4/28『株価材料』PART Ⅰ

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■株価材料

△ビューティ花壇<3041>　華道家　假屋崎省吾氏との業務委託契約締結のお知らせ
（TOKYO IPO）

△06年度の自動車輸出16％増、５年連続で増加
日本自動車工業会が27日発表した３月の自動車輸出は、前年同月比8.1％増の56万8303台となり、20カ月連続で増加した。同時に発表した2006年度（06年４月―07年３月）の自動車輸出台数は前の年度比16.6％増の613万421台となり、５年連続で増加した。

△新丸ビルが開業、38階建てに153のテナント
三菱地所<8802>が東京・丸の内に建設した複合ビル「新丸の内ビルディング」（地上38階建て）が27日、開業した。地下１階から７階までの商業エリア（総床面積１万6000平方メートル）には153のテナントが入居し、初年度に2000万人の来場を見込む。ビジネスをサポートする貸会議室やトレーニングジムなども備えている。
（NIKKEI NET）

▼川重<7012>が下値切り下げ、2ケタ営業減益予想に失望感
川崎重工業が後場に入り下値を切り下げている。午後発表された２００８年３月期の連結営業利益予想が２ケタの減益見通しとなったことで失望感が出ているという。これまで業績拡大期待から買われる局面もあっただけに「予想以上に渋い見通しだ」（銀行系証券）との見方が出ている。０８年３月期の連結営業利益は前年比１０．３％減の６２０億円。ロイターエスティメーツがまとめた主要アナリスト１１人による事前予測値６９３億円を下回った。

▼三菱電機<6503>が後場軟調、08年3月期は営業減益予想
三菱電機が後場軟調。同社は２７日午後、２００８年３月期連結業績予想（米国会計基準）で、営業利益が前年比１４．２％減の２０００億円になるとの見通しを発表した。減益予想を嫌気した売りが出ている。ロイターエスティメーツによる主要アナリスト１８人の予測平均値は２３５２億円で、会社側予想はこれを下回った。

△伊藤忠商事<8001>が買われる、好決算を評価
伊藤忠商事が買われ、前場高値を上回った。後場発表した２００７年３月期決算（米国会計基準）で大幅な増収増益となったことを好感している。前期連結決算は売上高が前年比１０．６％増の１１兆５７９０億円、純利益が同２２．０％増の１７７０億円と２ケタの増収増益となった。０８年３月期連結純利益予想も前年比１８．６％増の２１００億円の見通し。ロイターエスティメーツによる主要アナリスト１１人の予測平均値は１９１５億円。

△キーウェア<3799>買い気配、07年3月期業績の上方修正きっかけに

▼東京精密<7729>が大幅下落、07年3月期予想の下方修正を嫌気
東京精密が大幅下落。１０時４５分現在、同社株は東証１部で値下がり率第５位となっている。２６日に発表した２００７年３月期連結決算予想について、経常利益を１６５億円から１３６億円に下方修正したことが嫌気され、売りを誘った。

△三菱自<7211>が反発、07年3月期に4期ぶり最終黒字
三菱自動車工業が反発。同社が２６日発表した２００７年３月期の連結決算で最終損益が８７億円の黒字となり、４期ぶりの最終黒字となったことが材料となっている。ロシアやウクライナ向けの自動車販売が伸び、北米事業の損益が改善した他、円安も押し上げに寄与した。

△カルソカンセ<7248>が高い、07年3月期業績予想を上方修正
カルソニックカンセイが高い。２６日に発表した２００７年３月期の単体業績予想上方修正が手掛かりになっているという。発表によると、経常利益予想は従来の３０億円から３９億４１００万円に、当期損益予想は７０億円の赤字から２３億９５００万円の赤字にそれぞれ修正された。連結業績については、現在集計中。

△新日鉄ソリューションズ<2327>株が上値追い、増収増益基調を評価
午後の株式市場では新日鉄ソリューションズ株が上値追い。前場高値を上回って推移している。昼休み中に発表した決算を評価した買いが入っている。２００７年３月期に続き今期も増収増益予想。堅調な企業のシステム投資を背景に業務ソリューション事業などが成長すると見込んでいる。０８年３月期連結業績予想は売上高が前年比５．４％増の１６５０億円、純利益が同２．２％増の８３億円となっている。

