4/17お昼の『株価材料』

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■株価材料

△不二家<2211>、菓子主力商品の販売再開・ローソン<2651>など大手小売りでも
不二家は17日、キャンデー「ミルキー」など主力3ブランドを含む7品目の販売を本格的に再開した。商品撤去が広がっていた大手小売りの間でも、ローソンやユニー<8270>が同日から不二家商品の取り扱いを始めた。イオン<8267>も21日の販売再開を決めており、1月中旬に販売が実質的に停止した不二家商品の販売店舗数は 4月下旬には約2万8000店にまで拡大する。ローソンなどが販売を始めたのはミルキーのほかクッキー「カントリーマアム」、チョコレート「ルック」など。10日に販売を始めたパイや「アンパンマン」ブランドのラムネやグミに続き、主力商品が出そろった。同日午前、販売を再開した都内のコンビニエンスストアを訪れた桜井康文社長は自社商品を購入し、「ペコちゃんの顔が棚にあることで店頭が明るくなると感じてもらえれば」と述べた。不二家は今月下旬にも品質管理の国際規格「ＩＳＯ９００１」の再認証を受ける予定で、これが認められれば販売店舗はさらに増える見込みだ。
（NIKKEI NET）

△日本オラクル<4716>、組み立て製造業向けアプリケーションの拡充を発表
日本オラクル株式会社は、オラクルの業務アプリケーションの最新版「Oracle E-Business Suite R12」のサプライチェーン・マネジメントにおける組み立て製造業向けアプリケーションの拡充として、生産管理実行システム「Oracle Manufacturing Execution System for Discrete Manufacturing」と、「有償支給」をサポートする機能を本日より提供開始することを発表します。
（News2u.net）

△洋ゴム<5105>株が続伸、スパークスが「重要提案」目的で22％超まで買い増し
ゴムおよび化学製品を製造する東洋ゴム工業の株価が、一時前日比７円（1.4％）高と続伸。同社の筆頭株主として大量保有するスパークス・アセット・マネジメントが、発行済み株式総数の22％超まで買い増したことが大量保有報告書で明らかになった。保有目的には、状況に応じて経営陣に重要提案行為を行うとしており、企業価値の向上を図る施策が会社側とスパークス間の協議の中で出てくるとの期待が広がった。スパークスは、東洋ゴム工業の保有比率をグループ全体で21.70％から 22.82％まで買い増し、保有株式は合計4776万2000株となった。保有目的には具体的な提案をする可能性について言及し、洋ゴムの財務状況、株価、市場の状況、業界の状況に応じて経営陣と建設的で友好的な議論を行う可能性があると説明している。洋ゴム側は、スパークスの大量保有報告書は確認済みとし、先方から具体的な提案は来ていないとしている。
（ブルームバーグ）

▼松下<6752>が下げに転じる、円安一服で利食い売り
松下電器産業が下げに転じている。朝方はしっかりだったものの、ドルが朝方の１１９円台後半から１１９円台半ばへと下げ、円安が一服したことで利食い売りが出てきているという。

△モーニングスター<4765.OJ>が急反発、株式新聞子会社化を材料視
モーニングスターが急反発している。市場関係者によると、１６日に証券専門紙の株式新聞社を連結子会社化すると発表したことを材料視したという。株式新聞社が実施する第三者割当増資を全額引受け、株式保有比率を２６．８％から５２．３％に引き上げる。モーニングスターは、１６日に年初来安値８万９４００円まで下落したものの、これまで下げトレンドを描いていただけに、新材料をきっかけに切り返した格好となった。

△情報企画<3712>が高い、07年9月期配当予想を従来の2倍に増額修正
情報企画が高い。１６日に発表した２００７年９月期配当予想の増額修正が好感されている。同社では従来、年間配当は４０００円とする予定だったが、株主還元強化のため８０００円に倍増させた。

▼東陶機器<5332>が小安い、発火の可能性で洗浄便器を点検・修理
東陶機器が小安い。１９９９年３月から２００１年１２月までに製造した温水洗浄便座一体型便器の一部でタンクから発煙・発火したり発煙する可能性があると発表したことが嫌気されている。同社では点検・修理を無料で行うとしている。

▼農産工<2051>が軟調、年初来安値291円を更新
日本農産工業が軟調な展開となり、３日に付けた年初来安値２９１円を２週間ぶりに更新した。２００７年３月期連結決算予想について、経常利益を３２億円から２８億２０００万円に下方修正したことを嫌気している。

▼タスコシステム<2709>が第三者割当増資、債務超過解消を目指す
経営再建中のタスコシステムは１７日、飲食店経営のトライゴン（東京都渋谷区）を引受先とする約２０億円の第三者割当増資を柱とした資本増強策を発表した。債務超過解消を図るのが狙い。トライゴンが引き受ける第三者割当増資の発行価格は１株１万１８２６円で１３日の終値から１０％ディスカウントした価格に設定した。発行株式数は１６万９１１８株。払込期日は５月２日。これに加え、約６７００万円の新株予約権を発行する。トライゴンが６９１個、事業再生ファンドが１１０６個を引き受ける。権利行使すると普通株１７万９７００株に転換できる。同社によると、固定資産の減損処理などにより２００６年１２月期に１６億円の債務超過に陥った状態を資本調達により解消する。
（ロイター）

