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2009 02,01 23:42 |
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2/2 今週の決算発表予定銘柄コメント 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
楽天証券経済研究所所属のアナリストによる決算発表予定銘柄コメントです。 [執筆者紹介]
今回は2月2~6日の決算発表銘柄をみていきます。2009年3月期第3四半期決算(08年10-12月期、3Q)の発表が本格化して2週目に入ります。 まず2月3日に武田薬品工業、日立製作所、三井物産などがあります。武田薬品は不況の中で安定収益が稼げる薬品株が注目されています。日立製作所は、赤字転落の見通しが報道されていますが、実際の決算が注目されます。三井物産は、資源価格が反転していることや、不況の影響がどの程度かが注目されます。 4日は住友金属工業とパナソニックなどがあります。住友金属工業は、他の大手鉄鋼と同じく大幅な減産を余儀なくされており、また製品価格値下げの可能性もありますが、一方で、鉄鉱石、原料炭等原材料の大幅値下げの可能性もあります。どの程度の減益幅になるかが注目されます。パナソニックも今期赤字転落の報道がありましたが、実際の決算を見たいものです。電機セクターの中では強力なバランスシートと製品開発力をもった会社ですので、不況に対する会社側の対応が注目されます。 5日は、ミクシィ、ドワンゴ(2009年9月期1Q)、三菱重工業、三菱地所、ソフトバンクなどがあります。ミクシィはSNS最大手ですが、同業のグリーが好業績見通しを発表しており、ミクシィの業績も注目されます。ドワンゴはニコニコ動画の赤字解消が進んでいるのかどうかがポイントです。三菱重工業は世界的な不況の影響をどう受けているかがポイントです。原子力関連の大手でもあり、今後の動きが注目されます。三菱地所は地価の動向を会社側がどう見ているか知りたいものです。ソフトバンクは携帯電話の純増数国内トップの実績が収益に結びついているのかどうかがポイントです。資金調達のための携帯電話割賦債権の流動化がうまく進んでいるのかどうか、借入金返済が進んでいるのかどうかも注目点です。 6日は大和紡績(ダイワボウ)、シャープ、トヨタ自動車、三菱UFJフィナンシャルグループなどがあります。ダイワボウはIT関連子会社の連結子会社化によって業績が上乗せされる見込みです。不織布と抗ウイルス素材を使用した多機能マスクを販売しており、鳥インフルエンザ関連でもあります。シャープは液晶パネル価格の低下程度、円高の影響が注目されます。来期(10年3月期)を会社側がどう見ているかも重要なポイントです。トヨタ自動車も円高の影響と各地域の自動車販売動向、来期の見通しなど注目点が多い決算になると思われます。三菱UFJフィナンシャルグループは融資の伸び具合、出資先のモルガンスタンレーとの提携などが注目点です。 2月2~6日の週も注目決算が目白押しです。民生用電機、産業用電機、自動車、不動産、薬品などで業界トップ企業、日本企業の中でもトップクラスの企業の決算が発表されます。日本経済と株式市場の今後を見定める際に重要な週になりそうです。 ※上記コメントは、1月29日(木)作成時点におけるもので将来の市場環境等の変動等を保証するものではありません。 PR |
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