リビア：ＯＰＥＣに11月総会での減産呼び掛け－相場下落の歯止め狙う

Bloomberg NEWS　2008/10/10 18:48 JST
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a2XRVcKmC1kQ

　リビア国営石油会社ナショナル・オイルのショクリ・ガネム会長は10日、石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）に対しウィーンで11月18日開催の臨時総会で原油価格の下落に歯止めをかけるために減産で合意するよう呼び掛けた。

　　ガネム会長はリビア国営ジャマヒリヤ通信（ＪＡＮＡ）のウェブサイトで、「極めて懸念している。ＯＰＥＣは利益を守るべきだ」と訴え、「世界的な金融危機のため、原油価格下落に加え、われわれが投資した資産の価値低下に悩まされている」と語った。

　　カタールのアティーヤ・エネルギー・産業相はドバイのテレビ局、アルアラビーヤのウェブサイトに掲載された９日のインタビューで、「需給バランスを保つ必要があれば、ＯＰＥＣは生産量削減に訴えるだろう」と述べ、減産も選択肢の１つだとの見方を示した。

　　ＯＰＥＣは９日、アルジェリアのオランで12月17日に開催する予定だった総会を前に、11月18日に臨時総会を開催すると発表。臨時総会では信用危機が原油相場に与える影響について協議するとしている。
翻訳記事：藤森英明　Hideharu Fujimori

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