△日興ＣＧ<8603>の格付けウォッチを流動的から格上げ方向に変更＝フィッチ
フィッチ・レーティングスは、日興コーディアルグループの外貨建て・円建て長期発行体デフォルト格付けについて、格付けウォッチを流動的から格上げ方向（ポジティブ）に変更した。フィッチによると、今回の格付けウォッチの変更は、日興ＣＧに対し株式公開買い付け（ＴＯＢ）を実施していた米金融大手のシティグループが２７日、６１．０８％の議決権を集めＴＯＢが成立したと発表したことに対する措置。

△商船三井<9104>、08年3月期営業利益見通し＋13.0％
商船三井は２７日、２００８年３月期の連結営業利益を前年比１３．０％増の１９００億円とする通期業績見通しを発表した。船舶燃料油価格の上昇、為替レートの変動、金利の上昇などを懸念材料と捉えているが、世界景気が依然として底堅く、主力の外航海運業で荷動きが引き続き堅調に推移すると見込んでいる。同社の営業利益予想は、ロイターエスティメーツがまとめた主要アナリスト１４人による事前予測値１８８４億円を上回った。連結売上高の予想は同８．４％増の１兆７０００億円とした。不定期専用船事業では、自動車船部門が日本とアジアからの完成車輸送が引き続き好調とみているほか、ドライバルク部門も中国などで鉄鉱石の需要が底堅いため主力のケープサイズバルカー市況が総じて堅調に推移すると見込む。油送船部門は、原油船等の長期契約による安定収益が業績を下支えしながら、市況連動船も季節要因があるものの需要は強いと想定している。ＬＮＧ船部門は、為替の影響を除けば長期契約に基づく安定収益を予想。コンテナ船事業は、航路及び船隊規模拡充の効果による増収を見込むほか、これまで下落していた東西基幹航路の運賃改善が進むと想定する。連結経常利益の予想は、同９．６％増の２０００億円、連結当期純利益は同７．５％増の１３００億円を計画。０８年３月期の１株あたり年間配当は、０７年３月期と同じく２０円を予想する。ドル／円レートは１ドル＝１１５．００円、燃料油価格は１トンあたり３３０ドルを前提としている。同日発表した０７年３月期業績は、連結営業利益が同２.８％減の１６８０億円だった。ロイターエスティメーツによる主要アナリスト１４人による事前予測値１６７２億円とほぼ同値だった。連結売上高は前期比１４.８％増の１兆５６８４億円、連結経常利益は同３.４％増の１８２４億円、連結当期純利益は同６.３％増の１２０９億円。連結経常利益と連結当期純利益で最高益を更新した。ドル／円レートは１ドル＝１１７.４０円、燃料油価格は１トンあたり３２１ドルだった。

△クラレ<3405>株が堅調、三菱ＵＦＪ証がレーティング引き上げ
午後の株式市場ではクラレ株が堅調。三菱ＵＦＪ証券がレーティングをこれまでの「３」から「２」に引き上げたことが好感されている。三菱ＵＦＪ証券では、ポバールフィルムを主軸に利益成長が続くことに加えて、エバール事業の底打ち等を背景にＥＶ／ＥＢＩＴＤＡ（簡易買収倍率）の水準が切り上がりつつあることなどを考慮すると、現状の株価には割安感があるとしている。

△東芝<6502>株が年初来高値、決算好感や原発関連で
東芝株が年初来高値を更新している。２６日に発表した２００７年３月期の連結決算（米国会計基準）で営業利益が前期比７％増となったほか、原発関連として引き続き買いを誘っている。０７年３月期の連結決算は、売上高が０６年３月期比１２．２％増の７兆１１６３億円、営業利益が７．４％増の２５８３億円、税引前利益が６７．５％増の２９８４億円、純利益が７５．８％増の１３７４億円だった。売上高、税引前利益、純利益は過去最高となった。

△レイ<4317>が急騰、30万株を上限とする自己株買いを発表
（ロイター）

△キーウェア<3799> 後場に入って大幅高、年初来高値を更新。
一転しての経常増益がサプライズとなっているようだ。前引け後に07年3月期の業績予想を上方修正、経常利益で従来予想の6.9億円に対して8.4億円（06年3月期7.31億円）となる見通し。上期段階では経常利益で前年同期比62.2％減の1.35億円、第3四半期は四半期ベースで営業損益段階から赤字となっていたため、業績の上振れに意外感が働いているもよう。

▼テクノマセ<3787> 後場は売り気配。
一転しての減益見通しを受け、失望売りがかさんでいるようだ。前引け後に07年3月期の業績予想を大幅に下方修正しており、経常利益については従来予想の3.67億円に対して0.76億円（06年3月期2.07億円）にとどまる見通し。

