『株価材料』

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△ゲームオン<3812>の１－３月期、経常益13％増
オンラインゲーム運営のゲームオンが2日発表した2007年1―3月期単独業績は、経常利益が前年同期比13％増の5億2800万円だった。会員1人当たりの月額利用額が伸びた。売上高は32％増の15億7100万円。1人当たりの平均月額利用料は非公表だが、前年同期比2割程度増えたようだ。

△エイチアイ<3846>、前期経常益2.2倍
携帯電話用ソフト開発のエイチアイは2日、2007年3月期の連結経常利益が前の期比2.2倍の3億4500万円になったようだと発表した。従来予想は2億5900万円。好採算のソフト販売が好調で販管費の増加をこなした。売上高は11％増の22億2500万円と従来予想を3700万円下回った。携帯ゲームなどの共同開発事業が8％の減収となったことが響いた。3次元ソフトの海外メーカーへの供給が20％増えたが補えなかった。ソフトの販売先から受け取るロイヤルティー収入が拡大。利益率の高い同事業が伸びたことで、連結ベースの売上総利益率は61％と18ポイント近く上昇した。

△ＶＣ大手４社の前期、明暗分ける・２社は純利益増加
ベンチャーキャピタル（ＶＣ）大手4社の2007年3月期の連結決算が2日出そろい、2社が最終増益となった。設立初期の段階から出資したり、出資比率の高い企業の株式上場が増え、運用するファンドの成績に応じた成功報酬が膨らんだ。ジャフコ<8595>などは高い利回りを達成した案件が少なく減益だった。ＳＢＩホールディングス<8473>の純利益は前の期比1％増の464億円。証券子会社の減益を投資事業で補った。期中に上場した投資先10社のうち6社は上場時の出資比率が10％以上で、株式売却益が増えた。日本アジア投資<8518>が2日発表した前期決算は純利益が70％増の49億円だった。上場した投資先が37社と15社増えた。事業が軌道に乗る前に株式を安く取得した投資先の上場があり、成功報酬が6割増えた。ジャフコの純利益は8％減の93億円。新興株市場低迷の影響で成功報酬が7割減った。エヌ・アイ・エフＳＭＢＣベンチャーズ<8458>の純利益は27％減の47億円。

■タスコ<2709>、増資割当先を投資ファンドに変更
居酒屋チェーンのタスコシステムは2日、同日付で予定していた第三者割当増資と新株予約権の発行をいったん中止し、割当先を変更して新たに発行すると発表した。候補だった飲食店運営のトライゴン（東京・渋谷）とは「話し合いの結果、事業面で相乗効果が得にくい」（広報・ＩＲ室）と判断。割当先を投資ファンドに改め、資金調達の実施を急ぐ。引き受けるのはチャレンジ・ジャパン１号投資事業組合。取引先から紹介を受けたという。17日の新株発行予定日の前日までにチャレンジ側から20億円を借り入れ、その債務を株式化することで資本増強に充てる。資金調達が計画通りに実行された場合、新株予約権の行使分と合わせてチャレンジの持ち株比率は 31.75％に達し、筆頭株主になる。

△紙販売大手、アジア市場開拓・日本紙パ<8032>はベトナム進出
国内の紙販売大手がアジア市場の開拓を進めている。最大手の日本紙パルプ商事（ＪＰ）はベトナムに進出し今月から販売を始めた。第2位の新生紙パルプ商事（東京・千代田）は進出済みの中国で支店を増やす。日本の紙需要は頭打ちとなっており、成長の見込める中越で日本やアジアの印刷用紙などを売り込む。日本紙パはシンガポールの現地法人、ＪＰＰファー・イースト（シンガポール市）の駐在事務所をベトナム・ホーチミン市に設け、今月から印刷用紙やコピー用紙の取り扱いを始めた。マレーシアなど周辺国や日本から輸入し、現地の印刷会社や販売会社に提供する。

