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2009 02,07 10:00 |
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竹田和平氏(日本のバフェット)インタビュー「不況時の投資法」 ■今年はもっと暗い1年に? 昨年後半から、雪崩を打ったかのように世界の経済はメルトダウンし、経済危機の余波は例外なく日本にも押し寄せた。日本国中、どこを見渡しても不景気風が吹く。そんな1億総悲観の状況で、日本の上場企業100社以上で大株主となり「和製ウォーレン・バフェット」とも呼ばれる竹田和平さんは今、何を思い、何を考えるのか、胸のうちを聞いた。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
「金融危機は才能があるけど、徳のない人が起したこと。そのおかげで、モノは値上がりしただけで、実際にモノは何も増えてない。お金がインターネットでつながって、バーチャルなモノになったから脱線した。経済で大事なことは『貯徳』。徳がなけりゃどこに脱線するかわからんからね。それが、あっちこっちに拡がって今年はもっと暗い一年になるかもしれん」 昨年1年だけで上場企業の倒産は30社以上にも上り、これは戦後最悪の記録。深刻なのは、トヨタ自動車のような世界的大企業でさえ危機に直面しているということ。竹田さんの地元・名古屋はトヨタの城下町だが、街の雰囲気はどうか。 「良うない。自動車もバブルだったかもしれんねぇ。原油が高くなりすぎたもんで、それをきっかけにみんなが自転車に乗り換えてみると、この方が気持ちいいわ、と気づいたわけ。それでみんな自動車を買わなくなった。日本は今、みんなガツガツ金儲けしようという時代じゃない。でも、トヨタ(自動車)は決算が悪くて株価が下がっているだけ。値段は高くても安くてもモノはいっしょ。今、世界もモノの値段が下がってるから、もしかしたら、それを見てどうするかを考えてるかもしれんけどね」 本当に日本に希望はないのか?
日本は1980年代にバブル経済を謳歌し、その後バブルが崩壊し「失われた10年」という暗く沈んだ経験を持っている。それを乗り越えてきた知恵を、今こそ発揮する時なのかもしれない。 日経平均株価も一時は7000円を切る6994円まで下げた。多くの企業の大株主ともなっている竹田さんも例外ではなく、その影響を受けたが…。 「そりゃ、売らないんだから。でも配当は減らないよ、増えもしないけど。価値は変わらんもんだ。放っときゃ上がるから関係ない。他人の評価で値段はいつも変わるもんだから、たいしたことはない。株は株で変わらんのだから」 株価が上がっても下がっても一喜一憂しない。一向に動じる気配のない竹田さん。では、富裕層はこんな時代こそどのような行動をすれば良いのか?
では今年1年はどんな年になるのだろうか? また竹田さんにとって今年はどういう位置づけになるのだろうか? 「今年は不景気も本番、過去の価値観では計れない年になると思う。去年が『変』(日本漢字能力検定協会が選定した世相を現す文字)だったから、今年は間違いなく『転』になるだろう。つまり、希望の光に転じてくるという意味。日本が希望の星になったら、ええと思わんかねぇ。私も75歳になるけど、教育事業という天命をやろうと思う。若い人が一人前になって自立共生できるように、そこで経営者を育てて、これからの日本の経済対策のためにもサービス業の振興につながるようにしていきたいね」 世が困っているとあらば、竹田流社会貢献も実践するつもりでいる。そして、国民全員が気にしているのは景気の行方。しかし一朝一夕で良くなりそうにもないだけに、どのような心構えでいればよいのか? 「ところで、定額給付金が支給されるらしいけど、何%が取りに行くんだろう? 徳のバロメーターになるだろう。武士は食わねど高楊枝、という言葉があるように徳のある人は腹が減っても取りには行かんよ。富裕層というのは、心が豊かだから富裕層になっている。やっぱり人間、心が豊かにならんとね。何回もいうけど、景気も気だよ。みんなワクワクしたら楽しいでな、景気も良うなるでよ」 取材中は終始、笑顔だった竹田さん。まさに「笑う門には福来る」と言わんばかり。不景気の時代にあっても、悲観することこそが最も罪悪なのかもしれない。
竹田製菓代表取締役。上場企業100社以上の大株主として知られる。日本一の個人投資家とも言われ、いつしか「日本のウォーレン・バフェット」と呼ばれるようになった。愛知県在住。 ─…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─…─…─ ワタシが尊敬している一人です。 色々とコメントを書いたんだけれども、書くだけ書いて、 人間、笑顔を絶やさぬこと。 ・・・でしたね。 PR |
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