5/2 朝の『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

▼名古屋の百貨店売上高、４月は0.3％減
名古屋市内の主要百貨店5社7店舗（松坂屋<3051>、三越<2779>、ジェイアール名古屋高島屋<8233>、名鉄<9048>百貨店、丸栄<8245>）が1日発表した4月の売上高（速報値）は、合計で355億円と前年同月比0.3％減になった。婦人、紳士ともに初夏物衣料の販売が伸び悩んだ。バッグなどの動きも鈍かった。
（NIKKEI NET）

△今仙電機<7266>が大幅高、07年3月期予想を上方修正

△グレース<4790>が自己株約320万株の消却を決議、発行株の10.55％
グレースは１日、自己株３２０万４２７８株の消却を決議したと発表した。発行株の１０．５５％にあたる。消却予定日は５月７日。消却後の発行株は２７１５万５７３３株になる。

▼三井トラスト<8309>が軟調、ＧＳが「強い買い推奨」リストから外す
三井トラスト・ホールディングスが軟調。ゴールドマン・サックス証券が、同行を「強い買い推奨」リストから外した。三井トラストとりそなホールディングス<8308>は３月末に公的資金優先株式の市場売却の申し出を行ったが、４月２５日にりそなの主幹事証券会社の選定が一時中断された。これを受けてゴールドマンでは、三井トラストの売り出しが先行する可能性が高くなったとし、短期的に同行株の需給が更に悪化すると予想している。

△フルキャスト<4848>とフリーワーク<2486>、資本・業務提携へ
フルキャストとフリーワークは１日、資本・業務提携を行うことで基本合意したと発表した。フリーワークとフルキャストの子会社であるフルキャストファクトリー（東京都渋谷区）が２００７年１０月１日をめどに合併することでも基本合意した。フルキャストファクトリーの事業は人材アウトソーシング。フリーワークが有するアウトソーシングのノウハウとフルキャストファクトリーの拠点網のシナジー効果を狙うという。存続会社はフリーワークで合併比率は未定。フルキャストはフリーワークとフルキャストファクトリーの合併期日１０月１日まで、フリーワークの株主から一定の株式を取得する。決定された両社の合併比率から合併後のフルキャストのフリーワークに対する株式の所有権割合を計算。６６．６％に満たない場合に同比率を超えるまでの範囲で株式を取得するという。株式の取得にあたり、必要がある場合には株式公開買い付け（ＴＯＢ）を行うという。

△米スティール、グリコ<2206>に年間配当30円を株主提案
米系投資ファンドのスティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンドは２６日付で江崎グリコに対し株主提案権行使による増配要求を行った。２００７年３月末の別途積立金全額を繰越利益剰余金に振り替え、０７年３月期の期末配当を２５円に増配し、年間３０円にするよう提案している。グリコでは提案内容を検討して取締役会の考えを公表するとしている。
（ロイター）

△トッキ<9813> 一時ストップ高。
有機ＥＬ関連として再び人気化しているようだ。昨晩放映された一部テレビ番組で、有機ＥＬが取り上げられた。トッキに関しては、有機ＥＬパネル量産装置で世界シェア8割を占めると紹介されたもよう。
（フィスコ）

□ライオン<4912>が３日続伸に高値引け、第１四半期の赤字幅縮小に好反応
ライオンが３日続伸し、１９円高の７２３円と高値で引けた。４月２７日に今０７年１２月期第１四半期の連結決算を発表、経常赤字が１１億８９００万円（前年同期４５億６２００万円の赤字）、最終赤字は１億７５００万円（同２７億５８００万円の赤字）に縮小したことで好反応を示した。流通在庫の適正化により売上の平準化を図り、生産拠点の集約などにより製造原価や物流費などの低減に努めた。６月中間期予想は経常利益２０億円（前年同期２５億８００万円）、純利益１０億円（同１７億７０００万円）を据え置く。

