5/1 お昼の『株価材料』

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■株価材料

△コマツ<6301>が連日上場来高値、東証1部で売買代金トップ
コマツが連日の上場来高値更新となっている。１０時４５分現在、同社株は東証１部の売買代金トップとなっている。引き続き業績拡大を手がかりに人気化。「海外勢の買いが目立っている」（大手証券）という。同社は２６日、２００８年３月通期の連結業績について、営業利益が前年比１７．３％増の２８７０億円になるとの見通しを発表した。中国や東欧・ロシア向けなど新興国向けの売上高が拡大するとしている。

▼東芝プラント<1983>が値下がり率1位、08年3月期の減益見通しを嫌気

△三井物産<8031>、米自動車ローンのＡＦＣを買収
三井物産は１日、米国の自動車ローン会社、ＡＦＣ社の株式を８７．５％取得することで同社と合意したことを明らかにした。買収の後も、一部株式については創業者が引き続き保有するという。ＡＦＣ社は全米の４０州において、４０００以上のディーラーを通じた一般顧客向けの自動車ローン事業を行っている。
（ロイター）

△マツダ<7261>---強い動き、今期営業増益見通しで安心感
強い動きが目立つ。今期の営業増益見通しなどが評価されているもよう。在庫削減のための生産調整で上半期は減益に転落する見込みだが、デミオ投入効果などによる下期の回復見通し発表で安心感が強まる格好に。日興シティでは投資評価を「２Ｍ」から「１Ｍ」に格上げしている。

△日テレ<9404> 大幅反発。
業績予想の上方修正が好感されている。営業利益は従来予想の230億円から304億円に増額修正、01.3期以来の増益に転じる見通しとなっている。放送・映画事業・通販などの収入が計画比で上ブレへ。ＵＢＳでは投資判断を「ＢＵＹ」に格上げで目標株価を24000円に、収益の底打ちを素直に評価などとしている。

△ＪＣＯＭ<4817> 27日の後場中ごろに第1四半期の決算を発表、営業利益については前年同期比34.9％増の103.07億円となった。
なお、メリルではサプライズはないとしながらもポジティブとの見方を示しており、投資判断「買い」並びに目標株価13万円を継続している。また、ＧＳでは順調な業績拡大トレンドを確認したとして、投資判断「買い」並びに目標株価13.1万円を継続。

□大ガス<9532>---テクニカルリバウンドも戻りは鈍い
4営業日ぶり反発。先週末までの調整でボックス下限に到達しており、テクニカルリバウンドに。ただ、戻りは鈍い。なお、ヤマハ発と共同で生ごみや排泄物などを分解したメタンガスを使う自動車を開発すると報じられている。

△日本テレビ<9404>---大幅反発、上方修正受けてＵＢＳが格上げ
大幅反発。業績予想の上方修正が好感されている。営業利益は従来予想の230億円から304億円に増額修正、01.3期以来の増益に転じる見通しとなっている。放送・映画事業・通販などの収入が計画比で上ブレへ。ＵＢＳでは投資判断を「ＢＵＹ」に格上げで目標株価を24000円に、収益の底打ちを素直に評価などとしている。

△明星工<1976>---雲上限レベルで強弱感が対立
3営業日続伸で4/23の直近戻り高値を捉えている。07/3期業績予想の上方修正が好感されている。ただ、直近戻り高値および均衡表の雲上限が位置するレベルであり、強弱感が対立。なお、遅行スパンは上方転換シグナルを発生させた。

△任天堂<7974>---4営業日続伸で連日の最高値更新
4営業日続伸で連日の最高値更新。08/3期業績予想がコンセンサスを上回るなど、好業績を評価した買いが続いている。また、ユーロ高による業績上振れ期待などもあるようだ。

△沖電気<6703> 急反発。
先週末の決算発表を受けて、今期の業績回復期待が高まる展開になっているようだ。今期営業損益は、前期54.1億円の赤字から一転して80億円の黒字予想。ただ、会社側では上半期80億円の赤字に対して下期で160億円の黒字を予想と、下半期偏重型の計画、下ぶれリスクは残るとの見方もあるようだ。

△山パン<2212>---大和では増収・2ケタ増益はポジティブと
反発。緩やかなリバウンド基調が継続している。なお、大和証券では四半期決算の内容はサプライズはないが、想定どおりの増収・2ケタ増益はポジティブと。今後半年から1年間の目標株価は1300円前後。

■三井造船<7003>---軟調、好決算発表も出尽くし感が先行
軟調。前週末に決算を発表、前期業績は先に上方修正しており、一旦材料出尽くし感が強まる形になっているもよう。前期経常利益は48％増益で着地、今期も 40％増益と続伸の見通しだが、もともと、同セクターにおいては今期の業績拡大は十分織り込まれていた感も強く、コンセンサスと比べてやや下ブレとの見方も。

△ＩＣＴＳ<4739>---4営業日続落で3/6安値に接近
4営業日続落で3/6安値に接近。08/3期会社計画が市場コンセンサスを下回ったことがネガティブ視されているようだ。なお、三菱ＵＦＪ証券ではレーティング「1」を継続したもよう。合併シナジー効果の早期顕在化で上ぶれる可能性大と。