△レイ<4317> 後場急騰、一時ストップ高。
自社株買いが材料視されているようだ。前引け後に30万株、7000万円を上限とした自社株買いを実施すると発表している。上限の30万株は、発行済み株式総数の2.09％に相当。

▼三菱電機<6503>---伸び悩む、今期の営業減益見通しに失望感
決算発表後は伸び悩む。前期営業利益は48％増と大幅増益決算になったが、今期は一転して2ケタ減益の予想となっている。減益予想との見方もあったが、他の総合電機各社と比べて優位性が強かった業績モメンタムの崩れには、失望感があらためて強まる格好へ。

△商船三井<9104>---上げ幅広げる、想定通りながら好決算で
後場は上げ幅を広げる展開。前引け後に決算を発表しているが、前期実績は計画をやや上ぶれる着地となっている。営業利益は2.8％減益の1680億円、従来予想は1660億円となっていた。今期は13％増益の1900億円見通し、ほぼコンセンサスどおりの好業績予想に。

△ＫＤＤＩ<9433>---大和総研では成長性の高まりを評価
小反発。下降する5日線に頭を抑えられている。なお、大和総研ではレーティングを「3」から「2」に引き上げている。中計の実現に懸念もあるが、成長性の高まりを評価している。

△ＤＩ<4310>---ベトナムのサイゴン証券と包括業務提携
反発。ベトナム最大手証券のサイゴン証券と包括業務提携で基本合意。3年後にはベトナム企業による日本での株式公開を目指すと報じられている。

△大東建託<1878>---後場は買い先行、決算受けて警戒感後退
後場は買い気配スタート。前引け後に決算を発表、前期経常利益は12％増益の736億円、従来予想である692億円を上ぶれた。今期は微増益見通しであるが、比較的今期の見通しに対する警戒感は強かったと見られ、警戒感が払拭される形にもなっている。

■ＪＳＲ<4185>---日興シティでは投資評価「1Ｍ」は継続
小動き。日興シティではターゲットを3700円から3400円に引き下げたが、投資評価「1Ｍ」は継続。FPD材料の収益低下を受けて業績予想を下方修正。ただし、半導体材料の高成長性を引き続き評価と。

■山洋電<6516>---前日安値水準での膠着に
続落。前日安値水準での膠着に。なお、三菱ＵＦＪ証券ではレーティング「1」を継続したもよう。予想は下回るが計画比上振れで2ケタ営業増益。今期は減収減益の保守的な計画で上振れ余地あると。

△ベリサーブ<3724> 大幅高。
決算並びに中期計画の内容が評価材料となっているようだ。07年3月期実績は各利益が2度目の上方修正値から若干ながら上振れ、経常利益で前期比62.2％増の11.57億円となった。また、08年3月期については経常利益で14億円の見通しとなっており、四季報予想の12.5億円を上回っている。加えて、併せて発表した中期計画では2010年に経常利益で20億円を目指すと。

△イメージワン<2667> ストップ高買い気配。
中間決算の内容がサプライズとして受け止められているようだ。07年3月中間期は最終利益が前年同期比14.7倍の2.06億円、通期予想の0.4億円を超過した。第1四半期は最終赤字が1.32億円となっていたこともあり、サプライズとの見方につながっているもよう。

▼ネットプラ<3328> ストップ安。
一転しての最終赤字の拡大が嫌気されているようだ。同社は26日、中間期並びに通期の利益予想を下方修正している。07年9月期については経常損益で従来の3億円の増益予想から14億円の赤字（前期1.74億円の黒字）、最終損益で同トントンの予想から18億円の赤字（前期3.63億円の赤字）に減額された。

▼日本通信<9424> 売り気配から。
赤字幅の拡大が嫌気されているようだ。07年3月期の業績予想を下方修正、最終赤字については従来予想の4.52億円に対して12.3億円となる見通し。ここ最近はＵＳセルラーとの提携を受けて人気化していただけに、失望売りがかさんでいるもよう。なお、07年3月期の下方修正は昨年11月に次いで2度目となる。
（フィスコ）

