2024 11,24 07:45 |
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2008 08,10 18:00 |
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近年の日本の小惑星捜索は低調だ。また、日本のアマチュアが発見し小惑星番号が付けられた小惑星のうち、4697個の小惑星には名前が提案されていない。命名するなら急いだほうがよさそうだ。
報告・公表された小惑星の観測数は、1990年代前半は年間10万件台ほどであったが、近年その数はぐっと増え、年間700万件を超えている。その大半はリンカーン研究所のLINEARをはじめとする海外の組織的なサーベイプロジェクトによるもので、観測総数はこれまでに計5542万件以上に達している。地球接近小惑星をいち早く発見することを目的に、プロの研究者が本格的に捜索に取り組んでいる結果だ。 一方、日本の観測数や新たな発見数が低調な状況も浮き彫りになっている。近年の観測数は、世界の1%に満たない年間数千件にとどまっており、新たに発見されて仮符号が与えられた小惑星となると、2008年は6月末時点でわずか23個。これまでの総計では10013個と、日本はやっと1万個に届いた。新発見が低調な背景には、18等程度よりも明るい小惑星がほとんど発見し尽くされてしまったことなどがある。 軌道が確定して小惑星番号が付けられた天体は、2008年6月末までに189005個、そのうち日本のアマチュアが発見した小惑星は6087個ある。番号登録された小惑星の名前については、その発見者に命名を提案する権利があるが、日本で発見された命名済みの小惑星は2割強の1390個。国際天文学連合(IAU)の微小天体命名委員会の委員でもある中野主一さんは、最近は大型の小惑星にしか命名を認めない傾向にあるので、日本で発見された小惑星の残り4697個への命名を急いでほしいと呼びかけている。 詳しくは日本スペースガード協会のウェブサイトで公開されている小惑星ニュースをご覧いただきたい。 日本スペースガード協会HP PR |
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