△日東電<6988>---ＧＳでは回復できる余力を再確認
反発で25日線に接近している。なお、ゴールドマン・サックスでは業績予想を下方修正し、目標株価を7500円から6800円に引き下げたようだ。しかし、2008年度に向けて大きく回復できる余力を再確認できた印象と。「買い」の評価は継続している。

△トレイダーズＨ<8704> ストップ高買い気配。
今期見通しがサプライズとして受け止められているようだ。07年3月期実績は経常利益で前期比30.4％減の5.24億円となったが、4月20日の下方修正に沿った数値となった。一方、08年3月期の見通しについては、経常利益で同2.0倍の10.3億円（四季報予想8億円）となっている。

△松下電産<6752>---しっかり、今期業績予想は保守的との見方
しっかり。先週末発表の決算内容に評価の動きが先行へ。今期営業利益は5000億円で前期比8.8％増益見通し、インパクトは乏しいものの、為替の前提を1ドル＝110円、1ユーロ＝143円で設定しているなど、保守的な計画になっているとの見方が強いようだ。

△マイクロニクス<6871> 07年3月中間期の利益予想を上方修正しており、経常利益については従来予想の21億円に対して27.8億円（前年同期16.04億円）となる見通し。
なお、ＧＳでは上期業績は想定以上との評価、投資判断「買い」並びに目標株価5500円を継続している。

△ＮＳＳＯＬ<2327>---07/3期業績がポジティブに評価され
3営業日続伸。07/3期業績がポジティブに評価されている。なお、三菱ＵＦＪ証券では08/3期については、保守的で上振れ余地があると考えているようだ。レーティング「1」を継続している。

△ドコモ<9437>---しっかり、配当金引き上げなどプラス材料視
しっかり。先週末に決算発表、評価の高まりにつながっている格好。業績数値にはインパクトがなかったものの、配当金は従来の4000円から4800円へ引き上げられており、株価の下支え材料として期待されている。ＣＳでは投資判断を「アウトパフォーム」に格上げしているようだ。また、データ通信定額制の契約者数が1000万件を超える見通しになったと伝わっていることなどもプラス材料に。

▼ＪＤＣ<4815> 売り気配から。
赤字拡大が嫌気されているようだ。同社は27日、07年3月期の業績予想を下方修正している。07年3月期の下方修正は昨年11月に次いで2度目となり、最終赤字については従来予想の4.37億円に対して9.78億円（06年3月期6.77億円の赤字）となる見通し。

▼エクセディ<7278>---下落率トップ、ＵＢＳの投資判断格下げで
下落率トップ。先週末の取引時間中に発表された決算を受けて、ＵＢＳが投資判断を「ＢＵＹ」から「ＮＥＵＴＲＡＬ」に格下げ、売り材料につながっている。目標株価も4300円から3500円に引き下げへ。日産／現代ビジネス向けの減速や償却費負担増などを背景に、業績予想を下方修正しているもようだ。

△佐伯建設<1889>---賑わう、国土総合建との経営統合合意発表で
賑わう。国土総合建設との経営統合を発表、買い材料視される展開になっている。来年4月をメドに経営統合、統合比率など具体策は今後詰める予定とされているものの、遅れていた建設業界の再編の動きを評価する動きが先行へ。

▼新光電工<6967>---売り気配、減益見通しにネガティブサプライズ
売り気配。先週末に決算発表、今期業績見通しがネガティブサプライズと受け止められている。前期営業利益は25％増益の353億円、従来計画を上回る着地となっているが、今期は37％減益の221億円と予想。保守的な予想との見方は多いものの、想定以上の減益見通しに失望感が強まる状況。三菱ＵＦＪではセンチメントの悪化を考慮して投資判断を「１」から「２」に格下げへ。
（フィスコ）

△日梱包<9072>は自社株取得きっかけに好実態見直しで最高値窺う
日本梱包運輸倉庫は４円高の１６９０円と小反発し２００５年１２月につけた上場来高値１７７９円を視界に捉えている。３月に実施した自己株式の取得をきっかけに、好業績の見直し買いが再燃し、押し目買い姿勢を強め、５月１５日発表予定の３月期決算への期待感も買い方を勢い付かせている。同社の自社株式取得は、機動的な資本政策を遂行することを目的に２５０万株（発行済み株式総数の３．３６％）、４５億円を上限に取締役会で決定され、３月２３日までに１株１６３１円で６９万１０００株が取得済みとなっている。これに加えて信用取組が薄めながら逆日歩がついており、需給好転から好実態への見直しムードが高まった。同社の２００７年３月期業績は、燃料価格高騰の逆風が吹くなか、小幅増収益ながら２期ぶりの過去最高純益更新ペースで推移してきた。ホンダ向け車両輸送が部品輸送まで拡大、三菱自向け物流会社の買収なども寄与している。続く今３月期も、セイノーホールディングスと共同設立した新物流会社の上乗せも見込まれており、１５日の決算発表が注目されている。株価は、上場来高値まであと１００円弱と迫っているが、ＰＥＲは１６倍台となお割安である。最高値抜けから上値追いに弾みをつけよう。

