4/19朝の『株価材料』PART Ⅰ

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△半導体製造装置受注額33.4％増・06年度、過去最高
2006年度の日本製半導体製造装置の受注額（速報値）が6年ぶりに
過去最高を更新した。日本半導体製造装置協会（ＳＥＡＪ）が18日発表した
統計によると、06年度の受注額は前年度比33.4％増の2兆877億円に達し、
これまでのピークである2000年度の1兆8045億円を上回った。
薄型テレビや携帯音楽プレーヤーなどデジタル家電の市場が拡大し、
半導体消費量が大幅に増えているのが追い風となった。
特に、データを保存する半導体メモリー向けの製造設備需要が増えた。
パソコンや携帯音楽プレーヤー向けの半導体メモリー需要が急拡大し、
半導体各社が同メモリー向けの設備投資を増やしたためだ。
中でも韓国サムスン電子やエルピーダメモリ<6665>が手がけるＤＲＡＭ（記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー）向けの設備投資が急増。携帯音楽プレーヤーなどに使うフラッシュメモリーの設備投資も増えた。

△高島屋<8233>、ネット通販サイト刷新・商品数最大１万点
高島屋は18日、ネット通販サイトを19日から刷新すると発表した。
商品数を中元や歳暮などの最大時で1万と従来の２倍に増やし、商品分類も
変更。贈答品に加えて個人向け需要の掘り起こしを強化し、2008年2月期のネット通販売上高は前期比3割増の約40億円を目指す。売上高の7割を稼ぐ贈答品は用途別の商品紹介で買いやすさを高める。自宅向けの購入を促すため、
洋菓子類や化粧品の品ぞろえを拡充。高島屋限定で販売する化粧品セットなどもそろえる。登録料無料の会員ページを設け、保有クレジットカードの種類ごとに
特別商品の販売や限定情報を提供する。案内用ページでは商品の検索性も
高める。同社のネット通販事業の売上高は07年2月期で約30億円。
今後も品ぞろえやサービスを拡充し、数年後に100億円規模に育てる。

△伊勢丹<8238>、北京出店を発表
伊勢丹は18日、中国・北京に出店すると発表した。開業は08年秋の予定。
今年開業予定のものも含め中国では7店目で、北京に店を出すのは初めて。
08年夏に開催予定の北京五輪で一層の経済発展が見込めるため、
富裕層を中心に需要を掘り起こす。出店予定地の権利を保有する現地企業との間で大筋合意した。市内有数の商業地域、西単地区で建設中の複合ビル
「美晨国際広場」の地下1階から5階を賃借。売り場面積約3万5000平方メートルの百貨店を出す。伊勢丹は93年に上海と天津に出店。97年には上海に2店目を出し、05年には山東省済南にも進出した。今年も四川省成都、遼寧省瀋陽に店を出す予定だ。

△ＪＴ<2914>、英たばこ大手ガラハー買収終了を発表
日本たばこ産業は18日、英たばこ大手ガラハーの買収が同日付で終了したと
発表した。買収額は約75億ポンド（約１兆7800億円）で、純有利子負債を含めると約94億ポンド（約２兆2500億円）となる。買収額１兆7800億円のうち、
米メリルリンチ・グループとみずほ銀行から合計１兆円のつなぎ融資（ブリッジローン）を受け、残りは手元資金を充てる計画。つなぎ融資は借り換えを前提としている。のれん代については、「これから詳細な算定に入る」とした。同日夕、都内で
会見した熊倉一郎副社長は、ガラハー買収の意義について「ＪＴは国内たばこ事業に依存していたが、国際的な事業基盤の獲得で安定性、成長性がさらに増す」と
強調した。今後のＭ＆Ａ（企業の合併・買収）については「たばこ事業で魅力的な案件があれば検討するが、（世界的に）寡占化が進んだのでハードルは高いと思う」と語った。

△バンナムＨＤ<7832>の前期、経常利益21％増・携帯型ゲームソフト好調
バンダイナムコホールディングスは18日、2007年3月期の連結経常利益が前の期比21％増の450億円になったと発表した。従来予想は405億円。利益率の高い携帯型ゲームソフトの販売が伸びた。年間配当は28円と、前の期（旧バンダイ、旧ナムコの合併に伴う株式移転比率を考慮した実績）より4円増やす。売上高は1％増の4570億円。欧米の玩具販売は好調だったが、製造会社とのグループ内取引も増加。従来予想を30億円下回った。ただ、任天堂<7974>の携帯型ゲーム機、ニンテンドーＤＳ向けに投入した「平成教育委員会ＤＳ」などの学習ソフト販売が好調。営業利益は16％増の415億円だった。為替差益の増加も寄与し、純利益は73％増の245億円となった。同時に発表した08年3月期の連結売上高は前期推定比5％増の4800億円、経常利益は4％増の470億円を予想。玩具やゲームソフト販売が引き続き好調で、販管費の増加を吸収できるとみている。

