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2008 11,30 23:15 |
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米クリスマス商戦はスタートで遅れた。金融危機で家計が圧迫される中、消費者は注意深く買い物をしており、クリスマスが近づいて価格が下がるのを待つかもしれない。 クリスマス商戦の開始とされる感謝祭翌日の「ブラックフライデー」からの週末の速報は、クリスマス商戦の総売り上げは1990年代の初めににデータを集計し始めて以来初めて縮小する可能性があるという一部のアナリストの見方を補強する内容となった。 客足を計測するShopperTrakによると、28日のブラックフライデーの売上高は3%増の106億ドル(約1兆0070億円)で、伸び率は2007年の8.3%増を下回った。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
Telsey Advisory Groupのアナリスト、ジョゼフ・フェルドマン氏は「初期の反応はポジディブかもしれない」ものの、インフレを除いた売上高は前年比でおよそ横ばいで、Telsey Advisory Groupは、クリスマス商戦の総売上高は横ばいかやや減少するとみていると述べた。 29日にインタビューした買い物客らは、この週末のセールにはがっかりしたと語り、この先数週間でさらに割引率が高くなるだろうとみており、利益率の低さに苦しむ売る側には心配な兆候を示した。 ニュージャージー州のジャージーシティにある百貨店大手メイシーズで買い物をしていたローズ・フェルナンデスさんは「価格に満足していない。買う価値があると思えば手に取るけれど、もし待てるなら、様子を見る。クリスマスの翌日までだって待てる」と話した。 ShopperTrakは、今年のクリスマス商戦は感謝祭からクリスマスまでが27日と、昨年の32日と比べて短い点を指摘。同社の共同創設者、ビル・マーティン氏は「(クリスマス商戦が短いことが)優柔不断な消費者を油断させ、さらなる売上高の低下につながるかもしれない」と述べた。
小売業界は、クリスマス商戦の売り上げがここ20年で最も弱くなる可能性に直面している。消費者は下落する住宅価格や雇用市場の悪化、資金調達のハードルが上がるなどの問題を抱えている。 3日間の感謝祭の週末は、クリスマス商戦の総売上高の10%を占める。米国が世界大恐慌以来最悪の経済状態から脱する道を探る中で、今年はその重要性が増した。 マーケティング・マネージャーのハイディ・ヒックマンさんはジャージーシティのJCペニーを29日ぶらぶらしていたが、プレゼントを買おうとは思っていなかった。ヒックマンさんは「私の所属する部署で人員削減があると通知された。今は買い物ができないし、どうなるかはっきりするまでは何もできない」と話した。 11月と12月の売上高が減少した場合、全米小売連盟(NRF)がクリスマス商戦の売り上げ記録の計測を始めた1992年以来初めての減少となる。 買い物客を呼び込もうとの競争が一段と高まる中で、ディスカウント店のKマートなどを含む一部の小売店は、感謝祭当日も営業。一方、日付が変わりブラックフライデー当日となった28日の真夜中からセールスを開始する小売店もあった。 シカゴでは、米衣料ブランドのギャップが運営する小売チェーンのオールドネイビーが29日午前7時に営業を開始したが、買い物客が到着し始めた午前9時まではあまりすることがなかったとある従業員は語った。 米オンライン小売大手のアマゾン・ドット・コムでは、米アップルの「iPod Touch( アイポッドタッチ)」がブラックフライデーの午前中にエレクトロニクス部門で最も売れた商品だった。 PR |
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