△ニッパツ<5991>は決算発表先取りで下げ過ぎ訂正期待から反発
ニッパツは、１７円高の１０５１円と４営業日ぶりに反発、４月２３日につけた昨年来安値１０１５円水準で下値抵抗力を発揮している。２００７年３月期業績は、期初予想通りに過去最高業績で推移しているものの、市場予想を下回るペースとして売られており、５月１１日の決算発表で好実態を確認し下げ過ぎ訂正が期待できるとして逆張りを誘っている。同社は、世界的な自動車増産をフル享受し、懸架ばねやシートが順調に推移、ハードディスク駆動装置部品も堅調に販売数量増を続けていることから、業績も連続して過去最高を更新している。ただ前期純利益は、１５４億円（前々期比強含み）と期初の小幅更新予想を据え置き、市場予想を下回るとして第３四半期決算発表の今年２月以来、再び１０００円大台を試す調整局面入りとなった。５月１１日の決算発表では、今２００８年３月期業績については、もう少し前向きの業績予想が観測されており、株価四季報予想の１７０億円（前期推定比１０％増）の２ケタ増益が一般的となっている。ＰＥＲは１７倍台、２５日移動平均線からも４％強のマイナスかい離と下げ過ぎは明白で、底上げ加速となりそうだ。

△三愛石<8097>は羽田空港関連思惑を信用好需給が増幅し連日の高値
三愛石油は、１２円高の６２８円と３営業日続伸し連日の昨年来高値更新となっている。４月１１日に来日した中国の温家宝首相と安倍晋三首相との間で羽田ー上海間のシャトル便の定期運行が合意されたことから関連株を買う動きとなっているが、同社もこの一角で羽田空港向けの航空燃料の独占供給を手掛かりに急浮上している。ＰＥＲが１４倍台と割安で逆日歩がつく信用好需給も押し上げ効果を発揮している。同社は、石油製品、ＬＰガスを取り扱う燃料商社で、全国に店のガソリンスタンドを展開する一方で、羽田空港向けに航空燃料の独占供給も行い、羽田空港沖合拡張、国際空港化観測などのたびごとに供給量拡大思惑が高まり株価は反応高している。今回のシャトル便運航では、来年の北京オリンピックのあと２００年には上海万博開催も控えているだけに日中間の旅客・貨物往来拡大として思惑を高めている。５月１５日発表予定の２００７年３月期業績も、第３四半期決算が大幅増益・高進捗率となり上ぶれ着地期待を高め、今期も続伸予想にあるだけに、好実態・好需給要因を背景に上昇トレンド継続となりそうだ。

△住友商<8053>は連続最高純益更新で市場予想をクリアし３連騰
住友商事は、３０円高の２０９５円と３営業日続伸となっている。前週末２７日は、主力株の３月期決算発表が第１のヤマ場を迎え、ハイテク株全般が保守的な今期予想を打ち出し市場コンセンサスを下回るなかで、同社が今期も連続の過去最高を見込みほぼ市場コンセンサスをクリアしたことが割安株買いを増幅させている。同社の前期業績は、前々期比１％増収、３３％税引前純益増益、３１％純益増益で着地し、純利益は昨年１０月の上方修正値を上回り過去最高更新の更新幅を拡大した。金属事業、輸送機・建機事業、機電事業など各セグメントが好調に推移し、持分法損益でも米州での銅事業、北米鋼管事業、ジュピターテレコム、ジュピターＴＶが上乗せ貢献した。今期は、各事業の選択と集中、積極的な資産入れ替えを進め、売り上げは前期比６％増収と伸び率を高め、純利益は２３５０億円（前期比１１％増）と連続過去最高を予想、市場コンセンサスの２３５９億円をほぼクリアする。株価は、素材・原子力発電関連の出遅れ株買いから今年２月に上場来高値２３３０円まで買い進まれ２０００円大台固め継続となっているが、ＰＥＲは１０倍ソコソコと割安歴然となる。最高値トライに弾みをつけよう。

▼イビデン<4062>は今期減益を見込み市場予想下回り急続落
イビデンは、３５０円安の６５００円と急続落して始まっている。前週末４月２７日に主力ハイテク株の一角として、３月期決算を発表、前期は期中の２回の上方修正値、さらに２００８年３月期の市場コンセンサスを上回る大幅増益となったものの、今期は減益を予想、純利益が市場コンセンサスをおよそ３５億円下回ったことが失望につながり利益確定売りが先行している。同社の前期業績は、昨年１１月、今年２月に上方修正されているが、この２月修正値を上回り前々期比２５％増収、７３％増収、７７％純益増益で着地し、連続過去最高更新となった。プリント配線板とパッケージ基板、半導体製造装置向け特殊炭素製品のＩＴ（情報技術）関連と、ＤＰＦ（ディーゼル車黒煙除去フィルター）の環境関連製品が両輪になって業績を大きく押し上げた。今期業績は、米国経済の減速懸念、原油市況や為替変動の不透明要因、半導体製品価格下落、競合企業の市場参入などから慎重予想となった。売り上げは前期比７％増収を見込むが、経常利益は７％減益、純利益は８％減益を予想、純利益は４４０億円と市場コンセンサスの４７５億円を下回る。株価は、今年２月の前期業績再増額に環境関連人気がオンして４?の上場来高値７２３０円まで１０００円幅の急伸を演じた。株不足で逆日歩がつき強弱感が拮抗するなかで、下値を確認する展開が続こう。