▼日航<9205>、前期最終赤字160億円・繰り延べ税金資産取り崩し
日本航空の2007年3月期の連結最終損益が、従来予想の30億円の黒字から一転して160億円程度の赤字になったことが2日明らかになった。売上高や経常利益は合理化効果などで大幅に増えたが、監査法人からの指摘で繰り延べ税金資産の大半（約450億円）を取り崩すのが原因で、2期連続の最終赤字となった。一気に赤字を計上することで将来の業績下振れリスクを抑える狙いだが、4月にスタートした中期経営計画の前倒し実施などを迫られそうだ。連結売上高と営業利益はそれぞれ当初見通しより350億円、100億円程度増えた。国内外で旅客・貨物の輸送量が増えたほか、人件費圧縮など経費削減が進み、収益を押し上げた。経常利益も当初予想の5億円の黒字から200億円程度増えた模様だ。
（NIKKEI NET）

▼住友信託銀 <8403>、07年3月期見通しを下方修正
住友信託銀行は２日、２００７年３月期の連結業績予想を下方修正し、当期利益を従来予想の１２００億円から１０４０億円に引き下げた。消費者金融業界に対する貸出債権の区分を引き下げた結果、不良債権処理損が増えた。銀行単体の実質業務純益は従来予想の１７００億円から１７５０億円に増加したものの、不良債権処理額が１５０億円の予想から４００億円に膨らんだ。消費者金融業界の業績動向を検討した結果、同業界向けの貸出債権の区分を「正常債権」から不良債権の一歩手前となる「その他要注意先債権」に引き下げ、引き当てを強化した。０６年９月末に０．８％だった開示債権比率（不良債権比率）は０７年３月末に若干高まって１．０％になる見込み。

△ＲＥＩＴファンド、4月末純資産残高が10兆円に迫る
上場ＲＥＩＴ（不動産投資信託）に投資する国内籍の公募ファンドの残高が１０兆円に迫っている。堅調なＲＥＩＴ相場を支えに、４月末の純資産残高は前月末比７．７％増の９兆６５４６億円となった。ファンド数は１７５本。　投信情報サービス会社リッパーのデータをもとにロイターが集計した。ＲＥＩＴファンド全体のうち、１２６本（７２％）は定期的に分配金を受け取れる分配型。一般的に、ＲＥＩＴファンドは株価との相関が低いとされており、同じ定期分配型ファンドを持つ個人投資家の間でリスクや資産を分散する投資商品として注目されている。分配実績が外債や外国株式に投資するファンドと比べてそん色がないことも人気につながっている。

□モリテックス<7714>、ＩＤＥＣ<6652>に株主提案撤回要請
モリテックスは２日、大株主であるＩＤＥＣとモリテックスの前会長である森戸祐幸氏ら４人から連名で出されていた株主提案に対し、質問状の送付と提案の撤回要請を行ったと発表した。ＩＤＥＣらからの株主提案は取締役や監査役の選任。モリテックスとＩＤＥＣは３月２６日にいったん業務提携に基本合意したが、直後に株主提案を受けたことから信頼関係がき損されたとし、提携は破棄されている。

▼ＪＡＬ<9205>、07年3月期赤字見込みの主因は繰延税金資産の取崩し
日本航空は２日、２００７年３月期の連結最終損益予想を当初予想の３０億円の黒字から１６２億円の赤字に下方修正したが、主因は繰延税金資産の取り崩しであることを明らかにした。２００７年３月期連結売上高予想は従来予想の２兆２６８０億円から２兆３０１９億円、営業利益は同１３０億円から２２９億円、経常利益は同５億円から２０５億円に上方修正された。コスト削減が進むなど航空運送事業を中心に収益が回復してきているという。一方、繰延税金資産について、代行返上等による９７億円に加え４４７億円を取り崩すことにより最終損益は赤字に転落する。過去の環境変化による収益への影響を鑑み、将来の課税所得をより慎重に見積もることにしたという。

△富士通<6702>、全額出資英子会社が仏ＧＦＩをＴＯＢ＝最大で約674億円
富士通は２日、全額出資子会社の英国富士通サービスが仏ＧＦＩアンフォルマティック社株式の公開買い付け（ＴＯＢ）を実施すると発表した。買い付けに要する資金は最大で約６７４億円（約４億１９００万ユーロ）。
（ロイター）

