2024 11,23 10:11 |
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2008 12,28 22:15 |
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アパマン・・・・・ショック! 別に取り上げる気持もあまりなかったのですが、ある筋から個人投資家がかなり犠牲になりそうだ、との情報を頂いたので、ここで取り上げることにいたしましょう。 本件をおさらいしておくことで同じような手口のものを見つけだすことも簡単になりますしね。ただ、ほんとに筋の悪い人がたくさん付いている案件なので再び東京湾に沈むかもしれませんが(笑)、クリスマスついでに許してもらいましょう。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
<8889>アパマンショップホールディングス。 上戸彩ちゃんはかわいかったのだが、ファイナンスに苦しんだ挙句に、50億円を上限とした第三者割り当て、15億円を上限とした新株予約権を発行すると発表した。 このご時勢、将来のビジネスモデルも希薄でまともなファイナンスが付きづらく、平成20年9月期決算では純損失約70億円を計上して、連結自己資本比率2.4%という数字を見せ付けられば、そもそも苦し紛れの一発と見られるしかないですね。 さらにこれをまともにすべて割り当て行使するとなると、今の株価でいけば約100万株しか流通していない市場に300万株が流通することになり、希薄化どころの沙汰ではない。 今の制度ではこれを取締役決議で通せてしまうのだから上場株といえども注意が必要な訳で(監視している所はない)、何より、株主の知らないうちに一気に何倍の株が発行されてしまうのだから、ひどい話であります。(東証はようやく重い腰を上げてはいるのです、どこまでできるか・・・) IRにはこれで新たな事業が展開できるので長期的には株主のプラスになる、などとたわけたことを書いていますが、借金の返済に消えるのが関の山で、100万株も増えた株数を養う利益をどこからあげるつもりなのか全く不明のまま発行を決議してしまいました。 しかも割当先も明記されておらず(自信があれば株価におもプラスなので必ず公表します)、その筋からのファイナンスなので明らかにしたくな、というバイアスまで疑われます。 一方、これだけの希薄化を発表しておきながら株価はストップ高の異常さ。このファイナンスで新事業を立ち上げるので株価があがります!!・・・・とちょうちんをつけ個人投資家に買わせておいて自分は売り逃げる、というのがこの種のディールのこれまでの常套手段なのですよ。 今回も個人投資家の方はよく注意してください。テレビコマーシャルで露出度が上がっているのもそういう効果を助長しますのでね。 こういう場合、元来はヘラクレスが要注意銘柄として隔離して断固たる姿勢を見せつけねばなりませんし、関係当局が厳しく取り締まらねばなりません。まずはこういう反市場的行為は売り買いの手口を公表してもいいのではないでしょうか。 何事もなければそれで潔白が証明できるし、疑義があればブラックマネーとどういう証券会社が実際に付き合っているのか一目瞭然でしょうしね。一石二鳥でしょう。 もちろんこの種の取引・・・・第三者割当で筋の悪い連中からファイナンスをして個人投資家に提灯をつけ、インサイダーまがいで他の投資家を巻き込みつつ価格上昇したところを彼らと経営者のみが売り逃げ、その後は燃えカスのように20円のような低位の株価で放置され、個人投資家が取り残される・・・・ライブドアが似たような手口だった訳ですが・・・は何もアパマンに限ったことではないのです。 マザース、ヘラクレスにはこの種のいい加減な企業がごまんとと上場しており、ブラックマネーのファイナンスに使われていることはNHKの番組どおりです。ヘラクレスを管理する大証は大いに介入すべきでしょう。勿論1部上場といえども過信は禁物です。 まあ、アパマンはこれで時価総額が30億円もあるのだからご立派というほかはないですが。 念のためIRを乗せておきます。 PR |
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