△オプテックス<6914>は早くも業績上方修正に進み分割落ち安値から続伸
オプテックスは、８０円高の２５７０円と続伸し１月１１日につけた株式分割権利落ち後の安値２４１０円からの再発進を鮮明化している。前週末２７日の今１２月期第１四半期（１Ｑ）決算の開示に合わせて、早くも今中間期・通期業績の上方修正を発表、割安修正期待買いが増勢となっている。同社の１Ｑ業績は、前年同期比１１％増収、３２％経常増益、３８％純益増益で着地するとともに、純利益はすでに中間期期初予想を１億５９００万円超過達成した。防犯用製品では、欧州、南アフリカ、南米で屋外用センサ、国内では警備会社向け画像記録システムが伸び、自動ドア用製品も昨年投入の新製品が北米市場で順調に立ち上がったことが寄与した。これに加えて連結子会社が増加することも要因に中間期・通期業績を上方修正した。このうち通期業績は、売り上げが期初予想を５億円、経常利益が２億円、純利益が１億３０００万円アップされ、純利益は２４億３０００万円（前期比６％増）と連続最高最高更新の更新幅を拡大する。株価は、昨年１２月３１日割り当ての１対１．３の株式分割を落として落ち妥当値水準を固めているが、業績増額でＰＥＲは１７倍台とさらに割安歴然となる。昨年７月の前?業績増額時の株価急伸を再現しよう。

△古河電<5801>は３連騰、増益転換の業績再増額に期末再増配オン
古河電気工業は、１２円高の７４８円と３営業日続伸となっている。前週末に２回目の２００７年３月期業績の上方修正と期末配当の増配を発表、純利益が減益予想から増益にプラス転換することが買い手掛かりとなっている。同社の３月期業績と配当は、昨年１１月に増額・増配されているがさらに引き上げられた。売り上げは５００億円、経常利益は９０億円、純利益は９５億円上乗せされ、純利益は２９５億円（前々期比１５％増）と増益転換する。光ファイバーなど情報通信関連需要が、上期に続き下期も堅調に推移していることが要因で、営業利益は５３０億円（同４１％増）と３月に観測報道され株高材料となった５１０億円を上回る。配当は、すでに配当落ちしているが、同じく１１月に中間期、期末と増配されたが、このうち期末配当を前回の３円から３．５円に引き上げ、年間６．５円（前々期実績３円）に再増配する。今２００８年３月期業績も、４月に米光部品製造子会社を売却し約１０億円の利益上乗せとなるだけに続伸が有望となる。株価は、過大な信用買い残整理から７００円台出没の昨年来安値水準固め継続となっているが、ＰＥＲは１７倍台と割安になりリバウンド幅を拡大しよう。

△神鋼商<8075>は連続過去最高純益更新を割安株買いし続伸
神鋼商事は、８円高の３９０円と３日続伸している。前週末に３月期決算を発表、前期業績が期中の２回の上方修正値を上ぶれて大幅増益で着地、今期純利益も続伸、連続の過去最高更新を予想したことが割安株買いを増幅している。同社の前期配当は、５円から７円に増配されたが、同日開催の決算説明会で「今期は中間期から３．５円配当を検討する」（森脇亞人社長）と表明したことも、好実態認知度を高めている。同社の前期業績は、今年３月の再増額値を上回り、前々期比９％増収、２１％経常増益、２８％純益増益と連続して過去最高を更新した。稼ぎ頭となったのは、営業利益が４８％伸びた非鉄金属で銅市況高騰とデジタル家電、自動車向けの需要拡大が重なり、主力の鉄鋼部門も自動車、造船向けに堅調に推移したことが寄与した。今期は、売り上げが６８４０億円（前期比６％増）、経常利益が７７億円（同９％減）、純利益が４０億円（同１０％増）を予想、来期が最終年度となる中期経営計画の目標数値を１年前倒しでクリアする。経常利益は、非鉄金属の市況を慎重に予想し小幅減益を見込んでいるが、なお市況は持ち直しから高水準推移を続けており、前期同様の期中の上方修正は有力となる。株価は、ＰＥＲ８倍台とさらに割安となり、下値妙味が一段と拡大する。
（東洋経済新報社）

△農産工<2051>が値上がり率上位、今期連結経常は２３．３％増の見込み
日本農産工業が３日続伸。２４円高の３０５円まで買われ、東証１部値上がり率で上位となっている。４月２７日引け後に前０７年３月期決算を発表。今期連結の２ケタ増益見通しを示し、好感されている。今期の連結経常利益は前期比２３．３％増の３５億円、純利益は同３１．１％増の２１億円を見込む。飼料事業では、生産体制の最適化を進めるなどして製造・販売両面から競争力を強化。食品事業では、「ヨード卵・光」の家庭向け販売数量の拡大を図る。なお、前期連結業績は２ケタの減益。経常利益は前々期比２１．３％減の２８億３８００万円、純利益は同１５．１％減の１６億２００万円だった。

△オプテックス<6914>が続伸、第１四半期は３割増益、今期予想は上方修正
オプテックスが続伸、９５円高の２５８５円まで上昇している。４月２７日に今０７年１２月期第１四半期の連結決算を発表、３割増益を受け、今期予想を上方修正した。第１四半期の経常利益は前年同期比３２．５％増の１２億８９００万円を確保。海外市場において引き続き屋外用センサーの売上が増加し、国内でも警備会社向けに画像記録システムが堅調に推移した。防犯用製品の好調を背景に、６月中間期の連結経常利益を１９億６０００万円→２１億６０００万円（前年同期比９．０％増）に上方修正し、通期の経常利益についても４０億円→４２億円（前期比７．１％増）に引き上げた。新たに連結子会社が加わったことも修正要因としている。

