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2009 03,15 11:00 |
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小田原機器【JQ:7314】IPO ブックビルディング期待値 ★☆☆☆☆ ■事業内容 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
下記は詳細内容です。
津川善夫 代表取締役社長 722,400株 57.98%
路線バス用運賃箱関連をはじめとした製品の開発、製造、販売、メンテナンスサービス 小田原機器グループは、製品の企画・開発・販売・生産管理・品質管理を担当する小田原機器と、製品の製造・メンテナンスサービスを担当する連結子会社から構成されている。 小田原機器グループは、バス運賃箱メーカーとして、本社内営業所を含む国内5ヶ所の営業所のほか、代理店契約を結んだ地域の有力販売代理店を通じて、バス機器市場で全国的に事業を展開している。 主な製品は、運賃箱や運賃箱用金庫等の運賃箱関連製品、非接触型ICカードやプリペイド式磁気カード等の電子マネーによる運賃精算に対応するためのカード機器関連製品などの車載機器分野の製品となっている。 また、バス機器と呼ばれる製品には、地上機器分野の製品もあり、バス事業者の営業所等において、運賃箱用金庫から現金やカードの運賃精算データを集計する精算機等も取り扱っている。
◆09.12期見通しは、発表している水準から更に一段の景気影響が発生しなければ良いのだが 09.12期にはそれまでの業績を牽引していたPASMO関連の特需が収束すること等を織り込んで、対前期比で約26%の減収と約13%の減益の見通しとなっている。売上げ原価率の高い製品の販売高が落ちることから、減益幅は小さい見通しになっているのだが、足元の景気減速等の影響が追加で発生するリスクもあると考えられるため、当社に限ったことではないが、この水準が決して下限とは言えない状況にある。 業績の下振れリスクがなければ、09.12期想定EPSに対してPER約7倍で想定されている公募価格は妥当な水準と考えられる。景気動向等を考慮すれば、当面は静観か。
◆09.12期は減収だが、利益減には一定の下支えありの見通し 08.12期は、07年3月から首都圏でサービスが開始された、鉄道と路線バスのIC乗車券の相互利用サービス(PASMO)付随する非接触ICカードシステムの導入に併せて、運賃箱や精算装置などその他の機器についても同時に更新する動きが強まり、主要顧客であるバス事業者各社の設備投資は前年度に引き続いて堅調に推移した。この結果、売上高は、対前期比+約35%の増収となった。 売上高は対前期比で大幅に増加したものの、費用面で新規開発製品であるバス総合管理システムに付随する初期開発コストを計上したことで、営業利益では対前期比+約20%の増益に留まった。 表1 主要品目別の販売実績(百万円、前期比%) 09.12期は、PASMOに付随して発生した、首都圏のバス時゙強者における設備投資も一巡したことから、PASMO関連機器の需要が減少し、小田原機器グループの業績も影響を受ける見通し。ただし、地方において、非接触ICカードシステムの普及が本格化することが予想されるほか、バス事業者による合理化推進のための設備投資意欲は底堅く推移すると見込んでいる。 売上面では、PASMO関連機器の導入が国土交通省の主導する補助金対象事業となっており、その補助金の期限が09年3月末と設定されていることから、PASMO関連機器の導入に伴って、首都圏において発生した特需が収束する見通し。一方で、首都圏以外の地域で非接触ICカードシステムの導入が進むほか、バス総合管理システムを構成する即時計数式運賃箱、08.12期から販売を開始した音声合成装置等の拡販を予定している。 以上から、売上高では、対前期比マイナス約26%減の減収の見通し。なお、小田原機器の主要な製品に対して、PASMO関連機器の売上原価率が高く、この分の需要減が大きいことから、営業利益では若干改善し、対前期比マイナス約13%の減益に留まる見通しとなっている。
◆ストックオプションはあるが、行使価格は高め ロックアップのカバー率は問題のない高さであり、ベンチャーキャピタルの出資もない。ストックオプションの未行使残高はあるものの、想定されている公募価格よりも高い行使価格で設定されているため、ここでは潜在株式として認識しなかった。 A. 発行済み株式数 1,239,600株(単元100株、08.7に1:200株式分割後) 【参考】(株数は売り出し考慮前) 表2 ストックオプションの未行使残高の状況 目論見書での想定発行価格は2,000円で、この価格に基づく公募による小田原機器の手取り概算額は約542百万円とされている。資金使途は、全額を工場一元化のための設備投資資金(工場用地の取得)に充当する予定。 配当方針として、目論見書では配当性向10%を確保する旨が記載されている。 PR |
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