□楽天<4755> 大和総研では16日付で投資判断「2」を継続、目標株価については5.8万円としている。
ポイントやＡＰＩ公開など長期的視点にたった事業戦略を高く評価しているほか、株価は楽天ＫＣなど業績に関連する不安定な材料も相応に織り込んでいると。なお、大和総研の楽天についてのレポートは昨年8月以来となる。

△東エレク<8035>---大幅上昇で2/26以来の9000円を回復
大幅上昇で2/26以来の9000円を回復している。ゴールドマン・サックスでは「中立」から「買い」に引き上げており、材料視されている。1/17高値 9370円が見えてきている。ハイテク物色への期待が高まる中、高値を更新してくるようだと、他のハイテク株への波及効果につながろう。

△日ＬＣＡ<4798>---急騰、都市綜研インベとの資本提携発表で
急騰。都市綜研インベストバンクとの資本・業務提携が材料視されているもようだ。都市綜研を引受先とする700万株の第3者割当増資などを実施、財務体質の改善や業務提携による業容拡大期待などを評価する動きが先行。株価100円が下値支持線として機能、株価の下げ止まり感も強まりつつあっただけに、格好のリバウンド材料として捉えられる。

△古河電<5801>---抵抗線として機能していた25日線を上抜け
続伸で抵抗線として機能していた25日線を上抜け、4/9の直近戻り高値を突破してきている。5日線との短期ゴールデンクロス発生。下値ではファンドの買いが断続的に入っているとの見方もされている。

△高純度化<4973> 一時ストップ高。
前期・今期の増配観測報道が材料視されているもよう。前期の配当金は5500円とする公算が大きいとされており、株式分割を考慮すると実質前期比1500円の増配、今期も500円増の年間6000円配当になる見通しと。配当利回りの面からはそれほど妙味が大きくないが、株価の出遅れ感は極めて強かったため、リバウンドの格好のきっかけ材料と捉えられているようだ。

□兼松<8020> 5営業日ぶり反発。
子会社の循環取引報道について、会計上の処理には問題はないとの考えを発表しており、買戻しの流れが優勢に。ただ、高水準の買い残高が積み上がっていることもあり、戻り待ちの売り圧力も強そうだ。

▼三光ソフ<1729> 急落。
決算発表の延期が嫌気されているようだ。16日に予定していた中間決算の発表を延期、確定次第発表するとしている。なお、ＧＳでは株価下落は不可避との見解、投資判断「買い」並びに目標株価560円については継続。

△商船三井<9104> 活況、2月26日の高値1467円が視界に入る展開へ。
本日は、欧州コンテナ運賃の上昇報道が買い材料視されている。海運大手と荷主との4月更改分の運賃交渉は約9.5％の値上げで決着とされており、海運業界の今年度業績があらためて好望視される状況になってきている。

△エスケーエレク<6677> 買い気配からのスタート。
ＧＳによる格上げが好感されているようだ。ＧＳでは半導体・液晶製造装置銘柄の投資判断を一斉に引き上げており、エスケーエレクについては「売り」から「中立」に引き上げている。株価は液晶フォトマスク事業の業績不透明感をほぼ織り込む水準にあると。なお、目標株価については9.5万円を継続している。

△イノテック<9880> 買い気配から。
日興シティでは投資判断を新規に「1H」、目標株価を1340円としており、買い材料視されているようだ。開発・エンジニアリング分野の拡大を成長ドライバーとして、09年3月期までの3年間の経常利益成長率で34.7％を見込むと。また、株価は予想ＰＥＲで9.9倍と魅力的としている。

△新日鉄<5401>---有機ＥＬ関連としても
直近安値レベルでの膠着が続いている。サポートとして意識されていた13週線を割り込んでおり、調整色が強まりつつある。なお、子会社の新日鐵化学は、米社と共同で有機ＥＬの輝度や寿命を大幅に向上できる技術の開発に成功したと伝えられている。

△コニカミノルタ<4902>---1/4以来の年初来高値を更新
3営業日続伸。2/2の戻り高値1707円を突破し、1/4以来の年初来高値を更新している。今年に入って上値抵抗線として意識されている水準であり、1700円処をサポートできるかが注目されよう。有機ＥＬ関連としての材料性に注目。

▼日産<7201>---続落、みずほの格下げなども響く
続落。為替の円安など外部環境の好転にもかかわらず、日米自動車販売の先行き不安を背景に、押し目買いの動きは活発化しにくいようだ。直近で下げが目立っていた自動車株だが、総じて本日の戻りも鈍い状況。みずほでは自動車セクターの投資判断を「強気」から「やや強気」に格下げ、同社に関しては「１」から「３」と２段階格下げしている。

△東京エレク<8035>---買い気配、ＧＳが強い買い推奨リストに
買い気配。米国株高や円安進行など、ハイテク株にとっての外部環境が良好な中、ＧＳでは投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、強い買い推奨リストに新規採用としている。日本のＳＰＥ銘柄はそろそろ買い時と指摘、バリュエーション面での割安感なども同社の推奨理由と。目標株価は11800円としているようだ。

△ニッタ<5186>---大幅高、三菱ＵＦＪの新規「１」で
大幅高。三菱ＵＦＪが投資判断を新規に「１」、目標株価を3400円としており、買い材料になっている。前期に続き、今・来期と2ケタの利益成長が継続と予想、成長力から見てＰＥＲ水準には割安感が強いとしているようだ。樹脂チューブやＣＭＰパッドの増加は構造的であるともしている。

