ドル上昇、通年でユーロに対し2005年以来の値上がり
msnマネー　2009年01月01日
http://money.jp.msn.com/newsarticle.aspx?ac=JAPAN-356798&cc=03&nt=00

［ニューヨーク　３１日　ロイター］　ニューヨーク外国為替市場で年末を迎え薄商いのなかドルが上昇。通年では金融危機で安全資産としてのドルが買われ、ユーロを含む主要通貨バスケットに対して２００５年以来の値上がりとなった。

　ドルと並んで円も今年の好成績通貨のひとつ。金融危機でキャリー取引の大規模な巻き戻しが起きた。

　ＲＢＳグローバル・バンキング＆マーケッツ（シカゴ）の為替戦略ディレクター、ダスティン・リード氏は「今年の相場は『リスク回避』の一言に尽きる。世界的な質への逃避でドルと円が買われた」と述べた。

　中盤の取引でユーロ／ドルは０．８％安の１．３９５６ドル。７月には１．６０ドルを超えていた。通年では約４．５％下落し、２００５年以来の値下がりに転じた。主要６通貨に対するＩＣＥフューチャーズ（旧ＮＹ商品取引所）ドル指数は通年で約６％上昇した。

　ドル／円は０．６％高の９０．８４円。ロイター・データによると１２月に入ってから一時８７．１５円をつけていた。

　ポンドは通年での下落が目立ち、対ドルで約２７％下落と、１９７１年以降で最大となった。対ユーロでは約３０％値下がりし、パリティ（等価）に近づいた。

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