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2009 03,05 12:06 |
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3/5 株式ランチタイムコメント ■後場は利食い優勢か、それでも下を拒否した流れは継続 買い先行で始まった日経平均は、その後もじり高基調を続けており、196.90円高の7487.86円(出来高概算12億株)で前場の取引を終えている。 3月5日から14日まで開催される中国の全国人民代表大会(全人代)を受けて、追加の景気刺激策への期待感から関連セクターなどを中心に買い戻しが強まったようである。 日本時間の10時に中国の温家宝首相による活動方針発表を控えていたが、すでに寄り付き前の段階で中国首相の発言として、「中国経済は改善しつつある」「中国は民間投資を必要としている」「景気刺激策の効果が出ている」などが伝えられており、一段と追加刺激策への期待感が強まっていた。 そのため業種別指数をみても鉱業、海運、鉄鋼、商社など関連セクターが軒並み値上り上位に位置している。 そのほか、米半導体株の堅調推移や為替市場では円相場が1ドル99円台の円安傾向をみせていること、さらに連日公的年金とみられる資金流入が観測されていることもあり、自動車、ハイテクなどの主力処の強い動きも目立っている。 また、平成20年度第2次補正予算関連法が衆院本会議で再可決し、あらためて追加景気対策への期待も強まっており、インフラ整備関連なども確り。売り込まれているセクターに対するショートカバーの流れと、年金資金とみられるインデックス買いによって幅広い銘柄が上昇しており、東証1部の値上り数は全体の8割を超えている。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
日経平均は一時7532.87円と、心理的な節目を捉えてきている。この目先的な動きと、中国首相の活動方針発表についても目新しさはなかったことから、やや利食い優勢のスタートとなる可能性はありそうだ。 ただ、基本的にはショートカバー中心での上昇であったため、嫌気売りを誘うという流れにはならないであろう。あとは、年金資金による買いが、入るかどうかが注目されている状況であり、これが期待を裏切る形となると、日経平均はあっさり5日線レベルまで押し戻されてしまう可能性はある。 上値の重さが意識され出すと、週末に控えている米雇用統計などへの警戒も強めてくることも考えられる。 とは言え、下を拒否した流れは継続しているとみておきたい。年金資金についても下値では確実に入ってくることが予想される。 需給的にも依然としてショートに傾いており、景気敏感株の買い戻しなどの動きについても、まだ初動段階であろう。 下押す場面ではショート筋の買戻しが強まることも考えられるため、下への警戒を強めるというよりは、上値を意識したスタンスである。 PR |
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