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4/27 決算発表予定銘柄コメント 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
楽天証券経済研究所所属のアナリストによる決算発表予定銘柄コメントです。 [執筆者紹介] 今回は2009年4月27日~5月1日の決算発表銘柄を見ていきます。 まず4月27日はコマツ、シャープ、商船三井などがあります。コマツは世界的な建機需要の低迷による業績悪化がどの程度かが注目点です。同業のキャタピラーの1-3月期は最終赤字に転落しています。シャープは4月上旬の経営方針説明会において、中国での液晶テレビ需要拡大の影響で、液晶パネルの受注、生産が急回復していること、そのため液晶パネル生産の主力である亀山第二工場がフル生産に入ったこと、建設中の堺工場の稼動開始を今年10月に前倒しすることを発表しました。その後の推移と10年3月期業績見通しが注目されます。商船三井は、昨年半ばから暴落していたドライバルク船の市況が昨年末から持ち直しています。不況による荷動きの鈍化が気になるところですが、新年度の業績見通しが注目されます。 28日は信越化学工業、ヤフー、新日本製鐵、本田技研、NTTドコモなどがあります。信越化学工業は半導体向けシリコンウェハー事業の不振から4月7日付けで09年3月期業績見通しを下方修正しました。09年3月期は営業減益になる見込みです。半導体ウェハー、塩ビ事業ともに10年3月期見通しが注目されます。ヤフーは不況の中、09年3月期を通じて伸び率が鈍化してきたネット広告の伸びが今後どうなるのかが焦点です。新日鉄は、10年3月期のトヨタ向け鋼板価格が市場予想よりも低いトン当たり1万5000円程度の引き下げになると報道されました。鉄鋼生産は大幅減少が続いていますが、今後の需要は自動車、電機の在庫調整完了や中国需要に期待できそうです。本田技研はハイブリッドカーの売れ行き、海外市場の動きや、国内での小型車、ハイブリッドカーに対する減税の効果をどう見るかなど、見所が沢山あります。NTTドコモは販売台数が減少している携帯電話市場の拡販策、今期の増益率などが注目点です。 30日は住友金属鉱山、キヤノン(09年12月期1Q)、三菱地所、東京電力、ソフトバンクなどがあります。住友金属鉱山は金価格の動きが焦点です。キヤノンはプリンタ、コピー機の海外市場の動きと為替レートの動きが焦点です。三菱地所は、オフィス市況、マンション市況の動きと底入れ時期はいつなのかが気になるところです。ソフトバンクは、09年3月期に携帯電話の純増シェアが大きく伸びました。今後の携帯電話事業の業績動向と借金の返済動向が注目点です。 この週は、各業界を代表する企業が1社あるいは複数決算発表するため、決算発表会社だけでなく、同業他社の株価も動く可能性があります。また、09年3月期は下期から深刻な不況になったため、財務内容が大きく悪化した会社も多いと思われます。公的資金も含めて資金調達の可能性も決算発表で明らかになると思われます。見所の多い決算が続きますのでので、注意して観察したいと思います。 ※上記コメントは、4月23日(木)作成時点におけるもので将来の市場環境等の変動等を保証するものではありません。 PR |
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