△日興ＣＧ<8603>が急反発、米シティのＴＯＢ成立を正式発表
日興コーディアルグループは前場、８９円高の１７８０円と急反発した。報道各機関の観測報道を受け、この日寄り付き前の８時に正式に株式公開買い付け（ＴＯＢ）の成立を発表したことが買い手掛かりとなっている。同社は、昨年１２月に発覚した不正会計問題に関連する調査報告書を今年１月末に提出し、上場廃止の可能性のある監理ポストを割り当てられ株価は急落したが、３月に米金融大手シティグループが、ＴＯＢによるグループ会社化を発表、シティグループ・ジャパン・インベストメンツ・エルエルシーが、ＴＯＢ価格を当初の１３５０円から１７００円に引き上げ、３月１５日から４月２６日までを買い付け期間に普通株式、新株予約権のＴＯＢを実施した。この結果は、株式に換算した４億５５４８万６６４８株の買い付け予定株式数に対して、５億４１１９万６７７７株の応募があり、全部を９２００億３５００万円で買い付け、ＴＯＢ後のシティグループ・インクの議決権所有割合は、既保有分も含め６１．０８％に高まった。今後は、両社で業務分野ごとに作業チームを設けて提携内容を詰めるが、日本での再攻勢態勢を強めるシティの傘下で一段と存在感を高めるとして買い評価された。
（東洋経済新報社）

△東特線<5807>が急反発、前期業績推定を大幅上方修正
東京特殊電線が急反発。一時１８円高の２３２円まで買われ、１０日の年初来高値２３６円に迫っている。２６日に前０７年３月期の連結業績推定値を大幅に上方修正し、好感されている。経常損益は９億円の黒字→１４億円の黒字（前々期は９１００万円の赤字）、最終損益は３億円の黒字→９億８０００万円の黒字（同８億９３００万円の赤字）に増額した。液晶テレビ向け内部配線用製品やハードディスク用コイル加工品が伸びたほか、投資有価証券売却益を計上したことが増益につながった。なお、決算発表は５月１０日を予定している。

△富士通<6702>が３日続伸、今期は経常１．８％増益の見込み
富士通が一時２９円高の７９２円まで買われて３日続伸。２６日に前０７年３月期決算と併せて今期の業績予想を発表した。今期は連結ベースで売上高５兆４０００億円（前期比５．９％増）、経常利益１５００億円（同１．８％増）、純利益７５０億円（同２６．８％減）の計画。前期に株式売却益を計上した反動で、純利益は減益を見込んでいる。配当は前期と同様に年間６円を予定。今期の為替レートは期中平均で１ドル＝１１５円（前期実績は１１７円）、１ユーロ＝１４５円（同１５０円）を見込んでいる。
（株式新聞ダイジェスト）

△信越化<4063>の前期、営業益は３０％増
信越化学工業が２７日に発表した０７年３月期連結決算は、シリコンウェハの急拡大に加えて塩ビも順調で、売上高１兆３０４６億円（前の期に比べ１６％増）、営業利益２４１０億円（同３０％増）となった。半導体シリコンはデバイス事業の拡大を背景に、増産した３００ミリメートルウェハが伸び、２００ミリも増加した。半導体シリコンを手掛ける信越半導体では生産設備の耐用年数を５年から３年に変更。このため減価償却費は２６０億円の増加となったが、電子材料部門の営業利益はこれをこなして６３％増益となっている。塩ビは１０月以降米国の住宅投資減少の影響を受けたものの、１１％増益を確保した。０８年３月期は売上高１兆３７００億円（前期比５％増）、営業利益２６７０億円（１１％増）を計画している。塩ビ事業で微減収・減益を予想しているが、電子材料事業は１５％増収、３２％増益を見込んでいる。「（塩ビを担当する）米シンテック社米住宅の減速の影響があるが、同業他社に比べては健闘している。予想は厳しめにみている」（会社側）という。配当金は前期に倍増の７０円としたが、今期はさらに１０円増配の８０円（うち中間配当４０円）とする方針。為替の前提レートは１米ドル＝１１０円としている。

△協発酵<4151>の今期、連結経常益１０％増見通し
協和発酵工業が２７日に発表した０７年３月期連結決算は、売上高が３５４２億円（前の期に比べ０．２％増）、経常利益は３０９億円（同９．５％増）だった。一部薬品の流通提携終了で売上高の見かけ上は鈍化だが、主力の医薬部門ではアレルギー薬「アレロック」、がん治療薬「ナベルビン」などが伸びている。化学品での値上げや市況の上昇も利益を押し上げた。当期純利益は２２．０％減の１２６億円だが、関係会社株式売却損など約４０億円の特別損失計上が影響した。　０８年３月期は売上高３８００億円（前期比７．３％増）、経常利益３４０億円（同１０％増）を計画している。当期純利益は土地売却益７１億円の計上を見込み２５０億円（９６．９％増、１株利益６２．８円）を計画している。医薬品の堅調な拡大に加え、第一ファインケミカル（富山県、医薬品など）の買収効果も寄与する。（Ｈ．Ｗ）

