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2009 04,18 08:00 |
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来週の東京株式市場、強もちあいが想定 来週の東京株式市場は、強もちあいが想定されている。引き続き売り方の買い戻しや海外勢の資金流入が観測されるものの、日経平均で9000円前後の水準は戻り売りが厚く重さを感じさせており、時価水準で値固めするという。 材料面では日米の企業決算が注目され、それによって神経質な動きをする可能性もあるとの見方も出ていた。 来週の日経平均株価の予想レンジは8700円─9250円。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
日経平均は心理的な抵抗線として意識されている9000円前後の水準で足踏み状態となっている。上値では依然として戻り売りが多いほか「足元では米国の住宅関連統計など弱い指標が出ており、それが気にされている。金融問題について不安が残っていることも上値を追えない理由だ」(岡地証券・投資情報室長の森裕恭氏)という。 日本が大型連休中となる5月4日に米国では健全性審査(ストレステスト)の公表が予定されているため「それが終わるまで連休明けまで上値を買うのは難しい」(岡地証券の森氏)との指摘もある。 東海東京証券・エクイティ部部長株式トレーディング業務統括の倉持宏朗氏は「買い材料である日本を含め各国の景気対策について、理想買いの部分はほぼ織り込んだ格好。さらに買い上げるには新たな材料が欲しい」とコメントしていた。
もっとも、需給面から株価が崩れるという不安は小さい。ここにきて外国人投資家の買いが継続する一方で、信用取引で売った向きの買い戻しニーズが強く、これらが下値を支えるとみられるためだ。 東京証券取引所によると、4月10日申し込み現在の3市場信用取引現在高(概算)は、金額ベースで売りが1兆0250億9200万円、買いが9537億1500万円、倍率は0.93倍と、将来の買いにつながる売り残が買い残を上回っている状況。「ハイテク株などこれまで売り込まれていた銘柄が底堅く推移しているのは、買い戻しが活発化しているため。売り方のカバーが引き続き株価を支える要因になる」(大和証券SMBC・グローバルプロダクト企画部情報課次長の西村由美氏)という。 ただ、日経平均が9000円前後でのもたつきが長引くと「心理的に上値が重い印象が一段と強まり、それに対する失望感がかさんで売りが優勢になるリスクもある。海外勢の買いがどこまで続くかがポイントだ」(ピクテ投信投資顧問・ヘッドトレーダーの小野塚二也氏)といった指摘もある。
材料面で注目を集めそうなのは日米企業の決算発表。市場関係者によると「米国企業の決算について直近ではウォーニングが少なく、思ったほど悪くないとのムードがある。ただ、金融など不安感を生じさせる決算が出た場合、相場は神経質になる場面もありそうだ」(大和SMBCの西村氏)という。 国内企業の3月期本決算の発表は週後半からシーズン入りする。SMBCフレンド証券・シニアストラテジストの松野利彦氏は「日銀短観などこれまでのマクロ指標を踏まえれば、09年3月期の見通しは全体で前期比10%減程度までの減益は織り込んでいる可能性が高い」とした上で「慎重な数字が出ると市場ではみているため、極端に見通しが下振れしない限り、株価を崩す要因にはならないだろう」とコメントしていた。 足元のマクロ指標をみる限り、株式は買いにくいとの声が出ているものの、過度に悲観する様子は感じられない。市場では「セクターごとに状況をみると、半導体や鉄鋼など改善の兆しが出るものが目立ち始めた。今後発表される決算をにらみ、全体は売り買い交錯となる中で個別で物色する相場展開になるのではないか」(東洋証券・シニアストラテジストの児玉克彦氏)との見方もある。 PR |
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