【日経平均・TOPIX】
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三菱UFJ証券　宮田レポート　3月3日
http://www.sc.mufg.jp/inv_info/ii_report/mt_report/index.html

■宮田直彦の「エリオット波動分析」

｢エリオット波動｣と出会ってから10数年が経ちますが、かつて受けた興奮と感動は今でも忘れられません。複雑に見えるマーケットが一定の法則の下で動いているという概念は、私のそれまでのマーケットに対する考え方を一変させるものでした。
このたびエリオット波動に基くマーケット見通しを広く発信させて頂くこととなりましたが、一握りの読者向けの私信という形で始まった頃を思うと感慨深いものがあります。
｢エリオット｣が今後の皆様のパフォーマンス向上に少しでも貢献できれば、これに勝る喜びはありません。

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正直、テクニカル（金融工学）の勉強を続けて行くと、
結果、最終的に辿り着くのは、この「エリオット波動」です。

これは、コツコツで良いので、勉強して損はないかと思います。

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【日経平均・TOPIX】

　日経平均は89年12月高値(38957円)から98年10月安値(12787円)まで
106ヵ月間で67.17％下落した。

この日柄と下げ率を､00年4月高値(20833円)から当てはめると、日経平均は09年2月頃に6838円かやや下で底打ちすると見ることができる。

06年4月(ここが03年安値からの全面高状況の終点、以降では二極化相場が鮮明になっていく)から34ヵ月経過時点が09年2月であり、それは重要なターニング･ポイントとなる可能性かある。

2月以降で注目されるのは3月17日前後(08年前半の安値を付けた日から
1周年)、そして4月(4月は不思議と日経平均の転換点に重なることが多い)。

　騰落レシオは2月12日の72.15％が、昨年10月10日ボトム(54％)に次ぐ
2番底かもしれない。

　これは、｢全面安｣の局面が昨年秋で終わったことを示唆しており、
相場全体にとっては前面きといえる。
TOPIXと騰落レシオは強気ダイヴァージェンスを形成しており、
これも底入れパターンとして注目できる。

　日経平均は目先的にも上述の6838円（オーバーシュート6500円）まで
下げ、大底を迎える可能性があると見ている。
1月7日高値（9325円）からの下落局面は、(C)波・(5)波・５波とカウントでき、
さらに2月26日高値（7599円）からは５波のv波と見られる。
このカウントが正しければ、日経平均の底打ちが近いことになる。
今後7599円を上回ると、底打ちの可能性が高まるだろう。
底入れ後は、２～３ヶ月以内に9300～9600円へ上昇する展開が
期待できよう。