△日立造<7004>、前期連結経常益を３３％増額修正
日立造船は２７日、０７年３月期の連結業績予想を修正した。修正は３月６日に続いて２度目。売上高は前回予想（２９００億円）を据え置いたが、機械・プロセス機器部門の好調が利益を押し上げ、経常利益を４０億円（前回予想比１０億円増）、純利益を１０億円（前回予想の２倍）に増額した。決算発表は５月１４日を予定している。

△第一三共<4568>、前期連結純利益を７８５億円に増額
第一三共は２７日、０７年３月期の連結業績予想を修正した。修正は１月３１日に続いて２度目。　米国子会社２社の業績好調や円安効果で、売上高を９２９５億円（前回予想比４５億円増）に増額したが、販促および研究開発コストが嵩み、営業利益は１３６５億円（同１５億円減）となる見通し。　経常利益は１５２０億円の前回予想を据え置き、純利益は７８５億円（同７５億円増）に増額した。遊休不動産、有価証券、非医薬品事業子会社の売却益を特別利益に計上した。決算発表は５月１５日を予定している。

△タカラバイオ<4974>に買い物、前期業績を増額で
タカラバイオが買い気配で始まった。同社が前日に０７年３月期の業績上方修正を行なったことが手がかり材料。連結経常損益は前回予想の３億円の赤字が６５００万円の黒字となった。遺伝子工学研究分野で０５年に買収したクロンテック社が堅調なほか、販管費の抑制も寄与したもよう。野村証券では投資判断未付与ながら、「遺伝子工学分野で稼いだ利益を遺伝子医療分野へ投資するという、同社がこれまで標ぼうしていた事業モデルがようやく起動し始める」などとするリポートを出している。野村では０８年３月期の経常利益１億円、来期は３億１０００万円と試算していた。
（ラジオNIKKEI）

▼「中央リニア」に慎重姿勢＝「技術確立とは別問題」－冬柴国交相
冬柴鉄三国土交通相は27日の閣議後記者会見で、JR東海<9022>が2025年を目標に首都圏－中京圏でリニアモーターカーを開業すると表明したことについて「16年度までの実用化技術確立は決めているが、中央新幹線をリニアにすることは別問題だ」と述べ、財源問題などを踏まえ慎重な姿勢を見せた。同相は「整備新幹線でさえ、莫大（ばくだい）な資金手当てができないと踏み込めない」と強調。「JR東海の計画に水を掛けたり、批判する意思はまったくない」と断ったものの、「整備するとは国家意思では決めていない」と述べた。　

△円、対ユーロで最安値更新＝経済指標受け売られる－東京市場
27日午前の東京外国為替市場では、朝方発表された3月の全国消費者物価指数（CPI）など主要経済指標が市場予想を下回ったことから、円安が進行した。対ユーロでは1ユーロ＝162円84銭まで下落し、1999年のユーロ導入以来の最安値を更新。対ドルでも一時1ドル＝119円台後半に下落した。

△3月の消費支出、0．1％増＝プラスは3カ月連続－総務省
総務省が27日発表した3月の家計調査によると、1世帯当たりの消費支出は31万3563円と、物価変動を除いた実質で前年同月比0．1％増加した。プラスは3カ月連続。同省は「消費は明るさを取り戻しつつあるが、力強さを欠いている」としている。
（時事通信）

▼日立建機<6305>が１３億円所得隠し、米での販売益など申告漏れ
日立製作所の子会社で、東証１部上場の建設機械メーカー「日立建機」（東京都文京区）が、米国でシャベルを販売して得た利益を存在しない現地の会社に計上していたなどとして、東京国税局から約１３億円の所得隠しを指摘されていたことが分かった。所得隠しを含む申告漏れ総額は２００６年３月期までの４年間で約８０億円に上り、同社には重加算税など１６億数千万円が追徴課税される見通し。同社は既に修正申告している。日立建機の説明などによると、同社は０２年１月から、自社で製造したシャベルを米国メーカーのブランドで販売、利益は現地の１００％子会社「日立建機ホールディングＵ　Ｓ　Ａ」（ＨＨＵＳ）が計上して米国で申告し、納税していた。
（読売新聞）

