古代の神獣「玄武」闇夜にくっきり「飛鳥光の回廊」試験点灯　奈良

産経新聞　9月13日22時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080913-00000946-san-soci

　高松塚古墳（奈良県明日香村）に描かれた古代の神獣「玄武」を１１００本のろうそくで再現する「飛鳥光の回廊」の試験点灯が１３日夜、同村の国営飛鳥歴史公園高松塚周辺地区で行われ、１３００年間石室に眠っていた玄武が、幻想的な光の地上絵としてよみがえった。
　玄武は、亀の甲羅に蛇が絡んでにらみ合う四神の１つ。再現された光の玄武は縦１８メートル、横２１メートルで、プラスチック製のカップに色紙を張り、ろうそくを１本ずつ入れて火をともすと、紫色の甲羅や真っ赤な蛇の舌などが、秋の夜にほのかに浮かび上がった。
　高松塚壁画では亀の頭や甲羅は盗掘で削られていたが、同公園管理センター職員は「ろうそくで完全な姿をよみがえらせることができた」。
本番は１４、１５両日の午後６～９時で、石舞台古墳や飛鳥寺などもろうそくで彩られる。

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