△関東ツクバ<8338>がストップ高カイ気配、前期業績推定の上方修正を好感
関東つくば銀行が１００円ストップ高の１０３０円カイ気配。４月２７日に前０７年３月期連結業績推定値の上方修正を発表、買い物を集めている。経常損益は３４億９６００万円の黒字→５０億円の黒字（前々期３３億３８００万円の赤字）、最終損益は３５億３５００万円の黒字→６３億円の黒字（同４３億４５００万円の赤字）で着地したもよう。経営基盤の強化に注力したことで収益が改善、一般貸倒引当金が予想を下回ったほか、償却債権取立益の増加などが大幅黒字の要因となった。
（株式新聞ダイジェスト）

△キッコマン<2801>は１７年ぶり最高値、２ケタ増益続く
キッコーマンは４営業日続伸の動きで８９年１０月５日に付けた上場来高値を１７年７ヶ月ぶりに更新している。もっとも、同社はこの間に１対１．０５の株式分割を３回実施しているため、実質ではすでに上回っている計算。４月２５日に発表した０７年３月期決算が紀文フードケミファ　<4065>　連結の効果もあって１７％営業増益と従来予想を上回ったうえ、続く０８年３月期についても営業利益は１１％増と２ケタ増益を見込んでおり、これを受けて買い安心感が強まった。しゅうゆ需要の拡大が続く北米市場に加え、欧州でもドイツや英国など主要国のほか、ロシアや中東欧での市場開拓も進める方針で、これが中期的な成長につながると期待する向きも多いようだ。

△日東電<6988>がしっかり、収益と株価反応では明暗逆
日東電工がしっかり。前週末に発表した決算では、前期の営業利益が２２％減、今期見通しが１．４％増益にとどまったが、ゴールドマンサックスでは１日付のレポートで「買い」を継続した上で、「（価格政策転換により）緩やかだが収益底打ちが見えてきた印象」、「２００８年度に向けて大きく回復できる余力を再確認できた印象」などと前向きに捉えている。２８日の日本経済新聞の「投資・財務」面では、「電子部品大手の前期、製品下落で明暗」として、収益面で「明」の村田製作所<6981>と「暗」の日東電工を取り上げているが、この日の株価は村田製が軟調で、日東電が上昇と、明暗逆の反応となっている。

■村田製<6981>が軟調、好調持続も投資判断引き下げで
大証主力の村田製作所が軟調。前週末の決算発表を受けて、クレディスイスが２７日付のレポートで村田製の目標株価を１万円から９５００円に、投資評価を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に引き下げた。村田製が前週末に発表した決算は、前期の連結営業利益が２６％増で、今期見通しは７％増とした。クレディスイスでは「積層セラミックコンデンサの市場環境に変化はなく、引き続き良好。実質的な価格下落もない状況」としながらも、「設備投資の負担増が利益を圧迫しアップサイド余地は従来期待していたほどではない」としている。一方、ゴールドマンサックスは「コンデンサの増収計画は相当保守的」として、「内容は好調持続で、株価に押し目が出れば７－９月に向けた再上昇狙いで仕込みを再始動のイメージ」とした。

△ドコモ<9437>が高い、今期配当４８００円を好感
ＮＴＴドコモが高い。２７日に決算を発表、今期の利益は前期以上を確保する方針が示された。また、今期の年間配当は前期実績の４０００円に対して４８００円にすると発表された。時価の配当利回りが２％を超える水準になったことが好感されている。

▼三菱電機<6503>が続落、今期減益見通しを嫌気
三菱電機が続落している。前週末の４月２７日後場取引時間中に決算を発表、会社側が今２００８年３月期の減益見通しを明らかにしたことから失望売りが広がり、２７日は３４円安で１１６７円で引けていた。前３月期の連結営業利益は４７．７％増加の２３３０億円となったが、今３月期は１４．２％減益の２０００億円が計画されている。かねて会社側では業績拡大を牽引していた産業メカトロニクス部門の今後の動向に対して慎重な見方を取っていた。なお、１年前の２００６年４月２７日に２００５年３月期の決算を発表した際、会社側では２００７年３月期の営業利益を１１％増益の１７５０億円と見込んでいた。結果的にはその数字を大幅に上回る２００７年３月期決算となったことなどに照らし、アナリストの間では「保守的な見地で業績の見通しを発表する会社」との見方が取られているる企業と言える。今期の収益見通しが先行き増額修正されるならば、慎重な業績見通しが発表されて売られる場面は買い場になるとの考え方もできる。ただ、増額修正を織り込みつつ上げる場面があるにしても、減益見通しの発表直後には値動きが悪くなっても仕方ないと見る投資家の売りが先行しているもよう。