△日本郵船<9101>株が急伸、17年ぶり1000円台に
18日の東京株式市場で日本郵船が急伸。前日比22円高の1007円まで上昇し、1990年3月以来17年ぶりに1000円台に乗せた。終値は21円（2.1％）高の1006円。電気製品を運ぶコンテナ船や鉄鉱石輸送のばら積み船で運賃上昇が続いており、2008年3月期の業績回復を期待する買いが膨らんだ。この日は商船三井と川崎汽船が上場来高値を更新。海運大手株は軒並み好調だった。コンテナ船は主要航路のアジア発欧州、北米向けで運賃引き上げ交渉が順調に進んでいる。ばら積み船も粗鋼生産量を拡大する中国が鉄鉱石の輸入量を増やし、運賃市況の上昇が続いている。郵船の今期の連結経常利益は前期推定比23％増の1350億円になる見通し。今期動向に慎重な企業が多い中で「業績の先行きに安心感があり、個人投資家などの買い期待が先行している」（いちよし投資顧問の秋野充成運用部長）という。
（NIKKEI NET）

△インタビュー：08年3月期鉄鋼大手は増益基調継続＝ドイツ証
ドイツ証券で鉄鋼業界を担当するアナリスト・原田一裕氏は１８日、ロイターとのインタビューで、鉄鋼大手の２００８年３月期は、アルミ・銅関連の在庫評価益がなくなる神戸製鋼所<5406> が横ばい圏となるほかは、増益基調を継続すると見ている。日系自動車メーカーの海外での販売台数増加により、高級鋼の需要は引き続き強い。制度変更により減価償却費負担は増加するものの、販売数量増やコストダウン、鋼材価格上昇により吸収することができると指摘した。

△ファンドマネジャー、株式への投資比率を引き上げ＝メリル4月調査
メリルリンチが実施した４月のファンドマネジャー調査で、株式市場の回復を受け、世界のファンドマネジャーの間で、株式への投資比率を引き上げる一方、キャッシュ比率を引き下げる動きが強まっていることが明らかになった。

■アライヴ　コミュニティ<1400>：連結、07年2月当期損失7.56億円、08年2月予想3.07億円の黒字

△日立キャピタル<8586>、ヒタチキャピタル（ＵＫ）を完全子会社化
日立キャピタルは、英国子会社で現在約６５％の株式を保有するヒタチキャピタル（ＵＫ）ＰＬＣの発行済株式と発行予定株式を全株現金で取得し、完全子会社化すると発表した。グループ事業の効率性向上とコスト削減が狙い。同社は資産査定の結果、ヒタチキャピタル（ＵＫ）ＰＬＣの発行済総株式の価値を約２７５億円と評価。最終配当と現金を株主に分配する。完全子会社化までのスケジュールは後日公表するとしている。

△3月の半導体製造装置ＢＢレシオは1.03＝ＳＥＡＪ
日本半導体製造装置協会（ＳＥＡＪ）が１８日発表した３月の日本製半導体製造装置受注・販売統計速報値によると、販売額に対する受注額の割合を表すＢＢレシオは１．０３と、１２カ月連続で１を上回った。ＢＢレシオが１を超えれば、受注好調を意味する。

▼ダイセキ<9793>、公募増資の発行価格は2211円
ダイセキは１８日、公募増資の発行価格が１株２２１１円に決定したと発表した。１８日の終値（２２８０円）比で３．０３％のディスカウントとなる。ダイセキは１０日、普通株式２２０万株（発行済み株式総数の５．７％）の公募増資とオーバーアロットメントによる３３万株の売り出しを行うと発表した。調達資金は総額約５３億円で田村産業の株式取得資金と設備投資に充当する。

△日立<6501>、07年度にプラズマテレビの世界シェア13％目指す
日立は、０７年度にプラズマテレビの世界シェア１３％を目指すと発表した。０６年度実績は９％。２０１０年度には世界シェア２０％、４００万台の販売を目指すとしている。一方、液晶テレビの０７年度販売目標が８０万台であることを明らかにした。０６年度実績は５０万台。２０１０年度には２５０万台まで引き上げる計画。

▼メディカル一光<3353>、ハウス食品<2810>とイオン<8267>に3億6000万円の第三者割当増資
メディカル一光は１８日、ハウス食品とイオンを引受先とする３億６０００万円の第三者割当増資を実施すると発表した。１株３０万円で、新株１２００株を発行。ハウス食品が９００株・２億７０００万円を、イオンが３００株・９０００万円を引き受ける。払込期日は５月１０日。調達した資金は調剤薬局事業の出店に４７００万円、有料老人ホーム施設の建設などに３億１１００万円を充当する。

△キヤノンソフト<9623>株が一段高、業績予想を上方修正
午後の株式市場では、キヤノンソフトウェア株が一段高。１８日に同社が発表した業績予想の上方修正が好感されている。同社は、連結ベースの２００７年１２月期（通期）経常利益予想を従来の１４億円から１４億８０００万円に引き上げた。６月中間期予想については利益予想を据え置いたものの、売上高予想を１０２億円から１０７億円に引き上げた。

△バンダイナムコ<7832>、500万株・100億円上限に自己株取得を決議
バンダイナムコホールディングスは１８日、発行済み株式総数の１．９２％に当たる５００万株・取得総額１００億円を上限に自己株式を取得すると発表した。取得期間は５月１０日─９月３０日。