△佐伯建<1889>、国土総合<1781>が上昇、両社経営統合を評価
佐伯建設工業が一時１１円高の１０５円まで上昇し、国土総合建設も一時２３円高の４３８円まで買われた。４月２７日、佐伯建と国土総合が０８年４月１日をメドに対等の精神で経営統合すると発表、評価買いを誘った。市場縮小に対応し、経営の合理化・効率化を徹底し、規模拡大メリットを図り収益力を強化するため。統合方式や経営目標、商号などは未定。今後、両社の社長を共同委員長とする経営統合委員会を設置し、具体策を詰める方針。なお、決算発表は佐伯建が１８日、国土総合が２５日を予定している。

▼新光電工<6967>がストップ安比例配分に新安値、今期大幅減益予想に失望
新光電気工業が４００円ストップ安の２５００円で比例配分され、２月１３日の年初来安値２５３５円を下回った。東証１部値下がり率で２位。２７日に発表した今０８年３月期連結業績予想が営業利益で前期比３７．４％減の２２１億円と大幅減益を見込んだことで失望売りが膨らんだ。事前のコンセンサスが増収増益予想だっただけに大きく期待が外れる格好となった。

△電産コパル<7756>が戻り試す展開、コスモ証は今期業績上ブレを示唆
日本電産コパルが２５円高の１４１６円まで買われており、１３００円どころでの下値もみ合いを経て、ここ急速に戻りを試す展開となっている。コスモ証券では４月２７日付で「シャッター・レンズユニットの用途が拡大し上ブレの公算」とし、今０８年３月期連結業績の上ブレを示唆している。既存事業であるデジタルカメラ向けの出荷計画は保守的、前期から本格的に立ち上がり始めた携帯電話カメラ向け市場の拡大、の２点を業績上ブレ要因に挙げており、売上高９１５億円（前期比８．９％増、会社側計画は８６０億円）、営業利益７１．５億円（同２２．７％増、同６５億円）、経常利益７２．５億円（同１９．３％増、同６６億円）、純利益４４．２億円（同２．７％増、同４０億円）と試算している。
（株式新聞ダイジェスト）

▼日本オラクル<4716>が６日続落、野村証券が投資判断を引き下げ
日本オラクルが一時、前日比120円（2.21％）安の5320円まで下落して６日続落。野村証券が同銘柄の投資判断を「やや強気」から「中立」へと引き下げたことが手掛かりとなったようだ。

▼セタ<4670>が急落、2007年３月期の業績見通しを下方修正
ジャスダック上場のホール顧客管理システム開発のセタが一時、前日比41円（9.60％）安の386円まで下落。先週末４月27日に2007年３月期の連結経常利益を従来予想の７億8000万円から６億5100万円に、最終損益を同６億3400万円から３億1800万円へと下方修正したことが手がかりとなったものと見られている。遊技ホールの改装時期の見直しに伴い、当社製品の納品、設置時期が翌期へずれ込む案件が発生したことが今回の業績下方修正につながった。同社ではまた、「周辺機器関連市場におきましては、遊技人口の減退とそれに伴う遊技ホール数の減少の影響に加え、本年6月をピークにパチスロ旧基準機の認定・検定切れが近づくなか、これに替わる新基準適合機への入替費用が見込まれることから、遊技ホールの設備投資意欲が総じて弱まっており、大変厳しい状況が続いております」とも述べている。
（テクノバーン）

▼楽天<4755>が引け際急落、ザラバ引け＝誤発注との憶測も
楽天が引け際に急落し、４万６５５０円売り気配（前日終値比１９５０円安の気配）のまま取引を終えた。市場関係者によると「取引時間終了５分前くらいにおよそ２万株の成行き売り注文が出たようだ」という。１４時５７分に４万６９５０円（１５５０円安）で商いが成立し、以降は売り気配でザラバ引けとなっている。特に悪材料が出たわけではないもようで、関係者の話題となっている。この日、「１部市場では引け際に、値がさハイテク株を軸に４０銘柄前後に各１～３万株程度の売りが出た」（国内大手証券）との見方もあり、一部には「銘柄間違えや株数相違の発注ミスの可能性もあるのではないか」（外資系証券）との声も聞かれる。引け後の板状況は売り２万２７１３株、買いが１万９８８株。比例配分はされていない。