△住友商事<8053>が高い、「カザフでウラン」－増益予想
住友商事が高い。甘利経済産業大臣は４月３０日にカザフスタンのマシモフ首相等と会談し、ウランの日本への安定供給を盛り込んだ共同声明を発表した。住友商事は関西電力<9503>と共同でカザフスタンにおけるウラン開発事業を進めている。住友商事では東芝<6502>が買収したウェスチングハウスへの出資を検討しているが、それも将来的なウランの販路拡大をにらんだ面がある。日本とカザフスタンの関係強化がカザフスタンでビジネスを行う企業の展開を後押しする可能性があると見た投資家の買いが入っているようだ。ウランは原子力発電の原料として中期的な需要の拡大が見込まれている。主にオーストラリア、カザフスタン、カナダなどで埋蔵されている。住友商事が２７日午後３時に発表した２００７年３月期の最終利益は３１．７％増加の２１１０億円となった。今２００８年３月期は１１．４％増の２３５０億円を計画している。今期の決算見通しにおいて増益の方向性が会社側から示されたことも好感されている。今期の１株利益は１９０円（前期１７０円）を見込む。
（ラジオNIKKEI）

△三井物産<8031>、米国での自動車産業バリューチェーン強化で現地の自動車ローン会社を買収

△住商情報システム<9719>、海外事業強化・拡充で中国・上海市などに現地法人２拠点を設立

△カブドットコム証券<8703>、音声認識技術に対応した個別銘柄の株価照会サービスを無料提供

△ＩＲＩユビテック<6662>、韓国企業とＷｅｂ２．０ソリューション事業の共同展開で業務・技術提携

△東芝<6502>、カザフスタンの国営企業と原子力産業分野で相互協力

△ＮＥＣ<6701>、仏社と共同で太平洋を横断する光海底ケーブルプロジェクトを受注

△三井住友ＦＧ<8316>、２１年度までの中期経営計画「LEAD THE VALUE 計画」を開始
（日経プレスリリース）

△丹青社<9743>が４連騰
丹青社が急伸、４日続伸となっている。０７年３月期の収益上方修正を発表、連結経常利益が従来予想の１４億２０００万円から１７億２０００万円見通しとなったことが好感されている。

▼池上通信機<6771>が軟調
池上通信機が軟調。０７年３月期の収益減額修正を発表したことが嫌気されている。連結経常損益は従来予想の４億円の黒字から６５００万円の赤字になる見通しだ。

△元気寿司<9828>が大幅高
元気寿司が大幅高で３月１３日につけた年初来高値１３６８円にあと一歩と迫っている。０７年３月期の収益上方修正を発表、連結経常利益が従来予想の１１億５０００万円から１５億２０００万円見通しとなったことが手掛かり。

△ＭＥＸ<3746>　１０年３月期を最終年度とする中計を策定。
売上高３６億円、経常益６．１６億円が目標。資本、業務提携した日本ＳＧＩとシナジー追求。

△キャリアＤＣ<2410>　底入れ観測強まる。自律反発に期待。

△住友金属鉱山<5713>が大幅続伸
住友金属鉱山が大幅反発。０７年月期の連結純利益が１２６０億円（前の期比２倍）と４期連続の最高益更新となったことが好感されている。

△ジェーピーエヌ債権回収<8774>が強含み
大証ヘラクレスのジェーピーエヌ債権回収が強含み。５月３１日現在の株主を対象に１対２の株式分割を実施することが手掛かり。

△富士写真フイルム<4901>が反発
富士写真フイルムホールディングスが反発。０７年３月期の連結営業利益が１１３０億円（前の期比６１％増）となったことが手掛かりになっている。
（株式市場新聞）

△セイクレスト<8900>は急伸で、前引け時の全市場値上がり率トップ。短期割り切り投資で
セイクレストは急伸。前場は２万２０００円高の５万５０００円まで買われた。前引け時、全市場の値上がり率トップとなった。前営業日４月２７日の大引け後に、２００７年３月期業績予想の上方修正を発表した。連結、個別とも、売上高、経常・純利益とも上方修正。元社員による証券取引法違反（インサイダー取引）事件により撤回されたプロジェクトが、事件終結にともない一部復活し、販売が好調となったことと、コスト削減などが奏功した。今朝は、前日の米国市場の下落の影響と、国内では連休の谷間ということもあり、日経平均の前場は１５７円１１銭安の１万７２４３円３０銭で引けるなど、地合いはさえない。そうしたなかで、同社株はハイボラティリティ、出来高急増ということで、短期資金が流入しているもようだ。ジャスダックのマーケットメイク銘柄で、ストップ高とはならないため、どこまで上がるか。しかし、前場の分足を見ると、朝イチに急伸して５万円台に乗せた後は、５万円台前半でモミ合っている。マーケットメイク銘柄ということもあり、むちゃくちゃな上げは期待できない。超短期投資の割り切りが必要なようだ。

△ＪＦＥシステムズ<4832>は中計情報見直しで続伸。大型株の周辺に物色入る
ＪＦＥシステムズは続伸。２０００円高の１２万９０００円まで買われている。先月２６日に発表した、２００７年３月期連結決算が、純利益は前年比減益となったものの、売上高と経常利益は増収増益の好決算で、２００８年３月期連結業績予想は、増収増益を見込んでいることに加え、今朝の日経産業新聞で「ＪＦＥシステムズ、中計見直し――利益率重視、６％超に」と報道されたことが、買い材料となっているもようだ。前期の純利益減益も、開発中止による特別損失を計上したためで、一時的なものと見られている。今朝は鉄鋼セクターが下落しており、ＪＦＥホールディングス<5411>も小反落。大型株の周辺銘柄に物色が入っているもようだ。