■パナホーム<1924>が生産拠点集約、九州と静岡工場を閉鎖
パナホームは１８日、九州と静岡の２工場を閉鎖し、９月１日から滋賀県にある本社工場と筑波工場に生産を集約すると発表した。また、建具など松下グループ内で重複する製品の生産は停止し、松下電工<6991>から調達する。生産体制を再編することで、生産性の向上を図る。再編にともない２００７年３月期に約１９億円を特別損失に計上するが、税効果の適用により連結・単独とも従来の業績予想に変更はないという。閉鎖拠点の人員については、原則として本社工場か筑波工場に再配置する。
（ロイター）

△三洋電<6764>：半導体売却で第一次入札、ファンドなど20社参加
時事通信は18日夕、経営再建中の三洋電機が半導体事業子会社売却に向け、同日に第一次入札を実施したと報じた。関係者の情報として伝えた。一次入札には米ベインキャピタルや香港ロングリーチグループ、国内系のアドバンテッジパートナーズ、ＭＫＳパートナーズなど、国内外のファンドや半導体メーカー計20社程度が個別に応札した、としている。時事によると、三洋側は半導体事業に1000億円以上の事業価値を見込んでおり、今秋にも売却を完了させたい考え。今後、提示された買収額や事業計画をもとに候補を絞る。ファンドなども資産査定を進め、必要に応じて投資連合体を結成する、という。ブルームバーグ・ニュースは２月２日に、三洋電が非中核部門である半導体事業の売却に向け、同社の再建を主導している米ゴールドマン・サックス証券（ＧＳ）と大和ＳＭＢＣをアドバイザーに指定して、買い手の募集を開始した、と報じ、売却額は1000億円以上となる見通しだ、としていた。今回の時事の報道について、ＧＳの広報担当者の中川義秀氏はコメントを避け、三洋電の広報担当者の上村正次氏は「コメントする立場にない」と述べた。また、報道で名前の上がったベインキャビタルなどファンド４社とは、業務時間外とあって連絡が取れない状態だ。
（ブルームバーグ）

△乾汽船<9113> 急騰。
大手海運株の活況に伴って、中堅の海運株も一斉高の展開。同社のほか、新和海運<9110>や第一中央汽船<9132>などが上昇率の上位となっている。大手海運株では、商船三井<91041>と川崎汽船<9107>がそれぞれ上場来高値を一斉に更新、日本郵船は90年以来の4ケタ大台乗せ。

△スター精密<7718>---高値更新、マッコーリーは目標株価引き上げ
続伸で2月15日以来の高値更新。12日に発表された決算に対する評価が高まっているようだ。先に、ＨＳＢＣが3060円目標で「オーバーウェイト」を継続しているほか、本日はマッコーリーが「アウトパフォーム」継続で目標株価を3000円から3200円に引き上げている。

△ケミプロ<4960>---プラスに転じる
プラスに転じる。連日のストップ高で急騰した後は、スピード調整を強いられていた。有機ＥＬ関連として保土谷もプラスに転じているほか、アルバック、洋インキも強い。
（フィスコ）

△ＧＭＯＰＧ<3769>が６日ぶり反発、
ポイント交換サービスにおいて、リアルワールドと提携
ＧＭＯペイメントゲートウェイが６日ぶりに反発。４０００円高の１７万７０００円まで買われた。同社は１８日、リアルワールド（非上場）との資本・業務提携の締結を発表した。リアルワールド子会社の運営するポイント交換サービスを、ＧＭＯＰＧのサービスを利用するＥＣ事業者へ展開する。ＥＣ事業者によるポイント発行サービスが普及することで、消費者は大手サイトや大手モール以外での買い物でもポイントの付与を受けられるようになるとしており、３年後をメドに１０００サイトへのポイント交換サービスの導入を見込んでいる。提携に伴い、ＧＭＯＰＧはリアルワールドによる第三者割当増資により３０００万円を出資した。今期業績予想に与える影響は軽微としている。

▼ノダ<7879>が３日ぶりに反落、通期業績の下方修正に含み
ノダが３日ぶりに反落、３８円安の５００円まで下げる場面があった。住宅建材大手の同社は１７日、今０７年１１月期の第１四半期連結決算を発表、嫌気されている。経常赤字は４億４５００万円（前年同期は１２億２３００万円の赤字）、最終赤字も２億４７００万円（同９億８０００万円の赤字）となった。例年、季節的要因から第１四半期は建材需要が減少するが、当期は原材料価格高騰によるコスト増や生産効率改善の遅れが響いた。通期業績は経常損益１０億円の黒字（前期は６億９３００万円の赤字）などを据え置いたが、会社側は「第１四半期の厳しい結果を勘案し、現在見直し作業を進めており、まとまり次第発表する」と業績予想の修正に含みを残している。

