「MMF救済」

世界のお金情報－プロの目で見た成功の鍵　2008年9月19日
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　9月19日付けの日経ニュースによると、米財務省は、金融市場の混乱で清算などが相次いでいるＭＭＦ（マネー・マーケット・ファンド）について、払い戻しを保証する臨時の保険制度を導入すると発表したそうです。日経夕刊には、パトナム・インベストメントが、大量解約に対応するため、機関投資家向けMMFを清算するとの記事が出ていましたので、MMF問題への対処の仕方の財務省の迅速さが伺えます。MMFは個人も多く保有し、預金のような存在ですから、守らないと取り付け騒ぎ問題のようになりかねませんでした。しかし、昨日は本日にかけての金融当局の矢継ぎ早の対策には恐れ入ります。ここまでやって、市場が好感しなかったら、米国は沈没です。さすがにそんなこともなく、市場は素直に好感しています。金融株も大暴騰です。金融底打ちを願っていた私としては、ほっと一息です。穏やか週末をやっと迎えられそうです。皆様、良い週末を。

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　日本でも金融危機の最終局面でＭＭＦの額面割れがありました。
国債をメインとする安全な債券を中心に運用されているＭＭＦで取り付け騒ぎが起きる事は、米国債の信任に直結するわけです。
ですから、アメリカ政府の動きは迅速でした。
ところで、売りバブルがはじけて物凄い株価の上昇ですが、これも考えてみれば理屈は簡単なことなのです。
日本の金融危機では金融緩和をしたのは日銀だけでしたが、今や世界中の中央銀行が協調してお札をじゃぶじゃぶと流しているわけです。
悪貨は良貨を駆逐するといわれますが、世界の主要通貨がみんなでお金を薄めあったらそんな理屈は通用しません。クソ食らえですな。
で、お金をじゃぶじゃぶにすると株価は上がり、次いで地価が上がるのは当然ではありませんか？
要するに、次ぎのグローバルバブルを引き起こしてアメリカの不動産バブル破裂に端を発する金融危機を吹き飛ばす・・・まるでダイナマイトを爆発させて油田火災を消火するような話ですが。
要するに、大きすぎて潰せないのはアメリカそのものなわけですね。アメリカが潰れたら、ユーロ諸国も中共もアメリカ以上に酷い損害を受けることが今回の危機で明らかになったわけですから。
私の言っていることが正しいかどうかは、これからの金の価格の推移を見てみればよいと思います。ドルもユーロもポンドも円も元もがお金を薄めあっていったときに、投機規制で原油価格は上昇しなくても、金の価格は上昇するでしょう。金の価格が上がっても、ガソリンと違って世界の人は困りませんからね。
金の価格が1000ドル越えたら大量の金準備を持つアメリカは最後には金本位制の部分的復活でドルの信任を取り戻すウルトラＣができるのではないですか。アメリカの金融システムが落ち着きを取り戻したところで金融危機で発生した過剰流動性を金で吸収してしまうわけです。
陳さんのWorld view
http://blog.livedoor.jp/fgejtocfk4fk5j23dk5/