いい生活<3796>元本部長級社員に過去最高の課徴金2079万円勧告
＝証券監視委
ロイターNEWS　2008年 11月 4日 16:02 JST
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK018685920081104

　証券取引等監視委員会は４日、いい生活(3796)の元本部長級の社員によるインサイダー取引で、課徴金２０７９万円の納付命令を金融庁に出すよう勧告したと発表した。個人に対する課徴金としては過去最高。今年８月２２日に公表したサンエー・インターナショナル(3605)の三宅正彦元社長に対する課徴金１２４６万円を超える。

　証券監視委によると、課徴金対象者の元本部長は、営業関連の部署で売り上げ数値や予算の管理をする職務に就いており、同社が業績予想を修正する情報を公表前に入手できる立場にあった。同社が２００７年３月期の業績予想を発表した２００７年１月３１日以前には、３１７株を総額６４５７万６０００円で、２００８年３月期の業績予想を公表した２００７年１０月２９日より前には、４０３株を総額３７６０万６５００円で、いずれも現物取引と信用取引を交えて売り付けた。

　いい生活によると、元本部長に対しては、証券監視委の調査が始まった９月ごろから出勤停止としていたが、同日付で懲戒解雇処分とした。

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