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2009 04,30 17:43 |
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ウォール街が悪名高き取引手法を阻止していたならば、米国史上最大の破綻(はたん)劇は避けられたのかもしれない。 米証券大手だったリーマン・ブラザーズ・ホールディングスが存続をかけて苦闘していた昨年、同社株を売却した後、決済日に買い手に株が引き渡されない「受け渡し未済(決済不履行)」が9月11日時点で3280万株にのぼった。SEC(米証券取引委員会)とブルームバーグが集計したデータから明らかになったもので、2007年の最多決済不履行は7月30日の56万7518株だったことから、08年の数字はこの57倍強にあたる。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
≪苦情は5000件に≫ SECは営業日3日以内に株の受け渡しが行われないこの決済不履行について、取引の裏付けとなる株式を手当てせずに行われる空売りで、相場の価格操縦に利用されることもある「ネイキッド・ショート・セリング(裸の空売り)」を関連付けている。ハーベイ・ピット前SEC委員長は「われわれは裸の空売りを別名で呼んでいた。“詐欺”という名だ」と語った。 SECのデビッド・コッツ検察官が18日に提出した報告書によると、07年1月から08年6月までにSECの苦情受付センターに寄せられた「裸の空売り」に関する苦情は約5000件。123件についてはさらなる調査が実施されたが、是正措置に結びついたケースはなかった。 03年2月までSEC委員長を務めていたピット氏は「SECが裸の空売り行為を排除し、それに関連した決済不履行を解消するために効果的な措置を講じなかったことに対し、「常に困惑していた」といい、「SECは空売りが行われる際に、その筋に対して法的拘束力をもって決済時に株式の受け渡しをさせるしかない」と主張する。
昨年2回あった数十万件のリーマン株の決済不履行は、同社に関する風説の流布があった時期と一致している。バークレイズへの破格値での身売りや、ヘッジファンドのSACキャピタル・アドバイザーズと債券ファンド最大手の米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)がリーマンとの取引を停止したとのうわさが流れたが、いずれも事実ではなかった。 6130億ドル(約59兆4200億円)の債務を残して158年の歴史を誇る投資銀行が昨年9月15日に連邦破産法の適用を申請した後、リチャード・ファルド元CEO(最高経営責任者)は10月6日、米下院公聴会で「裸の空売り」を仕掛けたやからがリーマンの失敗を招く一因となったと証言した。だが米下院監視・政府改革委員会の委員らは取り合わなかったばかりか、「職務に気づいていなかったのだとすれば、あなたこそ今日の状況を招いた張本人だ」(ジョン・ミカ下院議員:共和党、フロリダ州)とファルド元CEOを糾弾した。 それでも、08年のSECデータから浮かび上がる取引傾向から見て、「裸の空売り」がリーマンのみならずJPモルガン・チェースに昨年5月に吸収合併されたベア・スターンズの破綻(はたん)にもつながっていたのは明らかだ。 テッド・カウフマン上院議員(民主党、デラウェア州)は「信用が損なわれた銘柄や相場にとって、悪質な空売りは火に油を注ぐ行為に等しい」と話す。同議員は、下げ相場で大量の売りを浴びせる「売り崩し」行為を防ぐために、直近の約定価格を下回る水準での空売りを禁じる「アップティックルール」の再導入を含む空売り規制法案を連名で提出している。 決済が行われなかった時点で発覚する「裸の空売り」を仕掛ける者は、取引の事前に現株を借りない。コンサルティング会社STPアドバイザリー・サービスの決済専門家、スザンヌ・トリムバス氏は、そうした取引では、(取引量に)制限のない売り注文を出せるため、買い手口を圧倒し、対象銘柄の株価を押し下げてしまうと説明する。
トリムバス氏は、決済不履行と株価下落は関連しており、昨年のベア・スターンズやリーマンといった銘柄の株価下落分の30~70%相当が決済不履行につながっているという。そのこと自体は「裸の空売り」が株価の下落を招いたと立証しているわけではないが、「裸の空売りと決済不履行という2つの変数の間に見られる統計的関係は、株価下落を明確に示す指標」だと同氏は指摘する。 また決済不履行は「許可なく会社の新株を発行する」ようなもので、「市場で流通する株式数を増やせば株価は下がる。政府がカネをたくさん刷れば、同じことが為替市場で起こる」と説明。また、「何百万株も決済を履行せずに“まぁ、うちのわんちゃんが株券を食べてしまったわ”なんて言い逃れはできない」と主張した。 ─…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─…─…─ 日本でも「ジェイコム事件」で明ら様になったよなぁ~・・・コレッ!! 一言いっておくと、今でもガンガンやっているよ! 前から言っているように、相場全体が『仕手』だと考えれば 相場全体が野放し状態だと、それこそ儲けにくくなります。 だから、この件で色々な処(株式ブログ)が怒っていますが、 儲けさせて戴いているのに、怒る必要は無いわなぁ~・・・ そんな時に、確りと抑える処で抑えてくれますものねぇ~・・・・・ まぁ~・・・そんな仕組みの一片を『第1弾』では見せたんだけれども、 ちなみにワタシはリーマンの大暴落の時に全く損をしていない・・・ PR |
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