▼アルク<2496>が連日のストップ安、今期業績予想の下方修正に売り物止まらず
アルクが４０００円ストップ安の３万２１００円となり、連日の安値更新。ストップ安は３日連続。語学教材出版を手掛ける同社は１３日、今０７年５月期連結の業績予想を下方修正、嫌気売りが止まらない。売上高を９６億９７００万円→８５億２５００万円（前期は８３億５８００万円）、経常損益は６億２００万円の黒字→１億８００万円の赤字（同５億２５００万円の黒字）に下方修正した。通信教育用機材の売上が減ったほか、出版事業の広告収入の減少が要因としている。大引けでも売り物を残しており、下値模索が続く公算が大きい。

△近鉄エクス<9375>が上場来高値、商船三井の過去最高益観測で
業績拡大の思惑買い
近鉄エクスプレスが続伸。一時２２０円高の４３７０円まで買われ、１３日の上場来高値４２６０円を更新した。同社は商船三井 <9104> と０５年に業務・資本提携。そのため商船三井の前０７年３月期経常利益が過去最高との観測を受け、中国を中心とした国際物流における両社の協調効果への期待から買われているようだ。具体的には「近鉄エクスが中国で許可されているトラック輸送事業と、商船三井の日中間の海上輸送に拡大余地が大きい」（岡三証券企業調査部・宮本好久氏）ことが材料視されている。信用倍率は４月１３日時点で０．２７倍（売り残１２万１５００株、買い残３万２２００株）とさらに売り長（４月６日時点０．６６倍）となっている。株価は上場来高値を更新、踏み上げ相場へ発展し一段高の可能性も出てきた。

▼ニフティ<3828>が上場来安値を割り込む、前引け後に前期業績推定値を減額
ニフティがさえない。８０００円安の１６万２０００円まで売られ、３日の上場来安値１６万７０００円を割り込んだ。富士通<6702>子会社でインターネットプロバイダー（接続業者）の同社は１８日午前に前０７年３月期の業績推定値を減額修正し、売り材料となっている。連結ベースでは、売上高８４３億９７００万円→８１８億１８００万円（前々期は６８７億１００万円）、経常利益２１億６２００万円→２０億６０００万円（同１６億２９００万円）、純利益１１億８２００万円→１０億円（同７億４８００万円）とした。売上未達と子会社株式の減損処理を行うのが響く。

△ジャスダック平均は安値更新＝コムチュア<3844>など下落
ジャスダック平均、マザーズ指数、ヘラクレス総合指数はそろって年初来安値更新。東証平均株価が上昇する一方で、依然として新興市場株を買いづらい状況が続いている。ジャスダックはソフト開発のコムチュア、携帯電話向け３Ｄソフト開発のエイチアイ<3846>が下げたが、信用保証事業のＥギャランテ<8771>、マンション開発のプロパスト<3236>は高い。マザーズは携帯電話ソフト開発のコネクト<3736>、携帯電話コンテンツ配信のメディア<3773>が売られた半面、ハンドバッグ企画・販売のサマンサＪＰ<7829>は買われた。ヘラクレスは営業支援のセレブリクス<2444>が安く、不動産ファンドのスターマイカ<3230>、商品先物取引受託業のＳＢＩＦｕ<8735>がストップ高。

△杉本商事<9932>が続伸、前引け後に前期期末配当の増配を発表、
ＰＥＲは１２倍台
杉本商事が続伸。３５円高の１９０５円まで買われている。この日午前１１時に前０７年３月期の期末配当を２５円（従来予想２０円、前々期実績２５円）とし、中間配当を加えた年間配当を４５円（従来予想と前々期実績は４０円）にすると発表したことが好感されている。既に配当取りの権利は落ちているが、普通配当の増配だけに今期も継続される公算大だ。足元業績も堅調。機械・工具の専門商社だけに景気回復を背景にした需要増大を背景にしたもので、前期第１～第３四半期連結決算でも前年同期比２６．９％の営業増益、２３．７％の経常増益、２０．８％の最終増益を確保。通期予想に対する進ちょく率も経常利益で７８．６％、純利益で８１．８％に達している。さらに、現予想数字でも１株利益は１５３．６４円となるから、ＰＥＲは１２倍台にすぎない。強気姿勢で対処したい。
（株式新聞ダイジェスト）

▼ペンタックス<7750>が軟調、臨時取締役会を中止へ
ペンタックスが一時、前日比28円（3.69％）安の731円まで下落して３日続落。きょう18日の午前中に予定されていた臨時取締役会を急遽、中止したと報じられたことが懸念材料の一つとなったようだ。同社広報部では今後の取締役会の開催は未定と説明しており、ＨＯＹＡ<7741>との合併解消問題を巡って取締役会内部で混乱や意見の衝突が生じているのではないかとする憶測を誘っている。

▼加ト吉<2873>が軟調、架空取引問題に関して20日頃にも調査報告
加ト吉が一時、前日比9円（1.23％）安の725円まで下落するなど軟調に推移。架空取引を行っていた可能性が指摘された件に関して、外部の弁護士や公認会計士を含めた調査委員会が20日頃にも調査報告を行う予定。報告書の内容次第では反発も下落も予想されることとなるため、警戒感などから見送りムードが強まっている。