△ヤマダ電<9831>、期末配当を２９円に
ヤマダ電機は１日、０７年３月期の期末配当予想を２９円（前回予想比４円増）に増額した。中間配当は実施していない。

△ブリヂストン<5108>、円安効果受け増額修正
ブリヂストンは１日、今１２月期６月中間期の連結経常利益を従来の５８０億円に対して７２０億円（前中間期比１．６％増）に増額修正した。売上高は１兆４７００億円に対して１兆５６５０億円（同９．８％増）に修正した。今期の業績見通しは１ドル１１０円、１ユーロ１４０円（２００６年１２月期実績は１ドル１１６円、１ユーロ１４２円）を前提としていたが、前提為替レートに対して大幅な円安で推移していることから業績の増額修正に至った。
（ラジオNIKKEI）

△関西―アジア主要都市、毎日運航へ＝15日から貨物6機体制―全日空<9202>
全日本空輸は1日、航空貨物事業について、米社から2機のリースを受けて、自社保有機と合わせ6機体制に増強すると発表した。15日から、需要拡大が見込まれるアジア主要都市と関西国際を結ぶ路線で、日月曜日を除く毎日の運航を開始する。米国の貨物航空機リース会社「ABXエア」から、運航や整備を含めてB767―200SF型2機のリースを受ける。日月曜日を除き毎日運航するのは、上海、大連、天津、ソウル、香港、台北、バンコクと関西国際を結ぶ路線。

△キリン<2503>、1―3月期最終利益は過去最高65億円＝「ザ・ゴールド」出足好調で
2007年1―3月期連結決算は、3月に発売した17年ぶりのビール大型商品「ザ・ゴールド」や、買収したワイン大手メルシャンが寄与し売上高が8． 0％増の3780億円と過去最高を更新。子会社のキリンビバレッジも清涼飲料中心に好調だったことから、営業利益は18．5％増の169億2300万円、経常利益も8．2％増の166億8500万円、最終利益も2．3％増の65億1600万円といずれも過去最高となった。

△ガソリン、130円台に上昇＝首都圏の店頭価格―卸値引き上げで
ガソリンの店頭価格が上昇し始めた。原油高を受けて新日本石油<5001>など石油元売り大手が5月の卸値を大幅に値上げしたことなどから、首都圏では1日までに、レギュラーガソリン1リットル当たり数円程度値上げし、130円台前半の看板を掲げる給油所が目立ち始めた。大型連休の後半を控え、家計にとっては予想外の出費につながりそうだ。

△三越<2779>が水着・浴衣ファッションショー＝夏物商戦、8月中旬まで
三越は1日、東京・銀座店で水着や浴衣、サングラスなど、夏物アイテムのファッションショーを開いた。浴衣は洋花の柄を使いながら和風の雰囲気が出ているもの、水着は輸入物のビキニタイプが今年の主流だ。商戦は浴衣、水着とも8月中旬まで続く。

□キャッシング金利を引き下げ＝りそな<8308>カード
りそなグループのりそなカードは1日、同社が発行するカード「セゾン」のキャッシングの貸出金利を実質年率18．0％以下（現行は24．0％以下）に引き下げると発表した。発行済みカードについては7月14日付残高から、6月1日以降に新たに発行されるカードについては発行当初から適用する。

△プロミス<8574>、有人店舗127カ所削減＝コスト年400億円削減へ
消費者金融大手プロミスは1日、2008年3月末までに全国413カ所ある有人店舗を127カ所削減するなどの大規模なリストラ策を発表した。年400億円以上のコスト削減を目指す。貸金業規制強化に伴う経営環境の悪化で、事業の抜本的な構造改革を迫られた。

□プロミス<8574>、07年3月期は3782億円の最終赤字＝今期は黒字転換見込む
2007年3月期連結決算は、売上高に当たる営業収益が前期比3．2％減の3689億円、経常損益が2015億200万円の赤字（前期は700億 1300万円の黒字）、最終損益が3782億8200万円の赤字（同420億4600万円の黒字）だった。過払い利息返還に備えて巨額の引当金を計上したことから、創業以来初めての通期赤字に転落した。