△田中精密<7218> ＪＰモルガンでは、ノーレーティングながらポジティブなレポートをリリースしている。
会社側では08年3月期に大幅な減益を予想しているが、ホンダ系の中でも保守的な前提に立っているため、実態は会社予想ほど厳しくないと。また、4月24日の決算発表後の株価下落で業績悪化の大部分は織り込んだとしている。

△住友鉱<5713>---売買代金トップで続伸、本日は上場来高値更新
大幅続伸で後場になって一段高。89年12月の上場来高値を実に17年半ぶりに更新しており、市場の関心が一段と高まる格好へ。本日は東証1部で売買代金のトップにもなっている。警戒されていた今期業績見通しだったが、市場コンセンサスを上ぶれたことで極めて買い安心感が強まる展開となっている格好。

□ソフトバンク<9984>---ポジション調整からマイナスレンジに
前場高値超えられず。強含みで推移していたが、前場高値を超えられないなど上値の重さや、連休による短期筋のポジション調整からマイナスレンジに。なお、8日に決算発表が予定されており、あらためて物色対象として注目されそうだ。

△ブリヂス<5108>---続伸もボックス上限レベル
続伸もボックス上限レベル。直近で25日線レベルがサポートとして意識されるものの、上値は2500円レベルが抵抗線として意識されている。均衡表では雲上限を突破し、遅行スパンは上方転換シグナルを発生。なお、ゴールドマン・サックスでは「買い」を強調。目標株価は3000円を継続している。

△新光電工<6967>---メリルでは「バーゲン・ハンティング」と
大幅続落。引き続き、先週末の決算発表における今期業績見通しのネガティブサプライズが響く格好に。ただ、メリルでは「バーゲン・ハンティング」と題するレポート。今期業績は会社計画を大きく上回る公算が大きいとみており、今後四半期を追うごとに堅調なファンダメンタルズが再認識されるとし、株価下落は買いのチャンスと捉えている。
（フィスコ）

△清水銀<8364>が続伸、前期業績推定値を上方修正
清水銀行が続伸。一時１７０円高の５４４０円まで買われる場面があった。１日引け後に前０７年３月期業績推定値の上方修正を発表、好感されている。連結経常損益推定値は４８億円の黒字から６３億円の黒字（前々期は４５億７１００万円の赤字）へ、最終損益推定値は２８億円の黒字から３０億円の黒字（同５７億２７００万円の赤字）へ増額した。有価証券運用に伴う収益の増加が上方修正の主要因。

△エイチアイ<3846>が後場急動意、前期利益推定の上方修正きっかけ
エイチアイが後場、４４万９０００円まで買われ急動意、２万円高の４３万８０００円で引けた。携帯用ミドルウエアを手掛ける同社は２日後場、前０７年３月期連結利益推定の上方修正を発表、出来高を伴い急動意となった。経常利益を従来計画の２億５９００万円→３億４５００万円（前々期比２．１倍）、純利益を同１億５１００万円→１億６６００万円（同４１．８％増）に増額修正した。同社製品が搭載された携帯電話端末などの出荷台数が好調だったことに伴う、海外市場からのライセンス収入増加などが寄与した。同社は４月１２日にジャスダック市場に新規上場した。

△クリエイトＳ<2794>が急騰、東証１部指定を好感
クリエイトエス・ディーが一時２３０円高の２２８５円まで買われて急騰し、終値でも東証２部市場値上がり率４位にランクインした。１日、東京証券取引所が８日付で同社株を東証１部に指定すると発表した。今後の指数連動型投信などの買いを期待した個人投資家の買いが入っているもよう。同社は神奈川県を地盤にドラッグストアをチェーン展開する。

△フリーワーク<2486>がストップ高比例配分、フルキャスト子会社と合併、ＴＯＢ実施予定で買い物集める
フリーワークが３万円ストップ高の２０万１０００円で比例配分となった。１日、フルキャスト<4848>の子会社、フルキャストファクトリーと１０月１日をメドに合併し、フリーワークおよびフルキャストが資本・業務提携を行うと発表。フルキャストは、フルキャストファクトリーとフリーワークとの間の合併の効力発生に先立ち、フリーワークの既存株主から一定数の株式を取得することで合意している。株式取得にあたり、法令上必要がある場合にはＴＯＢ（株式公開買い付け）を実施する予定としているため、買い注文が膨らんだ。一方、フルキャストは軟調。
（株式新聞ダイジェスト）

