米カーギル幹部：買収の「チャンスうかがっている」－商品相場下落で
Bloomberg NEWS　2008/11/27 15:30 JST
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a7SOpT1Q4HWs

　株式非公開企業で米２位の農産物供給大手カーギルの幹部は27日、
原料価格と株価の暴落により企業の株式評価が低下したことを受け、
他社の買収を目指していることを明らかにした。

カーギルのアジア太平洋地域担当のポール・コンウェイ社長は同日、シンガポールでブルームバーグ・テレビジョンとのインタビューに応じ、「半年前には不可能だと考えていたが、今後は資産や企業を買収したり人材を採用したりするチャンスがある」と述べた。

コンウェイ社長は「事態は非常に速いペースで展開している。まだその時期には至っていないが、買収のチャンスをうかがっているのは確かだ。夏季には、現時点よりかなり高い価格を予想する見方が多かったため、取引相手のリスクが大きな懸念材料になっている」との見方を示した。

また、コンウェイ社長は別のインタビューで「１年前にマレーシアでいくつかチャンスを逃した。スターチや植物油、油脂などわが社の主要事業であるすべての分野に関心がある」と語った。
翻訳記事：東京　堀江 広美 Hiromi Horie

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