△ホギメディ<3593>---三菱ＵＦＪ証券では「2」に引き上げ
大幅反発で2/19の年初来高値顔合わせ。なお、三菱ＵＦＪ証券では、レーティングを「3」から「2」に引き上げたようだ。08/3期の会社計画は2ケタ成長予想ながら妥当な水準、株価は収益成長トレンドを評価しやすい環境へ。

△アルバック<6728>---買い気配、ＧＳはＳＰＥセクター一斉格上げで
買い気配。ＧＳが「中立」から「強い買い推奨リスト」に格上げ、目標株価も3800円から4500円に引き上げている。液晶大型投資の再燃に伴う受注モメンタムの改善を想定しているようだ。ちなみに、ＧＳでは半導体・液晶製造装置メーカーの投資判断を一斉に引き上げ、同社や東京エレク<8035>のほか、大日本スクリーン製造<7735>やニコン<7731>なども「買い」推奨に格上げしている。
（フィスコ）

△マース<6419>は安値期日到来で需給要因が主導し反発
マースエンジニアリングは、１５円高の２４５０円と５日ぶりに反発し、昨年９月の業績修正による株価急落時に開けた窓埋めに煮詰りを見せている。パチンコ関連の環境悪を織り込み、自己株式取得や信用取り組みが株不足で逆日歩がつく需給容易に主導で底上げしており、安値期日の到来から信用売りの買い戻しも加速要因として期待されている。同社は、パチンコ周辺機器のプリンペイドカードシステムを主力製品としているが、パチンコ遊技人口の減少やパチンコホールの新規出店計画・改装計画の見合わせ、さらに周辺機器への設備投資慎重化などが重なり、昨年１０月に２００７年３月期業績を下方修正、中間期、第３四半期とも２ケタ減収減益の減額修正ペースで推移した。このため株価は、昨年７月高値３６９０円から１６００円安と下げ、信用売り残は安値で拡大、株不足、逆日歩がつく展開となった。業績については２００８年３月期が、最新のプリペイドカードシステム「パーソナルＰＣシステム」の普及、拡販などで増収増益が見込まれることも、ＰＥＲ１７倍台の割安株価を際立たせている。逆張りも一考の余地がありそうだ。

△日本レップ<8992>は業績再増額で不動産流動化人気再燃しストップ高
日本レップは、５万円高の４６万３０００円とストップ高し続伸している。前日に昨年の１１月に続く２００７年３月期の２回目の上方修正を発表、不動産流動化関連人気を誘発している。同社の３月期業績は、売り上げが昨年１１月修正値を７億１４００万円、経常利益が６億８４００万円、純利益が３億７９００万円それぞれ上回り、純利益は１３億８０００万円（前々期比４．７倍）と前々期の過去最高を大幅に更新する。ファンドへの物件組み入れが順調に推移したほか、開発型案件への積極的な取り組み、テナント誘致の好調持続などが重なり再上方修正となった。株価は、好調業績に公示地価の上昇などが材料視され、今年２月に昨年９月割り当ての株式分割の権利落ち後高値５８万３０００円高値まで買われ、不動産株全般とともに調整場面入りとなった。昨年１０月の修正時の急伸再現が連想されよう。

△日本電技<1723>は業績上方修正と期末増配の合わせ技で急続伸
日本電技は、６４円高の７９０円と３営業日急続伸し昨年来安値水準からの出直りに弾みをつけている。前日に２００７年３月期業績の上方修正と、すでに配当落ちとなているが期末配当の大幅増配を発表、割安株買いを呼び込んでいる。同社の３月期業績は、売り上げが期初予想を１１億７０００万円、経常利益が４億６０００万円、純利益が１億９０００万円それぞれ上回り、純利益は５億７０００万円（前々期比９１％増）と高変化する。活発な民間設備投資を背景に空調計装工事の新設・既設工事が伸び、この数量効果と既設工事の利益率改善が重なり上方修正につながった。期末配当は従来の１１円予想を１６円に引き上げ中間期配当と合わせて年間２１円（前々期実績１３円）へ大幅増配する。株価は、第３四半期まで経常利益、純利益が赤字着地を継続したことも響き底値往来となった。ＰＥＲ１０倍台、ＰＢＲ０．６倍の割り負け修正でリバウンド幅を拡大しよう。

□日バルカー<7995>は連続最高決算を先取り保ち合いに煮詰り小幅続伸
日本バルカー工業は、６円高の４４３円と小幅続伸し４００円台央の三角保ち合いに煮詰りをみせている。５月１４日予定の２００７年３月期決算の発表を控え、連続の過去最高業績を先取りする低位値ごろに注目した割安株買いが根強く続いており、信用取り組みが厚みを増している好需給も押し上げ効果を発揮している。同社の２００７年３月期業績は、昨年１０月上方修正され、今年１月発表の第３四半期決算は、前年同期比２１％経常増益、２．０倍純益増益で着地、この上方修正値に対しそれぞれ７５％、７９％の進捗率となった。世界的な旺盛な設備投資に支えられ、石油化学・石油精製関連のプラントメンテナンス向け環境対応型シール材や半導体関連産業向けの高機能新製品などが伸び、純利益は保有有価証券・不動産売却に伴う租税還付も加わり大幅増益・高進捗率となった。続く２００８年３月期も、アジア向けなどのシール材の続伸で増収増益の見込みで、決算発表時の予想数値が注目されている。ＰＥＲ１６倍台、配当利回り２．２％の割り負け感が際立つことになり、２月２６日につけた昨年来高値４７８円奪回から上値追いに弾みがつきそうだ。

