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2009 02,21 17:00 |
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■動かない日本株を見切ってCFD参戦 CFDという名に聞き覚えくらいはあるのが投資家。でも、トレードの経験はなく、また「何それ」という人がまだ多いのも事実で、取り扱い業者も日本ではまだ数社にすぎない。そんな中で、いち早くCFD名人が現れた。 その名を三空。えっ? その名前はもしや。日本株で2億5000万円の資産を築いた凄腕デイトレーダー。実は、昨年からCFDに転向し、何と、4カ月で500万円を4500万円にまで増やしていたのだった。日本ではCFDトレード界の第一人者ともいう存在になっていた。 CFDとは「差金決済取引」の略。投資家と金融機関との間で売買する商品の現物を直接やりとりせず、決済した差額だけをやりとりする方法。商品先物などでも使用されており、世界中のあらゆる市場にアクセスが可能となる。ちなみにFXはCFDの中の為替に特化した商品。まだまだ日本に上陸して歴史の浅いCFDだが、三空氏は、早くも必勝法を確立したのか? その方法をYUCASEE MEDIA(ゆかしメディア)が根掘り葉掘り聞いた。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
■NYダウは動きが素直でやりやすい 「僕が日本株を始めたのが2003年だったんです。日経平均が7000円台で底を打って、そこから株価がどんどん上がっていく、いい時期でした。IPOや仕手株にうまく乗れたんですが、今は動きがまったくない。デイトレーダーにとっては、上がっても下がってもいいので、動きがないことが一番ツライんですよね。株をやっていた時代に、米のNYダウ平均株価はよく見ていたんです。CFDではダウが取引できるということで、トレードするようになりました」 すっかり商いが減少してしまった日本の株式市場。名を馳せたトレーダーたちも一人抜け、二人抜けという風に閑散とした状態になってしまった。「休むも相場」という言葉はあるものの、そこは投資家。黙って手をくわえているわけもなく、CFDという新たな猟場を探り当てた。 「日本の株式市場は、午前9時から午後3時までのたった6時間しかない。でもCFDはほぼ24時間ですから。海の向こうには、市場がいっぱいあるんだなって、思いました。ダウは動きが素直で、今は特に日本株に投資しようとは思わないですね」 昨年6月に軍資金500万円でスタートした。投資対象こそ違えど、そこは天性のトレードセンスか。結果を出すのに、そう時間は掛からなかった。
三空氏はトレード画面では、ボリンジャーバンドを中心に値動きを見ている。あまり多くのテクニカル指標は使っておらずシンプルに動きを読むことを基本にしているそうだ。そうして慣れて来た頃に、読みがズバズバ当たり始めた。それは昨年10月。この時期は、サブプライムローン問題が弾けた米国ではリーマンショックが起きるなど、大きく相場が動いた。特に1時間で1000万円以上の利益を出した10月29日の相場を振り返ってもらった。 「前日の10月28日にNYダウは下げて終わりました。ですが、日経平均が大きく上げて終わったので、その流れで29日のダウは上げてくるだろうと読みました。4回の買い注文を出しましたが、すべてブレイクアウトしたタイミングで買いました」 読みは物の見事にズバズバと的中した。この日の午前3時すぎからのトレードを以下にまとめてみた。午前5時ごろから細かく利食い売りに転じていったために、実質的には時給1000万円超のトレードとなった。 ※上記チャート 8570買い→8700売り(100枚、+130万) 「基本的にはトレンドフォローでやっていますけど、毎日、相場の情報収集をしていると、ある一定の値動きがわかってくるようになります。この時期は、場が終わる1時間前(日本時間の5時から6時)に、上げか下げのどちらかの強いトレンドが続くようになっていました。その動きに乗っかってトレードしたんです」 ラスト1時間のトレンドフォロー。どこまでも市場の動きについていった結果だった。これで、スタート時に500万円だった資金は一気に9倍となる約4500万円にまで膨れ上がっていた。
昨年10月の調子のまま行っていれば、もう今頃はとっくに1億円は超えているはずだ。しかし、そこまで甘くないのが相場。現状と、投資家へのアドバイスを聞いた。 「10月に4500万円まで増えたんですが、11月に2500万円にまで減らしてしまったんですね。つまり、10月の方法が11月以降、通じなくなったんです。だから一旦2000万円を出金して、500万円から再スタートしています」 負けが込んできた時に、冷静になって最初の500万円から再スタートを切ったあたりは、さすが。この辺が並みの投資家にはできないところではないか。今も毎日、相場に向き合いながら、徐々に持ち直してきているという。 「勝って兜の緒を締めよ、ではありませんが、勝っている時ほど反省しないといけません。今は重要な指標が出るタイミングなどで狙うことが多いですね。また、これからCFDを始める人はまず、デモトレードで慣れてからやればいいと思います。また、その時も現実に即した金額でトレードすること。そうしないと身につきません。世界の政治や経済が密接に関わっているので、興味がある人にとっては、おもしろいでしょうね。個人的にはジンバブエの取引ができたら、いいなと思いますけどね」 まだまだローカルな日本の株式市場。それに比べるとCFDは世界が身近に感じられるという点でも興味がある人にとってはおもしろい投資対象となりそうだ。 あと、最後にYUCASEE MEDIA編集部から読者の皆様に一点だけご注意を。CFDの利益は雑所得のために、総合課税として申告が必要なので、お忘れなく。 PR |
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