△帝国電機製作所<6333>は上場来高値更新。地合い悪いなかで優良銘柄の物色つづく
帝国電機製作所は急続伸。１５５円高の２４７０円まで買われ、３月１５日につけた上場来高値２３９０円を更新した。とくに何か材料が出たわけではないが、原発関連のポンプメーカーということで人気づいているもようだ。また、筆頭株主が三菱電機<6503>なので、三菱系人気、あるいはＭ＆Ａ関連ということで買われているもようだ。　１９３９年設立の老舗。無漏洩ポンプでは最大手メーカーで、国内シェア６割、世界シェア４割という優良企業だ。実質無借金の好財務体質。業績も堅調に増収増益で来ている。続伸とはいえ、現在の株価でＰＢＲは２倍台と高めだが、ＰＢＲは２０倍台と、とくに割高感はない。今朝は３０日のニューヨーク市場の下落を受け、また、国内では連休の谷間ということもあり、日経平均株価が続落して１万７２００円台まで下げるなど、地合いの悪い状態。値上がり率上位銘柄も、低位建設株が目立つなど、投資家サイドでも、個別銘柄の物色に苦慮しているもようだ。そうしたなかで、同社のような優良銘柄に買いが集まっていると見られる。短期資金流入の可能性もあるが、中期投資で、２５００円のフシを上抜ければ、もう一段の上げを狙えそうだ。

□サカタインクス<4633>は小反落も中期ジリ高、地合いさえない連休の谷間に優良銘柄物色
サカタインクスは反落。６円安の６５０円で始まり、寄り後は、６５２円との間で動いている。今朝の日経産業新聞で「サカタインクス、輪転機で印刷障害少ない情報誌向けインキ」と報道されたが、市場は反応薄だ。とはいうものの、この２年間の中期週足チャートを見ると、５００円台から６００円台後半へと、ジリ高で来ている。同社は印刷インキで業界３位。実質、無借金の好財務体質。大口株主には、東洋インキ製造<4634>や凸版印刷<7911>といった優良企業のほか、信託口、大手損保、都銀、チェース系などの優良外資が並んでいる。現在の株価で、ＰＥＲは約１３倍、ＰＢＲは約１倍と、割安水準。ジリ高とはいえ、オシレーターは、週足では「買い時」となっている。今朝の日経平均株価は１万７２００円台まで下落するなど、続落しており、地合いはさえない。連休の谷間のこうした時に、同社のように中期で上がる、優良銘柄を物色するのも一興だ。

△国際石油開発帝石ＨＤ<1605>は続伸、連休明けの決算先取り？
国際石油開発帝石ホールディングスは続伸。１万円高の１０２万円で始まり、１０３万円まで買われている。今朝は鉱業セクターが高く、東証１部業種別株価指数の値上がり上位にランクインしている。同社は、連休明けの５月１１日に２００７年３月期決算発表が予定されており、その先取り相場かもしれない。先月２３日には、４回目の通期決算上方修正が発表され、」、９０万円台央から続伸してきている。続伸とはいえ、中期週足チャートでは、上値１２７万円、下値７９万６０００円の三角保ち合いのカタチに見える。現在の株価水準で、ＰＢＲは２倍台と割高だが、ＰＥＲは１０倍台と、とくに割高感はない。今後もしばらくはディフェンシブ株人気、石油・エネルギー関連銘柄人気は続くと見られる。この勢いが続けば、２００６年４月上場時につけた「上場来高値」１２０万円台奪還も期待は充分。

△協和発酵工業<4151>は急続伸、前営業日の好材料効果が続く
協和発酵工業は急続伸。１７円高の１１４０円で始まり、寄り後は１１７４円まで買われている。前営業日４月２７日のザラ場中に発表した、２００７年３月期決算が好決算だったことが引き続き、効いているもようだ。同決算は、連結で、売上高と営業・経常利益が前年比増収増益、純利益が同減益となった。が、純利益の減益は、関係会社株式売却損や減損損失などの特別損益を計上したため。２００８年３月期連結業績予想では、増収増益としており、かつ、純利益は、前々期の２００６年３月期と比べても増益を見込んでいる。このほか、同日に、「米社の抗悪性腫瘍剤の日本とアジア一部地域での独占的開発・販売権の取得」、「抗パーキンソン剤の米国食品医薬品局への承認申請」についても発表している。今朝寄り後の東証１部値上がり率ランキングを見ると、上位には、小型低位株が目立っている。そうしたなかで、同社のような好材料の出た優良株に買いが集まっているもようだ。

△日立ソフト<9694>は２００３年１１月以来の３０００円が目前、中期５０００円も
日立ソフトウェアエンジニアリングは、前週まで６連続陽線を交え、２００３年１１月以来の３０００円が目前となっている。金融機関向けや、一般企業向け日本版ＳＯＸ対応の大型案件が好調。０７年３月期は予想１株利益が５４円（０６年３月期は３６．２円）、配当は年２４円（同２０円）という好内容。２０００年のＩＴ相場では１万８１１０円の高値があり、中期なら５０００円が見込めるだろう。