△マツダ<7261>が高い、強気の今期業績見通しを好感
マツダが一時、前日比27円（4.27％）高の659円まで上昇、同社が先週末27日に発表した2007年３月期の連結決算は営業利益が前年比28％増の1585億円となり、すべてのレベルで過去最高益を更新。また同時に発表された2008年３月期の業績見通しは営業利益が前年比１％増の1600億円で、当期利益は同15％増の850億円を見込むなど強気の見通しを示したことが材料視されている。

△ソニー<6758>が４日ぶりに反発、１ドル＝120円台まで円安が進行
ソニーが一時、前日比100円（1.58％）高の6420円まで上昇して４日ぶりに反発する展開。午前中は軟調に推移していたが、昼前になってから１ドル＝120円台まで円安が進行したことが手掛かりとなったようだ。他にも京セラ<6971>が一時、前日比250円（2.16％）高の1万1800円まで上昇、キヤノン<7751>が一時、前日比60円（0.88％）高の6840円まで上昇するなど輸出関連株の一角が堅調に推移している。
（テクノバーン）

△コスモ証が住友鉱<5713>の目標株価３９００円に引上げ
コスモ証券は１日付で住友金属鉱山の目標株価を２９００円から３９００円に引き上げた。投資判断は「Ａ」（強気）継続。会社側では今期の市況前提として銅価格トン当たり６０００ドル、ニッケル価格でポンド当たり１６ドル、為替前提では１米ドル＝１１０円としているという。リポートでは「足もとの非鉄価格は銅で７７００ドル、ニッケル価格で２２．７ポンドと会社前提に対し銅で約３割弱、ニッケルでは４割強上回る水準にある。ちなみに今期市況変動による業績感応度は銅１００ドル／トンで１８億円、ニッケル１ポンド／ポンドで８０億円、為替１円／ドルで１０億円それぞれ経常利益が変動する」などとしていた。コスモでは０８年３月期の連結経常利益を２４００億円（前期比１６．９％増、会社側予想は２０００億円）と試算している。「今期予想ＰＥＲで８倍台と日本で唯一ともいえる資源株である同社評価として極めて割安感が強い」などともしていた。

△日本配合飼料<2056>、数量増・価格改定で経常増額
日本配合飼料は２日、前２００７年３月期の連結経常利益を従来計画の１１億円に対して１７億５０００万円（前の期比弱含み横ばい）に上方修正した。主力の飼料の販売数量が増加したほか、価格の改定により売上高が予想を上回る見通し。売上高は８７０億円計画に対して８９５億円（同８．５％増）に修正された。

▼住友信託<8403>、０７年３月期利益予想を下方修正
住友信託銀行は２日、現在集計中である０７年３月期の連結業績予想の下方修正を発表した。経常利益は従来の１９００億円から１７００億円（前の期比１．１％減）に、当期純利益も１２００億円から１０４０億円（同３．９％増）にそれぞれ修正した。本業のもうけを示す実質業務純益は単体で投資信託の販売手数料、年金信託や証券管理サービスにかかわる信託報酬の増加などが寄与して従来予想を５０億円上回る２１５０億円になったもよう。しかし、自己査定によって要注意先債権が大幅に増えたことで与信関係費用が増加し、これが経常利益を圧迫した。期末での単体の不良債権比率は１．０％と、１年前に比べて０．１ポイント上昇。連結自己資本比率は１１％台半ばとなったもようだ。

△栃木銀<8550>が急騰、収益増額＋業界再編の思惑も
栃木銀行が急騰している。前日引け後に現在集計中である０７年３月期の業績推定値を上方修正。貸倒償却費用の減少などを理由に連結純利益は４０億円から６２億円に増額しており、寄り付き段階から好感した買い注文が先行した。また、同社は同じ栃木県などを地盤とし、一時国有化されて経営再建中の足利銀行の受け皿候補の一角として注目する向きもあり、この日の後場に入ってふくおかフィナンシャルグループ<8354>と九州親和ホールディングス<8340>の経営統合観測が一部で伝えられたことも刺激材料になった。栃木銀より一足早く４月２７日に収益予想を上方修正した関東つくば銀行<8338>のほか、業界再編への思惑から千葉銀行<8331>や横浜銀行<8332>、群馬銀行<8334>、山陰合同銀行<8381>、十六銀行<8356>、四国銀行<8387>など他の地方銀行株も軒並み高くなっている。

