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2009 01,26 00:19 |
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1/26 今週の決算発表予定銘柄コメント 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
楽天証券経済研究所所属のアナリストによる決算発表予定銘柄コメントです。 [執筆者紹介]
今回は2009年1月26~30日の決算発表銘柄を見ていきます。1月26日の週から2009年3月期第3四半期決算発表(08年10-12月期、3Q)が本格化します。 まず金融セクターで、27日に野村ホールディングス、28日に三井住友フィナンシャルグループ、30日にみずほフィナンシャルグループの3Q決算発表があります。野村ホールディングスは日本と欧州で旧リーマン・ブラザーズの人員を大量に迎え入れ、更に株式相場の低迷に対応したリストラにも着手しています。世界的な株式市場変調の影響とリーマンブラザーズの人員受け入れの影響がどういうものなのかが見所です。三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループは、直接金融の変調に対して融資がどの程度増えているのか、国内経済の悪化、不良債権増加の影響がどの程度なのかが注目されます。三井住友フィナンシャルグループは株価が下落している英バークレイズに出資していますので、この影響をどう考えればよいのかも注目点です。 電機、精密では、28日にキヤノンの08年12月期本決算発表、29日に東芝、ソニーがあります。キヤノンは不況の影響、特にデジタルカメラの市況変調と円高の影響、09年12月期見通しが注目されます。東芝は半導体市況の低迷で赤字になると報道されていますが、実際の業績を確認したいものです。ソニーはデジカメ、ハンディカムなどのエレクトロニクス部門、アメリカで任天堂、マイクロソフトに大きく引き離されたゲーム部門の損益動向と円高の影響が注目点です。各社とも思い切ったリストラにも着手していますので、そこも再確認したいと思います。 素材、資源、市況関連では、29日に新日本製鉄、30日に住友金属鉱山、三菱商事、商船三井があります。新日鉄は鋼材値上げが一服したところで、世界不況が来ました。原材料価格の低下は見えてきましたが、同時に自動車等の大口顧客から製品値下げも要求されています。これらが今期見通しの中にどう織り込まれているのかが注目点です。住友金属鉱山は金相場下落の業績への影響が注目点です。三菱商事は、鉄鋼業界向けの鉄鉱石、原料炭価格の動向、原油価格の動向をどうみているかが注目点です。当初見通しの市況前提に対して実勢がかなり振れていますので、決算と09年3月期見通しには注意が必要です。商船三井も海運市況暴落の影響がどの程度なのかが見所です。 機械では29日にコマツがあります。新興国の建機需要の動向が気になります。自動車では30日に本田技研があります。今期の下期は赤字転落する見通しです。会社側の市場見通しとリストラ計画が注目されます。インターネット関連では30日にグリーの09年6月期2Q決算発表があります。16日付けで12月中間期と6月通期見通しを上方修正しました。会員収入や広告の増加が寄与しています。決算の詳細が注目されます。 09年3月期3Q決算発表は日米欧のクリスマス商戦の結果が反映される決算であり、09年3月期だけでなく、10年3月期決算も見通すうえで重要な決算です。注意して観察したいと思います。 ※上記コメントは、1月22日(木)作成時点におけるもので将来の市場環境等の変動等を保証するものではありません。 PR |
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