△松下電器産業<6752>が高い、ドイツ証券が目標株価を引き上げ
松下電器産業が一時、前日比30円（1.24％）高の2445円まで上昇して反発。ドイツ証券が「ホールド」の投資判断を継続とした上で、目標株価に関しては2510円から2600円に引き上げたことが手掛かりとなったようだ。同証券では、今はまさに手元資金を活用するタイミングであり、今後のプラズマディスプレーや液晶テレビ事業などの経営強化策に注目が集まってきていると説明している。
（テクノバーン）

△三井造<7003>、０７年３月期業績推定値と配当を増額修正
三井造船は１８日、現在集計中である０７年３月期の連結業績推定値の上方修正を発表した。売上高は従来の５８５０億円から６２００億円（前の期比９．１％増）に、経常利益は１４０億円から１８０億円（同４３．２％増）、当期純利益も１６０億円から１９０億円（同３．４倍）にそれぞれ増額した。機械や船舶など全般的に受注環境が好転しているほか、操業度の向上による採算改善も利益水準を押し上げた。同時に従来は１株につき２．５円と予想していた期末配当を３．５円に増額することも明らかにした。

△ミクシィ<2121>、０７年３月期業績推定値を上方修正
ミクシィは１８日、現在集計中である０７年３月期の業績推定値の上方修正を発表した。売上高は従来の４７億８９００万円から５２億円（前の期比２．７倍）に、経常利益は１７億１９００万円から２１億円（同２．３倍）、当期純利益も９億８６００万円から１１億円（同９１．０％増）にそれぞれ増額した。同社が運営するＳＮＳ「ｍｉｘｉ」で、動画等の機能の追加や携帯電話向けサービスの機能を向上させたことなどが奏効し、ユーザー数やページビューが増加。これに伴って広告収入が予想以上に伸びた。
（ラジオNIKKEI）

△「セキスイハイムで建て替えタイム」フェア開催　積水化学<4204>
積水化学工業住宅カンパニーは４月20日から、建て替え希望者に向けた「セキスイハイムで建て替えタイム」フェアを全国で一斉に開催する。

△世代をつなぐ子育て住宅を発売　ミサワホーム<1722>
ミサワホームは４月21日から、より子供の知性や感性を育み、家族の絆を深める提案を盛り込んだ木質系新商品「GENIUS Link-Age（ジニアス　リンケージ）」を全国一斉（沖縄を除く）に発売する。「Link-Age」の由来は、「linkage＝つなぐ」という単語本来の意味に、「link」+「age」で「時代・世代・歳月をつなぐ」という意味を合わせ持たせており、新商品のメインコンセプトである「つながり」を表現している。
（住宅新報）

△カーナビに地元観光情報＝館山市・南房総市と協力―日産<7201>
日産自動車は18日、千葉県の館山市と南房総市と協力し、日産のカーナビ情報サービス「カーウイングス」に、両市のお薦めドライブコースや地元観光情報を提供するサービスを開発すると発表した。同社がカーナビ情報で地方自治体と協力するのは初めて。8月をめどに情報提供を始める。

△英ギャラハーの買収完了＝たばこ世界シェア10％超に―JT<2914>
日本たばこ産業は18日、世界五位の英たばこ大手ギャラハーに対する買収手続きを完了したと発表した。17日付で英国の裁判所の最終承認を受けた。有利子負債を含めた買収額は日本企業の合併・買収（M＆A）では過去最高となる約94億ポンド（約2兆2500億円）。この結果、JTはたばこ売上高（税抜きベース）で、海外事業が国内事業を上回ることになった。

△第一三共<4568>、抗インフルエンザウイルス薬の第1相臨床試験を終了
第一三共は18日、同社が創薬した抗インフルエンザウイルス薬「CS―8958」の第1相臨床試験を終了したと発表した。秋から第2相試験を始める。2009年末の承認申請を目指す。

□「地方破壊」報道で名誉棄損＝イオン<8267>が「選択」を提訴―東京地裁
会員制月刊誌「選択」の報道で名誉を傷つけられたとして、スーパー大手イオンは18日、発行元の選択出版などに5500万円の損害賠償と謝罪広告を求める訴訟を東京地裁に起こした。

□TOB、現時点での賛否表明せず＝HOYA<7741>とのトップ会談で―ペンタックス<7750>
HOYAの鈴木洋代表執行役とペンタックスの綿貫宜司社長は18日午後、両社の経営統合問題を話し合うため、都内で会談した。会談の詳細は明らかになっていないが、綿貫社長は、HOYA側が提案しているペンタックスへのTOB（株式公開買い付け）に関し、現時点で明確な態度を表明するのは避けたもようだ。経営統合については今後も引き続き協議する意向を伝えた。

△三井造<7003>、3月期連結最終益190億円に上方修正＝
年間配当も3円50銭に増額
三井造船は18日、2007年3月期連結業績の修正予想を発表した。売上高は6200億円（従来予想5850億円）、経常利益は180億円（同140億円）、最終利益は190億円（同160億円）に上方修正する。年間配当も3円50銭（同2円50銭）に増額修正する。