△福山通<9075>、０７年３月期利益推定値を上方修正
福山通運は２日、現在集計中である０７年３月期の連結業績推定値の修正を発表した。売上高は従来の２５６０億円から２５５８億円（前の期比１．３％増）へわずかに下方修正したが、経常利益は４１億円から６１億円（同６８．６％増）に、当期純損益が３４億円の赤字から２４億円の赤字（前の期は６１億１５００万円の赤字）にそれぞれ上方修正した。採算を重視した選別輸送の影響で売上高は予想をわずかに下回ったが、運賃の適正化や不採算業務の見直し、幹線輸送部門における人件費を含めた効率化などがコスト削減につながった。
（ラジオNIKKEI）

▼アイフル<8515>、07年3月期連結最終損失4112億円に下方修正
アイフルは2日、2007年3月期の連結業績予想について、営業収益を4990億円（従来5087億円）、経常損益を1630億円の赤字（同200億円の黒字）、最終損失を4112億円（同1854億7600万円）に下方修正した。貸付金の利息が当初計画を下回ったほか、信販事業などで利息返還損失の引当金を追加計上するため。　

△オリコ<8585>、債務超過を解消＝資本増強策が完了
灰色金利の返還請求の増大で債務超過に陥っていた信販大手のオリエントコーポレーションは2日、約1400億円の債務株式化と、1500億円の第3者割当増資による資本増強策が完了したと発表した。同社は2007年3月期に4579億円の連結最終赤字を計上する見込みだが、一連の手続きで債務超過を解消した。

▼新日鉄<5401>の個人株主データ紛失＝関東在住763人分―中央三井信託
中央三井信託銀行は2日、同行の社員がJR中央線の電車内で個人情報記載の資料が入った袋を紛失したと発表した。紛失した資料は、同行が株主名簿管理人業務を受託している新日本製鉄の個人株主のデータ。5月と7月に予定されている同社の会社説明会・見学会の案内が送られた関東に在住する763人分の住所、氏名、所有株数で、このうち475人分は電話番号も含まれる。現時点で情報の不正利用などは確認されていないという。　

□三井住友海上<8752>、損保商品数を8割削減＝不払い防止で簡素化
三井住友海上火災保険は2日、現在68ある自動車、火災など個人向け損害保険の商品数を2008年度末までに約8割減らし、15に絞り込む方針を発表した。保険金不払いの再発防止を目的に品ぞろえを簡素化し、支払うべき保険金を正確に把握できるようにする。販売時に、顧客への商品説明を明解にする狙いもある。

▼ホシデン<6804>、携帯電話用液晶事業を縮小へ＝特損54億円を計上
ホシデンは2日、液晶事業のうち受注の大幅減や競争激化のため不採算となっている携帯電話関連用を縮小し、自動車関連用に力を入れるすると発表した。　

△販売員に職転制度＝意欲引き出し狙う―オンワード樫山<8016>
オンワード樫山は2日、非正規雇用の販売員約8000人のうち、実績を認めて年俸制を適用している約3000人を対象に、店舗ごとのレイアウトを決める本社企画職などに職種転換できる制度を導入したことを明らかにした。職種転換後も年俸制の契約社員という雇用形態は変わらないが、能力に応じて働く場を広げることで、個人の意欲を引き出し、社全体の販売力を強化するのが狙い。

▼赤字、計1兆7000億円に＝消費者金融大手4社―07年3月期予想
消費者金融大手アイフル<8515>と武富士<8564>は2日、2007年3月期連結業績予想を大幅に下方修正した。最終赤字額は、アイフルが4112億円（従来予想1854億円）、武富士が4813億円（同3338億円）に拡大。これにより、アコム<8572>とプロミス<8574>を含む大手4社の最終赤字は計1兆7086億円に達する見通しだ。