△小田急建<1834>は急続伸、１３期ぶり最高益へ業績再々増額
小田急建設は、２４円高の３４６円と急続伸し今年２月２７日につけた昨年来高値３９９円と視界に捉えている。前日に２００７年３月期業績の３回目の上方修正を発表、減益予想が増益にプラス転換し１３期ぶりに過去最高を更新することが極低位株思惑を再燃させている。同社の３月期業績は、中間期決算発表の昨年１１月、第３四半期決算公表の今年２月と相次いで上方修正されてきたが、その２月修正値をさらに増額した。売り上げは３０億円、経常利益は７億１０００万円、純利益は１億１０００万円それぞれ上回り、純利益は５億８０００万円（前々期比１８％増）と１９９４年３月期実績を上回って過去最高となる。上方修正要因は、前回までと同様に工事利益の改善が寄与している。株価は、今年２月の再上方修正には敏感に反応し窓を開けて急伸した。ＰＥＲ１２倍台の超低位思惑株として再度の急伸場面が有力となる。

△ワイエイシイ<6298>は業績再上方修正が出遅れ株買い刺激し急続伸
ワイエイシイは、１０５円高の２４２０円と急続伸し東証２部上場後の安値水準からの出直りを鮮明化している。前日に発表した２００７年３月期業績の再上方修正が、ハイテク関連の出遅れ株買いを刺激している。同社の３月期業績は、昨年１０月に上方修正されているが、同修正値を再修正した。売り上げは、海外向けの液晶関連で次年度への期ずれがあり１０月予想値を６億円下回る。しかし利益面では、ハードディスク関連がメーカー各社の積極的な設備投資により増加、採算も向上して上ぶれ、経常利益は２億６０００万円、純利益は２億１０００万円の各アップとなり、純利益は２０億９０００万円（前々期比３８％増）と前々期の過去最高を大幅に更新する。株価は、前回業績修正時に３３２０円高値まで買われたものの、昨年１０月末の東証２部上場にも目立った反応がなく２０００円台での下値確認となっていた。ＰＥＲ１０倍台の割安修正からも昨年１０月の高人気場面再現へ向かおう。

△ジャパンＦ<2599>は業績再増額が割安株買い触発し続伸
ジャパンフーズは、４７円高の１３５１円と続伸している。前日に２００７年３月期業績の２回目の上方修正を発表、純利益の回復率が拡大したことが安値での割安株買いを触発している。同社の３月期業績は、中間期決算発表時の昨年１０月に売り上げと純利益が小幅上ぶれ修正されたが、今回はその修正値をさらに増額した。売り上げが１２億２６００万円、経常利益が４９００万円、純利益が１億１６００万円引き上げられ純利益は５億３６００万円（前々期比３．３倍）と大きく伸びる。同社は、ペット飲料などの受託生産を主力としているが、この生産量が計画比１．６％増と過去最高を記録、これに原材料の有償取引の増加やコスト削減、物流費の合理化、さらに常用発電システム解約解約金の特別利益も上乗せとなり再上方修正となった。同社の業績は、前々期に冷夏の影響で再三下方修正され、株価も１部上場来安値１２００円まで下値調整となった。今回の業績再増額でようやく通常ペースに戻るもので、投資採算面でもＰＥＲ１２倍台の割安修正に動くことになる。下値買い妙味が拡大する。

△日立ソフト<9694>は業績上方修正を信用好需給が支援し反発
日立ソフトウェアエンジニアリングは、７０円高の２７１０円と変わらずを含み６営業日ぶりに反発し４月９日につけた昨年来高値２７４０円を意識する動きを強めている。前日に２００７年３月期業績の上方修正を発表、売り方の買い戻し主導で好感する買い物を集めている。同社の３月期業績は、売り上げは期初予想を２０億円下回るが、経常利益は２３億円、純利益は５億円上回り、純利益は３５億円（前期比４８％増）と増益率を拡大する。売り上げは、低粗利機器の販売抑制で情報処理機器が減少し減額となったが、利益面では金融向けの基幹業務システムやテレコム向けの大規模ソフトの開発などが拡大、不採算案件の減少、生産性の向上、原価低減などが重なり上方修正となった。同社は、業績発表のたびに上ぶれ着地・大幅増益となり下値を切り上げてきた。ただ業績水準からは割高として強弱感が対立して信用売りが積み上がり、需給好転として株価押し上げ効果を発揮している。なお、買い方有利の展開が続きそうだ。

△日金銭<6418>は今度は減益率縮小の業績増額手掛かりに続伸
日本金銭機械は、１３円高の１２３９円と続伸している。前日に今度は２００７年３月期業績の上方修正を発表、リバウンド幅拡大狙いの買い物を集めている。同社の３月期業績は、昨年１０月に下方修正されるとともに配当も減配し、その後も業績は減収減益で推移、株価は上場来安値１１０１円まで８００円超幅の長期調整となっていた。海外ゲーム市場向け紙幣識別機などの価格競争激化や国内のパチンコホールの投資抑制などが下方修正要因となっていた。今回も、国内遊技場市場は依然として厳しい環境が続き、売り上げは昨年１０月の修正値をさらに２２億２０００万円下回るが、利益面は経費削減とコストダウンを進め経常利益、純利益ともそれぞれ１億９０００万円上回り、純利益は１７億４０００万円（前々期比４１％減）と減益率を若干縮小する。株価は、すでに悪材料織り込みとして出直りに転じており、５月１０日発表予定の今２００８年３月期の業績予想次第ではリバウンド幅を拡大する展開も想定される。戻り売りをこなしながらの下値切り上げを促そう。
（東洋経済新報社）