△大丸<8234>並み営業利益率目指す＝松坂屋<3051>が改革推進室設置
大丸との経営統合を9月に控えた松坂屋ホールディングスは1日、茶村俊一松坂屋社長のスタッフ組織として営業改革推進室を設置したと発表した。店頭業務の効率化を進め、売上高営業利益率を現行の2％台から、3年後をめどに大丸並みの4％にする。

▼三菱UFJ証券<8615>、顧客情報書類を紛失＝熊本支店で1174人分
三菱UFJ証券は1日、熊本支店で1174人分の顧客情報が記載された内部書類を紛失したと発表した。同社は、3月に同支店の改装を行った際、廃棄書類と間違え焼却された可能性が高く、盗難などで外部に流出した懸念は低いとみている。またこれに関し顧客情報が不正利用されたとの連絡も入ってきていないという。　

△米国外での制作、配給を強化＝ソニー<6758>映画が新部門発足
映画大手のソニー・ピクチャーズエンタテインメントは30日、欧州、アジア、中南米などの市場で現地の言語による作品を制作、配給する新部門「国際映画制作グループ」を発足させると発表した。米国以外の新興市場向けに作品を投入し興行収入アップと国際的なシェア拡大を図るとともに、北米市場で新たな観客層を開拓する狙いだ。　
（時事通信）

■「種明かしは財産権侵害」 マジシャンら２テレビ局提訴
ニュース番組でコインを使ったマジックの種明かしをされ、『種』というマジシャン共有の財産を侵害されたとして、プロマジシャンら計４９人が１日、放送した日本テレビ<9404>とテレビ朝日<9409>に計約１９０万円の損害賠償や謝罪放送を求める訴えを東京地裁に起こした。訴状によると、２社は昨年１１月、大阪市のマジックバー経営者らが、マジック用に硬貨に穴を開けたなどとして貨幣損傷等取締法違反容疑で逮捕された事件について報道した際、事件と関係のないマジックの種明かしも披露した。
（共同通信）

△吉野家<9861>　「牛丼復活記念」で割り引きセール
吉野家ディー・アンド・シーは１日、「牛丼ほぼ復活記念　吉野家の恩がえし」と銘打って、全国の吉野家で牛丼や定食の５０円引きセールを展開すると発表した。１０日午前１１時～１６日午後８時の期間限定。昨年９月に販売再開した牛丼は着実に売り上げを回復しており、割引セールで更に弾みをつける狙い。競馬場内などの９店舗を除く全国約１０００店で、すべての丼と定食が割引の対象になる。吉野家は３月から、牛丼の販売時間を９時間延長して午前１１時～午前０時とした結果、同月の販売量は豚丼の倍以上になるなど、順調に牛丼の「復活」が進んでいる。

■ヤマトＨＤ<9064>　増収だが、３期ぶり減益　０７年３月期
ヤマト運輸の持ち株会社、ヤマトホールディングス（ＨＤ）が１日発表した０７年３月期連結決算によると、売上高が前期比１．５％増の１兆１６１５億円になったものの、本業のもうけを示す営業利益は６７１億円で同２．３％減少した。減益は３期ぶり。主力の宅急便、メール便はともに好調だったが、日本郵政公社に対抗して配達体制を強化するため３０００人を上半期に前倒し採用したことで人件費が増加したほか、原油高に伴い燃料費も同３０億円増えた。最終（当期）利益は、土地評価損などの特別損失が減少したため、前期の赤字から３３８億円の黒字に転じた。宅急便の取り扱い個数は同４％増の１１億７４００万個だったが、平均単価は６円下落した。メール便も同１３．６％増加したが平均単価は３円下がった。１０月の郵政民営化の影響について栗栖利蔵執行役員は「郵政公社に限らず、他社との間の単価引き下げ競争は徐々になくなっており、民営化後も心配はいらないと思う」などと語った。

