本日は新年初めての満月【季節の言葉１８】

皇室の元日の行事（四方節）は元旦の四時に今上天皇が伊勢神宮（先祖崇拝）
に向かって礼拝し、その後四方の諸神を拝む（多神教崇拝）ものです。

　元旦の「旦」の字は地平線（或いは水平線）から太陽が現れたことを
象った文字です。朝にふさわしい字と言えますね。
それで、昔からの風習で初日の出を拝むのです。

これは太陽を崇めた行事ですね。
そしてもう一つ、新年の月を崇めた行事もあります。

　日本民族の正月を祝う行事は元々、１月の満月の夜、
すなわち旧暦の１月１５日です。
何しろ電燈の無かった時代、明るい満月の夜は一晩中酒を飲んだりして
新年を迎えて神々にいろいろな願い事をしたのでしょう。
この１月１５日の風習は現在でも小正月として日本各地に残っています。
正月を祝う行事は１月１日と１５日の二本立てで発展していったのです。

陰と陽･･･陰陽道（おんみょうどう）ですね。

･････って事で、難しいことは、この辺りにして･･･

本日は新年初めての満月！

今宵はお月様を愛でながら、ゆっくりと家族で寛ぎたいものですね。

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