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2009 03,09 15:38 |
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■監査意見の不表明は「信用なし」のらく印 「3月危機説」が株式市場でくすぶるなか、不動産関連株が不安定な値動きをみせている。なかには、3月に入ってからほとんどの日がストップ安という銘柄もある。不動産は不振業種の代名詞的な存在になっているだけに、悪材料の出た銘柄は容赦なく売り浴びせられているようだ。 3月に入ってから6日までの5営業日にストップ安に見舞われた不動産関連銘柄は6銘柄=表。 特に目立ったのが、5営業日のうち4営業日でストップ安に見舞われたパシフィックホールディングス(HD)。ほかにも、ランドと日本パーキングが2営業日でストップ安となった。 東証1部上場(4月1日付で2部に指定替え)の不動産投資会社、パシフィックHD(東京)は2月27日、2008年11月期の有価証券報告書に関して、会計監査人の監査法人トーマツから監査意見を表明しないとする監査報告書を受け取ったと発表。投資家の間に不安が広がった。 発表を受け、東京証券取引所は同日、同社株を上場廃止の可能性がある監理銘柄に指定した。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
「パシフィックHDは08年11月期に750億円の最終赤字に転落し、53億円の債務超過に陥ってしまった。これを受け、今年2月27日までに476億円の資金調達を計画したが、調達できたのはわずか6億円強。残りの資金調達のめどが立っていないため、監査法人も経営にお墨付きを与えることができず、意見不表明となったようだ」 監査意見を表明しなかった場合、どのような事態が想定されるのか。ベテラン会計士はこう指摘する。 「監査意見の不表明は『信用できない企業』のらく印を押されたのと同じ意味合いがあり、経営破綻に至るケースも結構ある。パシフィックHDが最悪の事態を回避するには、資金調達を何がなんでも実施するしかないだろう」
株式市場も先行きを不安視している。同社の株価は1月5日の終値で1万6600円あったが、3月6日の終値は前日より多少上がったものの2550円。この間の下落率は実に約85%に達している。 東証1部上場の不動産開発会社、ランド(神奈川)も第三者割当増資が不調で、投資家の間に不安が広がった。新株発行などにより、2月26日までに約17億円を調達する予定だったが、新株の割当先が取得資金を払い込みの期日までに調達できなかった。 ジャスダック上場で時間貸し駐車場を展開する日本パーキング(東京)は、09年2月期通期で約9億円の最終赤字を見込んでいる。 PR |
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