5/2 午後の『株価材料』

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■株価材料

△野崎紙<7919>：07年3月期連結決算予想、当期利益1.34億円、上方修正

△八千代銀行<8409>が第三者割当増資取りやめ、野村証券が申し込みせず
八千代銀行は２日、第三者割当増資を取りやめると発表した。割当先の野村証券から払込期日までに発行予定株数の全株について申し込みを行わないとの通知があったという。八千代銀行は、野村証券を割当先とした３０００株の第三者割当増資（割当価格１株あたり５９万２２００円）の実施を取締役会で決議していた。

△ソニー<6758>が堅調に転じる、円安進行受け買い強まる
小幅安で前場を終えたソニーが、後場から堅調に転じている。先物高の影響のほか、ドルが１２０円台に乗せるドル高／円安の進展をきっかけになり、買いが強まったという。

▼エンプラス<6961>が軟調、ＧＳが目標株価引き下げ
エンプラスが軟調。ゴールドマン・サックス証券（ＧＳ）が同社の目標株価を、これまでの２２００円から２１００円に引き下げたことが嫌気されている。ゴールドマンでは、同社についてバリュー感があり、きっかけがあれば１５─２０％程度の株価上昇が見込めるとする半面、プリンタ用ギヤの在庫調整や液晶用導光板でのシェア低下等のリスクを挙げ、中長期の成長シナリオが依然として描きにくい状況とみている。

△楽天<4755>、2日中にも株買い増しに関するＴＢＳ<9401>の質問状に回答
楽天は、ＴＢＳ株式の追加取得に関連して４月２７日にＴＢＳが送付した質問状に早ければ２日にも回答する。同社広報担当者が２日、ロイターに語った。回答内容を公表するかどうかは未定。楽天の三木谷浩史社長は同社サイトに掲載したインタビュー記事で、ＴＢＳ株式を追加取得する意向を表明した理由について「メディア、コンテンツ、文化をめぐる世界の潮流とわが国の放送・通信業界のあり方への強い危機感から」と説明。放送メディアがインターネットを活用することで新しい価値が生み出せると主張しており「世界に誇れるメディア、コンテンツ、文化を育んで行くべき」としている。

▼イチネン<9619>：07年3月期連結決算予想、当期利益10.50億円、下方修正

△シンニッタン<6319>、筆頭株主の米セーフハーバーから期末配当70円実施の提案
シンニッタンは２日、筆頭株主の米セーフ・ハーバー・ファンド・エルピーから４月２５日付で増配などに関する提案を受けたと発表した。提案内容は、１）別途積立金５１億７９００万円を繰越利益剰余金に振り替え２００７年３月期末剰余金の配当を１株当たり７０円にする、２）取締役２人の選任──となっている。シンニッタンでは提案内容を検討した上で取締役会の見解について公表する予定という。
（ロイター）

△コメリ<8218>---ＭＬでは株価は過剰反応と
3営業日続伸。なお、メリルリンチでは「買い」を継続している。店舗作業効率の向上によってプロ向け営業力が強化されているという基本観に変化はなく、株価は過剰反応と。目標株価は4600円。

□カプコン<9697>---ボックス上限レベルで推移
小じっかり。2月以降のボックス上限レベルで推移。なお、大和証券では注目銘柄として取り上げているようである。世界的な普及が進むXbox360向けのゲームソフト販売好調。今後もコンシューマ用ゲームソフトが業績を牽引すると考えているもよう。

△東都水産<8038>---急伸、前引け後に単独経常益上方修正
急伸。前引け後に発表した単独業績予想の修正発表が買い材料視されているようだ。最終損益は下ブレも、経常利益は従来予想の4.6億円から6億円に上方修正。売上の増加が主因となっているもよう。第3四半期の段階で連結ベースでは上方修正していることもあり、連結での修正はないとしているようだが、株価下落基調が続いていただけに、格好のリバウンド材料と捉えられている格好。

△リコー<7752>---雲上限接近で目先リバウンドも
調整トレンド継続も、雲上限接近で目先リバウンドも。遅行スパンも下方転換シグナルを拒否する可能性。日興シティでは欧州の売上構成比率の高い銘柄に注目している。

