金融緩和を長期化すれば新たなバブルの種まく可能性＝ＥＣＢ専務理事
ロイターNEWS　2008年 12月 10日 15:26 JST
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK832684920081210

　欧州中銀（ＥＣＢ）のビーニ・スマギ専務理事は、過去の例からみると中銀は金融緩和を長期化することで新たなバブルの種をまくことがある、と述べた。

　同専務理事はパネル討論で、欧米の中銀がとっている大胆な金融政策を念頭に置いたものではなく、あくまで一般論として発言した。

　「経験からみると、金利を引き下げた後、引き上げるのは非常に難しい」と述べ、例として２００２―０４年の米国を挙げた。その上で「手遅れになりがちだ。制御できないと言っているわけではないが、考慮すべき一要素だ」と述べた。

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