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河合映秀 「百福」 1月3日(猪日:ちょじつ)
楽しかった正月の三が日も最後の日となり、 あっけないような寂しいような気持ちとなる一月三日。
貞享五年(一六八八)の『日本歳時記』などには、 この日まで雑煮を食し屠蘇を飲むと書かれていて、 気持ちの区切りをつける日でもありました。
作例にも、
炉がたりも気のおとろふる三日かな・・・・・飯田蛇笏(だこつ)
三日はや峡(かい)のこだまは炭曳くこゑ・・・・・加藤楸邨(しゅうそん)
・・・があり、正月三日のなんとなく内省的な気分がにじみ出ています。
また三日という日は、かつて皇居内では元始祭(げんしさい)が 執り行われ、もっともめでたい日とされていました。
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