▼不二家<2211>、ISO9001が一時失効に＝セブン<3382>、ファミマ<8028>は販売休止を継続
不二家は2日、菓子3工場などで取得した後、品質問題発覚後の再審査で登録を保留されていた品質管理の国際規格「ISO9001」について、同日付で登録を一時失効されたと発表した。一時失効となったのは、秦野、平塚、富士裾野の3工場と本社の品質保証本部などで、審査機関のSGSジャパンから通知を受けた。一時失効後も菓子生産を続けることはできるが、「ISO認証工場」の看板など、同規格名を使った広告や宣伝は行えない。

▼武富士<8564>、07年3月期最終赤字4813億円に拡大＝利息返還請求が増加☆差替
武富士は2日、2007年3月期連結の業績予想について、最終赤字が4813億円（従来予想3338億円）に拡大する見込みと発表した。灰色金利撤廃を受け、利息制限法を上回る利息の返還請求が増加し、損失引当金への繰入額を1621億円増額したためで、経常損益も1638億円の赤字（同1259億円の黒字）に転落する。
（時事通信）

△自動車関連事業に進出　プロミス<8574>
消費者金融大手のプロミスは2007年5月1日、自動車のアフターサービスの全国フランチャイズ事業や中古車のインターネットオークション運営に参入すると発表した。同社の100％子会社パルライフが、自動車のメンテナンスサービスを全国展開する「カーコンビニ倶楽部」を買収して運営する。また、新たに｢カーイチ｣を設立して中古車のネットオークションに参入する。また、メンテナンスの費用や、中古車購入ローン、自動車ローンの残債の借り換えをプロミスが設立した｢Doファイナンシャル｣に取り次ぐ。

△セカンドライフ内で広告　オプト<2389>関連会社
インターネット広告のオプトのグループ企業である「アドバゲーミング」はこのほど、オンラインの仮想世界「セカンドライフ」内で日本人向けの都市を開発して運営する「ジップサービス」と提携し、この都市内での広告を共同で企画していくと発表した。
（J-CASTニュース ）

△プラネックス<6784>、マルチクライアント機能搭載無線ＬＡＮコンバータを発売

△丸紅インフォテック<7584>、米社製のｉＰｏｄ対応アラームクロックラジオ「ＬＵＮＡ」を発売、米社製のｉＰｏｄ対応アラームクロックラジオ「ｉ－Ｈｏｍｅ　ｉＨ８」を発売

△楽天<4755>、「買付意向説明書」に関しＴＢＳからの質問事項に回答提示

△三井住友海上<8752>、２００７年度から商品ラインアップのスリム化とわかりやすい商品を開発

△ファミリーマート<8028>、「ビールによくあうおつまみ」から「包み仕立て」採用などの惣菜を発売

△積水樹脂<4212>、グループの中期経営計画「ＪＥＸ－７７７」を策定

△アイエヌジー生命、岡三<8609>証券などで変額年金保険「アイエヌジースマートデザイン１２３」を販売

△セプテーニ<4293>子会社、成果報酬型フルパッケージを限定販売

△ＮＴＴドコモ<9437>グループ、ｉモードパケット定額サービスが１０００万契約を突破

△日清食品<2897>、「濃厚カレーつゆ」のカップめん「日清のどん兵衛　カレーうどん」など２品を発売、カップスープ「日清おぼろどうふスープ　紀州梅仕立て」を発売
（日経プレスリリース）

△新歌舞伎座、大阪市天王寺区に建設予定の複合ビルへ移転
新歌舞伎座は、２０１０年夏をめどに大阪市天王寺区に移転する。近畿日本鉄道<9041>が近鉄劇場跡地（約５５００平方メートル）を再開発する複合ビルの核テナントとして入居する。現在の新歌舞伎座は１９５８年に開業した。５０周年を控え劇場ビルの老朽化が進んでいる上、敷地の狭さから劇場の回り舞台の設置が困難となっている。このため建て替えや改装ではなく、新立地を求めることにした。「新劇場の内部は額縁構造・花道付きの古式様式を踏襲し、俳優や歌手の座長公演を主とする興行姿勢は崩さない」（川瀬社長）方針。新複合ビルは近鉄が創業１００周年記念事業として実施する上本町ターミナル地区の活性化策の一環。低層部には商業施設を置き、上層部に新歌舞伎座が入る構造とする。０８年度中の着工を目指す。規模、投資額を含め計画の詳細はまだ煮詰まっていない。