△税金や公共料金、ネットで支払い＝ヤフー<4689>
ヤフーは18日、クレジットカードを使い、インターネットの専用サイトで地方税や公共料金を支払えるサービスを始めると発表した。第一弾として、5月2日から宮崎県の自動車税を受け付ける。同社は自宅や職場のパソコンからいつでも納付の手続きが可能になり、住民の利便性が向上するほか、自治体にとっても収納率の改善と業務効率化が期待できると説明。ほかの自治体や地方公共団体に活用を働き掛けていく。

△日立<6501>、07年度薄型テレビ販売目標は7割増の220万台＝
1―3月期に黒字化
日立製作所は18日、2007年度の薄型テレビの世界での販売目標を前年度比69％増の220万台（プラズマは140万台）に設定したと発表した。08年度に400 万台（250万台）、10年度に650万台（400万台）に引き上げたい考え。これにより、10年度のプラズマの世界シェア2割を目指し、このうち50型以上では3割を狙う。　

△三洋電機<6764>、充電池「エネループ」の販売累計3月末で2400万本に
三洋電機は18日、自己放電が少なく買ってすぐに使える充電池「エネループ」の世界累計販売数量が3月末で約2400万本と目標の2000万本を上回ったことを明らかにした。

△花王<4452>、「新丸ビル」に国内初のモルトンブラウン直営店を開設
花王は18日、27日に開業する東京・丸の内の「新丸の内ビルディング」に、英高級化粧品ブランド「モルトン・ブラウン」の直営店を開設すると発表した。花王は2005年7月に同ブランドを買収した。国内ではこれまで百貨店などで製品を販売しているが、直営店は今回が初のオープンとなる。

□住友電工<5802>、社会貢献活動を強化＝創業110年迎え20億円の基金設立
住友電気工業は18日、今年で創業110周年を迎えたことを機に20億円規模の基金を新設し、国内外の学生に奨学金を支給するなど社会貢献活動を強化すると発表した。同社は活動の指針となる「社会貢献基本理念」を制定。住友家初代・住友政友以来400年にわたって受け継がれてきた「住友事業精神」も踏まえ、人材育成、研究・学術の振興、環境保全活動の推進や地域に密着した社会貢献、社員の活動支援を行うことを社会貢献活動の柱に据えた。

□裁判員選任から判決まで初試行＝来月模擬裁判―トヨタ<7203>など協力・東京地裁
2009年5月までに始まる裁判員制度の実施に向け、東京地裁は18日、裁判員の選任から公判、判決まですべての手続きを含めた全国初の模擬裁判の詳細を発表した。裁判員選任はトヨタ自動車など20社の協力を得ており、今月から裁判員候補者の選定作業に入った。5月30日から3日間の連続開廷で審理し、判決を出す予定。　
（時事通信）

△高速増殖炉　もんじゅ後継は三菱重工業<7011>が研究開発
日本原子力研究開発機構と経済産業・文部科学の両省は１８日、新型の高速増殖炉の研究開発に携わる中核メーカーとして、三菱重工業を選んだと発表した。新型炉は、高速増殖炉「もんじゅ」（福井県敦賀市）の後継となる。今後、同社と原発を持つ電力会社が共同出資して新会社を設立し、新型炉の設計に必要な研究開発計画などを取りまとめる。政府は２５年の運転開始を目指している。同機構内の委員会が２月から、国内企業を対象に中核メーカーを公募。応募した２社から、「もんじゅ」の設計・建設実績などに勝る点や、研究の要員計画を具体的に示した点などを評価して、三菱を選んだ。本年度は、三菱などが作る新会社に対し、機構を通じて研究費数十億円を支給する予定という。

△イオン<8267>　北京に子会社設立　五輪までに大型ＳＣオープン
スーパー最大手のイオンは１８日、北京市に全額出資子会社を設立し、来年８月の北京五輪開幕までに大型ショッピングセンター（ＳＣ）を同市昌平区にオープンすると発表した。イオンはこれまで広東省など華南を中心に２２店舗を展開しているが、華北地区への大規模店出店は今回が初めて。市中心部近くの人口密集地域に戦略拠点を置く仏カルフール、米ウォルマート、イトーヨーカ堂などの先行組とは一線を画し、市北西部に位置する郊外に大型駐車場を備えて開店し、急増する中堅所得層の集客を目指す。
（毎日新聞）

△ｉＰｏｄで北京語を学べる「どこでも中国語」
インターチャネル・ホロン（インデックスＨＤ<4835>）は、パソコンだけでなくｉＰｏｄでも利用できる中国語学習ソフト「どこでも中国語」（３９９０円）を４月２７日に発売する。

△家庭用プリンターで作るオリジナルうちわキット
エレコム<6750>は家庭用のインクジェットプリンターでオリジナルのうちわを作れる「手作りうちわキットEJP-UWシリーズ」（７３５円）を4月下旬に発売する。
CyberBizKiz=前からあります。
（読売新聞）

