2/27 株式ランチタイムコメント
Fisco Gate　2009年02月27日11時19分
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■手掛けづらく、引けのインデックス買いなどへ期待

　日経平均は反発。53.27円高の7511.20円（出来高概算8億株）で前場の取引を終えている。

ＮＹ市場の下落が嫌気される半面、政府対策期待などが下支えとなり、ショートカバーが入り易い地合いである。

米保険大手ＡＩＧが、米政府と事業譲渡交渉に入ったと伝えられており、保険セクターが堅調。鉄鋼需要が1-3月期が1番の底で、4-6月期に少し回復するとの見通しなどもあって鉄鋼セクターもしっかり。

半面、ノンバンクやガラス・土石など昨日上昇の反動もあって利食い優勢に。東証1部の騰落銘柄は、値上り712に対して値下がり799、変わらず183と、値下がり数が若干上回っているが、規模別指数では大型株指数が強く、主力の一角が指数をけん引する格好である。

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　やや内需系優位の展開であるが、直近のリバランスの流れが一服したというよりは、追随していた向きの利益確定といったところであろう。

トヨタにしても前日比変わらずであり、ホンダの下げも直近上昇の反動レベルであるため、下値ではカバーによる買戻しが続いているようである。

新エネルギーなどの材料株については高安まちまちであり、週末要因から材料系に向かい易いものの、物色対象は定まり難い状況である。手掛けづらいところであるが、引けのインデックス買いなどへ期待するとなると、主力処へ値幅取り狙いの資金が向かう可能性はありそうだ。
（村瀬智一）