△浴衣商戦　大手百貨店が早くも本格化　品ぞろえ工夫
三越<2779>は１日、東京都中央区の銀座店で、浴衣などのファッションショーを開催。昨年より約１カ月早い開催で、買い物客らに１着３万円前後の売れ筋などを披露した。浴衣売り場の開設は２４日からだが、「早い段階からアピールし、今後の売り上げ増につなげる」（同店）のが狙いだ。すでに４月２５日から専用売り場を各店で展開している高島屋<8233>は、１着５万円前後のオーダーメード品の取り扱いを強化。「既製品では飽き足らないお客さまの需要に応える」として、２着目、３着目の購入を促している。足袋や帯など関連商品の品ぞろえも増やし、１人当たりの購入単価の底上げを図る。ミレニアムリテイリング（セブン＆アイＨＤ<3382>）傘下の西武百貨店とそごうは「花火や祭りの時だけでなく、外食時などのオシャレとして浴衣を着る人が増えている」と分析。白や紺などを基調とした落ち着いた色合いの品ぞろえを強化している。
（毎日新聞）

△「KIHACHI」監修冷製スープ　ハウス食品<2810>
ハウス食品は2007年5月15日から、レストランなどの「KIHACHI」ブランドで知られる熊谷喜八シェフのレシピを再現したカップ容器入り冷製スープ2種類を全国のコンビニエンスストアなどで発売する。

△誰に似てるかを判定 ジェイマジック
モバイル関連事業のジェイマジックは2007年4月26日、携帯電話で撮影した顔写真を決まったアドレスに送信すると、どの有名人に似ているかを回答してくれるサービス「顔ちぇき－誰に似ている?」を開始した。沖電気<6703>が開発した顔画像処理ミドルウェアを活用し、有名人のリストから最も似ている3人を判定する。利用料は無料。
（J-CASTニュース ）

△エイトコンサルタント<4742>と日本技術開発<9626>、Ｅ・Ｊグループの組織体制基本方針を発表
本日、株式会社エイトコンサルタントならびに日本技術開発株式会社の取締役会におきまして、平成１９　年６月１日に設立予定のＥ・Ｊホールディングス株式会社を完全親会社とした、Ｅ・Ｊグループの統合計画の一部となる組織体制づくりの基本方針が承認されましたので、お知らせいたします。

△プロミス<8574>、買収したカーコンビニ倶楽部と自動車関連サービス事業に参入

△プロミス<8574>、コスト構造改革への取り組みと新事業戦略など発表

△セルシス<3829>とアニモ、音声合成技術活用のクリエイター向け制作支援ソフト開発で提携

△ファミリーマート<8028>、「マルちゃん　赤いきつね・緑のたぬき」とコラボのおむすびを発売

△伊藤忠商事<8001>、米社と提携しオーディオブック市場に参入

△新日本石油<5001>、英国法人「Ｎｉｐｐｏｎ　Ｏｉｌ　Ｅｕｒｏｐｅ　Ｌｉｍｉｔｅｄ」が営業開始

△日機装<6376>など、アジア・オセアニア向けサンダイン製品事業強化・拡大で新体制を構築

△カルピス<2591>、ミックス果汁飲料「『Ｗｅｌｃｈ’ｓ』ダークスイートチェリーブレンド」を発売

△サカタのタネ<1377>、トルコギキョウの新品種「マシュマロ　ホワイト」の種子を発売

△アステラス製薬<4503>、欧州で抗生物質「テラバンシン」の承認申請

△ビューティ花壇<3041>、クラウンガーデネックスからフラワーサービス事業を譲り受け
（日経プレスリリース）

△松下電器産業<6752>、ノートパソコンの新シリーズ３機種を１８日から発売
松下電器産業は２５日、ノートパソコン「レッツノート」の新シリーズ３機種を５月１８日から順次、発売すると発表した。全シリーズでインテルの最新の中央演算処理装置（ＣＰＵ）を搭載するなど基本性能を高めた。実勢価格は、１０・４型液晶の「Ｒシリーズ」が２１万円前後、１２・１型液晶のＷシリーズが２５万円前後。「レッツノート」シリーズ全体で年産３１万台を目指す。

△日本特殊陶業<5334>、米国子会社工場内に第２のスパークプラグ工場棟を建設
日本特殊陶業は１日、米ウエストバージニア州の酸素センサー工場内に米国で２カ所目のスパークプラグ工場棟を着工したと発表した。０８年６月に稼働する。年間生産能力は２０００万本。投資額は１７億円。現地生産比率を高めながら、補修市場を含めた需要増に対応する。