△ＨＩＳ<9603>、「堺屋太一が語るチンギス・ハン日本航空チャーター便で行くモンゴル６日間」を発売

△ＪＦＥ<5411>スチール、知多製造所の中径シームレス管工場の生産能力増強で約１５０億円投資

△ホンダ<7267>、中国の東風ホンダでＣＲ－Ｖをフルモデルチェンジ

△ジャル<9205>パック、夏休み向け海外旅行商品「こども半額！ＡＶＡ家族旅行」を発売、日本航空チャーター直行便で行くアラスカツアーを発売、スペシャル商品「２人目は半額！憧れのモルディブ」を期間限定で発売

△デジタルデザイン<4764>、データベース接続機能付き業務用ＷｉｎｄｏｗｓＣＥ端末を発売

△朝日工業社<1975>、千葉県船橋市に建設の機器事業部新工場が完成

△伊藤忠商事<8001>、イタリアからメンズブランドの「ルイジ・ボレッリ」を独占輸入販売

△日清ファルマ（日清製粉グループ本社<2002>）、ダイエット食品「ｒａｃｈｉｃ　Ｄｉｅｔ」に新メニュー追加し通販で発売

△東レ<3402>、「星形センイ」入りマスカラからウォータープルーフタイプを発売

△京セラ<6971>、太陽電池などソーラーエネルギー事業で生産体制を増強

△永谷園<2899>、オーブントースターで焼きあげるレトルトカレー「こんがり焼きカレー」など２品を発売

△サイボウズ<4776>、エフティコミュニケーションズとビジネスソフトの販売網強化で業務提携

△ＵＳＥＮ<4842>、携帯電話フルブラウザー向けに「ＧｙａＯ」サービスを実験的に提供開始

△エイジア<2352>、メール配信システムの携帯電話向け絵文字・装飾メール配信が３キャリアに対応

△三菱商事<8058>、マレーシア国の石油・ガス探鉱鉱区へ参画

△松下電工<6991>、シンプルな空間を豪華に演出する住宅用照明器具「リュクスモンド」を発売

△森永乳業<2264>、紅茶飲料「リプトン　ストレートティー」紙パック５００ｍｌを発売

△東京電力<9501>、中国の風力発電ＣＤＭプロジェクトに参加

△キョーリン<4569>、過活動膀胱治療剤「ウリトス錠０．１ｍｇ」の製造承認を取得

△ジョルダン<3710>、「乗換案内ＮＥＸＴ」の駅・タウン情報のスポット検索機能を拡大

△ＮＴＴドコモ<9437>グループ、「ＦＯＭＡ　らくらくホンＩＩＩ」の新色「レッド」を発売

△ＮＴＴデータ<9613>、ネットバンキングのセキュリティ強化で「ワンタイムパスワード」サービスを開始

△セブン<3382>銀行、足利銀行と東京都民銀行のＩＣカード対応を全ＡＴＭで開始

△富士通<6702>、２メガビット単体ＦＲＡＭの量産開始

△昭文社<9475>、「まっぷる特派員Ｂｌｏｇ」でアウトドアの体験レポートなど情報発信

△中外製薬<4519>、抗悪性腫瘍剤「アバスチン」の製造販売承認を取得

△味の素<2802>、エーザイ<4523>、武田薬品工業<4502>など３社、「リセドロン酸ナトリウム水和物」週１回投与製剤の製造販売承認を取得

△ヤマハ<7951>、「寺内タケシとブルージーンズ」結成４５周年記念モデルのエレキギターを発売
（日経プレスリリース）

△ＮＴＴデータ<9613>、携帯アプリ用いた個人向けワンタイムパスワードサービス開始
ＮＴＴデータは１８日、携帯電話のアプリケーション（応用ソフト）を利用したワンタイムパスワードサービスを０８年５月から開始すると発表した。個人向けインターネットバンキングサービス「アンサーウェブ」での不正取引を防止するセキュリティ強化が狙い。すでに４つの金融機関が導入を決めており、２０１０年３月までに３０金融機関への導入を見込む。従来のワンタイムパスワード認証はパスワード発生用の専用ハードウエアを利用者に配布する必要があったが、ＮＴＴデータが独自開発した携帯電話上のソフトでパスワードを生成する方式を採用。インターネットバンキング利用時にＩＤとパスワードのほか、携帯電話にダウンロードした同ソフトに表示されたワンタイムパスワードを入力することで本人認証を実施する。

△住友電工<5802>、創業１１０周年機に奨学・学術振興基金を創設
住友電気工業は１８日、０８年１２月をめどに「住友電工グループ奨学・学術振興基金（仮称）」を創設すると発表した。創業１１０周年を迎えたのを機に社会貢献活動を拡充、基金以外にも障害者雇用特例子会社の設立や、社員のボランティア活動への支援制度導入などを行う。

△トヨタ<7203>、車ボディー補修用水性塗料を開発－今夏、純正ブランドで発売
トヨタ自動車は１８日、国内メーカーで初めて、自動車のボディーを補修する水性塗料（カラーベース）を開発し、今夏からトヨタの純正ブランドとして発売すると発表した。１００色のカラーバリエーションを用意。トヨタの純正部品を扱う全国のトヨタ部品共販店（３３店舗）を通じて販売する。価格は未定。
（日刊工業新聞）

