2024 11,24 04:49 |
|
2009 01,30 15:15 |
|
ロシアのプーチン首相は、スイスのダボスで28日始まった世界経済フォーラム(WEF)年次総会で、大恐慌以来最大の危機をもたらした元凶として米国の金融機関や政策を非難した。それから24時間もたたないうちに市場が同首相の経済政策に対して下した審判は厳しいものだった。 通貨ルーブルは29日、ドルに対して3.5%下落。2日間の値下がりは過去 10年で最大だった。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
ハーバード大学のニオール・ファーガソン教授(歴史学)は「ロシア人が欧米人に経済の運営方法を講義するという考え自体、ばかげている。ダボス会議全体が現実離れしたシュールな場と化してしまう」と述べた。 ロシア中央銀行は昨年8月以来、ルーブル相場を支えようと2110億ドル(約18兆8600億円)を投じたが、今年これまでの騰落率は世界の通貨でワースト3位。仏BNPパリバによれば、投資家が8月以降ロシアから引き揚げた資金は約2900億ドルだ。 大統領に就任した2000年以降、プーチン氏は政府管理を強化し、政治の対抗勢力を弱め、ロシアが供給する天然ガスを政治的に利用し、グルジアに侵攻した。ただ、「市場の支配はできないと、ロシア政府は気付いただろう」と、デンホルム・ホール・マネジメントのジョージ・ニアニアス会長(モスクワ在勤)は話す。同社は新興市場に約3億5000万ドル投資するヘッジファンド。 ルーブル相場は原油とともに値下がりしている。ロシアが輸出する原油の主要油種であるウラル原油は、昨年7月に付けた過去最高の1バレル=43.48ドルから69%下げた。同国が今年の財政を均衡させるには平均70ドルの価格が必要だ。欧米がマイナス成長で需要が減退するなか、商品価格の下落で世界最大のエネルギー輸出国のロシアは今年、リセッション(景気後退)に陥る可能性がある。 PR |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR] |