△ＡＮＡ<9202>日中就航２０年　「羽田－虹橋」追い風　業界、中国シフト加速
全日本空輸の中国路線が１６日、昭和６２年の就航からちょうど２０周年を迎え、中国との連係強化に向けた施策を発表した。先の日中首脳会談で合意された羽田－虹橋（上海）間のチャーター便開設も追い風となる。日本航空も中国路線の強化を進めており、今後の市場拡大を見据えた航空業界の“中国シフト”が加速するのはまちがいない。全日空は就航２０周年の今年を「ＡＮＡの中国年」と銘打って、中国向けの諸施策を実施する。ジェット機の機体にパンダの絵を塗装した特別機「ＦＬＹ！パンダ」を８月に就航するのもその一例だ。５月に広州－成田便を現在の１日１便から同２便に増やす一方、８月には成田－北京間を大型機に変更するなど路線も強化。「アモイ、瀋陽などの路線も早期に連日運航態勢にしたい」とさらに路線を拡大する考えだ。

△ソフト事業　東芝<6502>が完全撤退、ソニー<6758>は相乗効果狙う
東芝は１６日、全額出資の映画事業子会社「東芝エンタテインメント」（東京）の全株を５月１日付で博報堂ＤＹ<2433>メディアパートナーズに売却すると発表した。東芝は昨年、音楽ソフト会社の東芝ＥＭＩの全株売却を決めており、音楽・映像ソフト事業から完全撤退する。一方でソニーは映画・音楽を本業の電機と並んで重視する姿勢を強めている。「選択と集中」か「相乗効果」か。コンテンツ（情報の内容）ビジネスをめぐる両社の対応は対照的だ。
（産経新聞）

△いすゞ<7202>、カナダに車両と部品の販売会社「ＩＣＴＣ」を設立

△三井ホーム<1868>、カッシーナ・イクスシーとモダンデザインによる住空間提案でコラボレーション

△ニフティ<3828>、映像ファイルを投稿・共有できるビデオシェアリングサービスを開始

△ＮＥＣ<6701>、ＩＴとＮＷを統合する「ＵＮＩＶＥＲＧＥソリューション」を強化

△ＮＥＣエレクトロニクス<6723>、ホストコントローラなど２製品がワイヤレスＵＳＢ認証を取得

△日立システム<3735>、パソコンの不正接続を防止する「オープンネット・ガード」機能拡張版を発売

△ＳＲＩハイブリッド（住友ゴム工業<5110>）、外観が天然芝に近い人工芝「ハイブリッドターフエクストリーム」を発売

△ニイウス<2731>、米ＧｅｍＳｔｏｎｅ社とデータ・グリッド分野で提携し販売代理店契約を締結

△フジノン（富士フイルムＨＤ<4901>）、３２倍高倍率ズーム搭載の監視カメラ用デイナイトズームレンズを発売

△横河電機<6841>、電源回路の規格試験など簡単にできる高調波・フリッカ測定ソフトを発売

△りそな<8308>銀行、遺言信託・遺産整理業務でクレディセゾンと信託代理店契約を締結

△りそな<8308>銀行など、投資信託「ＣＡりそなアセアン・ファンド」の取り扱い開始

△埼玉りそな<8308>銀行、遺言信託などで埼玉大学と協力協定書を締結

△りそな<8308>銀行、創建の住宅購入者向けに住宅ローンの「金利優遇サービス」を開始

△日本アビオニクス<6946>、非接触で溶着加工できる「レ－ザ樹脂溶着システム　ＬＷ－Ｓ１００」を発売
（日経プレスリリース）

△イノテック<9880>が急伸
ジャスダックのイノテックが急伸している。日興シティグループ証券が同社株の投資判断を新規に１Ｈとしたことが手掛かりになっている。

△ニッタ<5186>が上場来高値更新
ニッタが大幅続伸で３月２９日の上場来高値２５５５５円を更新している。三菱ＵＦＪが同社株の投資判断を新規に１としたことが手掛かりになっている。

△インタートレ<3747>　証券会社向けソリューション展開。
ブティック型証券向けバックオフィスシステム「ＩＴＦＩＮＥ」を受注。

△東京リスマ<7861>　下値抵抗線接近で底入れ近い。
自律反発期待高まる。

△吉野家<9861>　純粋持ち株会社へ移行を目指し定款を変更。
取締役も現行２５人から１３人へ削減。

△雪印乳業が買われる
雪印乳業<2262>が２０円高の４５７円と買われている。０７年３月期の連結経常利益が従来予想の９４億円から１００億円程度になったようだと一部で報じられ、７期ぶりの復配の公算が出ていることが手掛かりになっている。

△有機ＥＬ関連の人気沸騰
有機ＥＬ関連株が引き続き人気。製造装置のジャスダックのトッキ<9813>、部材を手がけている大証２部のケミプロ化成<4960>、さらにはアルバック<6728>が大きく買われている。
（株式市場新聞）