△ナカニシ<7716> 前日に第1四半期の決算を発表、経常利益で前年同期比10.7％増の21.5億円となった。
大和総研では歯科用製品は想定以上の進ちょくと評しており、株価の割安感から投資判断「2」を継続の方針と。

△ふくおかＦＧ<8354>---九州親和<8340>と経営統合との一部報道受け
しっかり。九州親和ＨＤと経営統合する方針を固めたと一部で報じられているもよう。想定線ともいえるが、今回の統合が実現すれば、同行は地銀でも最大級となり、スケールメリットなどへの期待感も先行する形。

▼ハニーズ<2792>---さえない、月次動向の伸び悩みを嫌気
さえない。前日に発表している月次動向が売り材料視されているとの見方。4月の既存店売上高は前年同月比で5％減、前月に続いての前年割れとなっている。天候不順の影響を受けた格好に。

△ヤフー<4689> 立花証券では投資判断を「強気」としている。
1－3月は広告事業が会社想定よりも好調に推移するなど、広告事業に回復感が出てきたことは注目に値すると。今期は前期と同等の増収増益率を確保する可能性も。
（フィスコ）

△ニッコウトラベ<9373>は業績減額織り込み決算発表先取りで小反発
ニッコウトラベルは、７円高の６５９円と小反発し昨年１１月の昨年来安値６４３円を前に下げ渋る動きとなっている。５月のゴールデン・ウィークの谷間でシーズン・ストック人気再燃を期待し下値打診買いが続いており、業績減額を織り込み５月１５日発表予定の決算への思惑も背景先材料となっている。同社の２００７年３月期業績は、第３四半期決算開示の今年２月に下方修正された。昨年１１月にオランダの船会社ユーロ・クルーズ・ホルディングス社と業務提携して催行したクルーズ船「セレナーデ号」のツアーで、過去に例をみないドナウ河の渇水による旅程変更が響きキャンセルが発生、今年３月のツアーも申し込みが４月以降にズレ込んだことが要因になった。ユ社との業務提携は、昨年７月にクルーズ船の２隻目を建造し、「団塊の世代」マーケット向けに高品質の旅行商品を提供すると株価的に高評価されただけに、逆目が出て失望売りを浴びた。天候要因による業績減額が、一過性にとどまるかどうかは３月期決算発表での今期予想業績を待たなくてはならないが、「団塊の世代」関連の好事業素質は見過ごせない。安値対処も一考の余地が膨らんでくる。
（東洋経済新報社）

△日本興業<5279>が続伸、前期決算と今期予想を発表、増益基調を好感
日本興業が１３円高の１５８円と続伸。１日に前０７年３月期連結決算とともに今期予想を発表、増益基調が好感されている。今期の経常利益は前期比７３．５％増の２億円、純利益は同１２．２％増の１億５０００万円を見込む。一部組織の見直し、本部機能の集約と一元化などを推進する。民間の工場跡地再開発事業に対する付加価値の高い自社製品の拡販も進める。このほか、既存技術の向上や新技術の導入のため、大学や企業との共同開発も図るという。前期の経常利益は前々期比４４．９％増の１億１５００万円、純利益は同４２．５％増の１億３３００万円で着地した。

△ピジョン<7956>が好人気、足元業績は堅調推移、連結経常利益でピーク益更新基調
ピジョンが好人気、７１円高の１９３４円と続急伸。出来高も弾んでいる。引き続き足元業績が堅調に推移していることが評価されているもので、景気回復に伴い出生率が好転していることも追い風になっている。同社の今０８年１月期連結業績は売上高４８４億円（前期比６．８％増）、経常利益２８億５０００万円（同３．８％増）、純利益１６億円（同１６．５％減）を予想する。純利益の減益は不動産売却益がなくなるためで、経常利益ベースでみると前期に続いてのピーク益更新となる。景気拡大に伴い出生率が堅調に推移しているほか、専用コーナーで販売するチェーン店の拡大を加速させていることが寄与する。
（株式新聞ダイジェスト）

△住友鉱<5713>が１８年ぶり最高値更新
住友金属鉱山が活況裏に上伸し、１９８９年１２月２０日につけた上場来高値２４６０円を約１８年ぶりに更新した。ニッケル価格の上昇などが背景で、「金や銅価格の上昇基調も追い風になっている」（市場関係者）。金は鉱山を保有しており、含み益に着目する向きも多い。欧州系の外資系証券では「原油価格の値上がりで潤沢な欧州マネーは、同様に資源で潤う企業を選別しているようだ」などとしていた。