△イビデン<4062>は初の７０００円乗せ後も堅調、中期９０００円も
電子関連の売上比率アップが顕著なイビデンは、去る４月２３日に上場来初の７０００円台にのせ７２３０円まで買われ騰勢一服の動き。とくに、世界的なメーカーのノキア、インテルなどにハイテク電子部品を供給。１株利益は０６年３月期１９７円→０７年３月期（推）２８７円　→０８年３月期（予）３０１円と急向上、ＰＥＲは２２倍ていどと割高感はない。６４００円前後にある３０日線の上昇を待って再上昇となろう。

□二番底形成中の日本油脂<4403>、信用見送り現物買い可
火薬を手がけ防衛関連株人気を持つ日本油脂は、依然、上値を切り下げる動きだ。０６年２月の高値８２５円以降、９月の７４７円、０７年２月の６８０円と上値が切り下がっている。一方、０６年９月の安値５６１円がこれまでの安値となっており、現在の５８０円前後は二番底を形成中とみていい。業績好調で人気性も備えているためだ。ただ、人気が強いため信用買残が非常に多いため、よほど大きい材料が出ないと、高値奪回となるような戻りは無理だろう。

△ＵＳＥＮ<4842>は出版子会社の売却報道も、市場は反応薄、モミ合い
ＵＳＥＮは前営業日１０１２円と同水準の１０１１～１０１３円でモミ合い。今朝の日経新聞で「出版子会社を売却」「売却額　３０億円程度　財務内容改善狙う」と報道されたが、市場は反応薄だ。報道によると、出版事業などを手がける子会社のギャガ・クロスメディア・マーケティング（本社・東京）を売却する。保有する発行済み株式の７０％弱すべてを、５月上旬にも、投資会社のカピトリーノ（同）に売却する。ＵＳＥＮは財務内容の改善を目指して事業の選択と集中を進めており、同子会社の売却もその一環としている。

△新日本石油<5001>は海外販売拡大報道で小反発
新日本石油は小反発。８円高の９３１円で始まっている。今朝の日経新聞等で「石油元売、海外販売拡大」として、コスモ石油<5007>などと共に報道された。報道によると、新日本石油など石油元売各社は、２００７年度、石油製品の海外販売を大幅に拡大する。新日石は前年度比で５割、コスモ石油は同４割増やすという。

△丸大食品<2288>は買い気配切り上げる、３月期業績予想を上方修正
丸大食品は５円高の４４５円買い気配。きのう４月３０日に、２００７年３月期決算の上方修正を発表した。連結・単体とも、売上高、経常・純利益とも上方修正とした。とくに、経常・純損益は、２００６年３月期の損失計上から黒字転換の見込みではあったが、さらに、利益幅拡大とした。
（証券日刊新聞）

△クリナップ<7955> 上方修正
クリナップは、2007年3月通期連結予想を発表した。値上げや、主力のシステムキッチンを中心とした需要があった事や、経費削減効果で、上方修正となった。売上高1227億円（前予想1220億円）、経常利益39億円（同27億円）、当期純利益18億円（同12億円）。
（証券新報）

△ＫＤＤＩ<9433>とソフトバンク<9984>　ＣＡＴＶと連携加速、ＮＴＴ<9432>に対抗
ＫＤＤＩとソフトバンクが、ケーブルテレビ（ＣＡＴＶ）事業者との連携を強めている。番組配信が中心のＣＡＴＶ会社に固定電話サービスを提供することで通信料収入を増やすとともに、ＣＡＴＶ会社は電話サービス拡充により契約者の囲い込みを図るのが狙い。ＮＴＴが光ファイバー網を使ってインターネット接続、ＩＰ（インターネット・プロトコル）電話、通信衛星放送の番組配信を３点セットで提供し、利用者獲得を強化していることへの対抗策で、通信事業者の固定電話争奪戦が、ＣＡＴＶを巻き込む形で激化しそう。

△おめでとう運ぶ「ドラえもん」新商品　ＮＴＴ<9432>がぬいぐるみ付き電報
ＮＴＴ東日本、ＮＴＴ西日本は、結婚式など慶祝用電報台紙「ドラえもんＤＥＮＰＯ」の新商品を１日から販売する。価格は２１００円で、別途、文字数に応じた電報料が必要。ＮＴＴ東が年８万通、ＮＴＴ西は同３万通の販売を見込んでいる。

△鹿島<1812>、シンガポールで４３８億円受注
鹿島は、シンガポールで最大級となるオフィスビルの建設工事を現地企業と共同受注した。受注金額は４３８億円で、鹿島側の取り分は約７割となる。受注したのは「マリーナベイ金融センター」で、５２階（２４３メートル）と３２階（１９１メートル）のツインタワー構造の大型複合ビル。工期は０７年９月から１０年３月。完成後は金融機関などが入居する予定だ。
（FujiSankei Business i）

■注視銘柄

6301コマツ
7261マツダ
8704トレイダーズＨ
6871マイクロニクス
9072日梱包
8097三愛石
2051農産工
6502東芝
1812鹿島
6333帝国電機製作所
7955クリナップ
8969プロスペクトレジデンシャル投資法人
7270富士重工業
8858ダイア建設
9104商船三井
3242アーバネットコーポレーション
3237イントランス
8993アトリウム
7211三菱自動車工業
7261マツダ
9741日立情報システムズ
9437ＮＴＴドコモ

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　・投資判断は、自己責任でお願いします。
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