△ダイセキ<9793>は産業廃棄物処理が好調、絶好の買い好機だ
ダイセキは４月１０日に発表した２００７年２月期連結経常利益は前の期比３９％増の５７億円と従来予想を６億円強上回る好決算だった。２００８年３月期経常利益は前期比１３％増の６４億６０００万円と最高最高益更新の見通し。決算発表時に２２０万株の公募増資を発表した。１株利益の希薄化を嫌気して下押しているが、絶好の買い好機だ。調達資金は産業廃棄物収集・処理を手掛ける田村産業（非上場、使用済みバッテリーを中心とした金属リサイクルの有力企業）の株式取得や設備投資の資金に充てるもので、業容拡大を評価すべきだろう。一方、主力事業の産業廃棄物中間処理事業の受注が高水準を維持しているほか、リサイクル燃料事業、土壌汚染関連事業も順調だ。

△ＴＨＫ<6481>は日経産業新聞の報道を材料に反発。そうそうたる株主の、隠れた優良銘柄（？）
ＴＨＫは反発。５５円高の２９１０円で始まり、前場は２８９０円で引けた。今朝の日経産業新聞で「ＴＨＫの直動案内装置生産、品質向上へ専門チーム」と報道されたことが、手がかり材料となっているもようだ。チャートを見ると、多少、上下しながらもモミ合い、という局面。なので、オシレーター的には、過熱でも売られすぎでもない、まんなかあたり。現在の株価で、ＰＢＲは２倍台と若干高めだが、ＰＢＲは１０倍台と割安。・・・と、あまりパッとしないように見える。が、実は。大口株主を見ると、寺町彰博社長以外では、国内の信託口に都銀、チェース、ゴールドマン・サックス、ＪＰモルガンなどの優良外資等々が並んでいる。隠れた優良銘柄（？）らしい。

△アルバック<6728>は外資系証券のレーティングを材料にギャップアップ。中期でも上放れへ
アルバックはギャップアップ。３００円高の３８６０円で始まり、一時、３９１０円まで買われた。東証１部値上がり率上位にランクインしている。１７日付の外資系証券のレーティングで買いが集中しているもようだ。「中立」から「買い」に引き上げられ、強い買い推奨リストに採用されている。ギャップアップとはいえ、現在の株価でＰＥＲは１０倍台、ＰＢＲは１倍台と、過熱というほどではない。この６ヵ月ほどの日足チャートでは、むしろ安値圏にある。中期週足チャートでは、この１年半ほどで三角保ち合いを形成しているように見える。レーティングを手がかり材料に、本格的な上放れ局面と行きたいところだ。

△三菱重工<7011>は環境・エネルギー・ディフェンシブ株人気を背景に、続伸、続伸、また続伸
三菱重工業は小幅続伸。１１円高の７７３円で始まり、７８０円台に乗せている。今朝の日経新聞等で「三菱重工、石炭ガス化発電、米で攻勢」「ＣＯ２を２割減らす高性能設備投入、シェア５割狙う」と報道されたことが、買い材料となっているもようだ。最近、エネルギー需給のタイト化や、環境への関心の高まりなどを背景に、石炭ガス化技術も見直されてきている。報道によると、米政府は石炭ガス化発電を支援、３０ヵ所超で建設計画が進んでいるという。しかし今朝の株式市場を見ると、東証１部業種別株価指数では、石油・石炭セクターも、鉱業セクターも、そう高いわけではない。なので、三菱重工も、上記のネタとは関係なしに、この１ヵ月ほど続いてきた、上値追いを踏襲しているだけかもしれない。このままディフェンシブ株人気などを背景に、青天井で行くか。

△九州は首都・中部に次ぐ景気好転地域、名門の井筒屋<8260>に注目の声
九州の名門百貨店、井筒屋の１３０円前後に出遅れ感が指摘され始めている。業績をみるかぎり出遅れとは言い難いものの、九州地域が関東、中部圏に次ぐ景況感の明るい地域ということで、デパートにとって環境は明るくなっているはず、という指摘だ。２１８億円にも達する繰越赤字をどう消していくか、大型の資産処分などが表面化すれば、枯れ切っている相場だけに小口買いで値を飛ばす可能性は含んでいる。

△インターネットイニシアティブ<3774>は小幅続伸。平田機工<6258>の孫会社との資本・業務提携で
インターネットイニシアティブは小幅続伸。今朝は５０００円高の４４万３０００円で始まった。きのう大引け後に、「平田機工の孫会社である、タイヘイコンピュータ（本社・熊本市）との、資本・業務提携について合意」と発表したことが材料。平田機工も今朝は反発。３０円高の１９３０円で始まり、寄り後は１９８０円まで買われた。提携業務の内容は、タイヘイ社の、流通・サービス業向けポイント管理システム・ノウハウなどについて。タイヘイ社とインターネットイニシアティブは、同事業について、設備増強、ソフト開発強化などを行ない、さらなる事業発展を目指す。資本提携は、タイヘイ社が予定している４億５０００万円の第三者割当増資を、インターネットイニシアティブと平田機工が引き受け、出資比率をイ社が４５％、平田が５５％とする予定。さらに、平田は子会社である太平興産が所有するタイヘイ社株を譲受し、タイヘイ社を子会社化する予定。インターネットイニシアティブは、「本件による、２００８年３月期の業績に与える影響は軽微」と見込んでいるが、持分法適用関連会社が増えるため、中期では業績に寄与していこう。現在の株価で、ＰＢＲは４倍台と高いが、ＰＥＲは１０倍台と割安水準。また、大口株主を見ると、筆頭株主の日本電信電話＜９４３２＞（東１）をはじめとして、伊藤忠商事＜８００１＞（東１）や住友商事＜８０５３＞（東１）といった優良企業、信託口、大手都銀、生保などが並ぶ。凡百の「ネット系企業」とは、買い安心感が違う。