△大平金<5541>は初の２０００円台、今期も増益濃厚と
大平洋金属は７営業日続伸の動きで連日の上場来高値更新。初めて２０００円の大台に乗せてきた。２月９日に前０７年３月期の第３四半期業績開示に合わせて通期予想を上方修正し、連結経常利益は４４５億９６００万円としていたが、これは主力製品であるフェロニッケルの販売価格の指標となるＬＭＥ（ロンドン金属取引所）ニッケル価格を第４四半期（１－３月期）は１ポンド＝１５ドルの前提で計算しており、実際にはこれをかなり上回って推移し、足元では２３ドル近辺まで上昇してきている。また、同社は台湾や韓国、中国などアジア向けを中心に海外売上が６割近くを占め、為替の円安傾向も利益押し上げ要因になるため、「前期の上振れは必至。今０８年３月期についても増収増益が濃厚で現状のニッケル市況が続けば一株利益は２００円近い水準に膨らんでもおかしくない」（中堅証券）といった声も聞かれている。決算発表は５月１１日に行う予定だ。

△電気硝子<5214>、大和がレーティング１を継続
大和総研は２日、日本電気硝子のレーティング１を継続した。「液晶用ガラスの生産性改善効果が発現し、価格下落の影響やヒ素フリーガラスの生産に伴って発生するコスト増加を吸収する」として、今２００８年３月期の連結経常利益を１０００億円（前期比２３％増益）と算出している。従来予想の１１１０億円を下方修正したものの、会社側予想の７５０億円は大幅に上回る。
（ラジオNIKKEI）

△ナチュラルローソン<2651>、「葉酸たまご」を使用したたまごサンドなど３品を発売

△ヤマハ<7951>、さまざまな音色の演奏が楽しめ子供のレッスンにも最適な電子キーボードを発売

△アデランス<8170>グループ、米社からヘア・トランスプラント事業を譲り受け

△セイコー<8050>ウオッチ、大人の男性向けワールドタイムソーラー電波時計３機種を発売

△アドウェイズ<2489>、エイチエムシステムズと「Ｓｅｃｏｎｄ　Ｌｉｆｅ」内で「ジャネット」の広告を試験配信
（日経プレスリリース）

△カブコム証券<8703>、ネット証券初の株券担保に利用できるＦＸ取引開始
カブドットコム証券は２日、主要インターネット証券では初となる株式などを担保に利用できる外国為替保証金（ＦＸ）取引を同日より開始すると発表した。株券を担保に少ない現金で取引ができるほか、手数料は１万通貨当たり３００円と業界最低水準。取引ごとに約１・２－４７倍のレバレッジもかけられる。

□東電<9501>、柏崎刈羽原発１号機で定検を９日間前倒し－国の特別検査に備え
東京電力は、データ改ざんやトラブル隠しを受け経済産業省原子力安全・保安院から特別検査の実施を通告された原子力発電所の１つ、柏崎刈羽原発１号機（新潟県柏崎市）で、４日から定期検査に入る。特別検査に備えるため、定検の開始時期を当初予定より９日間前倒しする。原子力安全・保安院からは定期検査前の準備段階ごとの現場確認や、原子炉停止中の安全装置の稼働確認などが、通常の検査に加えて行われる。定検期間は１３８日間を予定。同社では４月２０日に、柏崎刈羽１号機のほか、福島第一原発３号機（福島県大熊町）、福島第二原発４号機（福島県富岡町）で特別検査の指示を受けたが、３発電所の中で指示後に定検に入るのは今回が初めて。
（日刊工業新聞）

△日立ハイテク<8036>が買われる
２日付け本紙１面推奨の日立ハイテクノロジーズが買われている。年初来安値水準まで売られているが、好財務内容でもあり、時価近辺は狙い場としている。

△白煉瓦<5351>が４連騰
品川白煉瓦が５２９円は９円高まであって４連騰。粗鋼生産の高水準を受け、耐火煉瓦需要が旺盛なことから、好業績に対する見直し買いが流入している。
（株式市場新聞）