△日本電気硝子<5214>は連続大幅増益、好業績見直しを先取りしたい
日本電気硝子の出遅れが目立っている。ブラウン管用主体から液晶ガラス主体へと、業容の転換が急ピッチで進んでいる。その液晶ガラスが好調に推移しているため、前３月期の経常利益は８１６億円（前々期４９３億円）の大幅な増益を確保した模様。今期は液晶の市況好転が見込まれているが、アナリスト筋は液晶部材の中でも需給環境がいい液晶ガラスメーカーのメリットが最も大きいことを指摘している。従って今期の営業利益も９８４億円へ大幅続伸する見通しにある。これだけ連続して変化率を伴った増益を達成できる企業は数少ない。しかも今期の１株当たり利益は１２０円程度と水準も高い。４月２６日に決算発表が予定されている。好業績見直しを先取りしたい。

△アルバック<6728>はＧＳが「強い買い推奨」、来期以降の業績拡大期待を先取り
ゴールドマン・サックス証券が投資判断を見直したことをきっかけに東京エレクトロン<8035>やニコン<7731>、大日本スクリーン製造<7735>といった液晶・半導体製造装置メーカーの株価が軒並み高となった。中でも、アルバックは「中立」から「買い」に引き上げられただけではなく、「強い買い推奨リスト」にも採用されており、ひときわ目立つ値動きとなった。同社はＦＰＤ（フラットパネルディスプレー）製造装置を主力とし、シャープ<6753>に続き、韓国サムスン電子などが第８世代製造装置ラインの投資を積極化させる中で、その恩恵を享受することになりそう。今２００７年６月期の営業利益は前期比４１・３％増の２０９億円の計画だが、売り上げ、利益ともこれを上回るペースで推移。来期以降の業績拡大期待を先取り、約２カ月続いたもみ合いを上放れ、１月２９日の高値４１８０円に挑戦する動きとなろう。

△キヤノンマーケティングジャパン<8060>は１月高値奪回に向け一触即発、絶好の仕込み場
キヤノンマーケティングジャパンは絶好の仕込み場。値がさ優良株が買われているなか、キヤノン<7751>を親会社（発行株式の５０・２％を所有）に持つ同社株が買われないはずはない。１月末高値の２８１０円から３月中旬に２４００円まで売られたあと、２５００円中心でのもみ合いを続けているが、ここへきて当たり屋の大口投資家の実需買いが入っており、動き出せば１月高値奪回は早い。信用倍率は２・４５倍とまずまず。ＰＥＲ１７倍台、ＰＢＲ１・４倍は割安。しかも、親会社のキヤノンが発行株式の半分強を所有、浮動玉は６・３％と極端に薄い。同社は、キヤノンの国内販売会社で営業力には定評がある。業積は好調一途で最高益更新中。今１２月期（連結）も売上高は前期比５％増の９１００億円、経常利益は同６％増の３６０億円、純利益は同６・３％増の２００億円を目標にしている。配当は４円増の年４０円が有力。なお、同社では、「長期経営構想」の重点戦略として（１）キヤノン製品の国内ナンバーワン（２）２０１０年の売上高１兆１０００億円、経常利益率５・２％以上（３）キヤノンブランドの一層の高揚（４）グループ経営最適化体制確立（５）成長と健全化の強化（６）グローバル展開（７）「自発・自治・自覚」の精神を経営戦略とし、０９年の売上高１兆円、経常利益５００億円を目標にしている。

△三菱マテリアル<5711>が３日続伸、非鉄金属高と中計を評価する動き
三菱マテリアルが、１１円高の５８７円と３日続伸し上値追いを鮮明にしている。金の国際価格が約１ヶ月半ぶりの高値に達するなど非鉄金属市況が一段高へ向かうとの観測が株価を押し上げている。また、このところ中期経営計画を発表した企業が注目を集めていることも株価を刺激している。外資系証券では、３月２９日に発表された中計を評価し４月９日付で投資判断を「ＢＵＹ２」継続、目標株価を５７０円→６６０円に引き上げている。株価は２月２７日につけた年初来高値５９８円奪回の動きが強まった。

△第一中央汽船<9132>は新和海運に比べ出遅れ
第一中央汽船が、２０円高の３８８円と急続伸し２月２６日高値３９６円を意識した動きになっている。鉄鉱石や石炭を運ぶばら積み船の運賃が高騰。郵船系で新日鉄色が濃い新和海運<9110>が連日の年初来高値更新するなか、第一中央汽船に出遅れ感が指摘されている。同社は商船三井<9104>系で住友金属工業<5405>色が濃い。四季報では、主力のバラ積み船が絶好調。会社計画営業益は１２３億円へ三たび増額だがなお上乗せ余地。０８年３月期も荷動き好調。新造船１０隻が上乗せ。運賃市況が高原で頭打ちでも営業益続伸の公算。連続増配もとしている。商船三井が年初来高値を更新、商船三井と密接な関係にある近鉄エクスプレス<9375>も高値を更新したことに加え、住友金属工業も騰勢を強めていることも株価を刺激している。
（証券日刊新聞）