△松下電器産業<6752>の最近の強さはトヨタ自動車<7203>に対する出遅れ、上場来高値目指す
家電勝組みの松下電器産業が１５円高の２４５０円と続伸。同じ勝組み銘柄のトヨタ自動車が今年の高値から１５％程度下げているが、同社株は高値２４９５円（３月２６日）から２％程度の下落率にとどまっている。この最大の理由は、トヨタが上場来高値を大きく更新しているのに対し、松下は最高値３３２０円（２０００年３月）にも達していないことにある。出遅れが目立つのだ。今や１株利益１００円時代、配当も年３０～４０円が見込まれるため、「いよいよ松下の上場来最高値」が見込められる展開だろう。

△ダスキン<4668>は韓国での店舗展開も材料に続伸。テクニカル的にも続伸期待
ダスキンは小幅続伸。４０円高の２０７５円で始まり、寄り後は２０８５円まで買われた。もともと続伸傾向で来ていたが、今朝の日経新聞等で、ダスキンと三井物産<8031>が、韓国で「ミスタードーナツ」を多店舗展開すると報道されたことも、買い材料となっているもようだ。報道によると、両社の共同出資会社『ミスタードーナツコリア』（本社・ソウル）が、韓国のコンビニ大手『ＧＳリテール』（同）とフランチャイズ契約をきょう締結する。今月２７日に、直営１号店をソウル市内の繁華街、明洞（ミョンドン）地区で開業するという。ダスキンのチャートを見ると、２００６年１２月の上場以来、１６００円台から２０００円台へと続伸傾向で来た。凸凹あるものの、下値は、上場時の１６００円台、今年１月の１７００円台、２月の１９００円台、今月１２日の１９７４円・・・と、着実に切り上げてきている。とはいえ、現在の株価で、ＰＥＲは１０倍台、ＰＢＲは１倍台と、とくに割高感はない。今後の海外展開も踏まえ、ファンダメンタルズ的にも、テクニカル的にも、さらなる続伸が期待できる。

△飯野海運<9119>は続伸。今朝は海運セクターが高い
飯野海運は続伸。３４円高の１３６９円で始まり、その後、１３８０円台に乗せている。大口株主の川崎汽船<9107>も続伸。２４円高の１２２３円で始まっている。先週の、中国・温家宝首相の訪日の成功と、Ｇ７（７カ国　財務相・中央銀行総裁会議）で円安が主要テーマにならなかったことから、円安が続いていることが材料。今朝の東京外国為替市場では、円が続落。円ドルは、前日夕方５時比で２６銭円安の１ドル１１９円７５～７８銭前後。円ユーロは、同６銭円安の１ユーロ１６２円０２～０６銭前後で始まっている。そのため、今朝は海運業セクターと「証券・商品先物取引業」セクターが高い。東証１部業種別株価指数で、一時、この２セクターが値上がり率１、２位となった。ほか、「倉庫・運輸関連業」、卸売業、精密機械といった、輸出入関連株が買われている。

△日本電子<6951>は好取り組み、新値追いに弾み、大幅増益で今・来期連続増配も
日本電子は、昨年５月高値８２２円抜けで、０４年高値の９４０円までは節らしい節はなくなった。しかも、信用倍率は１・４４倍（貸借倍率０・６３倍）と好取り組み。買い残の２４０万株は問題外で、１７０万株の売り残が戻り相場に拍車をかけよう。また、機関投資家の継続買いが入っている節が見受けられるだけに、予想外の相場に発展する公算大。ファンダメンタルズ面での裏づけも十分。電子ビーム描画装置が回路の微細化に対応し半導体向けに伸長するほか、採算も向上。また、電子顕微鏡も大学や大企業の研究所向けの拡大、血液検査装置の好調から、目下集計中の前３月期連結経常利益は、前々期比２・６倍の５０億円（会社四季報では２・９倍の５５億円）の大幅増益になった模様。このため、増配幅は拡大の公算が大きい。さらに、中国北京での電子顕微鏡工場、昭島本社の描画装置増強が、今夏から稼動するため増収増益基調は続く見込みで、連続増配の可能性も。

△小田急建設<1834>は３月期業績予想の上方修正で気配値切り上げ。４００円台も視野に
小田急建設は２５円高の３４７円買い気配。きのう大引け後に、２００７年３月期業績予想の上方修正を発表した。連結・個別とも、売上高、経常・純利益とも、上方修正となった。連結の修正後数値は、売上高が前回発表予想比３．４％増額の９２０億円（前年実績比９．３％増）、経常利益が同３２．４％増額の２９０億円（同１２１．２％増）、純利益が同２３．４％増額の５億８０００万円（同２０．２％増）。チャートを見ると、ここ３ヵ月の下値抵抗線は３２０円ラインだった。なので、自律反発の時期ではあった。現在の株価で、ＰＥＲは１０倍台、ＰＢＲは約０．８倍と割安水準。好業績と、電鉄系・不動産株の人気を背景に、まずは２月と３月の高値４００円ラインへの肉薄が期待される。