▼三井金属<5706>が年初来安値を更新、今期減益見通しを嫌気した売り続く
三井金属が、１３円安の５７２円まで売られ、１月５日につけた年初来安値５７４円を更新している。４月２６日に発表した２００７年３月期連結決算は純利益が前の期比３４％増の３１３億円と過去最高だったが、０８年３月期は非鉄価格の下落を前提に２ケタの減益となる見通しとしたことを嫌気した売りが継続している。国内大手証券系調査機関では、投資判断を「３」→「２」へ格下げしている。次の下値ラインとして５５０円処が意識される展開が予想される。

△スティールが大株主の日清紡<3105>の押し目に注目
スティールが大株主の日清紡の押し目に注目。江崎グリコ<2206>が、１日に米系投資ファンドのスティール・パートナーズから２００７年３月期の年間配当を１株当たり３０円（前の期は１０円）に引き上げるように株主提案を受けたとの発表で、年初来高値１５００円に接近する動きがみられた。今年２月にスティールが５％強を保有する株主に浮上した日清紡は３月２９日、長期にわたる配当政策を発表し、２００７年３月期の決算発表に先立ち、０８年３月期の年間配当を普通配で５円増やすと前倒しで公表。その先も業績に応じて増配を検討するとしているが、同社に対しても大幅増配の株主提案もあると考え、押し目を丹念に拾いたい。

△新日本製鐵<5401>が続伸し騰勢を強める、相場のリード役として復活が期待される
新日本製鐵が、１２円高の８０９円と続伸し騰勢を強めている。前週末発表した２００８年３月期の連結経常利益が前期比微増の６０００億円になる見通しを受け、複数の証券会社が投資判断の強気見通しを継続している。外資系証券は投資判断を「１Ｍ」継続、国内大手証券系調査機関では、足もとの環境が良いほか、中期成長シナリオが見え始めた点が新たな評価ポイントであるとして、投資判断「２」を継続。さらに、銀行系証券では積極的な業績拡大策を評価すると株価の上昇余地は大きいと考えるとして、投資判断を最上位の「１」継続としている。株価は２５日移動平均線を上回り、上昇機運も高まっている。再び相場のリード役として復活が期待されよう。

△目先買える三菱重工<7011>、中期は一段安を狙う
三菱重工業は去る、４月２７日に３０日線を割り、下げを加速して一気に７００円を割った。今年３月にも３０日線割れがあったが、当時は、翌日には３０日線を奪回した。今回は完全に相場にヒビが入った。
（証券日刊新聞）

△大和工業<5444> 今期営業利益増益 市場予想上回る
大和工業は、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高1440億円（前年同月比30％増）、営業利益125億円（同21.4％増）、当期純利益240億円（同10.1％減）。市場予想は、クイックコンセンサスで営業利益90億円、当期純利益234億円。

▼多摩川電子<6838> 下方修正
多摩川電子は、2007年3月通期連結予想を発表した。受注損失引当金の計上額が過少であったことで、租税公課を訂正し、下方修正となった。売上高31億円、経常利益0.99億円（前予想1.15億円）、当期純利益1.38億円（同1.52億円）。

▼イチネン<9619> 下方修正
イチネンは、2007年3月通期連結予想を発表した。官公庁から受託した、大口メンテナンス契約において当初の原価見積りで見込み違いがあり、下方修正となった。売上高544億円（前予想555億円）、経常利益19.56億円（同26億円）、当期純利益10.5億円（同13.3億円）。

△シモジマ<7482> 前3月期下方修正
シモジマは、2007年3月通期連結予想を発表した。売上原価は原材料価格を始めとした全般的なコストの上昇分を販売価格に転嫁しきれず、下方修正となった。売上高444億円（前予想445億円）、経常利益32億円（同35億円）、当期純利益16.7億円（同18.6億円）。
（証券新報）

■注視銘柄

7919野崎紙
8409八千代銀行
6319シンニッタン
8218コメリ
8354ふくおかＦＧ
5279日本興業
5541大平金
8170アデランス
8703カブコム証券
3105日清紡

3812ゲームオン
6370栗田工業
9437ＮＴＴドコモ
4331テイクアンドギヴニーズ
6256ニューフレアテクノロジー

■免責事項
　・投資判断は、自己責任でお願いします。
　・当方は、皆さんの投資判断に対する一切の責任を負いかねます。