2024 11,23 19:36 |
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2009 01,04 12:00 |
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米国株:投資家の現金保有は18年ぶり高水準-相場反発の兆候か 今年の米国株相場は大恐慌以来の大幅安となっているが、投資家の現金・現金同等物は18年ぶりの高水準に達しており、有力投資家の一部はこれを株価反発の兆候と受け止めている。 ロイトホルト・グループとブルームバーグが集計した連邦準備制度のデータによると、投資家の現金、銀行預金、マネーマーケットファンド(MMF)の残高は8兆8500億ドルで、米企業の時価総額に対する割合は74%と1990年以来の高水準にある。 ブルームバーグの集計データによれば、時価総額に対する投資家の現金・現金同等物の割合がピークに達した過去8回の例では、その後半年でS&P500 種株価指数は平均24%上昇している。 ロイトホルトのファンドマネジャー、エリック・ビョルゲン氏は「株式相場を押し上げることができる現金の蓄えがある。同額の現金でS&P500種を1年前の2倍買うことができる」と指摘した。 ロイトホルトは12月の投資家向け会報で、株式市場は「一生に一度の素晴らしい買い機会の一つ」を提供しているとの見方を示した。 S&P500種は11年ぶりの安値を付けた11月20日以降これまでに16%上昇。米政府がシティグループ救済策を発表したことやオバマ次期米大統領が 1950年代以来の規模となるインフラ投資で成長を促す方針を打ち出したこと、連邦準備制度が過去70年間で最悪の金融危機に対処するため事実上のゼロ金利政策を取ったことが支えになった。 日米欧が第2次世界大戦以来で初めて同時にリセッション(景気後退)に陥ったのを背景に、米株市場の時価総額に対する手元現金の割合は今年1-11 月に86%上昇し、連邦準備制度が集計を開始した1959年以降で最大の伸びを記録した。 セントルイス連銀のエコノミスト、リチャード・アンダーソン氏によると、同連銀が発表している通貨供給量の指標の1つ、MZM(マネー・ゼロ・マチュリティ:M2から小口預金を除き、MMFを加える)の大半は家計が保有している。 インベスコ・エイムの上級市場ストラテジスト、フリッツ・マイヤー氏は「待機資金は準備万端だ」と指摘。「来年下期の回復は恐らく実現するだろう」との見通しを示した。 PR |
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