△ジャパンフーズ<2599>は３月期業績上方修正でギャップアップ
ジャパンフーズはギャップアップ。５７円高の１３６１円で始まっている。きのう大引け後に、２００７年３月期業績予想の上方修正を発表した。連結・単体とも、売上高、営業・経常・純利益とも、上方修正となった。受託生産数量が、営業活動の強化や主力客先からの受注拡大で増加し、過去最高を記録した。売上高は、受託生産数量の増加と原材料の有償取引の増加で、計画比増となった。利益面では、売上高の増加とコスト削減が奏功。さらに、常用発電システム契約解約金の特別利益のため、純利益は計画比２７．６％増となった。

△サマンサタバサジャパンリミテッド<7829>は２月通期好決算で買い気配切り上げる
サマンサタバサジャパンリミテッドは４０００円高の２２万９０００円買い気配。きのう大引け後に発表した、２月通期連結決算は、前年比増収増益だった。売上高は前年比２７．６％増の１７２億９２００万円、経常利益は同２０．８％増の２４億７６００万円、純利益は同１５．０％増の１１億８０００万円。２００８年２月期連結業績予想も、増収増益としている。

△松屋<8237>は２月通期好決算と自社株買いで続伸
松屋は小幅続伸。２５円高の２３４０円で始まっている。きのう大引け後に、２月通期決算と、自己株式の取得を発表した。２月期連結決算は、売上高が前年比２．８％増の９７４億０２００万円、経常利益が同４６．１％増の２４億７４００万円、純損益が５億３１００万円の損失（前年は６億５５００万円の利益）。固定資産の減損会計適用による特別損失計上、「セカンドキャリア支援制度・特別プラン」の実施、「退職給付制度の改定」による特損などを計上したため、純損失計上となった。２００８年２月期の連結業績予想は、売上高が前年実績比増収、経常利益が同減益、純損益は黒字転換で、１２億円の利益を見込んでいる。自社株買いは、きょうから８月２１日まで行なう。取得する株式の上限は１０万株（発行済み株式総数に対する割合０．１９％）、取得価額の総額は、３億円を上限としている。単純に割ると、１株３０００円の計算となる。
（証券日刊新聞）

△相次ぎレジ袋削減策　イオン<8267>が目標／ローソン<2651>はバッグ
スーパー最大手のイオンとコンビニエンスストア大手のローソンは１６日、循環型社会の構築を目指したレジ袋削減策を発表した。イオンは、店頭で配布するレジ袋を２０１０年度までに８億４０００枚に半減させる目標を盛り込んだ自主協定を環境省と締結した。顧客の買い物袋の持参率を全店平均５０％以上に高めるほか、レジ袋有料化の実験店を全国展開し、実験店では買い物袋持参率８０％以上を目指す。これにより、イオン直営店舗での顧客の買い物袋持参率を０６年度の１５％から５０％に高める。ローソンは、レジ袋削減に向けて「ナチュラルローソン」で１７日から「オリジナルエコバッグ」を１０００枚限定で販売すると発表した。女性に人気の高いショッピングバッグ「ルーショッパー」を用意、折り畳んでポケットに収納できる。図柄は犬と猫の２種類で、舞台美術家で０６年度文化功労者の朝倉摂さんがデザインした。価格は２４１５円。

△電力会社とガス会社が厨房分野で攻防戦
東京電力<9501>は、「電化ファクトリー（＝工場）」というキャッチフレーズを新たに導入し、オール電化の工場向け営業活動の強化に乗り出した。 四国電力<9507>も体験施設のヨンデンプラザ高松で電化厨房機器を紹介する「プロキッチン」などを有効に活用し、業務用途の提案を促進している。このほか、九州電力<9508>は２００９年度の新規電力需要創出量を、当初目標の約１・５倍に相当する３７億キロワット時に設定した。とくに力を入れるのが電化厨房などの法人向けだ。

△三菱ＵＦＪ<8306>信託銀行　新ソフト採用、最先端のセキュリティーレベル実現
日立ソフトウェアエンジニアリング<9694>と米セールスフォース・ドットコムの日本法人（東京都渋谷区）は１６日、最先端のセキュリティーレベルを実現したオンデマンド・アプリケーションソフト「セールスフォース」が三菱ＵＦＪ信託銀行に採用されたと発表した。同行は、約１０社のソリューションと１００項目以上のセキュリティー基準を審査した結果、初期コストが低く、納期が他システムに比べて半分以下という短期間での導入可能なこと、日立ソフトのシステム構築力などなどを評価、「セールスフォース」の採用を決めた。「セールスフォース」はセールスフォース・ドットコムの製品で、全世界２万９８００社、６４万６０００ユーザーが導入している。三菱ＵＦＪ信託銀行は、今秋から不動産部門と全国の営業所に導入し、約６００ユーザーで利用を開始する。
（FujiSankei Business i）

■注視銘柄

8035東エレク
4973高純度化
9880イノテック
8035東京エレク
5186ニッタ
9793ダイセキ
7011三菱重工

5480日本冶金工業
5105東洋ゴム工業
6201豊田自動織機
2766日本風力開発
5333日本碍子
8914エリアリンク
4956コニシ

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