△住友金属工業<5405>、モーター用鉄心材料で第３９回市村産業賞貢献賞を受賞
住友金属工業は「高効率モータ用無方向性電磁鋼板の開発」で、新技術開発財団から第３９回市村産業賞貢献賞を受賞した。モーターのトルク力の向上と、小型化という相反する特性を両立させる鉄心材料として、同社の電磁鋼板が評価された。鋼板中のリンの量を増やし、独自の焼鈍設備を活用することで鋼板の結晶配列を制御。モーターの駆動効率を低下させる鉄損（電気エネルギーを動力に変える際に発生するロス）を抑え、省エネルギー化も実現した。

△アイネット<9600>、横浜市水道局から帳票のプリント外注事業を受託
アイネットは、横浜市水道局から帳票のプリント外注事業を受託したと発表した。水道料金のオンラインシステム上での処理や請求書や管理帳票の印刷、封入、発送までをワンストップで代行する。市は、事務量の軽減のほか、作業スペースを削減できるメリットがある。契約金額は５億７３００万円で、期間は２０１２年３月末までの５年間。
（日刊工業新聞）

△大和工業<5444>が上場来高値を更新、今期２ケタ増益・増配見通しを好感
独立系電炉の大和工業が、１５０円高の４１６０円と２月２７日につけた上場来高値４０５０円を大幅に更新してきた。本日午後１時に２００７年３月期の連結決算と０８年業績予想を併せて発表、今期の２ケタ増益と増配を好感した買いが入っている。０７年３月期の年間配当を前の期に比べて６円増やし３７円とし、０８年３月期の予想年間配当をさらに前期から３円増やして４０円にするとしている。国内外の堅調な鋼材需要を見込み、０８年３月期の連結営業利益を前期比２１％増の１２５億円を見込む。既に株価は青空天井相場となっているが、取組倍率１．１９倍の好取組となっており、さらに一段高へ進む可能性もあろう。

△日機装<6376>が反発、４ケタ大台回復となるか注目
化学用精密ポンプ首位の日機装が、１０円高の８５８円と反発している。５月７日に決算発表を予定されている。今期は減益予想だが、四季報では、来期受注は工業部門好調で拡大。医療部門の競争激化響くが、石化向け等ポンプや航空機向け複合材が牽引し利益好転として、営業利益は前年推定値比１８．１％増の６５億円と予想している。株価も昨年１１月安値７９７円、前月２４日安値８２９円の二番底を形成し、昨年６月高値からの調整に一巡感がある。４ケタ大台回復となるか注目される。

△東ソー<4042>はここからリバウンド狙い
東ソーが、１１円高の５６９円と続伸し騰勢を強めている。東ソー系のオルガノ<6368>が４月１１日につけた年初来高値を前日に更新したことも株価を刺激している。東ソーの押し目に注目したい。２月２６日に年初来高値６５４円をつけた後、４月２４日に５３５円まで１００円超１８．２％下落し底入れ感がでてきた。足元の業績について、５日付の日本経済新聞朝刊では、２００７年３月期の連結営業利益は従来予想を４０億円上回る５７０億円（前の期比２０％増）と２年ぶりに過去最高となったもようだと報じている。樹脂硬化剤などに使うエチレンアミンや免疫診断関連など機能商品部門が伸びたという。子会社の好調で少数株主利益が増加することや有価証券売却益がなくなることで純利益は従来予想を２０億円上回る２６０億円程度（前の期比６％減）になったようだとしている。今０８年３月期について６日付の四季報速報では、ウレタン原料はじめ機能商品分野などに増設効果が寄与する。塩ビ市況が気掛かりだが、減価償却負担増を吸収し、０５年３月期に記録した過去最高純利益２９５億円を３期ぶりに更新する可能性がある。つれて増配期待も浮上している。ここから６００円台へのリバウンドが十分見込めそうだ。
（証券日刊新聞）