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5/7 決算発表予定銘柄コメント 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
楽天証券経済研究所所属のアナリストによる決算発表予定銘柄コメントです。 [執筆者紹介]
まず5月7日は任天堂、三井物産などです。任天堂は今期(10年3月期)の業績と各ハード、ソフトの販売数量予想、ゲーム市場の見通しが気になるところです。配当利回りが高く、業績連動型の配当を公約していますので、この点にも注目したいところです。三井物産のような商社株は景気に連動して動くことが多いですから、景気と各事業の見通しが気になります。 5月8日は、東芝、トヨタ自動車、三菱商事、オリックスなどがあります。東芝は既に09年3月期の赤字を発表していますが、赤字の原因となったフラッシュメモリー市況がやや戻っており、需要も増えています。また、原子力事業も堅調です。ファイナンスの可能性もあり今期見通しが注目されます。トヨタ自動車も今期見通しが注目点です。今期の赤字継続が報道されています。三菱商事は資源株としての色彩が強いですが、鉄鉱石、原料炭の見通し、原油価格の見通しと損益動向に注目したいものです。オリックスは設備用リースの動向とともに不動産事業の先行きがどうなるかが見所です。株価が一株当たり純資産を大きく下回っていますので、損益動向に注意したいものです。 5月11日はミクシィ、武田薬品工業、日本製鋼所などがあります。ミクシィは再成長に向かうのかどうかが気になるところです。日本製鋼所は原発関連、防衛関連と注目度が高く、財務的にも優良です。 5月12日は楽天(09年12月期2Q)、エルピーダメモリ、アイフルなどがあります。楽天は「巣ごもり消費」の代表格で、ネット小売の最大手です。業績が注目されます。エルピーダメモリはDRAM市況が損益分岐点を下回る状況が続いていますが、改正産業活力再生法に基づく政府の資本注入が予想されます。改正産業活力再生法は大きな相場テーマです。アイフルは消費者金融の将来と、今後どうするのかが問題でしょう。 5月13日は新生銀行などがあります。あおぞら銀行との統合が報道されました。今後の見通しを知りたいものです。 5月14日はジーエス・ユアサコーポレーションとソニーなどです。ジーエス・ユアサは本田技研と自動車用リチウムイオン電池の新工場を建設するなど、ハイブリット自動車、電気自動車への対応を積極的に行っています。注目株なだけに業績に注目したいものです。ソニーは赤字脱却のシナリオが注目されます。 5月15日はパナソニック、りそなホールディングス、三井住友フィナンシャルグループ、セブン銀行、みずほフィナンシャルグループなどがあります。パナソニックは電機株の中でも安定した製品ラインと強力な財務内容を持った会社です。足元の状況とともに、今期の見通し、三洋電機へのTOBなど見所が多い決算になると思われます。三井住友フィナンシャルグループは日興コーディアル証券と日興シティグループ証券の一部部門の買収が報道されています。みずほフィナンシャルグループなど他のメガバンクの証券戦略、M&A戦略に大きな影響を与える動きですので、メガバンクの決算には注目する必要があるでしょう。 09年3月期決算はゴールデンウィーク前後に大山を迎えます。各業種内あるいは業種間で主要企業の実績と今期見通しを比べると、景気と各業種の実相が見えてくるでしょう。上期赤字予想の会社も多いですが、赤字の程度や赤字脱却シナリオの違いで、株価の動意も予想されます。決算発表から目が離せません。 ※上記コメントは、4月30日(木)作成時点におけるもので将来の市場環境等の変動等を保証するものではありません。 PR |
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