△日立マクセル<6810>、ＤＤＳテクノロジの第６世代対応「マクセルＤＡＴ　１６０データカートリッジ」を発売

△ニチモ<8839>、川口市のマンション「ルイシャトレ川口レックスフォート」のモデルルームをオープン

△富士通<6702>、中型メインフレームＯＳとオープンＯＳが平行稼働できる基幹ＩＡサーバー「ＰＲＩＭＥＱＵＥＳＴ」を開発

△バンダイナムコゲームス<7832>、保有の「モノリスソフト」株式を任天堂<7974>に譲渡

△協和発酵<4151>、抗パーキンソン剤「ＫＷ－６００２」をＦＤＡに承認申請

△協和発酵<4151>、米社と固形がん対象の抗悪性腫瘍剤「ＡＲＱ　１９７」のライセンス契約を締結

△高千穂交易<2676>、経済産業省に「自鳴式タグ」を用いたパソコン盗難防止システムを納入

△サン電子<6736>、ＦＯＭＡとＳｏｆｔＢａｎｋ３Ｇ用充電機能付きＵＳＢ接続ケーブルを発売、ａｕ　ＣＤＭＡ　１Ｘ　ＷＩＮ電話機用の巻取式ＵＳＢ接続ケ－ブルを発売

△日立<6501>とユニチャーム<8113>、介護施設などでの排泄介護向け「自動採尿システム」を共同開発

△ソフマップ<2690>、オリジナルＰＣ「２００７夏モデル」全１１機種を発売

△三協立山<3432>アルミ、主要構造部をアルミで設計した通路シェルター「フォルメス」を発売

△ビジネスブレイン太田昭和<9658>、内部統制支援パッケージ「ＩＣソリューションシリーズ」を発売

△日興コーディアルグループ<8603>、親会社と筆頭株主がシティグループに異動

△ドリームインキュベータ<4310>、ベトナムのサイゴン証券と包括業務提携で基本合意

△内田洋行<8057>、「ＥｄｕＭａｌｌ」で学研のデジタル映像コンテンツを配信開始

△パソナ<4332>、グループ派遣社員向け施設「倶楽部ＰＡＳＯＮＡ－表参道－」を開設

△三井住友<8316>銀行、中国江蘇省蘇州市に出張所を開設

△キユーピー<2809>、ホームページ内に研究開発に関する専用サイトを開設

△沖電気<6703>、インドでの法人向けＩＰテレフォニーソリューション販売で現地企業と戦略提携

△りそな<8308>銀行、りそなグループ専用の変額年金保険「いちにのさん」の取り扱い開始

△Ｔ＆Ｄ<8795>フィナンシャル生命、徳島銀行で無配当変額個人年金保険「スマイル２」を販売
（日経プレスリリース）

△日本合成化学工業<4201>、偏光フィルム用ＯＰＬフィルム生産設備を新設
日本合成化学工業は熊本工場（熊本県宇土市）内に光学用ポリビニルアルコールフィルム「ＯＰＬフィルム」の生産設備を新設する。同フィルムは液晶ディスプレーの偏光フィルムに使用する素材で、新設備の年産能力は１５００万平方メートル。０８年１０月に完成、０９年１月の稼働を見込む。投資額は３５億円。
（日刊工業新聞）

△ＫＹＢ<7242>がにぎわう
KYBが７１９円は３４円高まで買われ、にぎわっている。好業績に対する見直しが進んでいることに加え、建機用の油圧機器を手掛けていることから、このところのコマツはじめ建機株人気が波及しているようだ。
（株式市場新聞）

△新生銀行<8303>が下げ幅を拡大し２２５採用銘柄の値下がり率上位に
新生銀行が、３０円安の５１４円と下げ幅を拡大し２２５採用銘柄の値下がり率上位に入り、今月１６日につけた年初来安値５３３円を更新している。３日に業績の下方修正を発表し悪材料出尽くし感から９日に５９４円まで戻りを見せたものの、再び下値を探る展開になっている。オーエムシーカード＜８２５８＞（東１）の獲得に名乗りを上げている同行だが、株価反転の材料となるかは不透明といえよう。

△飯野海運<9119>が急続伸しモミ合いを抜く
飯野海運が、４４円高の１４３０円と急続伸しモミ合いを抜いている。他の海運株と違いＫ氏関連、仕手株としてのイメージが強い。３月１５日安値１１５５円、４月２日安値１１８２円の二番底をつけ２月２１日につけた年初来高値１５３４円からの調整に一巡感。取組倍率０．３６倍の好需給をテコに再度上昇基調を強めそうだ。

△任天堂<7974>が３日続伸し上場来高値を更新
任天堂が、６００円高の３万７８００円と３日続伸し１３日につけた上場来高値３万７４５０円を更新している。２６日の好決算発表を受け、外資系証券が投資判断を「オーバーウエイト」継続、目標株価を４万２５００円→４万５０００円に引き上げたことを好感している。ミツミ電機<6767>をはじめとしたニンテンドー関連を物色する動きが再び強まりそうだ。　

