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11/04 今週の決算発表予定銘柄コメント 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
楽天証券経済研究所所属のアナリストによる決算発表予定銘柄コメントです。 [執筆者紹介]
今週は11月4~7日の決算発表銘柄を見ていきます。 まず、11月4日に武田薬品工業、日本製鋼所、第一中央汽船などがあります。この中で武田薬品工業は国内向け薬品の好調と想定為替レートより実勢レートが円安になっているため、10月20日付けで上期の業績見通しを上方修正しました。下期の見通しが注目されます。また、第一中央汽船は、08年3月期1Q決算発表時に上期と通期の業績見通しを上方修正しました。外航不定期船の市況上昇が理由ですが、その後の世界的な景気後退で事情が変わってきています。ファンダメンタルズの変化を注視したいものです。 5日はミクシィ、いすず自動車、三井物産などです。ミクシィは8月の08年3月期1Q決算発表時に続き10月21日付けで業績見通しを上方修正しました。広告販売が好調ということです。新規事業の進捗など見所が色々ある決算になりそうです。いすず自動車はアジア、中近東などでの販売動向に注意が必要でしょう。三井物産は稼ぎ頭の金属資源部門(鉄鉱石、銅、ニッケルなど)、エネルギー部門(原油、石炭、LNG)の業績と今後の見通しが注目点です。 6日はエルピーダメモリ、トヨタ自動車、ニコン、住友不動産などです。エルピーダメモリはDRAM市況の下落で大赤字になると既に発表しています。無担保転換社債型新株予約権付社債500億円の発行も発表しています。業界再編の声も聞こえる中、今後の動きが注目されます。トヨタ自動車の今の業績見通しは、上期低迷、下期回復のシナリオですが、金融危機でどうシナリオが変わってくるか興味深いところです。ニコンは利益の中心になっているデジタルカメラ事業の動向が気になります。住友不動産は不動産不況の中で大手の優位性が高まっています。今後の戦略が注目されます。 7日は東レ、ダヴィンチ・ホールディングス(08年12月期3Q)、楽天(08年12月期3Q)、オリックス、NTTなどです。この中で、ダヴィンチ・ホールディングスは業績が悪化しており、6月中間期は80%営業減益でした。不動産不況の中で今後を見極めたいものです。楽天は本業の電子商取引の動きが注目されます。不況の中で割安な買い物ができる電子商取引の優位性が大きくなっています。オリックスは08年3月期1Qの減益をみると世界景気の影響を受けていると思われますが、今後の見通しが気になるところです。NTTは、移動体通信については携帯電話販売の不調が販売費減少に結びついて増益という結果のようです。また、長距離・国際事業は堅調ですが、地域通信の損益動向が注目されます。 11月4日の週も重要な会社の決算が沢山予定されています。日本を代表する企業も含まれています。マクロ経済の大変動の中で、これらの企業がどうそれに対処してゆくのか興味は尽きません。 ※上記コメントは、10月29日(水)作成時点におけるもので将来の市場環境等の変動等を保証するものではありません。 PR |
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