大型ハリケーン「グスタフ」、米上陸へ　４州に非常事態宣言

日本経済新聞　2008.8.31 20:12
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080831AT2M3100631082008.html

【ニューヨーク＝中前博之】米国立ハリケーンセンターによると、メキシコ湾上を北西に進む大型ハリケーン「グスタフ」は31日までに勢力が5段階のうち上から2番目に強い「カテゴリー４（最大風速59―69メートル）」に発達、9月1日夜にもルイジアナ州ニューオーリンズ市周辺に上陸する見通しとなった。

　2005年のハリケーン「カトリーナ」に直撃されたニューオーリンズではネーギン市長が30日、住民に強制避難命令を発令。ブッシュ米大統領は同日、ルイジアナ、テキサスに続いて、ミシシッピ、アラバマ両州にも非常事態を宣言した。大統領は米連邦緊急事態管理局（ＦＥＭＡ）のオペレーションセンターを訪れるなど、災害対策で陣頭指揮にあたる方針だ。

　米南部一帯で約1500人の死者を出し、メキシコ湾の石油関連施設にも影響したカトリーナについては、米政府の対応の遅れが批判された経緯がある。カトリーナは最大カテゴリー５まで発達後、上陸時はカテゴリー３。グスタフも上陸時にカテゴリー３程度の勢力を維持すると予想されている。
─…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─…─…─

･･･って事で、2005年のハリケーン時の記事をご紹介します。

2005年9月21日 (水曜日) 16:29
資源・石油株が軒並み高となった。ハリケーンに発達した「リタ」の米国接近に伴い、米原油先物相場が半月ぶりに１バレル＝６７ドル台に急騰。ハリケーン「カトリーナ」の復旧作業が遅れるなかで、原油相場が再上昇するとの思惑から、資源・石油株の買いが活発化している。昭和シェル（５００２）とＡＯＣＨＤ（５０１７）は、前週末に公表した資本・業務提携を好感した買いも重なり、それぞれ年初来高値を更新。他の銘柄も高値抜けを視野に入れている。国際石油開発（１６０４）と新日本石油（５００１）が９月２日、帝石（１６０１）が５日、新日鉱ホールディングス（５０１６）は１５日と、それぞれ高値をつけてから間もないこともあって、再出直りの可能性は十分なようだ。なかでも昭和シェルとＡＯＣＨＤは信用倍率がそれぞれ０．６倍、０．８倍と買い戻しに一段の上値を試す可能性が大きい。

2005-09-06 14:25:30
鶴見製作所 <6351> が新値追い。年初来高値を１１０５円まで引き上げた。米ハリケーン「カトリーナ」以上に大型で非常に強い台風１４号が日本に上陸する中、この日は防災・復興関連銘柄が買われており、集中豪雨に伴う排水ポンプ需要増の思惑から同社に物色が向かっている。他にも、酉島製作所 <6363> が続伸。下水処理関連のアタカ工業 <1978> も新値追いのほか、水処理工事の富士電機Ｅ＆Ｃ <1775> も急騰し新高値。また、全国で土砂災害の続発が懸念されることから、市場ではこの日急騰し年初来高値を更新したニッパンレンタル <4669> をはじめ、カナモト <9678> や西尾レントオール <9699> 、東海リース <9761> など建機や仮設建物のレンタル・リース各社に注目する向きもある。また、関西・九州地盤のホームセンターのハンズマン <7636> 、ナカイ <9864> などの名も挙がっている。

[0回]