△「１０％転換法」が作動するか新日鉄<5401>
新日本製鐵が８０３円と切り返してきた。これで、去る２５日の安値７４３円から８％の戻り。ボトムから１０％高の８１７円まで上がれば、「１０％転換法」で買い姿勢を高める人も増える。また、このあたりの水準が３０日線の水準でもある。したがって、８１０～８２０円水準を抜いてくるかどかが見所。

△初夏高の習性で伊藤園<2593>が堅調
去る４月１６日にほぼ半年ぶりに４０００円台に乗せ４０９０円まで買われた伊藤園は、４０００円前後で堅調。例年、初夏に動く習性がある。気温が上昇するほど、お茶など缶、ペット入り飲料が伸びるため。昨年、喫茶店チェーンのタリーズに資本参加、喫茶店経営に乗り出すため、シーズンストックの色合いは薄くなりそうだ。

△イメージワン<2667>がストップ高買い気配
地球観測関連システムや衛星画像の輸入・販売のイメージ　ワンが、４０００円高の４万５９５０円ストップ高買い気配となっている。２００７年３月中間期の純利益が前年同期比１４．７倍の２億６００万円となったことを受け寄付き前から気配値を切り上げ、買いが優勢になっている。１月２２日の高値６万５０００円から４月２４日安値３万９６５０円まで３９％下落しただけに、３分の１戻しが当面も上値メドか。
（証券日刊新聞）

△栗田工業<6370> 今期増益予想 市場予想上回る
栗田工業は、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高2070億円（前年同期比5％減）、経常利益280億円（同11％増）、当期純利益157億円（同10.5％増）、年間配当32円（同28円）。市場予想は、経常利益277億円、当期純利益153億円。

□日新製鋼<5407> 今期減益予想 市場予想は上回る
日新製鋼は、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高7100億円（前年同期比10.7％増）、経常利益560億円（同9.9％減）、当期純利益320億円（同14％減）。市場予想は、経常利益519億円、当期純利益305億円。

□ＪＲ東<9020> 今期増益予想 市場予想下回る
ＪＲ東は、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高2兆6800億円（前年同期比0.8％減）、経常利益3120億円（同4％増）、当期純利益1850億円（同5.2％増）。市場予想は、経常利益3286億円、当期純利益1925億円（クイック）。

□三菱重工<7011> 今期増益予想 市場予想 下回る
三菱重工は、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高3兆1000億円（前年同期比1％）、経常利益900億円（同8.4％増)、当期純利益540億円（同10.6％増）。市場予想は、経常利益1108億円、当期純利益642億円。

▼新日鉄<5401> 今期予想微減益 市場予想下回る
新日鉄は、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高4兆7600億円（前年同期比10.6％増）、経常利益6000億円（同0.4％増）、当期純利益3500億円（同0.3％減）、一株利益54.7円。市場予想、経常利益6194億円、当期純利益3652億円。

□三菱商事<8058> 今期減益予想 市場予想上回る
三菱商事は、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高19兆5000億円（前年同期比5％減）、税引き前利益5150億円（同13.5％減）、当期純利益4000億円（同3.8％増）。市場予想は、税引き前利益5340億円、当期純利益3973億円。

▼東芝テック<6588> 今期減益予想 市場予想下回る
東芝テックは、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高4900億円（前年同期比4.1％減）、経常利益200億円（同2.2％減）、当期純利益90億円（同16.4％減）。市場予想は、経常利益217億円、当期純利益116億円（クイック）。

▼三菱電機<6503> 今期減益予想
三菱電機は、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高3兆9400億円（前年同期比2.2％増）、営業利益2000億円（同14.2％減）、当期純利益1250億円（同1.6％増）。市場予想は、営業利益2365億円、当期純利益1489億円。

□信越化学<4063> 今期増益予想 市場予想下回る
信越化学は、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高1兆3700億円（前年同期比5％増）、経常利益2750億円(同11.3％増）、当期純利益1720億円（同11.7％増）、一株利益399円。市場予想は、経常利益2803億円、当期純利益1749億円（クイック）。

▼王子製紙<3861> 今期経常利益減益市場予想下回る
王子製紙は、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高1兆3000億円（前年同期比2.7％増）、経常利益420億円（同34.5％減）、当期純利益190億円（同10.8％増）。市場予想は、経常利益522億円、当期純利益278億円（クイック）。

