端午の節句と粽（ちまき）（京都の休日）

「柱のきずは一昨年の五月五日の背くらべ」･･･の、
　今日は５月５日端午の節句です。

　粽（ちまき）を食べて、菖蒲（ショウブ）湯に入る。

これが我が家の毎年の決まりごととなっています。

「菖蒲（しょうぶ）」が「尚武（しょうぶ）」に通じ、
武家ではこの日に幟などをたてて子々孫々までの武運を祈るように
なった処から菖蒲（ショウブ）湯になったそうです。

　最初に書いた「背くらべ」の歌に「ちまき食べ食べ兄さんが・・・」
と言う一節があります。
ちまきは現在は笹の葉で巻くことが多いようですが、
元々は茅（ちがや）で巻いたことから「茅巻き（ちまき）」と言ったそうです。

鉄砲や鉾に似た粽（ちまき）の形には「武士魂を託す」
という願いも込められています。

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　今年、ワタシは初めて粽（ちまき）の葉を取りに行ってきました。
昨日、朝４：３０分に起きて、淀川河川敷まで･･･

　粽（ちまき）の葉は普通、笹の葉のようですが、
京都のワタシの周辺では「粽（ちまき）の葉」というものが
存在します。そう！茅萱（ちがや）の葉です。

　笹の葉は、殺菌効果には優れているのですが、
どうしても葉が硬くて品がないのです。
　ですので、「粽（ちまき）の葉」を取りに行くのですが、
ワタシは初体験。ワタシの周りでは男性はそのような事はしないのです。

　ワタシの周りでは、余り男性は動かない･･･風習が残っていて･･･
良い悪いは置いておいて下さいね。風習ですから･･･

　いやぁ～行って初めて知りましたが、大変な作業でした。
周りの奥様方はエライ！本当に感服致しました。

　良く似た「葉」が２種類あって、白い線の入っている葉はダメ！
線の入っていない葉を選ぶのですが、
「葉」の幅が指３本分なければなりません。

条件がいろいろとあり、しかも知り合い等に送る分や、
周りに配る分を入れますと、最低１０００枚以上はいるって･･･

粽（ちまき）一本作るのに、葉が最低４枚必要ですので･･･

昨日、午前１１時ごろに帰宅した時には、既にヘトヘト状態でした。



　粽（ちまき）の作り方は、ワタシの周辺の作り方です。
地方･地方によって、作り方は色々ですので、
その辺の処、宜しくお願い致します。

もち米　５０％
白米　　５０％

洗って天日干しを３～５日。

それを粉に挽きます。

その粉と砂糖と、少々の塩だけで
熱～い熱湯で混ぜコネます。（これが熱くて大変です）

そして葉で巻いてイグサの紐をかけます。

また熱湯に浸して炊きます。

そして水切りをして出来上がりです。

「葉」は使う前に湯通しして冷たい水で洗います。
すると色鮮やかになります。

写真は今日撮ったものです。

それでは、今から子供さんのいるご近所さんへ配ってきます。

それでは･･･また･･･