド改善などが必要という。さらに、投資家の不安心理を映すシカゴ・オプション取引所(CBOE)ボラティリティー(VIX)指数.VIXの低下に一巡感がみられるとし、「基本的には9000円台前半でもみあう」と予想する。 大和SMBCの西村氏は、債券市場で金利上昇懸念が広がったほか、外為市場でドル/円、クロス/円が不安定な値動きになっていることから、動向によっては手掛かりになる可能性を指摘する。 PR |
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