メディセオ・パルタックＨＤ(7459)元社員インサイダー取引で課徴金納付を勧告＝証券監視委

ロイターNEWS　2008年 10月 24日 16:05 JST
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-34508020081024

　証券取引等監視委員会は２４日、医薬品卸のメディセオ・パルタックホールディングス(7459.T)の元社員に対し、グループ会社の合併・再編に関するインサイダー取引があったとして課徴金１１８万円の納付命令を出すよう金融庁に勧告したと発表した。

　メディ・パルのグループ会社で薬局を展開する旧エーベルが、同業のクオール(3034)に吸収合併されることを職務で知りながら、元社員はクオール株を公表前に買い付けた。　

　元社員は、メディ・パルでグループ会社を管理する業務に就いていたが、２００７年２月下旬ごろ、グループの事業再編を手がける別の社員から、当時孫会社だったエーベルがクオールに吸収されることに関する資料を職務として受け取った。その後、元社員はメディ・パルを退職したが、同年５月１４日から２３日までの間、クオール株式の１０２株を２０８５万１０００円で買い付けた。クオールがエーベルを吸収合併すると発表したのは同年５月２５日だった。

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