2024 11,24 11:44 |
|
2009 02,08 14:00 |
|
大阪・ミナミで、34年の歴史をもつ高級クラブ「ロイヤルくろねこ」が1月末、閉店した。経営者でママの岡崎貴子さん(60)に昨年末、食道がんが見つかり、闘病に専念するための苦渋の決断だった。社用族の多い北新地と対照的に、「中小企業の経営者らに愛され、ミナミを代表する店だった」と惜しむ声が広がっている。 グランドピアノの生演奏が流れる約240平方メートルの広々とした店内は、最終営業の土曜日、常連客で満席になった。入院中の岡崎さんに代わり、約50人のホステスたちがもてなした。 鹿児島県出身の岡崎さんは、27歳のときにラウンジ経営を始めた。約45平方メートルの小さな店から徐々に広げ、ミナミで最も高級とされる店にまでに育てた。常連客には、阪神タイガースの岡田彰布前監督や歌舞伎役者の片岡仁左衛門さんなど著名人も少なくない。 控えめで、細かな気配りと相手への思いやりを忘れない。どんな客にも平等に接し、一度に大金を使う客より、長く通ってくれる客を大事にした。 ホステスたちにも徹底して教え、いつしか「くろねこ学校」と呼ばれるほどに。独立し、店をもった女性は30人を超えている。 顧客のひとり、大阪市旭区の不動会社社長(68)は「良いときも悪いときもあるが、ママは変わらず接してくれた」と振り返り、20代のころから通ってきた鉄筋工事会社社長(45)も「接待の仕方を一から教えてもらった」。 世界的な不況は大阪の景気にも影響を与えている。「ママが闘病しているから、自分も頑張る」と心の支えにしている顧客も多い。近くで飲食店を営む女性は「くろねこはミナミの灯台。あるだけで安心する。元気になって戻ってきてほしい」と話している。(中井美樹) 本物の老舗が消えるという事は、非常に残念でなりません。 ・・・・・が、しかし、現在の倶楽部と呼べる店の内容を考えると、 大金切れの良いお客様だけを大切にして下さい。それが今の結果です。 PR |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR] |