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米リーマンの買い手候補、BOAが最有力―財務省は支援に消極的 Bloomberg NEWS 2008/09/13 05:53 JST 【記者:Yalman Onaran】:米証券大手リーマン・ブラザーズ・ホールディングスの買い手候補として、米銀大手のバンク・オブ・アメリカ(BOA)が最有力視されている。交渉に詳しい関係者が12日、明らかにした。一方、米財務省はリーマンの身売り合意を資金面で支援することに反対の構えをみせている。創業158年の歴史を有するリーマンがどのようなてん末を迎えるのか、今の段階では見通しが立っていない。 リーマンは今週、過去最大の四半期赤字を発表し、同社株は売りを浴びている。状況に詳しい関係者がこの日、交渉が非公開であることを理由に匿名を条件に語ったところによると、リーマンの部分取得、もしくは全面買収を検討している複数の企業にBOAが含まれている。 一方、ポールソン米財務長官の判断を知る立場にある関係者によると、同長官はリーマン買収を資金面で援助することは望んでいない。この関係者は3月にベアー・スターンズをJPモルガン・チェースに買収させるために、米連邦準備制度理事会(FRB)が290億ドルの融資で支援したケースとは異なり、リーマンはプライマリーディーラー(米証券政府公認ディーラー)向けの連銀窓口貸し出しプログラム(PDCF)を通じて資金にアクセスできるため、秩序あるプロセスを経ての会社清算が可能だと指摘した。 興味のある方は、"つづきはこちらです"をクリック!
格付け会社イーガン・ジョーンズ・レーティング(ペンシルベニア州ヘイブンフォード)のショーン・イーガン社長は、「リーマンの売却はJPモルガンがベアー・スターンズを買収したときとは異なる形になりそうだ。ベアー・スターンズのケースでは深刻な政治的波紋が生じたからだ」と語る。「FRBによる何らかの支援を得て企業連合がリーマンを買うことになるかもしれない」と付け加えた。 在勤40年でリーマンを住宅ローン担保証券(MBS)引き受けでトップに育て上げたファルドCEOは、韓国産業銀行(KDB)からの出資をめぐる交渉決裂で追い込まれ、身売りを模索せざるを得なくなった。リーマンの株価は急落し、時価総額が過去4日で75%消失した。 共同買収案 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT、オンライン版)は12日、BOAのケネス・ルイス最高経営責任者(CEO)が米投資会社のJCフラワーズ、中国の政府系ファンド(SWF)である中国投資公司(CIC)と共同でリーマンに買収案を提示する方向で検討していると報じた。FTは協議に詳しい複数の関係者の話を基に伝えたが、関係者の名前は明らかにしていない。 状況を知る複数の関係者によれば、リーマンは11日に財務情報を他社に開示した。身売りは15日のアジア市場が開く前に発表される可能性がある。リーマンが10日に発表した2008年6-8月(第3四半期)決算は、不動産資産関連の56億ドル(約6030億円)の評価損が響き、創業以来の158年で最悪の赤字だった。 バークレイズ参加観測 MFグローバル・セキュリティーズの複数のアナリストによると、BOAは英銀バークレイズ、複数のPE投資会社と手を組んでリーマン買収案を提示する可能性もある。MFグローバルのアナリスト、マムーン・タジ氏は12日の電話インタビューで、バークレイズは資産運用事業を取得する公算があるとの見方を示した。 交渉に詳しい複数の関係者らは11日、PE投資会社が引き続きリーマンの資産運用部門の買収を検討していると述べた。同関係者は、KKRやベイン・キャピタル、ヘルマン・アンド・フリードマン、クレイトン・ダビリアー・アンド・ライスは同部門の価値を約50億ドルとして買収案を提示する可能性があると述べた。いずれの会社の広報担当もコメントを避けた。 【関連記事】 PR |
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