△伊藤忠<8001> 今期増益予想 市場予想上回る
伊藤忠は、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高12兆1000億円（前年同期比4.5％増）、税引き前利益2500億円（同16.7％減）、当期純利益2100億円（同18.6％増）、市場予想は、税引き前利益2763億円、当期純利益1889億円（クイック）。

△フューチャーアーキテクト<4722> 第一四半期業績
フューチャーアーキテクトは、2007年3月連結第一四半期業績を発表した。売上高57億円（前年同期比60.7％増）、経常利益8.33億円（同14.8％増）、当期純利益5.13億円（同32.3％増）。

△双日<2768> 今期増益予想
双日は、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高5兆5800億円（前年同期比6.9％増）、経常利益920億円（同2.8％増）、当期純利益600億円（同2.1％増）。市場予想は、経常利益970億円、当期純利益608億円（クイックコンセンサス）。

▼新光証券<8606> 前3月期減益
新光証券は、2007年3月通期連結決算を発表した。株式委託手数料が35.3％減となり、トレーディング損益も48.2％減となるが、販売管理費が3％増加した事で減益となった。営業収益1467億円（前年同期比4％減）、経常利益290億円（同32.7％減）、当期純利益219億円（同37.3％減）。

△新日鉄ソリュ<2327> 今期増益予想 経常利益市場予想上回る
新日鉄ソリューションは、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高1650億円（前年同期比5.4％増）、経常利益150億円（同4.4％増）、当期純利益83億円（同2.2％増）、一株利益156円。市場予想、経常利益147億円、当期純利益83億円（クイックコンセンサス）。

▼岡三ＨＤ<8609> 前3月期減益
岡三ＨＤは、2008年3月通期連結決算を発表した。株式委託手数料が40％近い減少となった事やトレーディング損益が56％減となったが販売管理費は3.8％増となったことで、大幅減益となった。営業収益700億円（前年同期比21.2％減）、経常利益142億円（同59.8％減）、当期純利益47億円（同73.6％減）、期末・年間配当15円（前年25円）。

△協和醗酵<4151> 今期増益予想 市場予想上回る
協和醗酵は、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高3800億円（前年同期比7.3％増）、経常利益340億円（同10％増）、当期純利益250億円（同96.9％増）。市場予想は、経常利益346億円、当期純利益202億円（クイックコンセンサス）。

△日立造船<7004> 前3月期 上方修正
日立造船は、2008年3月通期連結予想を発表した。機械・プロセス機器部門等が好調であり、当初予想を上回る利益計上となったことから、上方修正となった。売上高2900億円、経常利益40億円（前予想30億円）、当期純利益10億円（同5億円）。

△商船三井<9104> 今期増益予想 市場予想上回る
商船三井は、2008年3月通期連結予想を発表した。売上高1兆7000億円（前年同期比8.4％増）、経常利益2000億円（同9.6％増）、当期純利益1300億円（同7.5％増）。市場予想は、経常利益1955億円、当期純利益1234億円（クイックコンセンサス）。
（証券新報）

△りそな<8308>が女性向けセミナー　東京・大阪　新規顧客の獲得狙う
りそな銀行は２４、２６日の両日、東京と大阪で「女性のための資産運用入門セミナー」を開いた。「女性の資産運用への関心が高まっている」（同行）ことから、セミナー開催を機に女性の新規顧客の獲得を強化していく。２４日は東京会場で、２６日には大阪会場で開催。計２００人が参加した。既存顧客を対象にしたセミナーはあったが、広く参加者を募っての女性向けセミナーは初めてという。

▼ＴＯＴＯ<5332> 温水便座補修で２１億円を特損に計上、木瀬社長「過剰報道は残念」
ＴＯＴＯは２６日、温水洗浄便座（ウォシュレット）一体型便器の一部製品で合計２９件の発火、発煙事故が発生したことを受けて実施している無料点検・修理費用として、０７年３月期決算に２１億３０００万円の特別損失を計上すると発表した。この結果、最終利益は前期比４・２％増の１３５億円にとどまった。売上高は同３・５％増の５１２２億円、経常利益は同１０・９％増の２５２億円だった。０８年３月期は、売上高が同３・５％増の５３００億円、経常利益が同１８・８％増の３００億円、最終利益が同１８・１％増の１６０億円を見込む。会見した木瀬照雄社長は、一連の発火、発煙事故について「大変ご迷惑をかけた」と陳謝しながら、「一部の過剰報道が不安を助長させており残念だ」と不快感をあらわにした。
（FujiSankei Business i）