△ＳＢＩイー・トレード証券<8701>、日経２２５先物など６商品の正規手数料引き下げ
ＳＢＩイー・トレード証券は１日、日経２２５先物など６商品の正規手数料を１４日約定分から引き下げると発表した。あわせて一般信用取引の買方金利を現行の３・３％から３・０％へ引き下げるとともに外国為替保証金（ＦＸ）取引の手数料無料キャンペーンを１カ月間実施する。

△アステラス製薬<4503>、抗生物質「テラバンシン」を欧州ＥＭＥＡへ承認申請
アステラス製薬は、米テラバンスから導入した抗生物質「テラバンシン（一般名）」を、欧州子会社のアステラスファーマヨーロッパが「複雑性皮膚・軟部組織感染症」を目標適応症として欧州医薬品審査庁（ＥＭＥＡ）へ承認申請した。
（日刊工業新聞）

△ブラザー工業<6448>が続伸、スティールの年間配当を引き上げ提案が買い手掛かり
ブラザー工業が、１７円高の１６５３円と続伸している。米系投資ファンドのスティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンドは前週２７日までに、同社など投資先４社に２００７年３月期の年間配当を引き上げるよう株主提案したことが買い手掛かり。ブラザーには年間配当を会社側計画の２．５倍となる一株当たり５０円（前の期は１３円）とするよう求めた。また、スティールは電気興業<6706>に会社計画より１５円多い年間配当５５円（前の期は３５円）、フクダ電子<6960>に１００円多い１８０円（同８０円）、TTK<1935>に１３円多い４３円（同３０円）を求めた。ブラザー工業の株価は、２月２日に１７０７円の年初来高値をつけた後、３月６日に１４５３円まで下落したが、１６００円台を維持した動きとなっている。今後も押し目は絶好の買い場となることが十分想定されよう。

△コア<2359>　今期は増収増益の見通し、最高純益更新を目指す
携帯電話やデジタル家電向け組込みソフト開発が主力のコアの０８年３月期連結業績予想は、売上高２７４億円（前期比７．１％増）、経常利益１５億８０００万円（同１６．６％増）、純利益９億３０００万円（同３１．２％増）と０２年３月期の最高純益９億２２００万円を更新する見通し。１株利益予想は６７．６０円。４月２７日発表の前０７年３月期連結決算は、売上高２５５億８６００万円（前々期比１２．１％増）、経常利益１３億５５００万円（同８．４％減）、純利益７億９００万円（同１８．９％減）と増収減益だった。次世代携帯電話、基地局、液晶製造・検査装置、情報家電への組込みソフトウェア開発が好調だったほか、金融機関向け大規模開発及び電力系・流通系のＷｅｂソリューションも伸長した。一方、利益面では、電子テロップの新製品投入遅れに加え、研究開発費の積み増しやオフショア開発での利益悪化等が響いた。今期は、新規開設した新百合ヶ丘技術センターを中核に各開発拠点を活用してのリモート分散開発を推進していくほか、好調な金融システム開発に加えて、ディザスタ・リカバリーを中核としたインターネットデータセンタービジネスを推進していく。また、製造業向けにＰＬＭソリューション、放送業向けのハイビジョンデジタル対応電子テロップの新製品投入により市場シェアの拡大を図る方針。超高感度ＧＰＳチップなどへの研究開発投資にも引き続き取り組んでいく。

△第一中央汽船<9132>が５連騰し連日の年初来高値更新
商船三井系の第一中央汽船が、７円高の４１０円と５日連騰し連日の年初来高値更新となっている。２７日付の日本経済新聞が、２００７年３月期の年間配当を８円程度にする公算が大きいと報じたことを引続き好感している。従来予想は前の期から横ばいの６円。鉄鉱石などを輸送する主力のばら積み船事業が伸び、連結売上高は前の期比３５％増の１１９０億円程度、純利益は２４％増の７５億円程度になった。不定期船が好況で足元の業績も好調に推移すると見られている。株価は上昇トレンドを継続、商船三井<9104>に追随し今後も堅調な展開が予想される。
（証券日刊新聞）